『巨大かたつむり かつーん現わる!』

やましん(テンパー)

『巨大かたつむり かつーん現わる』上  🐌


南極 冷輪レイリン基地



調理師兼メンタルアドバイザー 

 軽 麺太郎


『みなさん、今夜は、たまねぎたっぷりの野菜炒めうどんサラダだべ。BGMは、ビゼーさんの、カルメンだべな。ごはん、食い放題。』



明智隊員


 『またか?』



信永隊員


 『わたし、好き。』



秀由隊員

  

 『マンネリ化だ。』



隊長


 『あれは、うまいぞな。ビゼーも好きぜよ。ほら、あと、一仕事だんぺ。落ちたロケット片付けるべ。』



隊員たち


 『はーい。』




        🚀💨⤵️ 





  晩御飯タイム



隊長


 『んだば、おいのりを。』



秀由隊員


 『南極のおてんとうさま。今日もありがどう。いただきます!』



全員


 『いただきます🍴🙏』



隊長


 『んだが、今日のロケットは、なんで、飛ばなかったずら?』



さくら面飛メントロケット科学士


 『そうれが、不思議なんです。見たところ、どこも悪くない。ただ……』



隊長


 『ただ? なんだべ?』



 

さくら面飛


 『なんちゅうか。つまり、発射台に異様な物質が付着していたのです。はい。』



隊長


 『なんだべか。そうりは?』



さくら面飛


 『なんだか、粘着質だなと。』



アビル隊員


 『わたくしのみたところ、まだ、分析はしてませんが、あれは、かたつむりさんの粘液に似ていますような。』



隊長


 『かたつむりさん?』



アビル隊員


 『はい。まあ、一時ブリザードが激しくて、見えなかった時間がありました。そのときに、なにかあったかも。』



隊長


 『なにか? て、なんぞな?』



アビル隊員


 『さあ。なにかとは、つまり、なにか? 分からないことですね。』



信永隊員


 『あなた、また、ビール飲みすぎたんでは、ございませんか?』



アビル隊員


 『まさか!そんなことするかい!』



信永隊員


 『なら、ご飯すんだら、調べましょうよ。すぐに。早いが勝ちよ。』



隊長


 『んだ。ミスは、一刻も早くかたずけるだ。』




さくら面飛隊員


 『こりゃ、うまいなあ!さすがだ。』



軽 麺太郎 


 『ありがとうございます。』



 まあ、多少の問題はあるが、わきあいあいのディナーであったのだ。


 それが起こるまでは。



 そいつは、南極の氷の下に潜っていた。


 チャンスだ。


 相手は、プロではないとみた。


 ならば、食料になる。


 簡単にね。


   

    🍜🍟🍔🍞🍣🍱🍢🍗🎂🍰🍨🍧🍦🍧🍪🍫













 

 


 


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