エピローグ

「…――初めまして、柏木智です。よろしくね」


首を傾けている愛しい君に、俺はにっこりと微笑んだ。



『それで見つけたら、もう絶対離してやらないから。梨紗がどんだけ泣いても離してなんかやらない』


その言葉の通り、俺は一生梨紗の傍に居てやる。



どんだけ君が忘れようと…その分、俺が覚えておくから。


どんだけ君が忘れようと…その分、俺が君に新しい記憶を作ってあげるから。




何度でも。



何度でも君の瞳に映るように努力するよ。




何度でも君に自己紹介するよ。




毎日新鮮でしょ?




一生恋愛できるんだから。






君の人生にずっと関わることが、俺の夢なんだよ。




君を好きになった時からの夢なんだよ。






その夢を、叶えさせてもらうね。









梨紗…愛してる。







これからも、ずっと。

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何度でも 雨森里子 @amemorisatoko

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