二人で幸せな恋をしませんか?
雨森里子
プロローグ
例えば、女2人と男1人がいたとする。
A子とB美とC郎と名付けよう。
A子はC郎、C郎はB美が好きで、A子とB美は親友。
世界の中心がA子だった場合、A子とC郎がくっついてしまえばこれ以上の事はない。
けれどC郎という奴はこれまた難な奴で、無駄に一途ときた。放っておけば一生B美を見続ける、そういう奴だ。
もちろんB美にそのつもりは一切ない。B美はA子の恋を応援してくれる幼馴染みでもある。
そんな中、A子はC郎に想いを告げる決心をした。
さて、C郎がA子とくっついてくれる理由として挙げられるものは何だろう。
…答えは1つしかない。
C郎のB美への恋が決して叶わないものだからだ。
例えば、B美に彼氏がいる…とか。
私の彼氏は、
…――私の親友が好きなのです。
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