プロローグ

プロローグ

「向日葵(ひまわり)、大丈夫か?おい、お前ら、向日葵に何してる?」


「………ちょっと話してただけよ。行こ。」


「チッ……、向日葵、平気か?」


私を見下ろす色素の薄い茶色の瞳を見つめ、小さく頷き返した。


「平気。琉生(るい)くん、いつもありがとう。」


「新(あらた)の妹なんだから、もっと強くなれよ。」


「お兄ちゃんみたいに、喧嘩なんて無理よ。」


「ククッ……、甘やかし過ぎたか?向日葵は俺らのお姫様だからな?」


愉しそうに私を見下ろす茶色の瞳に胸がドキドキする。


「向日葵、俺らが守ってやる。何か言われたら言えよ?」


「琉生くん、ありがとう。」


「ああ、行くぞ。」


私の前を歩く大きな背中を見つめた。日に当たれば、金髪にも見える色素の薄い髪、茶色の瞳、誰もが惹かれる顔と容姿に胸が高鳴る。


決して女とは見てくれない―――――


彼は兄の親友で幼馴染み…………。

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