第4話放課後!!

扉を開けた、どんな反応をするのかすごく怖かった、

「春奈ちゃん!おはよ~」

「お、おはよ~...」

なんともあっさりしている反応だった、まるで元々この世界にいた住人みたいだ、

「はーい席ついて、出席取るぞ...ん?櫻田お前も席につけ~」

一席だけ空いていて席に座った。


「...であるから~Xが20である...」

窓際の席で助かった、勉強はめっぽうだめだから学生時代は、いつも寝ていた。こんなタイプはよく「眠り姫」や「カビゴン」などのあだ名が付きそうだが、そもそもあだ名で呼ばれるほどの知名度が無かった。

「ねぇ櫻田さん...」

後ろの子が話しかけてきた、こんな影の薄いモブZくらいの私に話しかけてくれた。

「部活決めた?私迷ってるんだよね」

「私は軽音部に入ろうかなって」

「軽音部!?」

「ほらそこ~授業真剣に聞け~」

「す、すみません」

「櫻田さん軽音部ってあの軽音部?」

「そうだけど...はっ!」

しまった、「けいおん!」はあずにゃんに後輩ができないから二期の24話「卒業式!」で神曲「天使にふれたよ!」ができるんだ、後輩がポンポン出来たらあの曲無くなっちゃう。

「私は軽音部はパスかなぁ」

「な、なんで?」

「噂聞いたことない?去年の新入生歓迎のビラ配り着ぐるみで下級生追いかけ回したんだって」

そうだったこの学校では軽音部人気はあるけど入りたいと思う子が0に等しいんだった...うれしいような悲しいような

「じゃあ今日はここまで、復習しとけよ~」

「「はーい」」

やっと放課後だ

「とにかく櫻田さん部活はしっかり決めないとダメだよ!」

「う、うん!」

「それと私まだ名乗ってなかったね、」

「そうだね」

「私の名前は大崎香って言うんだ!」

「よろしくね大崎さん、」

「あぁ大崎って呼ばれるのあんまり好きじゃないんだ、香って呼んでくれない?」

「わかった!改めてよろしくね香!私も春奈って呼んでくれる?」

「春奈...いや、はるちゃんって呼びたい!いい?はるちゃん」

あだ名をつけてもらえるなんて何十年ぶりだろう泣きそうだ

「うん!全然いいよ!!」

「じゃあまた明日ねはるちゃん!」

「またね香!」

これは友達と呼んでもいいのだろうか、とにかくうれしい。


放課後になった、さっそく行ってみようと思う。

みんなが待つ、部室へ!!と思ったが私はまだ部員でもなければみんなからしてみたら新入生の一人でしかない行ってもいいのだろうか...

「また放課後私に尋ねてくれない?場所は...」

そういえば朝さわちゃんに言われていたことを思い出した、最悪これを口実にして行こう。

廊下を出るといろんな部活が勧誘していた、すべてビラをもらってしまった。まるで一期の第1話「廃部!」の唯の状態だ、勧誘をすべて振り切って目的の軽音部の部室まで行く階段に着いた。この手すりにあるウサギとカメ、ついつい触ってしまう。

最上階前の踊り場から見えたのは、けいおん名物看板のカエルの置物が見えてきた

夢がたくさん詰まってる場所が目の前に...

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