第3話クラス!

「あ!やっと繋がった...なら学校着いたのね、」

忘れかけていたけど、私出勤途中だった、

「着きましたけど?あなた誰?」

「私の名前は...今は言えない!とにかくあなたはこの世界では私立桜が丘女子高等学校の1年1組、櫻田春奈よ!いいわね?」

「はい?急にそんなこと言われても、私社会人ですよ?仕事とか無断欠勤なんてしたらいろんな人に迷惑がかかっちゃう!」

「はぁ...とにかくあなたはその世界を楽しみなさい!!何かあったら私に電話して、今みたいに完璧に繋がるとは限らないけど」

「え?ちょっと...」

「あとクラスに行く前職員室に向かいなさい、じゃあそういうことで!」

電話は切れてしまった、無責任にもほどがある。とにかくあの人の言うこと素直に聞こう、職員室に向かった。

       「失礼します、1年1組の櫻田奈々...じゃなくて櫻田春奈です。」

ここもよく見た職員室だ、でも先生の視線がこんなに冷たいとは...

「どうした?誰に用事がある?」

モブ先生が話しかけてきた。本編に登場してないから戸惑ってしまった

「え、えっと...」

仕方ない、ここはなるようになるさ精神で

「さわちゃん...じゃなくてさわ子先生に用事が...」

「山中先生?ちょっと待ってね、山中先生!!生徒が呼んでますよ!!」

「あっ、はーい!!今行きまーす」

この唯ちゃんたちには使わなくなった少しトーンが高い声。

「さわちゃん!?本物!?」

職員室にいる皆の目が一斉にさわちゃんに向いた。まずい、ほかの教師の前でさわちゃんは良くない

「あはは...ちょっと外に来れるかしら?えっと...」

「あ、春奈です」

目の前にさわちゃんがいるこの光景まさに夢のようなひと時だ。

「...ねぇ聞いてるの?私を呼んだのあなたよ?」

「あ、えっと...」

まずい、なにもかんがえてなかった、でもさわちゃんになら本当のこと話してもいい気がする

「ねぇ、大丈夫?体調すぐれない?」

「あの、異世界転生って信じますか?」

「え?異世界転生?」

ダメだったか...

「いえ、何でもないです、すいませんでした...」

やっぱりこのことは誰にも話さないようにしよう...私はとにかくクラスに向かうことにした

「ちょっと待って!えっと、春奈ちゃんあなた何か悩んでる?」

「わかるんですか?」

「うん、何となくだけど後姿が物語ってるわよ?とにかく今は忙しいからまた放課後私に尋ねてくれない?場所は...」

「軽音部の部室ですよね!」

「ふふ、そうよ」

どうしてかわからないけどさわちゃんの言葉で肩が少し軽くなった。


やっぱり私は「けいおん!」が大好きなんだと思う、初めて来た場所なのに、昔通っていた自分の高校よりもどこに何があるかわかってしまう。

そんなことを思っていたら目的地1年1組に着いた

               ガチャ、

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