第14話
裕子は一行に落ち着かない。次第に足の震えが大きくなる。そして、裕子のスカートの中から水滴が2~3滴落ちてきたのを達也は見た。(あいつ、マジやばいみたいだな…こ、こりゃ、見物だ…)しばらくしてまた水滴が数滴落ちる。裕子はしきりに足元を見たりする。足の震えも激しくなる。と、やっと校長の話が終わった。次に校歌斉唱。校歌のテープが流れる。達也は校歌を歌いながらも、裕子を観察する。裕子はもう限界に近いらしかった。達也の位置からは見えにくかったが、顏をしかめ、股間を押さえ、足元を見ている。足は小刻に震えている。しばらくして、水筋が1本、裕子の足を流れているのに気付いた。小さな水溜まりができる。裕子は内股になった。誰が見てもおしっこを我慢しているのは一目瞭然だった。そこまで裕子は追い詰められていた。(あいつ、しょんべんちびってる…このまま漏らしちゃうのか…?)
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