第11話

ヨリアキ「ちょっとヨリコさんここで話は何なので川の階段下で話そう」ヨリアキとヨリコは川の階段下に腰掛け肩を寄り添い話し始めた

ヨリコ「ヨリアキさんごめんなさい今まで黙っていて 来週 彼が一緒に京都市内のマンションで暮らそうといっているので 

その返事を明日にでもしなきゃならないの」

ヨリアキ「そんなんありかよ!ひどいな」

そしてしばらく二人は沈黙していた

ヨリコは黙ったままそっとヨリアキに自分の頭を片寄せた その姿を見たヨリアキは いとおしく思い

「大丈夫や心配するな俺が何とかするし」そういいながらヨリコを抱きしめ

そっとキスをした するとヨリコは

「ダメ!だれか近くで見てるしあなたの彼女に悪いから」と言ってヨリアキから離れひとりで堤防の道に戻り帰宅しようとしていたので

ヨリアキは後を追いかけアパートの彼女の部屋の前まで来た するとヨリコは「ヨリアキさんごめんね今日は楽しかったけどこれでおしまいおやすみなさい」

といって扉を閉めてしまった ヨリアキはヨリコが扉の鍵をかけている音が聞こえてきたことに気が付き我に返り自分の部屋に静かに戻った。

「はぁはぁはぁ何やってるんだろう」ヨリアキは階段を急いで駆け上がって自分の部屋に飛び込んで畳に頭をつけていた

ヨリアキ「あの子に悪いことしたな これじゃあの子の彼氏のしていることとかわらへんな」とつぶやいた

ヨリアキ「しかし なんでやろ?彼女が愛人バンクでバイトしていて「もう子供ができない体になった」と言っていたけど売春で

男がコンドームとかせずにしていたのか?それとも無理やりされたのか?それはわからんけど 彼女が本当にもう子供出来ないかどうか

聞いてみる必要があるな そうだ!俺から直接話して聞き出すのはのは もしかしたら彼女が傷つくかもしれないから手紙を書こう!そして

”もしも手術とかして妊娠できる体に直せるならどのぐらいお金かかるか 教えてくれ何とかするから?とか聞いてみよう」

 そういってヨリアキは手紙を不ぞろいの文字に悪戦苦闘しながら3時間かけて書いて封書にいれすぐにヨリコの部屋のポストに

「ヨリコ様 親展」と書いて投かんした

翌朝 昼勤で帰ってきたヨリアキは自分の部屋の扉のポストに見慣れた封筒が入っているのに気が付いた


ヨリアキ「あれ?これって俺が書いた手紙やん? そのまま返されているのか、、どういうこっちゃ?わけわからんぞ! あとで聞いてみよう」

そして夜になった ヨリアキは部屋の窓越しに 時折向かい側のヨリコの部屋の前の扉付近を見ていた そしてヨリコが帰ってきたので素早く2階から

階段を降りヨリコに声をかけた

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