7. 銀狼衆

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 銀狼衆の概要

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 瘴気から生ずるとされる瘴魔は、動物や人が変異したもの、ないし、瘴気そのものから生まれた異形である。


 このような瘴魔を退治する武士集団が銀狼衆である。



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 装備

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 暗緑色の着物と袴。鉢巻も同色。各自の戦闘方法にあった武器を携行する。


 暗緑色の装束以外、装備に細かな制約はない。


 多様な出自であるため、自身の信念や起源を忘れぬために、武具へ神の象徴などを刻むことが多い。



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 組織

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 銀狼衆では生き抜いた年数が、そのまま階級となる。


 互いに初対面の場合、名前に添えて年数を述べ合うのが通例。


 ときに、銀狼衆の戦闘技術を習得するために、入門する者がいる。


 入門するには、紹介を得たり、隊員への直談判が必要。


 隊員間にも派閥があり、場合により抗争がある。


 銀狼衆の上層部は謎に包まれている。



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 行動

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 依頼に基づいた瘴魔の討伐を行うことが常。


 都や各地の隠れ家にて、密書や符牒にて作戦行動について伝え合う。


 瘴魔退治などの依頼をするには、直談判や、国家中枢のつて、裏社会のつてなどを経由する。


 ときに瘴魔退治ならぬ、人を殺める仕事を請け負うが、『外道』とされ銀狼衆の中では忌避される。



 銀狼衆内での伝達は、事実の迅速な伝達が良しとされる。


 『一つ、⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎。一つ、⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎。推参』


 この様式で、重要なことから簡潔に述べる。伝達の途中に襲撃されたり、絶命した場合を想定するためである。


 その他、一般に知られぬ規律や禁忌、緊急的な統制があるとされる。



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 戦闘技術

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 戦闘方法は様々だが、基本の三術を学ぶことが多い。


 ▼観気ノ術かんきのじゅつ

 念を凝らして瘴気を観る。


 ▼消気ノ術しょうきのじゅつ

 念を整え己を律し、気配を消す。


 ▼鋭気ノ術えいきのじゅつ

 念をぶつけ撹乱したり霊的影響を与えたりする。

 『おん』の発声と組み合わせることが多い。

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