始まり

ゲーム開始

 これは夢だ。






 きっと誰もがそう直感する。






 ごった返す人混みの中、私はソレを見た。






 目を奪われるような青い瞳。


 五歳くらいの女の子、かな。




 ワンピース着てるし絶対そうだ!







 ーぞくっ!!!!!







 その子は私と目が合うとニタァっと笑った。







 全身に鳥肌が立った。








「あれ………?」






 ほんの一瞬、瞬きをしたあと、その子はいなくなっていた。







 これが………最悪のゲームの始まりだった。

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