概要
愛らしい少女達が欠落したクオリアを埋めてくれるだろうか。その孤独を
性に奔放な母と叔母。子を残して消えた女たち。 初恋の人である、叔母の娘、橘蜜柑を引き取った男、橘常世は、子供の拙い好意を微笑ましく思いながら少女と共に日々を過ごしていた。だが、ある日常世の前に筑紫と名乗る奇妙な人物が現れる。かつて常世が記した他愛のない論文。その論文に記されたクオリア、人々の感覚と認知に関するとある理論が世界を救うのだという。狂人の戯言だと常世は筑紫を切り捨て、再び日常へと回帰する。初恋の人の娘。悩めるジュニアアイドル。幼い小説家の卵。父の幻影を負う健気な少女。様々な少女達と関わりながら常世は自身に欠けているものを埋めていく。暫くして再び、筑紫は常世の前に現れ、世界の不完全さを大仰に語った。そして、筑紫は全ての準備が整ったと宣言し、常世を自らの計画に参加するように誘う。