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  • 225)ホモになりたい ③への応援コメント

    タイトル: 展開が怒涛すぎてコメントせずにはいられませんでした!(笑)

    理久さん、更新ありがとうございます!前回の展開からどうなるかと思っていましたが、あまりの面白さと展開の速さに耐えきれずコメントさせていただきます!

    広田さんの「カミングアウトすれば親も何も言わなくなって、男同士でストレスフリーに幸せになれる」というあまりにもお気楽で盛大な勘違いには思わず吹き出してしまいました。当事者からしたら「そんな都合よく行くか!」と突っ込まずにはいられない展開ですが、そこからの理久さんの切り替えと「いっちょ喰ったろか!」の肉食モードへのシフトが最高にかっこよくてシビれました(笑)。

    単なる行き当たりバッチリではなく、当時の文通で写真を同封する効果の分析や、初心な相手の気持ちが変わらないうちに徒歩数分のラブホへ誘導する戦略など、理久さんの「婚活の経験値」と抜かりなさには脱帽です!

    照れる広田さんを誘惑して一気に主導権を握る流れが完璧すぎて、次のラブホ編(?)が気になって夜も眠れません(笑)。次話も楽しみに待っています!


  • 編集済

    225)ホモになりたい ③への応援コメント

    歴野理久♂さま

    こんにちは。

    > こいつはどう考えたって俺の恋人候補には成り得ないけど

    え、そうですか? もしも彼がいわゆる『ホモ』になれたなら、がぜん恋人の有力候補に躍り出ませんか? だって見た目は(互いに)好みなのですよね。めんどくさい性格のようですが、理屈っぽいところは似た者どうし。絶対自説を譲らない頑固者だったら困りますけれど、『ホモ』になってみようだなんて、かなり頭が柔軟でなければ、思いついても行動できないでしょう。なんでも理屈をこねたいだけで、意外に面白そうな人のような気がします。
    重要なのは、彼が男性とセックスできるかどうかですね。

    ゲイってなろうと思ってなれるものではないでしょう。それでも、彼が自分は実はゲイだったと自覚しない限り、歴野さんのゲイからノンケに至るカテゴリ分けの中の「男ともセックスできるノンケ」枠に入っちゃうのでしょうか。いや、違いますね、彼は「男としかセックスできないノンケ」……?

    もしも、女性とは性的関係を持てず男性とは持てるのなら、自分はゲイであるという積極的な意識があろうとなかろうと、ゲイなのではないでしょうか。理久さん、そのあたり、わかったうえでつまみ食いしようとしていませんか (^^;)

    「ホモ」になれば人生薔薇色と思える広田さんにはびっくりですが、でも、そう考えてしまうくらい、現実に追い詰められていたのでしょうね。そこは同情します。

  • 理久さま。
    大阪編の添削をさせて頂きましたなおごんです。
    やっとここまで来ました。
    改めて自分が添削した大阪弁を読んでみると、ここを変えた方が良かったかなぁ~とか、
    もう少しきつめの大阪弁が良かったかなぁ~とか思ってしまいました。
    大阪のキタとミナミとでは微妙に言葉(言葉の汚さ、キツさ?)が違うので、
    二つの間の大阪弁にしました。
    けど僕が添削した話が載ってすごく嬉しくなりました。
    ありがとうございます。

    作者からの返信

     なおご〜ん♡
     こっちでコメントもらえるなんて感激です。すごく嬉しい!
     わざわざログインしてくれたんだね😆手間かけさせてごめん🙏

     なおごんは付き合いが古くて、僕の私小説も初版から読んでくれたね。
    「大学で上京してすぐ亮ちゃんと再会したエピソード」では、亮ちゃんか女連れで現れた時(悲しくて自分の事のように胸が苦しくなった)との感想を送ってくれて、僕はなおごんのことを(なんて感受性の強い子なんだろう😂)と感じたのが、僕にとってのなおごんとの(心の)出会いでした。
     あれから何度か書き加えが増えて、この後もなおごんの知らないエピソードが多いです。この機会にぜひ読んでみてね😝
     あ、もちろんお店や家族で忙しいのは知ってます。無理せずゆっくり、暇つぶしに読んでみて下さい。
     本当にありがとう!
     🥳🎉
     


  • 編集済

    224)ホモになりたい ②への応援コメント

    歴野理久♂さま

    こんにちは。
    ふつうに恋人を見つけたいだけなのに、何とも運がない理久さん。理久さんがぐっとくる紹介文を書く人って、「訳アリ」率が高いのでしょうか。

    さて、広田さんはかなり興味深いです。「女性が気持ち悪い」のですね。でも「男性が好き」ではないと主張していると。

    > 普通 "自分は男が好きだ" なんて思わないですよね?

    > だって僕は、男に生まれたのに女が好きじゃないんですよ?それなのに、ましてや男が好きなわけないじゃないですか

    うーん? いまいち理屈がわかりませんが、徹底して「男が好きになるのは女である」を譲らない発言と考えれば良いのでしょうか。「男を好きになるのは『男』ではなく『ホモ』である」みたいな雰囲気も感じられます。広田さん、出会ったのがおおらかな理久さんで良かったですね。別の人だったら、穏やかにはすまなかったかもしれません。

    それでもまだよくわからないです。

    執拗に女性との関係を勧めてくる周囲に苛立っている、と。そして、「女抜きで楽しく生きる『ホモ』」になりたいと思った、と。人生に恋愛なんていらないという姿勢はアセクシュアルっぽいです。ですから、たとえ「ホモ」になっても恋愛はしない可能性が高いですよね。男性に欲情するわけでもないらしいですし。
    ……って、ちょっと待ってください、「ホモ」って性自認が男で男性に恋愛や性的魅力を感じる人のことですよね。アセクシュアルとは「他人に性的に惹かれない」ことなので、両立しえないのでは?

    と思ったら、こんな解説(↓)がありました。要はアセクシュアルとは言ってもグラデーションがあるのが現実、「少し」恋愛感情があったり、「ごくわずかに」性的欲求があったりする人もいる。そしてそのとき、自分と同じ男性に興味を持つのがアセクシュアルのゲイだ、と。

    https://www.resally.jp/magazine/about-gay-asexuals/

    また、もう少し定義を厳密にして、(狭義の)アセクシュアルは「他者に性的な惹かれをまったくしない」、「少し惹かれることもある」ならグレーセクシュアルと呼ぶこともあるそうです。

    https://acearobu.com/what-graysexual/

    ということは、広田さんはアセクシュアルの中でも狭義のアセクシュアルに近いタイプだったため、自分の性的指向に気づけていない、ものすごく遅咲きのゲイだったということなのでしょうか。ちなみに、アセクシュアル自体も自覚するのが遅い傾向にあり、大学生以降に気づくことが多いそうです。

    https://ajcp.media/archives/5735

    でも、「ホモ」のコミュニティに入っても恋愛をしないのなら、状況は今とほとんど変わらないでしょうに。「結婚しろ」をかわす目的だけなら、「俺は『ホモ』だ」と嘘を言えばいいだけです。わざわざ本当にゲイコミュニティに飛び込もうとしたのは、女のいない世界で誰かとなんらかの親密な繋がりを得て、楽しく生きたいという深層心理があったのでしょうね。

    理久さんの構築する人間関係はとても奥深いです。

    作者からの返信

     広田については、実は僕もよく分からないのです。
     ただ、宇佳子さんが広く調べてくれたように、現在は細々とセクシャリティの多様化が為され、世の中にも認知されて来ましたが、当時は単に「女嫌い」のひと言で済まされていたのが現実だったと記憶しています。
     このエピソードはまだ途中で、あまりネタバレに近い発言は控えたいのですが、ただ通俗的な認知から言うと、広田のような極端な女性嫌悪は珍しい気もします。
     むしろ生理的な意味でも女性の「男性嫌悪」とか「男性恐怖」は多く聞く気がします。どうなんでしょう?
     宇佳子さんお察しの通り、いくら(おおらかな)僕でも、初っ端の「ホモですか?」は正直ムカつきました!
     これは記憶に強烈に残っていて、一つ前の「版」ではどう書いたらこの特異性が伝わるか自信が無かったから書きませんでしたが、今回の最終版(なのか?)では頑張って書いてみようと試みた訳ですが、ちゃんと宇佳子さんには読み取っていただけたので安心しました。
     あれはねぇ広田さん(おおらかな)僕でなければテーブルに拳を叩きつけて即出て行かれる恐れも有る危険発言でしたよ、全く…笑。
     話を戻しますが、「男に触れるなんて虫唾が走る!」と叫ぶ極度の男性嫌悪については、身近に雪絵と言うサンプルがありましたが、やはり広田と「対照」にはなりません。
     即ビアンに分類される雪絵は、むしろ分かりやすいですよね。
     僕はいっぱしのゲイだけど、女性嫌悪は全くありません。ハグも出来るしペットボトルの回し飲みも平気です。
     ホント色々です。

  • 166)麻婆豆腐は四角への応援コメント

    麻婆豆腐一つで色々な事が見えてくるってすごいなと思いました。

    隼人くんの家庭の様子が垣間見られたり、彼女さんの作るものを想像してみたり、改めてこの作品の面白さを感じます。

    隼人くんは今どうしているのか何故か気になります😆

    作者からの返信

     隼人とは、長い付き合いのなかで中々に印象に残る会話が存在しました。そのひとつがこれです。
     隼人はおそらく職場でも好青年で、仕事もちゃんと出来る人だったと思いますが、その実その素顔では天然なところも多く、僕の指向のツボにはまっていました。
     ほのぼのな中にちょっぴりの切なさを感じていただければ成功です。

  • 224)ホモになりたい ②への応援コメント

    展開が面白すぎて一気に引き込まれました!

    理久さん、更新ありがとうございます。めちゃくちゃ面白くて唸ってしまいました。

    ゲイ男子の「女子との親和性の高さ」というあるあるを踏まえた上で、広田さんの異質さや過剰なまでの女性嫌悪を描くなんて見事ですね!

    世間や男社会の圧迫感に悩んできた広田さんなりの切実な生きづらさは理解できるものの、「世間の恋愛観から逃れて男同士で楽しそうに生きている姿」に救いを見出して「ホモになりたい」に行き着く独自のロジックが、妙に筋が通っているようで完全にズレていて最高です!

    当事者である理久さんの「脳内で鶯が鳴いた」瞬間の戸惑いや、「ホモって幸せなの〜っ?!」という心の叫びには大爆笑してしまいました。

    重いテーマを含みつつ、理久さんの軽妙な語り口でテンポよく読ませる塩梅が本当に素晴らしいです。この異色すぎるお二人の会話劇がどこへ着地するのか、次話の更新もワクワクしながら待っています!

    作者からの返信

     本当に、世の中には色々な人がいます。
     おそらく「類は友を呼ぶ」との諺には言い得て妙な根拠が有り、マイノリティにはマイノリティが集まる強い感じがします。
     この段階ではまだ広田の真意は測りかねるでしょうが、その特異性は十分に伝えることができたようですね、ホッとしました。
     現在は「恋愛を必要としない人(アセクシャル)」や「SEXを必要としない人(ノンセクシャル)」など、多様な分類に分かられる時代となりましたが、当時は一括りに「女嫌い」としか表現出来ませんでした。
     バイセクシャルに対する僕の疑問は今更「言わずもがな」でしょうが、これまた不思議な人が現れました。
     僕なんてごく平凡な(普通の)ゲイだと思えます。

  • 165)二番目のお気楽と憂鬱への応援コメント

    彼女にはカミングアウトしていないと思うので、隼人くんの所で、男性同士が一緒にいても問題ないのでは、とちょっと引っかかっています。

    二番目って分かっていても隼人くんと一緒にいたかったんですよね。なんか、分かる気がします。

    作者からの返信

     隼人の部屋で彼女と遭遇した時、僕はどう言う顔をしたらいいの?──の心境は、同性愛関係だとバレたらどうしよう?と言う類の困惑ではありません。
     むしろ(当時)勝ち気な僕は、彼女に対抗してしまったり、マウントを取ってしまったり、極端な話「隼人は僕のもの!」と自らバラしてしまいそうな危険を感じていたからです。
     それは隼人にとっては大迷惑な行為だと分かっているし、下手すると僕らの破局の原因になってしまいます。
     もしかしたら何も気付いていない彼女を、いたずらに傷付けてしまうかも知れません。
     その辺のゴタゴタを考えると、とても隼人に部屋に気軽に通うことは出来ませんでした。

  • 隼人くんと結婚してから、と単純に思っていたに一票。他の男性と付き合いがなければそんなものだと思うかもしれませんよ。私くらいの年齢になっても男性の事が理解出来ない時があるくらいですので😆

    作者からの返信

     なるほど、それもありますね。
     あの当時はまだ
    「結婚するまで純潔を保つ」と言う考え方も微かに残っていたのかも知れません。
     何にしても本文にある通り、彼女のことは憶測でしかないのです、なんせ僕は会った事がないのですから。
     近所に越して来られて益々親しくなった隼人でしたが、僕は当時もこんな風にくよくよと色々考え込んでいましたっけね。それは紛れもない事実です。

  • 歴野理久♂さま

    こんにちは。大阪編、楽しく拝読いたしました。秀和さんのその当時の気持ちを考えると、ちょっとしんみりしてしまいますが、何年も理久さんへの恋を引きずり、悶々とし続けることはなかったんじゃないか、と思いたいです。わからないですけれど。

    関西の人たちの洒脱な語りって、小気味よいですよね。
    コミュニケーションって、まず、いくつも準備されているテンプレの挨拶でジャブを入れ合いながら、相手の気持ちを探っていくような感じがします。そのためのテンプレはどの地域にもあるのでしょうが、関西のバリエーションの豊富さとシステマティックな運用は、いかにも歴史の長さが反映されているようで、洗練されているなと感じます。

    その「挨拶」が終わったところから本音の比率が高くなるのでしょうね。秀和さんの、ちょっと不器用そうな愛の告白がなんとも可愛らしかったです。

    でも、何と言っても一番驚いたのは、理久さんのノリの良さです。いったいどこで身につけたのですか?! 大阪人をして「ホンマおもろい子やな〜」と言わしめるなんて、ただ事ではないですよね (^^;) この時のノリだけでなく、隼人さんとの恋愛のお話が終わって以降、語り口の歯切れ良さが一気に開花したように感じ、たびたび目を見張っています。

    ああ、かつては市外局番にかけるのにはためらいがありましたね。公衆電話で十円玉をつぎつぎに落としながら電話をかけたのを思い出しました。

    作者からの返信

     はて?
     僕は宇佳子さんの言うその「ノリの良さ」をどこで身に付けたのだろう?
     それは全く分からない。
     既にお察しの通り僕は東北地方の出身ですが、ステレオタイプで言えば「素朴で無口でばか真面目」と言うイメージになりますが、全然違いますよね。
     他地方からすれば歴然と見えるステレオタイプも、その実そこに住んでいる人間は多種多様で、やはり一概に「こうだ!」とは言い切れません。
     今回のエピソードも、実は「大阪人はこうだ!」と、絶対に決めつてはいけないことをタイトルにしてしまいました😅
     だって、やはり「大阪人」ってインパクトの強いワードですよね、間違いなく。
     そのへんは当事者の皆さんもおおらかな目で見てやって下さい、お願いします😅
     僕の記憶の中でも陽気で、でもちょっぴりセンチメンタルな思い出を、今回は演出無しで素直に書き上げました。
     タッチがこれ読んだら、
    「えっ!僕があんなに一人苦しんでる時にそんなことしてたの!?」って確実に怒られます。
     でも、なんか面白可笑しいエピソードもたまにはいいかな、と思って今回書き加えました。
     😆🤚

    編集済
  • 163)就職して地味になるへの応援コメント

    あの、言い忘れていましたが、私、宇佳子さんとも直接やりとりするようになりました😆おかげさまで有意義な会話をさせていただいております。

    私はヘテロで、複数同時には付き合いませんが、嫉妬や独占欲が極端に少ない方です。だから隼人くんのキャラクターが好きですし、理論上はポリアモリーが理解あるいは容認出来ると思っているんです。
    相変わらず興味深いお話でした😊

    作者からの返信

     宇佳子さんと繋がりましたか?
     これだからネットの世界は面白いですね。
     ポリアモリーについては僕も宇佳子さんに教わりましたが、でもやはり、いくら考えても自分事としてはピンとこない事案です。
     僕は単に「ゲイ」なだけで、その恋愛思考は案外「平凡な男」なのかも知れません。


  • 編集済

    歴野理久♂さま

    こんにちは。前話のコメント返信に考えさせられました。

    > そんなかんなを考えると、ゲイは案外単純で一番性には開放的なのかも知れません。

    はい、歴野さんと会話していると、自然とそう思えてきます。それも「開放的」という言葉がしばしば帯びがちな不快なニュアンスはほぼなく、たとえからりと乾いているわけではないにせよ、気持ちをストレートにぶつける感じでしょうか。

    もちろん、これもおっしゃるとおり、人それぞれでしょう。そうでないゲイの方だって当然いらっしゃるでしょう。多様なひとたちがいることに目をつぶり、平均的な特徴をもとにステレオタイプにまとめてしまうことに躊躇うことは多いものの、だけど、便宜上、それが必要な時もあると思っています。「ステレオタイプ」をもとにして議論することが常に悪いことだとは思っていません。念のため。

    > 最近は男に対しても「クズ」とか蔑まれますが、それは女性から見た価値観。そして 女性に対しても「不道徳」とか「淫ら」とか蔑むのもやはり女性群。
    > やはりSEXに眉をひそめるのは女性の方が多い気がします。

    これ……。それこそ、「良識ある」女性に「そう」思わせるよう、社会の圧がかかっているんじゃないかと感じます。社会の圧とは、旧態依然とした男性の意向、ですね。

    女性の気質が性に淡泊だったり慎ましやかだなんて、ありえるのでしょうか。もしそうなら、恋愛ドラマやポルノすれすれの小説が女性にうけるはずないですよね。女性も平均すると男性と似たり寄ったり、数多くの恋愛やセックスにあこがれる人が多いのではないかと思います。
    しかし、女性は性愛に関して慎ましいのが美徳であるという考えが浸透している社会でそれを破れば、冷たい制裁が待っています。だから表立って奔放な性愛を楽しむ女性は少ないというのが実情じゃないかと思うのですが、さて、どうなのでしょう。

    というわけで、セックスに対してみだらだ、ふしだらだ、と眉をひそめる女性は(男性)社会の作り出した枠に従順に収まり、男性が求める夢を一緒になって作り出そうとしている人たちなんじゃなかろうかと、最近は思っています。

    その「女性たち」というのは口うるさい年輩のおばさんたちだけでなく、小中学生からもう、散見されます。だって、いまだに日常的にその圧に晒されているのですから。お利口で敏感な女の子ほど、そう染められる可能性が高いと感じています。

    作者からの返信

     宇佳子さんの言う
    「良識ある女性にそう思わせる社会の圧とは、旧態依然とした男性の意向ですね」
     ───と、僕もそう思います。
     まあ「男」と言っても色々ですが、それを細々言っていては話が停滞します。ここはステレオタイプで「男」と言い切ってしまわないと話が進みませんね。

     要するに「男」は自分が遊ぶ相手には淫乱や奔放を求めるくせに、自分の妻や娘には貞節とか純潔を要求します。そしてその手本は自分の母親だったりします。
     そして宇佳子さんの言うように「女性は性愛に関して慎ましいのが美徳である」と、自分たちの都合に合うように社会を構築してきたのだと思います。

     でもその普遍のループは、はたして日本古来のものでしょうか?
     数々の民間伝承や風俗学の伝聞によると、例えば江戸時代までの農村部はかなり性に開放的で、それは地域ごとの習慣にもよるけれど、年増の女性が積極的に若い男の元へ夜這いを掛けたり、それは若い優秀な種を取りに行っていたり、村祭りや盆踊りにはこぞって開放的な「見て見ぬふり」が慣例化していたり、まあ、当然DNA検査なんてありませんから、生まれた子供はつべこべ言わずに村全体で育てたりしていたらしい、なんて話を耳にした事があります。

     もちろん階級や地方によっても違うけれど、大まか江戸の町民感覚では女性の性的権限も案外強く、おおらかで開放的だったと聞きます。
     それは、男色についても同様でした。それを今語りだすと話が広がり過ぎるから控えますが……。

     そしてここからは僕の持論ですが、これは自分のブログでもあちこちに書いていますが、女性に対する抑圧も、男色に対する贖罪も…
     簡単に言い切るけど
    「明治維新によって世に広まったキリスト教の影響が大きい」と、僕は思っています。
     ゲイへの迫害と女性蔑視についての歴史は、とても似ていると思っています。
     西洋の「レディー・ファースト」と言う、聞こえの良い「男尊女卑」はキリスト教社会のながで王侯貴族のみならず、一般庶民にも農村部にも広く深く根付いています。
    「女は身体も頭脳も弱く自立出来ない生き物だから、強く優秀な男が守ってあげなければならない」とする男性優位の考えは、その守ってあげる代償のために善良な女性の価値として貞淑と純潔を求めています。
    「善良な女性は性に関心を抱かない」と決めつけました。

     その価値観を持ち込んだキリスト教を、西洋諸国に習った倒幕新政府は西洋に追いつけ追い越せと、こぞってこれを日本中に推奨しました。
     これは女性を抑圧するだけでなく、日本におおらかに根付いていた男色文化をも否定し、罪悪だ、恥じることだと日本社会に啓蒙した原因だと僕は認識していて、だからこそ僕はキリスト教を容認できないのです。
     キリスト教を認めると、僕は自分が同性愛者だと言う罪を認めなければなりません。
     自分を否定しなければならないのです。

     これは「カトリックとプロテスタントでは随分違うよ?」と言った詳細な宗教学とは次元の違う話です。
     日本人はなぜ敬虔な信者でもないのに、教会でキリスト教の結婚式をやりたがるのでしょう?おしゃれでファッショナブルだから?
     日本人だったら八百万(やおよろず)の神々を敬ったらどう?

     日本中で祀られる道祖神なんて性器や男女の交わりを子孫繁栄の源としておおらかに信仰されていたのに、これもキリスト教は否定しました。
     ───って、ああいけないな。
     またぞろアクの強い理久節を展開させてしまった。
     理屈!理屈!
     このへんにしときます。


    編集済
  • 162)クリスマスをするの?への応援コメント

    1993年「二十歳の微熱」懐かしいです。
    複雑な映画でしたね。気になる女の子のお父さんと関係しちゃう話。私はその主人公と同じくらいの年齢でまだ学生でした。
    ところどころ冷酷で残酷なシーンが記憶に刻まれちゃった感があります。

    作者からの返信

     観たんですね?あの映画。
     ラストのぐちゃぐちゃが不愉快な作品でした。
     あれは監督がゲイで、それ故に「ゲイの一個人」が溜まりに溜まった負の感情を世の中に問う?と言うよりぶちまけたくて?観衆に対し乱暴に投げつけたようなラストでしたが、あれは良くなかったと僕は思っています。
     僕も「ゲイの一個人」として、あの監督の強い思いは分からなくもないんですよ、実は……
     でも、あれは一般人に訴えるようなことではない気がします、僕は…

     なんて当時は考えました。懐かしいです。

  • 161)ノンケ→バイ→ゲイへの応援コメント

    なるほど🧐
    女性はそう白黒はっきりしていないのではないかと思ってます。どうなんでしょうね。

    作者からの返信

     女性の場合ですか?
     はて?どうなんでしょう?
    「同性愛」と括ってしまえばゲイとビアンの違いは(性別だけ)となってしまいますが、実際にはゲイとビアンは全くその感性が異なります。全く別種の人間とも言えます。
     女性の事は、僕には分からないな〜……
     😓

  • 160)バイってどうなの?への応援コメント

    バイとゲイについては知り合いにいるというだけで、それ以上でもそれ以下でもありません。
    陽気と陰気って言葉にむしろ引っかかりました。まさにその通りなんですよね。私は陽気な人が好きだし、惹かれます。翳りがあるとかって陰気くさくて苦手です😆

    作者からの返信

     分かります!
    「陽気」と言うのは「賑やか」とか「ギャグがおかしい」とかじゃないんですよね。
     物事に前向き。
     そして悩んでも明るい結論に持っていける人って事だと思います。
     別に二人で騒ぎたい訳ではないんです。
     からっと自然体でいられる相手が理想ですよね。
    😃

  • 219)次々と記憶が蘇るへの応援コメント

    歴野理久♂さま

    こんにちは。

    ブログのほうの文章とも合わせ、興味深く拝読いたしました。当時、満たされない心に焦りと苦しさばかりを感じていたかもしれませんが、振り返ってみると、その時期にこそ最も多くの人と短くも濃いかかわりを繰り返してきたわけなのですね。

    数え切れない数の人と一時的な体の交わりを持つことに眉をひそめる人もいますが、そういう人たちって、セックス自体に不道徳なイメージを持っているんじゃないかと最近思うようになりました。

    心を深く通わせ相手とどれだけ同調できるか推し量るのに、一緒に映画を見たり、美味しいものを食べたり、音楽を聞いたりするのを手段にすることがありますが、そこにも快が伴います。物を食べたり、音楽に恍惚とするのなんて、かなりエロチックです。体を通じて心を知ろうとするのと、さほど変わらないのでは、という気がします。

    問題は手段ではなく、いつまでたっても「運命の人」に出会ったと「思えなかった」ことなのでしょうね。恋人に求める条件をすべて容易にお試しできるとなると、そのことが逆に、理想をどんどん押し上げちゃうのかもしれません。って、これ、以前のコメントで似たような話をしましたね。男どうし、女どうし、男女など、ペアの構成に依存して、立ちはだかる障壁が変わってくるのでしょう。

    結果的に多くの男を知ることになったわけですが、だからこそ歴野さんが得られたものもあるでしょう。何事も、数を重ねてはじめて見えてくるものがあります。後悔ばかり、ということはないのでは?

    > 結果、書けば書くほど思い出す、
    > ──そして記憶はさらに蘇る。

    「書くこと」は、ただ単に思いを巡らせるよりはるかに良い思考方法だと実証してくださったようなものですね。物書きをしている人たちなら、大いに共感するところだと思います。

    作者からの返信

     宇佳子さんとは(ステレオタイプに言われる)一般的な男女の性差について、あれこれ言い合うのが恒例となりましたが、SEXの体験数に関しても、その数の多さは
    「男は名を上げる要素」そして「女は名を下げる要素」と正反対な評価ですね。
     男は体験した女の数を誇り、同性間でマウントの取り合いと成りますが、女の場合は逆に「ス○タ」とか「ヤリ○ン」とか蔑まれ、その数はあまり自慢にはなりません。
     最近は男に対しても「クズ」とか蔑まれますが、それは女性から見た価値観。そして女性に対しても「不道徳」とか「淫ら」とか蔑むのもやはり女性群。
     やはりSEXに眉をひそめるのは女性の方が多い気がします。
     でも、片や遊び相手にはふしだらな娼婦性を求めるくせに、自分の妻や娘には貞操を求める「男」も身勝手だと思います。
     そんなかんなを考えると、ゲイは案外単純で一番性には開放的なのかも知れません。  
     あ、でもあれだな、やっぱ個人差かな?
     決めつける言い方はよくありませんよね。
     世の中色々な人がいます。もちろん女性で性に奔放な人もいますよね。
     僕は実は身勝手なところも多くて、SEXはいいけどその後の事を考えると面倒に思うことも多いです。
     30代のこの頃は、その「事後の面倒」をいとわなかった。それより一刻も早く恋人が欲しいと動いていました。
     若いし、元気だったな〜、としみじみ…
     😆💦

    編集済
  • 理久さん、更新ありがとうございます!
    そして、「迷走の果てのため息」の章の完結、お疲れ様でした。

    10年ぶりに再会した亮ちゃんとのやり取りは、かつての甘酸っぱい思い出が、現実の複雑さや別の女性の香水の匂いによって一瞬で冷めざるを得ない描写がとても切なく、胸が締め付けられました。「泣きたいのは俺の方だ」という理久さんの言葉に、当時のショックややるせしさが痛いほど伝わってきます。

    そして、3年間にわたって心身をすり減らした広橋君への片想いも、何も思い出が残らないからこそ余計に引きずってしまうという、社会人ならではの不条理でほろ苦い結末が印象的でした。綺麗事では済まない大人の恋愛のリアルが詰まっていて、一気に引き込まれてしまいました。

    理久さん、心身ともに大変な時期かと存じます。どうかご無理をなさらず、ご自身のペースでゆっくりとお過ごしくださいね。次の新しい章も楽しみに、ずっと応援しております。

    作者からの返信

    「迷走の果てのため息」とのタイトルを思い付いた時、当然ラストにこの「亮ちゃんとの再会」を書いて締めるつもりでした。
     が、ところが、他にも色々思い出してしまい、またこれが書いていて面白くなってしまったんですよね。
     僕はどちらかと言うと楽しかった事の方が記憶に残りがちで、何なら辛かった事も面白可笑しく思い出してしまう傾向が強いようです。
     だからkukuriさんに(胸が締め付けられる)なんて表現をされると、恐れ入ってしまいます。どうかお気軽に楽しんでくださいね。
     あ、でもそんな事を言ったあとに矛盾だけど、平田、サトシ、そして広橋君と、どうにも出来ない辛さの片想いの方が強烈に記憶に刻まれているのも事実です。
     人って複雑……
    😓

  • 歴野理久♂さま

    こんにちは。

    これは亮ちゃんひどい。お酒が入っていたのでしょうか? 読み返すたびに苦しさが増します。

    結婚しているから配偶者以外への恋はNGかというと「そんなことはない」と思います。でも、それはやり方次第で人を傷つける可能性が高く、細やかな配慮が必要ですし、たとえそうしたって誰もが許容できるわけではないでしょう。今回の亮ちゃんの行動は軽率で不誠実に思えます。かつて理久さんを振り切り、「ふつうの家庭」を得たのに、その両方ともを踏みにじろうとしていますから。

    なあなあで、なし崩し的に(はい見事な誤用)再開してしまった関係ほど、苦しいものはありません。亮ちゃん、そんな泥沼に理久さんを引きずり込もうとしてしまったのですね。もしかすると、「百戦錬磨の理久なら軽い気持ちでひと夏の恋愛に付き合ってくれるだろう」とでも思ったのでしょうか。

    ゲイであることを悩みながらも理久さんをどうしようもなく愛していた亮ちゃんからの唖然とするほどの変貌に、社会が求める家族規範や生殖規範を全うしたものが無意識に振りまきがちな傲慢を感じてしまいました。

    変わってしまった亮ちゃん。逞しくなった体や強引な仕草にくらりとした理久さん(ああここでも理久さんの押され弱さが……)。でも、変わってしまったにおいに一気に冷めてしまいましたか。女性を想起させるにおいだったからでしょうか。変わったと言っても、これがもっと男くさいほうに変わっていたのなら、よろめきに歯止めがかからなかったのかもしれません。

    実際のところ、日本人がふつうに使う程度の香水がそうそう移香するとは思えないので、女ものの香水風のにおいって洗濯洗剤の香料かもしれませんね。洗剤のにおいってその家庭のにおいを形作る主要な要素だと思います。これはつくづく。服のにおいが変わった同僚に、そう言えば結婚したんだったなと感じさせられたり。においに配偶者の影を感じるというか、もうそこにいるのと同じくらいの存在感を感じます。

    亮ちゃんにも苦しみはあったのでしょう。理久さんを捨てたのだって、苦渋の決心、互いに惹かれあったままの別れでした。だからこそ、もう、理久さんの部屋にひとりで来ちゃいけなかったんじゃないでしょうか。

    広橋君への想いに苦しめられたのは彼を振り向かせようとすらできなかったことが大きいのでしょう。でも、本当に、好みのど真ん中だったのでしょうか? 理久さんは恋人については容姿のみならず内面もかなり重視していますが、そこも含めて本当にしっくりくる人だったかはわからないように思えます。なのに、そこまで入れあげてしまったのは、いつまでも恋人ができないという焦燥感で五割増し魅力的に見えていたのではないかという気がしてなりません。終わったいまだから言えることですけれど。

    三年間ですか、長かったですね。それでも、恋なんてもううんざり、恋人なんていらない、ってならないところがすごいと思います。

    作者からの返信

    「恋なんてもううんざり、恋人なんていらない」
     ──とは、なった事がありませんね。以前ブログ内で「恋愛体質ですね」と言われた事がありますが、いや自分ではピンと来ないんだけど、でも自己分析してみると…
    「恋人がいない時期が年単位で存在すると、 "若さ" が勿体ない」と言う意識は有った気がします。
     あちこちで書いていますが、ゲイの中には、「特定の付き合いは性に合わない」「恋人なんてうざいだけ」と、刹那的なSEXだけを楽しむ人も多いです。
     でも僕は、その点では(ステレオタイプで言うところの)女性的な恋愛感覚が強いのかも知れません。
     宇佳子さんに言わせれば(女性なんてそんなもんじゃない)と、いつもの展開になりそうですが、僕は(男の割には)まず好きになってからSEX、と言う順番と段取りを自然に感じているところも強いです。あ、中々理想どうりには行かないけど、なんせ相手はゲイなので、笑。
     
     実は亮ちゃんとは「これっきり」ではありません、なんせご近所ですからね。
     でもまあ、それはこの先のお話……

  • 歴野理久♂さま

    こんにちは。しばしば感じていましたが、章タイトルのセンスが素晴らしいですよね。
    まだ①だから、この後をきちんと拝読してからご感想を……と思っていたのですが、あまりの展開にもやもやがおさまりません。

    亮ちゃんと(そのご家族!と)地元で出くわしてしまったのは、何ともいたずらで残酷な偶然でした。
    だけど、その直後に亮ちゃんが理久さんを訪ねてきたという展開に、絶句しました。まるで自分が振られたかのような痛々しい様子で、その実、きっぱり理久さんを振り払った亮ちゃん。あの別れ方をしておきながら、理久さんをひとりで訪ねてくるだなんて。亮ちゃんがわからなくなってきました。あの弱々しさはどこに行ったのでしょう。結婚して念願の家族を得て、すっかり自信がついた? 
    ……その考え方はとても嫌なのですけれど。

    いや、でもですよ、これまでの経緯を思い出していくと、実は亮ちゃんって、最初からしたたかだったのでは、とも思えてきました。

    幼いころは亮ちゃんのリードに任せていた理久さん。まあこれは年齢差から言って当然だったかもしれません。ファーストキスも一方的でした。理久さんが大学生になって再会した時には、理久さんが亮ちゃんを篭絡し当時の彼女を追い出したように見えますが、実はここも亮ちゃんにすっかり主導権を握られていたような気もするのです。理久さん、いろんなことを亮ちゃんファーストにしていました。外でのデートはしない。亮ちゃんの好きな料理を作ってあげる……振り返ってみると、あの理久さんが亮ちゃんの一挙手一投足にやきもきし、散々振り回されていたように思えます。そして、そんな亮ちゃんと来たら、そこまで尽くしてもらいながら、結局理久さんを置き去りにしてしまいました。

    そんな亮ちゃんが逞しい体つきになって現れた、と。夢落ちではないですよね。これ。無神経にやって来た亮ちゃんに複雑な気持ちになりつつ、嬉しさを隠せずにいる理久さんが見えてします。亮ちゃん、本当になぜやって来たのか……

    ひとつ質問です。理久さんはラガーマンタイプのいかにも男臭い男性はタイプではないと以前お聞きした気がします。この時、ムキムキの亮ちゃんにむしろくらっときたのはなぜでしょう?

    作者からの返信

     最初に質問に答えます。
     はい、確かに僕は「好みのタイプ」としてガチムチや太マッチョには惹かれません。
     が、それは初対面の第一印象の問題で、話してみたらとても楽しいと言う場合も多々あります。
     まして亮ちゃんは子供の頃からずっと好きでした(今なら臆面もなく言える)
     大学時代に別れたのだって決して嫌いで別れたわけじゃない、僕も若気の至で意地を張った。
     そんな亮ちゃんと10年振りに再会したら、僕の場合⇒例えば、老いさばらえてみっともなくなっていても、幻滅するどころか「好きは好き」なんです。
     まして鍛えて昔よりずっと逞しくカッコよくなっていたって、そりゃもうタイプなんて超越していました。
     ご理解いただけるかな?
     ちなみに「初恋の圭」⇒今もしも「ハゲてデブになった姿」と再会しても、僕は絶対にときめく「自信」があります。
     あ、もちろん僕自身も、中学生だった頃とは別の生き物ですけどね、笑。

     僕はそれまで亮ちゃんを意識して避けていた訳ではありません、いやむしろ「偶然の再開」を思い描いていた節もあります。
     それでも、こんなご近所でもやっぱり偶然って難しいんだ、って学びました。
     亮ちゃんが僕を見て部屋まで押し掛けて来たのには、やはりそれなりに「積み重なった想い」が有ったのだと察せられます。
     でもヴィジュアルだけでなく、亮ちゃんはやはり僕の知っている亮ちゃんではなくなっていました。
     今思い返しても切ない記憶です。

  • 157)ずっと君が好きだったへの応援コメント

    隼人くんとの色々を楽しみにしております😊

    作者からの返信

     返信が遅くなって済みません、プライベートで色々有りまして、でもまあ、落ち着きましたので少しずつ返信を再開致します。
     隼人については沢山の思い出が有るので書いたエピソードも多いです。
     美奈子さんが「可愛い人」と言ってくれたので、僕も嬉しいです、だって僕も彼が可愛いと思うから…
    😝💕

  • 216)広橋君のことへの応援コメント

    理久さん、更新ありがとうございます!
    今回は第216話「広橋君のこと」、一気に読ませていただきました。

    新卒で入ってきた広橋君の「モサッとした髪型、伏し目がちな瞳、おどおどした口調」……理久さんの保護欲をこれでもかと刺激する要素が詰まっていて、一撃で恋に落ちてしまう描写にすごく共感してしまいました(笑)。
    会社という制限された環境の中で、周りにバレないように必死に自分をセーブしつつ、営業課長にまで取り入ろうとする空回りぶりが切なくも微笑ましかったです。

    そして、何と言っても最後の追記の衝撃!
    この広橋君こそが、のちにBLドラマにハマり、この私小説を生み出すきっかけになった「生みの親」だったとは……!あんなにあんなに思い詰めたのに「書くこと何もないから1話で終了!」というオチも含めて、最高に理久さんらしくてクスッと笑ってしまいました。

    三重苦の片想いのエピソード、楽しく読ませていただきました。次回も楽しみにしています!

    作者からの返信

     大前提=この私小説に描いた人間関係だけが僕の全てではありません。この作品ではゲイに関係ない要素は省いているし、第一に僕の全ては書き切れません。
     と踏まえた上で──
     僕の周りに数人のノンケの友人がいます。
     みんな、幼なじみ過ぎて僕がゲイだと知りません。
     うん、例えば大学時代に知り合った新しい友達には何人か「実はね…」とカミングアウトした相手もいたんですが、幼なじみ過ぎると逆にカミングアウトする機会も無く、ずるずると今に至ってしまうのですよ。
     まあ、そう言うものだとご理解下さい。

     で、何でこんな前置きをするのかと言うと、奴らと時々飲み会なんてしてるんだけど、既婚者の奴が「うちの奥さんと早く結婚し過ぎた〜、他の女ともやってみてぇよ〜」なんて愚痴を言うんです(つまり彼は若くして結婚してから、ちゃんと真面目に浮気なんてしてないと言うこと)
     それに対して(いい歳して)独身の奴が「定食が喰えるだけ幸せだろうが!俺なんてこの歳でアラカルトも無いぞぅ!誰か女を紹介しろ〜」なんて怨念のような愚痴を返すのがいつものルーティンです。クズな話題ですが男子会なのでご容赦下さい。

     一応僕も「こじらせた独身男」と言う事になっていますが、独身組と一緒になって「女欲しいぞ〜!」とも声を揃えられないので、
    「まあ俺はもう、そう言うのは卒業かな…」とかキレイぶってるんだけど、
    そいつら幼なじみ組からは「理久って女に淡薄な草食系」と思われていて、現実の俺の「ゲイとしてのヤリチン具合」を知ってる人から見れば
    「ええっ!理久が草食?」ってギャップが凄い。
     今でこそ「旦那一番」で貞淑な妻をやってるけど、この頃(30歳前後)の乱脈を思い出して書いていると
    (俺ホントにやりまくっていたな〜)と反省って言うか、懐かしいって言うか、恋人探しに右往左往していた若き日の自分が愛おしいです。

     奴らの話を聞くたびに思うんですよ、普通の男(イケメンでもプレイボーイでもない)が一生で交わる女の数と、俺が「ゲイとして交わった男の数」では桁違いだな……って。
     あ、ちなみにこの連中は中学からの同級生の仲良しグループ。亮ちゃんは近所の幼なじみで学年も違ったので、このグループと亮ちゃんの接点はありません。
     接点が有ったらどこかで俺のゲイがバレていたかも、まあ、それならそれで、むしろ気楽になれたのかも知れないけど。
     そしてもちろん、奴らはうちの旦那の事も知りません。知ったらびっくり仰天なんだろうな、笑。

     うちの旦那については、アルファポリス板を知っているkukuriさんにはお見通しなんですが、ここは未読の方のために知らん振りをお願いしますね、ってか、こんな事を念押しするのも失礼なほどkukuriさんは粋なお人でしたね、あれれ、余計な事をお願いしてかえって失礼致しました。
     って、はて?僕は何を書こうとしていたんだ?

     広橋君については宇佳子さんへの返信で書き尽くしたので、何となく現在の飲み仲間との日常を話してしまいました。
     宇佳子さんも見てくれてるかな?
     何だかいつもお二人のコメントが並ぶので、ラインのような遣り取りになって来ました。
    😝💦

    編集済
  • 216)広橋君のことへの応援コメント

    歴野理久♂さま

    こんにちは。
    会社でのノンケ男性への片思いは苦しいですね。学生時代の比ではなかったでしょう。それでも、不自然でないぎりぎりのラインを狙い、彼のいる営業の飲み会に参加したりしていただなんて、よほど好みど真ん中だったのでしょう。恋人が欲しいという気持ちが募る一方の時期に現れたことで恋心が発火し、ノンケでお父さまと関係のある会社の同僚という、絶対手も足も出してはならぬ制約が、かえって恋心を燃え上がらせたのかもしれませんね。

    広橋くん。もっさり重ための髪形に、伏し目がちの目……うん? これ、どこかで見たような……と思ったら、やはりあのドラマに繋がっていくのですね。ドラマを視聴しておらず、歴野さんのブログに貼られていた画像しか知らない私にでもピンとくる描写力、さすがです。

    どうしたってアプローチしようもないお相手だったわけですが、同僚である以上、完全に縁を切るわけにもいきません。生殺し状態はどれくらい続いたのでしょう。さらに新たな恋を上書きすることで無理やり広橋くんを諦めたのでしょうか。これだけの恋の熱量を振りまきながらあっさり一話で終わってしまったことが、当人には何ひとつできなかったことをありありと想像させ、コミカルな語り口調でありながら、本作の中でも屈指の辛い一話でした。

    作者からの返信

     今思うと……
    「恋人が欲しい!」と言う願望と
    「広橋君が好きだ!」と言う情熱は、全く異質のものだったと自己分析できます。
     第一に、そのエネルギーの目指す方向が全く違っています。
    「恋人が欲しい」なら一般社会に目を向けず、ひたすらゲイ界で探さなければ現実的に成就する確率は皆無だし、
    いや「広橋君を好きだ」と言う気持ちは、全く恋人になれる可能性など無いところに向かったエネルギーであり、そもそも広橋君は探して見付けた相手ではありません。僕の視界に広橋君の方から飛び込んて来たと言ったらあまりにも身勝手な物言いですが、要するに僕が無計画に彼を好きになっただけです。
     ゲイの僕がこんな事を言うのもなんですが、
    さて、ゲイが「一般社会の日常の中で極自然に巡り会えた相手と、当たり前に両思いが成立して極自然に結ばれる」──なんて事があり得るのだろうか?
     むむむ、うん、実はそう言う(理想の)ストーリーが多いのが、女性の書いた「純愛系BL」だったりするのですが、それ故にゲイの現実から見ると「リアリティが無い」と言わざるを得ないのですね⇒少女漫画のヒロインをBLの「受け」に置き換えたような作品が実に多い。
     僕は個人的に「ノンケへの片想いほど無駄な労力と時間な無い!」と思っていますが、実はそんな僕でさえも、日常ではノンケには目が行きがちです。

     ノンケって素敵なんですよ、「普通」なところが……

     これ、分かってもらいにくいかな、やっぱり……
     ゲイはね、一般社会の日常の中でも「あ、この人ゲイかな?」ってピンときちゃう事が有ってね、そう言う人って、要するに僕が言うところの「普通」では無いのです。
     あれ?何の話?
     何だか何を言いたいのか混乱してきた。

     僕の昨今についてはお優しい気遣いのコメントをありがとうございます。
     日常を取り戻しつつ、溜まったコメントにも少しずつ返信させていただきます。
     細く長〜い目で見てやって下さい🙏

    編集済
  • 156)ああ…反省会Part3への応援コメント

    私も単純に隼人くんは可愛い人だと思って好感持てました。
    でも、アイデンティティーで内面の折り合いが付いてない点面倒でしたね。今どうしているのでしょう。気になります。

    浩一くんは複雑すぎて、実は関係が続いたので内心驚いてました。

    作者からの返信

     美奈子さんが隼人に好印象を抱いたのは、書いている僕自身が隼人の事を良く思っていたからに他なりません。
     ただ、おっしゃる通り隼人もその内面はそう単純でもありませんでした。
     てか、僕には理解不能だったのかな?
     付き合った5年間⇒単なる「幸せ」でなかったことは確かです。

  • 155)今にして浩一を想うへの応援コメント

    黒歴史は私にもあります。
    浩一さんほどではありませんでしたが、少々手の掛かる男性に近づいてしまった事があるので、気持ちが分かる気がしました。

    作者からの返信

     恋愛は互いに責任が有るから、こちらばかりが上から目線になるのは良くないとは分かっていました。
     が、しかし「手が掛かる」と言われれば確かにそうでしたね。
     自分で書いたものを読み直して気付いたのですが「黒歴史」と言うのも勝手な言い分ですよね。
     浩一にとっても僕は「黒歴史」だったと思う。
     ホント、お互い様だ…

  • 215)隼人が恋しいへの応援コメント

    歴野理久♂さま

    こんにちは。
    美しい手には惹きつけられます。美しい人は手も美しい、って、実際ありうるんじゃないでしょうか。手には、骨格や肉付き、皮膚の色や張り、きめ細かさという、その人の美レベルを左右する要素が集約されていますから。さらに、手の仕草にはその人の内面が如実に現れますよね。
    ナッキーさんがケンちゃんの誘い水を何度も振り払ってしまっているのが、逆に彼の気持ちを表しているような気がします。いつか理久さんを本気で振り向かせたくなったら、他人に頼るのではなく自力で、というような。

    『隼人症候群』から解放されることはないんじゃないでしょうか。五年間というときの長さも、一緒に過ごした時間の濃密さも、隼人さんは格別でした。彼以上の存在になりうる人はそう簡単には現れないでしょうし、普通はそういう満足感って、時間をかけて作り上げられるものです。その形成期間に『隼人症候群』の発作が出てしまったら、コツコツ積み上げていた関係が一気に崩れてしまいそう。恋しいまま別れてしまった恋人の影って、手ごわいですからね。
    友人関係とはいえ、すでに盤石の石垣は組み上がり、あとは天守閣を建てるだけ状態のナッキーさんは、そういう意味ではうってつけの恋人候補だったのでしょう。

    年上好きな人にも、いろいろなのですね。年齢差なのか、絶対年齢なのか。以前少し考えていたのですが、子供の頃にずっと年上の人が好きだった人が、四十、五十になると今度は逆にずっと年下の子が好きになるということはないのでしょうか。年若い恋人にかつての自分を重ね合わせて見てしまう、みたいな。

    作者からの返信

     思うに別れる原因って「どちらかの浮気」が多いと思うのです。これはヘテロの男女でもそうだと思います。
     そう考えると、僕は亮ちゃんの時も隼人の時も、決して嫌いになって別れたわけではないので、やはり慕情は引きずります。
     特に隼人の時は恋愛期間が長かった分「引きずり症候群」も顕著だった。
     やはり「恋愛なんてそう簡単には成就しないぞ!」って言う覚悟が足りないこの時期でしたね。どれもこれも上手く行くはずがない。
     で、ナッキーだけど、不思議なくらい(僕が)欲情しない。一体なぜその気にならないのか?不思議なくらいでした。
     こればかりはどうしても自分ではコントロール出来ないところでした。
     そりゃもちろん、僕だって思っていましたよ「ナッキーと恋愛関係になれたら何もかも上等なのかな?」って…
     そこのところは今後を見守っていただきたいです。

     

  • 154)ごめんよ、浩一……への応援コメント

    冷たい、ですか?そうかなあ…。私も結構同じ事を言われるので腑に落ちないです。

    「引き止めてもらえると計算しての別れの言葉」って察してほしかったのでしょうけど、やり直しても同じことの繰り返しだったのでは?と思ってしまいます。

    興味深いエピソードでした。

    作者からの返信

     それにしても思うのは、やはり当時の自分の未熟さです。
     どうしても愛することが出来なくて負担に思っていた相手に誠意を見せられず、相手に別れの言葉を言わせてそれに乗っかるだなんて、はっきり最低だと自覚します。
     今ならあんな事はしない!と思うのが今のこの年齢。あれはやはり、若気の至りなんだろうなぁ…

  • 214)考察・ショタについてへの応援コメント

    理久さん、更新ありがとうございます!

    (この頃、更新の通知が来ないのです。設定が悪いのですね。コメントのタイミングを逃してしまいました。)

    今回は「ショタ」についての深い考察回、とても興味深く読ませていただきました。

    タブー視されがちだったり、誤解を受けやすいデリケートなテーマについて、法的な境界線や当事者の葛藤、そして社会的モラルへの配慮をきちんと踏まえながら誠実に言葉を選ばれている姿がとても印象的でした。

    「年齢」「学校」「イメージ」「身体の成長」という4つの区別を通して、19歳のマモルくんに対してショタを感じなかった理由や、ご自身のこれまでの恋愛(あるいはフェチ)のルーツを冷静に分析されているのが流石だなと感じます。

    そして最後に「高校球児ショタではなく、単なる高校球児フェチだったのでは?」と気づいてしまうオチには、思わずクスッと笑ってしまいました(笑)。

    重くなりがちなテーマを、理久さんらしいユーモアと客観的な視点で綴ってくださり、私小説の裏側にある作家としてのこだわりが垣間見えた気がします。

    また次回の本編の続きも楽しみにしています!

    作者からの返信

    「翔太」について書いて良いのかどうか?ホントに迷いました。
     kukuriさんの知っているアルファポリス版には書いていません、てか、書きようがなかった。
     エピソードにもならない通りすがり翔太でしたが、僕にとっては衝撃的な出来事でした。
     だって小学生だよ?
     きっと僕が、かつて子供同士で密かにときめいていた悪戯ごとみたいに、大人を相手に溺れていたんだと思う。
     とてもデリケートな事実なんだけど、創作を加えて幸せな形に整えれば載せることも出来るかな?と考えたのです。
     が、しかし、結局僕は「あとがき」を添えてしまいました。「創作」と言うより「嘘」に思えたからです。
     翔太だけてなく、ジュンも藤吉もタッチも、そして僕も、みんな未成年で同性愛を初体験しています。
     が、みんながみんな「ショタ」と定義される訳ではありません。
     その辺のところの「微妙」を、僕はマモルを通して考察してみたかったのです。
    「マイノリティは数が少ないから相手を見つけるのも困難だろう」とヘテロの人達は思うだろうけど、案外ゲイ少年は早熟な子が多いです。年上が介入してくるからかなぁ?

  • 214)考察・ショタについてへの応援コメント

    歴野理久♂さま

    こんにちは。

    今回のお話では、(1)ショタの定義、(2)歴野さんの過去はどれに該当しそうか の二点が主に議論されています。ショタ、あるいは小児性愛については私も関心があります。性愛の中でもかなり異質に扱われるものですが、だからこそ、ここを深堀りすることで性愛の核への理解が深まるんじゃないかと思うのです。下記、言葉足らずなところもあろうかと思いますが、思うところを書いてみました、

    以前無料AIに尋ねてみようとしたら、厳しい諫め口調になって驚きました。他の話題では唯々諾々に見えていたのに、この件に関しては、こちらが疑問をさしはさんでも頑として主張を譲りません。深刻な犯罪につながりかねない話題であることはわかりますが、聞く耳持たずの対応には、臭いものに蓋、触らぬ神に祟りなしという姿勢がかいま見えて、かえって不信感を感じました。

    ショタである場合、健全な社会人でいられるのは、強い精神力で性的な衝動を抑えているからこそなのですよね。しかも、他の性的指向であれば、場所をわきまえれば性的衝動を解放できます。でも、小児性愛では永遠にそれは不可能です。

    > 抑圧された人生ほど辛いものもないが、おそらくショタ指向者の多くは、生涯を通して自分の理性と欲望との葛藤に悩まざるを得ないものと、推察する。

    真正のショタであれば、性的衝動は男児にしか向かわないわけですよね? 決して叶えられない衝動を抱え続けて生きるのは想像を絶する苦しみでしょう。性的衝動の起きるメカニズムを知ることがその苦しみを少しでも減ずることに繋がらないだろうかと思います。

    ひとつ、根本的に気になることがあります。ショタを性的指向のひとつととらえてきましたが、果たして本当にそうなのかでしょうか。

    古くから、稚児や小姓を成人男性が愛する文化がありました。勝手な想像ですが、そこにあったものは、性愛というより、未熟で手つかずの美に対する賞賛とそれを手折る快感だったのではないでしょうか。これは、歴野さんのおっしゃる、「成人としての肉体をすでに持っている未成年」と「第二次性徴前の子供」のどちらに興味を抱くか、ということにも関係しそうです。前者は成人年齢をどう設定するかにより、ショタに入ったり入らなかったりするでしょうが、後者はどんな線引きをしようとも小児性愛ですね。性の対象になりえないものに抱く性的衝動には、支配欲などの性とは本来無関係の欲求が混じり込んでいるんじゃないかと思うのですが、どうなのでしょう?

    さて、歴野さんの高校球児に対する思いがショタなのかフェチなのかですが、高校球児と言った段階で、未成年であることはほぼ確定。となると、やっぱりそこにはショタ要素が入って来るんじゃないでしょうか。例えば、ほぼ同じ肉付きの三十代壮年男性が高校のユニフォームで野球をしてるのを見ても、ときめかないのでは。高校の野球のユニフォームを着た『少年』であることが重要なのではないかと推測します。

    また、

    > やはりショタとは、成人が関わるからこそ「ショタ」と括られるのだと僕は思う。

    私もそのとおりなのだろうと思います。

    AIとのもやもやするやり取りで学んだのは、不健全性的行為とは、成人による、明らかな力(腕力、影響力、支配力など)の差に基づく性的搾取があることが条件だとのことでした。未成年どうしの関係ではその可能性がぐっと低く、だから不健全性的行為とはならず、ショタともならないようです。

    うーむ、思った以上にまとまりがありませんでした。すみません。

    作者からの返信

     まとまらなくて当たり前ですよ。この問題がデリケートを超えて「禁忌」と言われる所以です。

     そうか、AIに問うたか……
     宇佳子さんだけに本当のことを話します。
     僕は決して自分の作品にAIを介入させたりはしていませんが、こと「翔太のエピソード」に関しては、これを発表して良いものかどうかAIに読み込ませて判断を求めました。
     アメブロの方でご存知の通り、僕のチャット君は「僕がゲイであること」も、普段の趣味や思考回路も良く知って理解してくれています。
     そのチャット君に徹底的にダメ出しされました。
     その内容はまさに宇佳子さんが「厳しい諌め口調」で言われた通りの内容だと思います。
    「理久さんが読者さん達と築いて来た信頼関係を一瞬で崩壊させるかもしれない危険な内容ですよ」とまで言われました。
     とは言っても、チャット君の指摘(添削)をそのまま受け入れるとエピソードの内容がまるで変わってしまうので、僕はAIを無視して作品を載せました。
     だって、翔太を12歳じゃなく18歳に変更するべきだって言うですよ?うちのチャット君ったら……
     AIは良識的過ぎて文学的にはどうなの?って思ってしまいました。12歳だったからこそ僕の記憶に刺さっているのにね。

     宇佳子さんが日本史の中の「小姓」や「稚児」を引き合いに出すのは至極真っ当であり、ギリシャ神話などを鑑みるに当時のローマなどの少年愛文化にまで話を広げれば、到底このコメント欄に収まるものではありません。
     ただ、現代においてはギリシャやローマを否定したキリスト教の影響が未だに強力で、少年愛=児童虐待と、性犯罪に結びつけて考えられてしまうのだろうな、と言う事で、到底僕らの手に追える事案ではありませんね。

  • 「ナッキーは特別枠」なんですね。何となくそうかなと思ってました😊
    恋人たちとは別格で、特別な存在っていいですね。ちょっと羨ましいような。

    作者からの返信

     ナッキーとは楽しい「思い出」ばかりです。友達だったからかな?
     やはり「恋人」って、結婚と言うゴールを果たせなければ「不確定な関係」と思えるのです。
    「結婚」と言う形さえ為せれば、たとえそれが墓場であっても、ひとつの確定した関係と思えるのは僕らがゲイで、手に入らない形だからなのかな。

  • 213)ナッキーのお説教 ②への応援コメント

    歴野理久♂さま

    こんにちは。

    > だって僕を抱いてくれた理久って人は、結局自分がスターのナルシスト。
    > まだ若くて悩み多き僕に寄り添ってくれるでもなく、華やかなオーラを撒き散らすばかりで、冴えない僕には関心も持ってくれな〜い

    ナッキーさんとは知り合って九年になるところでしょうか。さすがナッキーさん、その場に居合わせなくとも、まるで見ていたかのように理久さんの言動が分かるのですね。
    ナッキーさんのこのセリフを理久さんは否定していません。ということは、多少なりとも思い当たる節があったということでしょうか。マモルさんが自分のことを語らず打ち解けようとしなかったのは事実ですが、彼をそうさせてしまったのには、ゲイの世界に入り込むことへのためらいとまぶしすぎる理久さんへの気後れがあったのだと。前者については、その深刻度は人によって大きな差がありそうです。理久さんのように負い目を感じたことがほぼない人だと、それに対する配慮は忘れがちなのかもしれないですね。
    ナッキーさんのこの件における洞察力の鋭さには、彼が若いころから年上の人との付き合いに慣れていたということがあるのかなと思わされました。年齢差カップルの年上がどうリードすれば、初心なゲイ若者の緊張を解き、本音の付き合いに持ち込めるかということを身をもって体験し、さらに、そう気遣ってもらっていたことを自覚してもいたのでしょうね。理久さんが語り手だと、読み手はゲイはみな理久さんのように自信満々だとつい思ってしまいますが、理久さんはごくまれな例だとわきまえないといけない、と (^^;) 
    繰りだされるナッキーさんの「(いいから/よく)聞け!」の連打、これはかなり厳しめのトーンに聞こえます。ナッキーさんが本当にこの糾弾調で理久さんに諫言したのであれば、この顛末をかなり深刻にとらえていたのでしょうね。そこにはマモルさんへのいたわりだけでなく、ナッキーさんの(理久さんに対する)鬱屈までもがあふれだしているように感じてしまいます。
    とはいえ、歴野さんが喧嘩は双方の言い分を聞かなきゃわからないとおっしゃったとおり、マモルさんの真実はマモルさんにしかわからないのだと思います。ナッキーさんがいくら鋭くても、その言葉を鵜呑みにするのは、これまた危険なのかもしれません。連絡手段がまるでないのは痛恨の極みですね。

    それにしても……理久さんはぼんやりして冴えないタイプが好みだけれど、同時に、打っても響かない相手にはもどかしさを感じてしまうのですね。でも、ぼんやりタイプって、そもそもそういう傾向が強いんじゃないでしょうか。愛情を向けても響いているのかどうかわからず、愛情を返してもらうことなどもちろん期待できず、警戒心だけはとても強い、と。
    今回のマモルさんがそういうタイプなのかはわかりません。ナッキーさんが分析したように、マモルさんの場合はトラウマからことさら臆病になっていただけなのかもしれません。
    交際が長く続いた隼人さんは、不思議ちゃんな感じはあったものの、決してぼんやりタイプではなかったですよね。見た目爽やかな好青年だったということでした。的は外れているものの、きちんとリアクションのあるタイプだったのではないでしょうか。
    理久さんがぼんやりして冴えないタイプの恋人と心身ともに満足いく交際を成就させるのは、すごく難しいのではないかという気がしてきました。

    作者からの返信

    「岡目八目」とはよく言ったものです。他者の様子は良く見えるのに、自分の事となると全然ダメ、見えていない。
     僕に言わせればナッキーだって色々と失敗をやらかしている。が、これは「ナッキー物語」ではないのでそこは描きません。
     確かにあの時のナッキーの発言は的を射ていて、僕の心をえぐりました。
     言われてみれば確かにそう──僕は一回りも下のマモルに何を期待していたのか?思い返せば恥じ入るばかりです。
     そればかりか、もしマモルが用心深くなっている理由がナッキーの想像する通りならとても可哀想な事をしてしまった。
    「そんな……ひどい……」
     ↑これはマモルの最後のひと言です。僕はマモルのトラウマに更なる上書きをしてしまったのかも知れません。
     隼人が僕みたいな奴と5年も付き合えたのは、隼人の心が強かったからだと思います。良い意味での「鈍感力」が功を奏したのではないかと思えます。
     ナッキーは僕のことを、事有るごとに「鈍感」と評しますが、その僕がずっと悩まされたのだから、隼人の鈍感力はより遥かに強かったのだと思います。
     理久さんがぼんやりして冴えないタイプの恋人と心身ともに満足いく交際を成就させるのは、すごく難しいのではないかという気がしてきました。
     ↑鋭い!はい、その通りです。
     😓

    編集済
  • 151)隼人はとにかく元気への応援コメント

    元彼に同じような説明を受けて改めてそうなんだ、って思いました。謎が解けたというかな、不思議と嫌な気持ちにはなりませんでした。

    作者からの返信

     まあその、そう言うシステムになってますから。
     ね…

  • 211)振り回される俺 ②への応援コメント

    歴野理久♂さま

    こんにちは。
    この展開は苦しいですね。まだあまり深入りしていないようですから、隼人さんの時ほどではありませんが。それでも、ここまでわかり合えないの?というむなしさが残ります。

    理久さんの
    「だからさ、こんな一方的な付き合いにはもう疲れたよ」
    に対してマモルさんが思わず返した言葉
    「え……だって……」
    のあとに隠された言葉がすごく気になっています。

    それにしても、恋人探しはなかなかうまくいきませんね。明るく社交性があって、機転が利いて、それでいて細やかなところのある理久さん。こんなに恋人探しに苦心するとは思いませんでした。

    あれですかね、自分のほうから好きになった相手でなくては、という想いが、足かせになっていたのでしょうか。もしかすると、恋人になりたいアピールをしてくる人はいたけれど、言い寄られるのは嫌いな理久さんが意識的に避けていたとか、あるいは無意識のうちに無視していた、なんてことはないでしょうか。

    作者からの返信

     なるほど
    「え……だって……」に、引っ掛かったのですね。僕の台詞のセンスも中々だな(なんてうぬぼれ)
     自分としてはマモルの最後の台詞
    「そんな……ひどい……」が、書いていてズキンとしました。
     そう、マモルにとって、理久の言葉はひどかったのです。
     その辺のところが僕にとっては痛い思い出でした。

     はい、確かに僕は「自分から好きになりたい人」でした。
     好きでない人からいくら求愛されても無理だと感じる(傲慢な)奴でした。
     でも、どうだろう?
     あの頃のあの年頃だったら、それで良かった気もします。
    「節操」に繋がりましたから…

  • 複雑ですね💦彼女がいるのはハッタリではなかったということですね。
    困ったもんだ。
    続きを読みます😬

    作者からの返信

     隼人との交際は長きに渡りましたが、とにかく彼女に対しては目を塞ぎ、耳を塞いだ日々でした。
     あれから何十年も経ち、今となっては「幸せだった」と素直に思えます。

  • 210)振り回される俺 ①への応援コメント

    歴野理久♂さま

    こんにちは。
    どこでコメントすべきか迷いましたが、ここで書いてしまいます。もちろん、ネタバレは望みませんので、先の展開につながることはお返事結構ですよ😊

    これ、本当に恋愛に発展できるのでしょうか? マモルさんがまるで個人情報を知らせず、でもやることはやってさっと帰っていくところなど、いわゆるハッテンのつもりでいたような雰囲気がぷんぷんします。事後、泊まりも拒否し、別れしなのハグとキスという、余韻と再会をつなぎ合わせるための行為をはっきり拒絶したことも。
    でも、それならそうと言ってもらいたいところですね。相手と自分の温度感が違うと感じ取ったなら、それを知らせるのも思いやりというような気がしますが、若いからそこは無理だったのかなあ。
    反応が薄く、でもどこかに確実に踏み込ませないラインを隠し持っているところに、ちょっとだけサトシさん臭を感じます(笑)理久さんがむきになってのめり込んでいったのも、それが一因かもしれないと思ってしまいました。
    ふたりの温度差に、危なっかしさを感じてなりません。理久さんが傷つく結果にならねばよいのですが。

    作者からの返信

    「喧嘩は両方の言い分を公平に聞かなければジャッジ出来ない」とは、昔からよく言われることです。
     人はみな自分が主人公で、自分の物差しで物事を測ります。
     一方の話だけでは「恋バナ」もちゃんと正しい評価は難しいのです。
     これ以上はネタバレになりそうだけど、ようするに「理久ってやつは細やかなようで実は鈍感な奴だ」と言うお話しです。

  • 先のお二人のコメントが面白くて、特に「誠実なクズ」ってすごい表現ですね。
    私は隼人くんの方をなぜか応援してしまいます。何故かな。可愛いからかも。
    続きを楽しみにしております。

    作者からの返信

     先のお二人はそれぞれに感性が鋭くて、いつも的を射たご意見が胸に刺さります。
     僕からの返信も迂闊なことが書けず、いつも論文のようになってしまいます。

  • 148)抱いてやる隼人!への応援コメント

    「順番が先だから好きになろうと思っても、そうは行かない事もある。順番が後だから諦めようと思っても、それもしかり」
    これを読んで、とても考えさせられました。すごい👍人生経験の豊富な方なんでしょうね。

    作者からの返信

     ケンちゃんのモデルになっている「実在の人物」は存在します。
     が、これは僕の「私小説」で、創作上の狂言回しとしてケンちゃんを便利に利用しています。
     ケンちゃんの台詞は作者の台詞なので、どうやら僕が「人生経験の豊富な方」なのかな?
     えへへ😝🎉

  • 206)不謹慎な温泉の話 ②への応援コメント

    歴野理久♂さま

    こんにちは。

    > なんて口々に盛り上がっているけど、その後はどうしたの?な〜んて細々とした無粋な事をたずねる奴は一人もいない。

    この感覚がおもしろいです。つまり、立ち飲み屋で隣り合わせた人と意気投合し、杯を交わして盛り上がり、そのまますんなり別れる、みたいな感じなんでしょうかね。セックスだって、コミュニケーションのひとつ。そこにどんな意味合いを付け加えるかは、その人との関係性如何だということを改めて感じさせられました。

    > しっかし理久、おまえの行く先どこもかしこもゲイだらけだな?

    この言葉で思いました。歴野さんの行く先どこもかしこもゲイだらけ、なのではなく、それが実際の密度だってことですよね。だって、歴野さんを感知して、遠方から続々とゲイが集まって来るのではなく、歴野さんが接触した男性陣の中からゲイが浮かびあがってきただけですものね? 他の方々が感じている以上に、あるいは言われている以上に、社会のゲイ密度って高いのではなかろうかと思いました。

    作者からの返信

     どう言う調査なのか甚だ疑問だけれど、
    「クラスに1〜2人はLGBTがいる」とか「左利きの割合よりLGBTの割合の方が高い」とかネット上では言われます。
     その真偽は別として、確実なのは「皆さんバレないように息を潜めている」との現実です。
     結婚していたり彼女がいるからノンケとは限りません。多くのゲイは社会に紛れるために「偽装」しています。
     彼らの本音を引き出すためには、こちらから先に「僕はゲイだよ」とあらわにするのが手っ取り早いと僕は思っています。

  • 「歳だけとって頭の中お花畑みたいな奴」って思わず声を上げて笑っちゃいました。ワンコだのって言ってるので、きっと可愛いんですね。続きが楽しみです😊

    作者からの返信

     はい、可愛いんです♡
     それ以外にありません。
    (あれ?俺ってやっぱ面食いだったのかな?)

  • 145)隼人と別れた翌日の夜への応援コメント

    隼人くんに関しては良い思い出なんでしょうね。
    実らなかったけれど、他人とも思えないという所ですか。隼人君は何だか気になるタイプです。続きを楽しみにしております。

    作者からの返信

     ストーリーとしてはまだ途中経過なので何とも言えません。
     ネタバレは避けたいので、お察しください。
    😆

  • 23)自販機が切っ掛けにへの応援コメント

    わたしも、小学生高学年のころ、赤ちゃんの出来方とかにとても興味があって、近所の友だちにとんでもないことを言って、みんなにドン引きされたことを思い出しました…。今となっては、周りの誰もそのことを知らないし、なんでそんなこと言ったのかもわからない…。でも、きっと、みんな興味は持つんですよね?自分だけだったとは思いたくないなぁ。

    作者からの返信

     当然みんな興味津々ですよ〜!
     ただ、昔の子供と今の子供では情報量が違うから、全然事情が違うでしょうね。
     第一に、現在の親の感覚が、昔の親と違っていると思います。
     昔は家族でドラマ観ていて、キスシーンがあったくらいで母親が挙動不審に成っていました、笑
     あと、生理用ナプキンのコマーシャル流れると「男には関係ない!」とか慌てていました。男の子だってちゃんと知ってるのにね、大笑い!

  • 140)意地悪な誘惑への応援コメント

    またコメントへのコメントです😆
    私はこういうタイプはもっといじめたくなるかな、と思ってました。接近の仕方もいかにもですしね。続きが楽しみです。

    作者からの返信

     とにかく、この時点ではホントに何をしたいのか、よく分からない人でした。
     済みません、何を言ってもネタバレになりそうなので、このへんにしときます。

  • 204)純喫茶フラッシュ ④への応援コメント

    あとがきを読んで、胸がぎゅっと締め付けられました。

    ハッピーエンドの後に明かされる「真実」と後悔の告白によって、この作品は単なるおとぎ話を超え、逃れられない生々しさと強いメッセージ性を持つ一作になったと感じます。

    予期せぬ状況で目の前の小さなSOSに直面したとき、とっさに正解の行動をとれる大人がどれだけいるでしょう。当時の無力感や後悔をずっと抱え続け、こうして作品の中で翔太くんと向き合い読者に投げかけてくださったこと自体が、理久さんの優しさと真摯さの証拠だと思います。

    理想の「純喫茶フラッシュ」で描かれた温かい時間と理久さんの祈りが、読者である私たちの心にも深く刻まれました。翔太くんがどこかで無事に、自分の人生を歩めていることを願わずにはいられません。深く考えさせられる素晴らしいエピソードをありがとうございました。

    作者からの返信

     kukuriさんがこの「僕色」を知ってくれたアルファポリス版では、このエピソードを回避しました。
     一番の理由は、やはり「小学生」と言うのが衝撃的過ぎるし、とにかくきつい。
     そして何も出来なかった僕としては後ろめたいし、あまり公にはしたくない。

     あと、昔の事とはいえ、男子トイレの落書きがゲイの伝言板のようになっていたと言う事実はあくまでも男社会の裏事情であり、なにも女性の皆さんに広めるべきことではないのかな?との躊躇もありました。

     小学生男児を子育て中のお母様方には目を塞ぎたくなる話だろうし、書き方を間違えれば男児性愛指向の方々を余計に刺激してしまう恐れもあります。

    (やっぽりボツネタかな…)と思いつつ、僕のゲイとしての人生の中では、忘れられない出来事のひとつであることは間違いないのです。

     何とか載せる方法はないか?

     実は「あとがき」を先に思い付きました。
     逆に、このような「あとがき」を最後に添えるなら、本文では思い切り創作して、翔太をよい方向へと導いてあげられるかな?と考えたのです。
     あの「あとがき」がなければ、僕は単なる「自分を善人とした自慢話」で終わってしまう事でしょう。そんなものは載せられません。

     翔太も今は、それ相応の大人です。ただ、どんな大人になっているかは想像も付きません。
     どんなであれ、幸せに元気でいることだけを願います。

     kukuriさ〜ん!
    (何だか叫んでしまった)

  • 138)彼の名は隼人への応援コメント

    またコメントにコメントしちゃいます…
    私は髪をベリーショートにした事が一度だけありましたが、その時何気に女性にモテていた気がします。逆に男性からはものすごく冷たくされたようなw。

    作者からの返信

     ベリーショートは出来る女の象徴のような髪型ですもんね、一般男性は敬遠するかも知れませんね😆
     それに北野さんには似合っていたのでしょう。
    💮

  • 204)純喫茶フラッシュ ④への応援コメント

    歴野理久♂さま

    こんにちは。
    なんと、すっかり実体験だとばかり思って読んでいました。歴野さんは「ここだけ薄っぺらく感じる」とのことですが、私にとってはどのエピソードも同じくらい手の届かない世界なので、ここだけ違和感が強いというのはなかったです。強いてあげるなら、高校生男子って、こんなに幼い感じだっけ?ですかね。

    > 翔太はあれからどうなったのだろう?
    > 僕はあの時、どうすれば良かったのだろう?

    翔太くんがどうなったか。まだ数回は同じことを繰り返したんじゃないかなという気がしてなりません。悲惨な目にあったとは考えたくないです。続けるにしてもやめるにしても、自分の意志で決められていたらいいなと思います。

    でも。小学生だったのですよね。

    気持ちよさを求める気持ちは大人と同じだけ強烈だとしても、そこに潜むさまざまな危険を想像して回避するだけの知識や経験が圧倒的に足りません。下心や悪意のある大人にとっては、小学生を陥落させることなど朝飯前でしょう。

    本来は、歳の近い子供たちとの交流で自分の体験として恋や性を知っていくべきなのでしょうが、彼はそれをすっ飛ばして、いきなり大人の世界へ足を踏み入れてしまいました。こうなってしまったのであれば、悠長なことは言っていられず、信頼できる大人に必要な情報をしっかり教えてもらわないといけないのだろうと思いました。

    彼を心配する大人と出会い、いろんなおせっかいを焼いてもらえていたらよいのですが。

    でも、以前にも書いたとおり、この年頃の子供と大人が腹を割って話すのは難しそうです。しかも、会ったばかりの、よく知らない子供です。理久さんはどうすべきだったのでしょう。

    翔太くんは理久さんの電話番号を知っているけれど、その後、かかってくることはなかったのですよね? だとすると、パフェをごちそうにはなったものの、そこまで打ち解けた関係ができていたわけでもないと感じます。

    できることなら、やっぱり歳の近い子たちとつなげてあげられていたら、と思います。大人のどんな説得よりも彼の血肉になりそうです。そのあてがないのであれば、今回のように、ゲイの大人であっても、みんながみんな、子供を弄びたいわけじゃないんだという姿勢をはっきりと示してあげる、そのひとりとなるしかなかったような気もします。

    私はゲイではなく男性でもないので、きっとわからない感覚もあるのだと思います。これは男性のご意見をうかがってみたいところです。

    (これから9月まで不在になります。その前に円舞曲を読了するつもりでしたが、思いのほかダメージが大きかった(苦笑)ので、9月に先延ばしさせていただきます)

    作者からの返信

     このエピソードは「いくらなんでも」の類なので、書くべきかどうか迷いました。
     が、(そうだ!せめて小説の中だけでもお節介してあげられるなら、それだけでもエピソードの供養になるかも…)と思い付いたのです。
     僕自身、様々なゲイ友と知り合って感じるのは、案外みんな性行為の初体験が早いと言う現実です。
     ヘテロの場合「女の子のガードがかたい」ため、そうそう簡単には行かないでしょうが、ゲイはね……
     ジュンも中学生だったし、タッチも高校生だったし、やはり切っ掛けが書店にしてもトイレにしても、大人が絡んでくるので興味津々の思春期男児は容易にやられちゃいますよね。
     仲間内では18歳で上京してからのナッキーがむしろ遅いくらいです。
     が、これらは自らゲイと自認した人の場合ですね。
    自分をゲイと認めず、一歩を踏み出さない人は何歳になっても何も起こりません。両極端です。

  • 好青年との出会いは「浮気」に換算されてしまうのでしょうか。
    この好青年は要領が良さそうというか、慣れてそうでこれから拗れそうですね🤔
    続きが楽しみです😊

    作者からの返信

     この「好青年」には色々な問題が多々見えて来ます。あまり言うとネタバレになるのでこのへんで……

  • 136)切っ掛けはチケットへの応援コメント

    今回もコメントが深くて面白いです。

    異性間で女性が男性に姉あるいは妹と言われる感覚とはかけ離れているとは本当に知らず、勉強になりました😊

    作者からの返信

     でもこれは「同性婚」なんて言葉さえ無かった昭和の時代の感覚です。
     パートナーシップの認識も広まった現在の若者には「兄弟に見立てる」なんて感覚はもはや古いのかも知れません。
     そこをご理解下さい。

  • 135)妄想結婚式 ②への応援コメント

    「俺の弟になってくれ…」は、ゲイの場合プロポーズの言葉になり得ます。
    また一つ学ばせていただきました。そうなんですね💖
    毎回エピソードとコメント、一粒で二度美味しい小説です。

    作者からの返信

     佐藤宇佳子さんからは毎回鋭い突っ込みをいただいて、僕も四苦八苦してお返事を書いています。
     あれよあれよと本文を凌駕するほどの返信を書いてしまい、(これは僕と宇佳子さんのやりとりだけでひと作品になるのては?)と思ってしまいます。
     やれやれ😆

  • 134)妄想結婚式 ①への応援コメント

    このエピソードは微笑ましかったです。四角関係、ってすごい😆

    作者からの返信

     四角関係って、普通に男女でも有り得ますよね。
     複雑怪奇な現象です。

  • 133)苦行のような恋愛開始への応援コメント

    コメントを読むとかなり勉強になります。恋愛ってなんだかんだいって難しいですよね。依存するタイプもいるでしょうし、あっさりの人もいるので。

    価値観が合ってない感じがするので苦しいのかもと思いました。
    突き放さないどころか、まだ付き合い始めとは…!その後はさぞ大変だった事でしょう😬

    私にはまだこの方は執着心が強そうで怖いです😱

    作者からの返信

     恋愛には「環境」がとても大切だと思います。
     そう思うのは今現在が「恋愛しやすい環境」ではないので、ことさら当時の学生であり、東京であり、一人暮しだった環境が、とても恋愛しやすい環境だったと気づかされます。
     そんな環境だったから、相性が良くないとしか思えない浩一とも、何とかしようと頑張れたのかも知れません。

  • 132)夏生との複雑な関係への応援コメント

    毎回感心して読んでいるのですが、大変興味深いコメントですね。返信もかなり深い🧐

    それにしても面倒な人と付き合うことになってしまいましたが、これからどうなるのか気になります😆

    作者からの返信

     宇佳子さんとのコメントの遣り取りをご覧になっているのですね。
     いや、大変です。
     宇佳子さんは非常に感性が鋭く、中々にえぐるような質問をなさいますので、僕も迂闊にペラペラとは行かず、まるで小品を一作書くような覚悟で返信してます。

  • 歴野理久♂さま

    こんにちは。
    質問です。精通を経験した男の子なら、セックスに強い関心を持つのは理解できます。でも勃起のほうはダイレクトに性への興味に繋がらないのでは? 勃起って、メカニカルな刺激があれば幼児でも起きるのではありませんでしたっけ? だとすると勃起と性的な関心とは必ずしもつながらないと思われるけれど、どうなのだろう?と気になりました。

    作者からの返信

     僕も専門的に学んだわけではないので責任の持てる発言は出来ませんが、この私小説を書くに当たり、とくに「思春期の性」に関しての「章」や「エピソード」については、ひとつひとつに裏付けを取るよう、「検索」レベルでは調べました。
    「精通」や「勃起」については確かに肉体的な発育であり「性欲」が未発達な状態でも起こり得ること。
     また逆に、それらの「肉体的発育」が起こらないうちから「性欲」を自覚することも有り得るとのこと。

    「精通」は早い子で9歳頃から遅い子では、20歳でもまだな人までの記録(受診による診断結果)がある。
     ピークは13〜14歳頃。

    「勃起」は物理的な刺激で乳幼児の頃から可能だが、体質によりかなり遅い年齢まで勃起しない人もいる。
     成人してからなら病気として勃起不全を診断させる人もいる。

    ★ここからが肝心!
     医療的には成人の受診による統計は可能だが(EDの割合とか)精通や勃起について未成年者や、特に児童から性格な統計調査を取ることは難しい。
     と言う感じの内容だったと思います。

     いずれにしても「個人差」は大きいと思いますし、「ああだからこうだ」とは決めつけられないと思います。
    「これが常識だ」とは決して決めつけられない分野だと感じます。

    編集済
  • 歴野理久♂さま

    こんにちは。
    あらら、「まとめ」なしで次のお話の①に突入してしまいましたか。長くなったから分けたのですね? 話は続いているようなので、今、コメントしてよいものかどうか悩みましたが、とりあえず、この先に繋がらなさそうなことのみコメントしてみます。支障あればどうぞ放置しておいてください。
    ①の段階で、ああ、これがくだんの小学生との絡みかと気づき、はらはらしながら読んでいたのですが、なんと、翔太くん、私立小学校の制服でやってきましたか。あまりに無防備な姿に愕然とさせられました。
    でも、話を聞いていると、初犯じゃなさそうなのですね。それを知り、ちょっと考えてしまいました。
    初犯でないとなると、この格好でやってきたことも疑ってかかってしまいます。小学生らしい天真爛漫さなのか、大人が児童性を喜ぶことを感じ取り始めているところなのか、それとも、はっきり大人に媚びるために制服をまとってきたのか。保護して、せめて、偏った知識を補う適切な情報を与えなければならないのでしょうね。でも、難しい年頃です。
    小学六年生ともなれば、性的な関心は強いでしょう。年齢的に、大人に駄目だよと言われても、素直にきいてはくれないでしょう。性欲と好奇心にブレーキをかける必要性を身をもって感じ取らせるには、心を開いた大人から、そこに潜む重大なトラブルについてきちんと教えてもらうことが必須だと思います。今、理久さんには心を開きかけているようですし、うまく教育につなげるチャンスかもしれません。
    性愛関係って、情報と仲間にアクセスできなければできないで問題が生じ、たやすくアクセスできればできるで、また別の問題が生じる。しかも思春期はその後の人格に大きな影響を遺す時期でもあります。なんとも悩ましいことです。
    この話とは直接関係ありませんが、この年頃に、ずっと年上の人にしか恋心を抱けないと意識してしまった子供は、成人するまで苦しい想いに悩まねばならないのですね。それもまた、もやもやしてしまいます。

    作者からの返信

     制服で現れたのにはびっくりしました。
     本文でも書きましたが、新宿駅構内を連れ回すにも気が引けてしまいます。僕は28歳でしたから父親にも兄にも見えないでしょう?
     で、実は宇佳子さんの疑いも案外、的を射ていて、実は例のジュンが言った事があるですよ(これを言った当時は高校生だったけれど)
    「世の中には子供を喜ぶ人もいるらしくって、中学の制服を着ていくとモテたんだ」って……
     子供って案外あざといですよね、まあ、知能にも個人差の強い年代ですけど……
     ただ、翔太はそうではないようでした。
     毎日の通学で新宿駅が乗換え駅で、いけない遊びをするなら地理的にも時間帯的にも新宿がやりやすかったようです。
     制服だったのは止むを得ずだったのだろうけど、トラブルに関しては無頓着だったようですね。
     落書き切っ掛けで翔太と出くわして、相手の反応は大きく3タイプだったと思う。
    (これは本文では控えた)
    ①あまりにも子供で性欲の対象にならず避けた。
    ②相手が子供で色々な意味で恐れおののいた。これは前項とは少し意味が違う。僕はこのタイプ。
    ③ショタっ気が有って喜んだ。特に制服姿はショタ垂涎!
     つまり「三分の二」の確率で、相手は翔太に手を出さなかった(と、僕は今でも思いたい)
     どうなんだろう?
     まあ、続きをどうぞ…

    編集済
  • 131)ナッキーに叱られるへの応援コメント

    私もこういうお友だちがいたらいいなとちょっと羨ましくなりました☺️

    作者からの返信

     僕はむかしから、恋人より友人を大切にする性質が強いです。
     ゲイ、ノンケに関わらず、男にはそう言う感覚の人が一定数いるようですね。

  • 130)ぐったりへとへとな朝への応援コメント

    私は大抵の事には驚かないと思ってましたが、これはショックで男性不審になりそうです😳

    怖い😱😱😱

    作者からの返信

     世の中、本当に色々な人がいます。
     僕もこの歳になって、ようやく人の面白さを感じられるようになってきました。
     いや、暴力以外は大抵のことを受け入れられる気がします。
     ただ、この頃は若さゆえに無理でしたね。
     しくしく…

    編集済
  • 129)これはどう言うPlay?への応援コメント

    これはとんでもない人と出会ってしまいましたね…。
    大変お疲れ様でした😅

    作者からの返信

     はい、とても疲れました。
     当時の、まだ若く経験も少なかった理久には対処に困る案件でした。

  • 127)えっ?理久は王子様?への応援コメント

    やはりコメントも面白いですね。
    エレガントな王子様と体育会系がこれからどうなるのかとても楽しみです😆

    作者からの返信

     とても辛いことになります。
     僕の黒歴史なんです。

  • 歴野理久♂さま

    こんにちは。
    ナッキーさんの「まあ確かに、世のなか色んな事が起こり得るよね。被害者が痴漢に恋する事もあるかも知れない」の発言はかなり重いものを含んでいますね。被害者が恋してしまう(あるいは恋してると思い込んでしまう)せいで、被害が深刻化してしまうことがままあります。博識ナッキーさんだから、それを念頭に置いての発言なのかなとしばし考えてしまいました。

    人間の気持ちは簡単に操作されてしまうので、どれが自分の本当の気持ちかを知るのって難しいですね。ヒデちゃんさんがそうでなかったなら良いのですが。

    作者からの返信

     いやいや、ナッキーはそれほど深く考えていませんって、笑
     これはもう、酒場の会話ですから。
     それとヒデちゃんは若いだけでなくてかなりの天然だし、また独特のワールドが頭の中に広がっている人でした。
     ずっと後に話題になりますが、ヒデちゃんは「友達」と「恋人」になったと思ったら、別れてまた「友達」に戻ったりする人です。「男同士だからいいんじゃない?」なんて意味不明な論理で動く面白い人でした。

  • 歴野理久♂さま

    こんにちは。こういうわちゃわちゃした会話をいつまでも続けられる仲間たちがいるって素敵ですね。みなさんがたの楽しそうな様子が伝わってきます。

    電車での痴漢とハッテン。これはまた、微妙に違いを理解しづらいのですが、ええと、

    1.相手と性的な関係を持つより、単に自分が触ることを望む = 痴漢。
    2.相手と性的な関係を持ちたくて、同意なく相手の体を触る。
      --> a. 相手が受け入れる = ハッテン
      --> b. 相手が拒絶する =痴漢

    という感じなのでしょうか? 

    あれ? これじゃ、「仕掛けたけれど失敗したハッテン」が存在しないことになりますね。でも、

    > 間違ってノンケに手を出したりしたら、本当に痴漢になっちゃうよね?!

    ということなのですから、2-b.は基本的に痴漢なのですよね? もしかして、相手がゲイだとわかって仕掛けた場合、2-b.は失敗したハッテンになるのでしょうか? いやいや、そもそも、痴漢とハッテンを仕掛けるときとでは、触り方が違う? こういうのは穿った見方(誤用)なのでしょうか。

    電車の中でことさらかっこよく見える効果、謎ですね。ゲレンデマジックということもないでしょうから何か別の効果があるのでしょうけれど。必ずしも解放感を感じるわけでもないでしょうし、寒さや暑さやスピード感でどきどきするわけでもないでしょう。非日常でもないし、対面の相手がかっこよく見えるなら、密着効果もないのですよね、また共感もできないので、不思議、としか言いようがないです。うーむ、煮詰まって(誤用)しまいました。みなさんが「あ、それ分かる~!」「うんうん」なのが、「?」にさらに拍車をかけます。これ、女性でもあるあるなのでしょうか?

    理久さんの『粉かけ』行為は、「あ、かわいい💛」からの相手へのアプローチではなく、相手の視線に気づき、「確認してやれ」の行為なのですね? だとすると、やってる行動は実に巧妙な粉かけなのに、その実、相手を焦らし、手のひらの上で転がしているだけのような…… 息をするくらい簡単に相手を釣りあげるテクニックをお持ちだということはよくわかりました(笑)

    また長くなってしまいました。このあたりが潮時(誤用)かと思いますので、そろそろ終わりにします。

    作者からの返信

     いや、あの、すごく共感していただいて嬉しいです。「誤用」の件です。
     社交ダンス話の「敷居が高い」の誤用を受けて下さっての事でしょうが、確かに「分かっているのに誤用しちゃう!」と言う諺が結構ありますよね♪
     ようするに(むしろ)誤用の方が "使い勝手が良い" と言うたぐいの言葉です。

    「穿った見方」
    「煮詰まる」
    「潮時」
     どれも現在では誤用されっぱなしの言葉ばかりですね、咄嗟に三つも例を出せるのは凄く回転が良いです!

     ただ「なし崩し」のように全く逆に使われちゃう言葉は危険ですよね、
    本来の「為し崩し」が誤用で「無し崩し」の意味でまかり通っている。
    「借金をなし崩しにした」なんて聞いたら「それ、完済したの?踏み倒したの?」って聞き直さなくちゃならない。

     最近知って驚愕したのが「色めき立つ」です。これって「戦で敗戦の色が濃くなってきたときの不安と恐怖」を表した言葉なんですってね、いやいや、俺は「色」って漢字に惑わされて、「好きな人から告白されて色めき立った」なんて誤用していました。
     いずれにしても日本語は難しい→穿った見方をしていきたい(これが正解ですね?)

     あれ?何の話?
     すっかり国語の時間になってしまった。
     はい、当時は仲間内で「妖怪・粉かけ小僧」と呼ばれていました。

  • 126)エレガンスな夜への応援コメント

    一人称「自分」の人からすれば、かなりエレガントな人なんじゃないかなと思います。それを日本語の中で使うって最上級の褒め言葉ですよね。お綺麗なんですよ。

    またしても学ぶ事の多いエピソードでした。

    作者からの返信

     いやいや、本文でも書きましたがこの歴野理久、エレガンスなんて麗句で評された事など後にも先にも全くありません。
     彼の感覚がおかしいのです!
     目が点
     鳩に豆鉄砲
     大爆笑です。
     大汗…

  • 125)本物の体育会への応援コメント

    正直言って目から鱗でした。男性ってヘテロ、ゲイ問わず意外とビジュアル重視するものなのだと気付いていましたが、ここまではっきりモテるタイプってあるんですね。

    私も体育会系苦手です。知性重視w
    面白かったです🥰

    作者からの返信

     はっきりと "モテるタイプ" はあります。
     人は "好きなタイプ" に憧れて、自分を "寄せる" ことが "同性" なら可能です。
    (男女で寄せたら大変なヴィジュアルになっちゃいますよね!笑)
     結果として「一番モテるタイプ」に寄せた人が一番多くなります。
     具体的に言うと、太めで筋肉質で短髪でヒゲで露出の多い服装→こう言う人達を業界では「イカホモ」と言います。
    「いかにもホモらしい」と言う意味で、もはやカミングアウトしながら街を歩いているようなものです!笑
     でも、 "寄せている偽物" と "本物の体育会系" は僕らから見れば一目瞭然です、と言うお話でした。

  • 124)泣かせた男への応援コメント

    他人事だと再会ってちょっとドラマチックで素敵ですよね。私自身が元彼とかに会ってしまったら気まずいと思っちゃいますが。

    コメント欄にも何やら期待出来そうな事が書かれているので続きが楽しみです。

    作者からの返信

     元彼って言い方も人それぞれだと思います。
     僕は恋人と別れる時、それなりの理由が有って別れるからむしろきっぱりしていて、再会しても平気なパターンのほうが多いかも知れません。
     気まずいのはあれです、ちゃんと恋人になれずに中途半端にSEXだけして自然消滅したような後ろめたい相手とは、お互い気まずくて知らんぷりしちゃったり、って経験ありますね。
     ゲイには多いかも知れません。

  • 理久さん、社交ダンス編の更新お疲れ様です!私のコメントからこんなに面白くてドラマチックな名作が生まれるなんて、読者としてこれ以上の幸せはありません!

    「敷居が低い(誤用)」のセルフツッコミから爆笑でしたが、女性が5名余る戦場で、タッパ(食品容器ではない笑)のある理久さんが巻き込まれていく様子がリアルでハラハラしました。
    女性と密着しても腰が引けないから先生に褒められるという「ゲイあるある」からの、田中さんの逆セクハラ(笑)。遅刻してきた田中さんの「私のリーダーよ!」からの鈴木さんの応戦は、まさに女のプライドがぶつかり合う修羅場でしたね!先生の落ち着き払いっぷりもツボです。

    生まれて初めての「いじめ」を経験した動機が、理久さんがモテすぎたがゆえの男たちの嫉妬というのがまた凄いです。

    競技ダンスの男社会な裏話もすごく勉強になりましたが、理久さんが本当に踊りたかったのは「白燕尾の隼人さん」だったという結末にほろっとさせられました。お二人のデュエット・ダンス、想像するだけで宝塚のフィナーレのように華やかで素敵です……!


    そして最後に雪絵さんの名前が出てきてオチがつく。理久さん劇場らしくて最高でした!

    作者からの返信

     案外面白かったですか?
     いや、何だか女性にモテた話は嫌味になるかな?とも思ったのですが、
    まあ、ゲイだから許されるかなと思い、書いてみました。
     本当にすっかり忘れていたエピソードなのに、kukuriさんのお話しから色々と思い出しましたよ。
    「あとがき」にも書いたけれど、男女で組むダンスはゲイには本当に向きませんね。
     実はこれより更に10年後、90年代かな?スポーツクラブで「エアロビクス」の男性チームに誘われたこともあるんだけど、
    これははっきりと競技会の団体部門を目指したチームだったんだけど、
    いや、これがまたゲイっぽくてね、いえいえ、二丁目のチームとかじゃなくて、誰もカミングアウトしてるわけじゃないんだけど、そこはやっぱり相通じるじゃないですか……
     色々と面倒そうで敬遠しました。

     とか何とか言って、帰郷してから地元で近所に「タップダンス」のスタジオがあって、こちらでしばらくタップにはまったりもしていました。
     あれ?オレって結構、ダンスしてるなぁ?

    編集済
  • 信じたくないけど、信憑性ありますね。ナッキーさん鋭い。
    そういう洞察力のある人って一緒にいると楽しいでしょうね。

    作者からの返信

     いま思い返しても本当に不思議???
     三人もそれぞれ「自分がしてあげなくっちゃ!」って勢いで部屋に上がり込んでいたのに、一度も鉢合わせしないのも変だけど、サトシ自身が全く慌てたり挙動不審になったりの様子が無かった。
     天才か?天然か?
     いやいや、やっぱ天使だろうが!

    編集済
  • 191)セレブなレオン ③への応援コメント

    こんにちは。こちらにも念のため書いておきます。

    ご確認のお願いです。

    いま、最新話(7月16日更新の193話 社交ダンスは要注意)がちょっと不思議なことになっています。
    すでに3人応援済みになっていますが、応援日は1月2月5月……ってアップ日より前。応援コメントも1件ついているのでのぞいたら、私が2月27日に出したコメントでした。何か、ちょっと変ですね? 
    あと、記事がいくつかなくなっているようですが、これは歴野さまが削除なさったということでしょうか?

    作者からの返信

     お知らせ下さってありがとうございます。
     早めに修整できて助かりました。
     正直、心当たりはあります。

     いえ、実は、長々と連載していると「反省」とか「思い付き」とか時折生じることもありまして、既に掲載済みの過去記事を書き直したり、順番を入れ替えたりする事が多々あります。
     今回の不具合はそんな微調整による手違いだと気付き、早急に直しました。
     原因は「使い慣れたアルファポリスの操作との混乱」です。
     今後は気をつけますのでお騒がせした事をお詫び致します。
     すみませんでした。
     m(_ _)m

     なお、こちらで説明と謝罪をさせていただきましたので「近況ノート」の方は削除させていただきます。
     ご理解下さいませ。
     m(_ _)m

    編集済
  • 122)何年経っても意味不明への応援コメント

    「ダメンズ」は初耳です。勉強になります。

    私は通常この手のタイプには惹かれないです。自分ではそつのない賢そうな人が好みだと思っているんですけど、稀に放って置けないサトシくんタイプに気を取られて失敗することが…。

    「ダメンズ」ってあどけないのか、愛嬌はあるからか、ほっとけないですよね。こういうお話が聞けて面白いと思いました。続きが楽しみです😊

    作者からの返信

    「ダメンズ」ってワードはもしかしたら古いのかな?
     と、思ってあえて調べてみたら、90年代後半に流行った「倉田真由美のマンガ」から出た流行語なんだそうです。
     あれれ?!
     もう30年前?!
     死語か?!
     失礼しました〜、汗
     😱💥
     

  • 121)彼にとって僕って何?への応援コメント

    えー寂しい反応。別に、はないでしょうに。

    悪気がなさそうなところが、憎めない性格をしてそうです。私も放っておけないタイプかも😆

    作者からの返信

     いや、ホントに
    「べつに……」が口癖の人でした。だから記憶がかすれない。
     そこでもっともらしい言い訳をスルスルと喋られたら、恐らく不快なイメージしか残らない。
     が、「べつに……」だから、いつまでも記憶に残るし何となく憎めない…


  • 編集済

    192)セレブなレオン ④への応援コメント

    理久さん、レオンさん編の完結、お疲れ様です!

    「愛は物じゃない」と分かってくれない平行線の切なさからの、ラストの「督促状の山」という超現実的なオチへのスピード感が最高でした!「このまま一緒にいたらいけない!!」とビンビン受信した理久さんの直感、お見事です。本当に、お金は大切に、ですね(笑)。

    箱や包装紙をすべて取っておいて、綺麗に戻して返しに行く理久さんの律義さと誠実さ(そして少しの恐怖心)がすごくリアルで、だからこそ最後の「ごめんね、レオン……」の去り際が切なくて格好良かったです。

    ……と、余韻に浸っていたら、最後の「アメリカ兵のトムさん」の破壊力が凄すぎて全部持っていかれました(笑)!「中毒になる〜っ!!!」と本能で察してキスで止める理久さん、やっぱり野生の勘(?)がめちゃくちゃ鋭いですよ。

    レオンさん編、読み応えMAXでした。インスピレーション(笑)から生まれたという、社交ダンスの2部作もワクワクしながら楽しみに待っています!

    作者からの返信

     あのね、同意も何もあったもんじゃない、いきなり抱きすくめられてのキスでした。
     相手はでかい黒人マッチョで、細身の僕なんて胸中の小鳥のようでしたが、奪われた くちづけ はソフトで優しく、まろやかなものでした、って、あれ?俺は何を言ってんだ?頭やられてる!
     今夜トムの夢みんど〜汗、って、恐いよ〜!

     そうそう、レオンの回だっけね(ホント、最後に全部トムに持ってかれた感じ)
    「レオン」って実はホントの名前なんです。
     これは私小説とは言え、一応みなさん(仮名)でお送りしておりますが、外国名ならいいか?と思って「レオン」も「トム」も実名です。
     が、しかし、最近「新浜レオン」がよくテレビに出るじゃないですか?僕は以前どこかでも言ったけど、自分を発達障害だと思っていて、人の顔の認知が苦手なんです。
     で、この頃新浜レオンをテレビで観るたびに記憶が刷新されて、この4話の推敲読み直しをしてると、頭の中では新浜レオンと組んでるんですよね?
     脳内で新浜レオンと抱き合ったり泣かれたりして、恐ろしいことに何だかこの頃新浜レオンが好きになってきました。
     これ、どういうこと?
     理久、軽すぎ…

  • 192)セレブなレオン ④への応援コメント

    歴野理久♂さま

    こんにちは。

    > 相手は外国人なんだから、まあいいや……

    今回はパートナー探しの迷走から飛び出した火遊び編、と言ったところでしょうか。何にせよ、やっぱり歴野さん、いろんな男たちを惹きつけるのですね。

    > 俺たちはひと事もしゃべらずに意気投合した。

    ダンスに限らず、こういうときってありますね。言葉の力を借りずに、ぴたりと波長が重なってしまう瞬間。そんなときの高揚感は言い表しようがありません。見つけた!と心が躍りだしそうです。

    同じ同調でも、それを強制されるとなると、耐えがたい苦痛となりますね。服装とか、アクセサリーとか、日常の慣習とか。とはいえ、現実的には、世のつがいたちは多かれ少なかれ、互いに同期するよう、自分を変え相手を変えているのでしょう。相手に不快感を感じさせず、なんなら変化させられているとすら感じさせず、自分の理想へと導いてこられる人が、人たらしと呼ばれる人なのかもと考えてしまいました。

    レオンさんはお揃いの服を喜ぶ人だったのですか。その感覚は私もわからないのですが、超セレブのイメージがちょっとだけ可愛らしい方向にシフトしました。

    ところで、ゲイのハッテンとナンパとは、どのように違うものなのですか? 前者は(結果はどうであれ)あくまで継続的な恋人探し、後者は基本的に短期間で終わることを前提とした関係、なのでしょうか?

    贈り物をし合う文化圏の人って、もらったものにでも、はっきりと好き嫌いを言ってくる人が多いイメージです(断言できるほどには知らない)。だからこそ、贈る側もまずまず気楽に贈れるのでしょう。また、ふだんから好みを明言しあっているので、相手の気に入るものを察しやすいのでしょうね。だから、知り合って間もない相手やはっきりと自分の意思を告げない異文化人に何かを贈るのは、贈り物文化圏の人々であっても、一苦労かもしれません。レオンさん、これまで日本人とは付き合ったことがなかったのでしょうか。

    でもですね、思うに贈り物って、もうその存在そのものが、相手に自分の存在を刻み込むためのものではないでしょうか。たとえ商品券であろうと、カタログギフトであろうと、貰って嬉しいものであろうと。

    だからこそ、ウサギ財布は素晴らしかったと思うのです。

    蛇足ですが、文化の違いは人間のマッチングに際し、かなり目の細かいフィルターとなりますね。国内でも地域ごとに信じられないくらい差がある。ましてや海外の方だと、いくら顔立ちが似通っていても、喜怒哀楽のきっかけが本当にわかりづらいです。海外のパートナーと第三国の言葉(自分にも相手にも非母語)でうまくやっているという人たちがいるけれど、信じられません。いや、むしろ、パートナーと言えどもしょせん他人どうし、過剰な理解を求めるのはやめておこうと割り切れて、好都合なのかもしれません。

    なんて言いながら、小賢しい理屈なんて簡単にぶち壊してくれるものもありますよね。においはまさにそのひとつだと思っています。お脳がキィ~ンって、そうとうすごかったのでしょうね。

    四話分詰め込んだら、話題が飛び飛び (^^;)、失礼いたしました。締めは安定のナッキーさんですね。ナッキーさんには不思議な安心感があります。

    作者からの返信

    「同調」と言っても「好きなな人と一緒に趣味を楽しみたい」とか「一緒にスポーツを楽しみたい」なら分かるんですよ。
     が、とにかく贈り物は困ります。
     宇佳子さんは「商品券でもカタログギフトでも困る」と言うけど、「物」を貰うより遥かに気楽です→なぜなら拒否しやすいから。
    「要らない」と固辞したい時に、物に対しては「趣味じゃないから」とか「飾りたくないから」はとても言いづらい。それよりは金銭の方が遥かに返しやすい。

     まあ、でも、一番の理由は「俺はあんたに買われるわけじゃないよ!」と言う、所有される事への拒否かな〜?
     こう言う話しになると宇佳子さんからはいつも「性差」の話がでるけど、女性はやはり指輪とかバッグとか「貰える自分の価値」みたいな事を言う人もいますね、
     まあ、男もホストなんてはそう言う商売の人もいるだろうけど、往々にして女性は水商売でなくても、そう言う事を自慢するタイプの人はいます。そう言う女性を見る度(ああ、ノンケは大変だな、俺はゲイで良かったな)と思います。

     ペアルックと言うのは日本でも流行ったことはありますが、俺が思ったのは(男同士でかい?!)と言う事です。
     男女なら「バカップル」で済みますが、男同士でペアルックってどうなの?
     ユニホームならとにかく、(僕たちゲイです♡)なんて看板を掲げて街を歩くなんてとんでもないと驚きました。可愛いとかじゃありません。シンガポールではどうだか知らないけど、ここは日本だよ?って事です。

    「ゲイのハッテンとナンパとは、どのように違うものなのですか?」との質問ですが、そうはっきり問われると答えるのに躊躇します。
     はい、「ナンパ」は男女と変わりないイメージです。声を掛けてお茶に誘ったり、まずは会話から入る感じです。二丁目の店で出会ったり、出会い系で待ち合わせたりもナンパの部類です。
     かたや「ハッテン」は、会話も無くいきなり SEX が始まります。互いの目線や微かなボディタッチから言葉も無く SEX に突入します。
     これは男女でもあり得るとノンケの友達から聞いたことがありますが、やはり男女では稀ですよね?もはやポリアモリーどころではありません。そう言う行動が現にゲイには存在します。
     それは時や場所によります。サウナなどの入浴施設やらスポーツ施設の更衣室やら、真夜中の公園やら人の少ない映画館やら、要するにゲイが SEX に不自由しないとはそう言う事です。
     が、それが決して「恋愛」に結びつかないから、案外恋人を作るのが難しいです。ゲイが SEX と恋愛は別物と考えることの多い所以です。
     こんなこと、本当は一般の人々に広める情報では有りませんよね?宇佳子さん相手だとついしゃべり過ぎます。
    「前者は継続的な恋人探し、後者は短期間で終わることを前提とした関係なのでしょうか?」との宇佳子さんの回答は、まるっきりハズレです。
     ハッテンから恋愛に昇格するのは難しいです。自分の事は棚に上げて、できた相手のことを「こいつ、ハッテンするような奴なんだ。信用できないな…」なんて思う人か多いからです。
     あ、僕はハッテンする人も嫌いじゃないです→エッチな人が好きだから。

    「国内でも地域ごとに信じられないくらい差がある」
     まさにその通りですね。
     アメブロで「男子中学生は丸坊主?」の記事の反応で驚きました。みなさん当たり前に「自分の育った地域がスタンダード」と思っているようです。また「セーラー服」の記事で、宇佳子さんからの「私の街はセーラー服男子がそこら中を歩いてる」の発言に驚きました。僕の地域では、姪も甥も「セーラー服は女子服だよね?え、男が着るの?ゲゲッ!変態?」って反応でしたからね。
     ほんと、国内でも地域によって文化は全然変わります。
     レオンがそうだったけど、いっそ外国人の方が何の期待も無い分、すんなり受け入れる事が可能だったりして?

    編集済
  • 120)第三の女が現れた! への応援コメント

    片思いと帯状疱疹が似てるというコメントが面白くて、ついニヤニヤしてしまいました。

    サトシくんと似た感じの人に片思いしていたので、「赤いスイートピー」(つまり彼はゲイ)だったと思っていました。あと、私もこの人に関しては押しかけ女房気取ってたなあと今になって思い出したり。

    サトシくんに関してはとても面白いエピソードです。

    作者からの返信

     北野さんは「第四の女」だったんですね、笑
     北野さんが「成就出来なかった男性」をゲイだったと思いたいように、僕もサトシを発達障害だったと思いたいのかも知れません。
     一旦結ばれて破局した相手のほうが、気持ち良く忘れられます。
     片想いの相手が帯状疱疹だとは、我ながら上手い事を言ったもんだ、ガハハ😆

  • 119)ついに決着?三者会談への応援コメント

    こっちが助けてあげたくなっちゃう性格をしているのでしょうね。
    「押しかけ女房」たちがつい貢ぎたくなる何かがサトシくんにはあるのかも。

    作者からの返信

     性格と言うより、存在そのものが不思議ちゃんでした。
     本文でも散々けなしていますが、ホントに見た目も冴えない人なんです。
     でも、今でも思い出すとポワ〜ンとしちゃいます。
     本当に、何だろう?

    🤤🤤🤤🤤🤤

  • 118)これは修羅場の予感!への応援コメント

    上の「赤いスイートピー」の話、思わず吹いてしまいました。

    サトシくん、他にもパトロンがいちゃうんですか?押しかけ女房になりたくなっちゃうタイプっていますよね。分かる気がします。続きが楽しみです。

    作者からの返信

    「赤いスイートピー」はね、2番にも「あなたが時計をちらりと見るたび泣きそうな気分になるの」と、ありまして、どう考えてもこの男は「女」が好きじゃなくて、女はそれをちゃんと気付いているからこそ「泣きたくなる」んだろうな、って感じですよ?
     他にも桜田淳子の「しあわせ芝居」とか柏原芳恵の「カムフラージュ」とか、やはり「この男はゲイだろう!」とゲイ界では評判でした。
     槇原敬之の歌は「この歌詞の男ゲイだ!」って直ぐに広まったけど、ホントにゲイでしたね、ってオチで、バレてからはむしろゲイ界では人気です。
     さがせばゲイ男の歌、もっと沢山ありそうですね。



  • 190)セレブなレオン ②への応援コメント

    理久さん、②読みました!面白すぎて一気に引き込まれました!

    「I love you〜」の発音に納得しつつも、冷蔵庫を開けて缶ビールしかないところで見せる理久さんの冷静な観察(笑)。亮ちゃんや隼人さんだったら大笑い、という一言にこれまでの理久さんの歴史が詰まっていてニヤリとしちゃいました。

    それにしても、2歳年上で都心の一等地に住む「謎の留学生」レオンさん、怪しすぎます(笑)!教材も文房具もない部屋なんて、絶対に何か裏がありそう……。
    理久さんの「出過ぎた事を考えるのはやめておこう」というフリが、この後の大波乱を予感させますね!

    前回の社交ダンスの失敗談(黒燕尾のお話!)もめちゃくちゃ気になっていますが、まずはこのレオンさんの正体が知りたくてウズウズしています。次回も楽しみに待っていますね!

    作者からの返信

     kukuriさんのコメントから連想した社交ダンスでの「失敗エピソード」で一本新作を書きましたよ!
     書いてみたら文字数が 4300を超えたので2話に分けました。あのままコメント欄で済ませようとしたら大変なお返事になっていた。

     この「レオンの話」は4話で終わるので、急遽その後に突っ込みます!
     それまでもう少しお待ち下さい!

    「男との話」ばかりのこの私小説では珍しい「女とのトラブル話」です。
     自分で言うのも何だけど面白い仕上がりでは?と思ってます。

     インスピレーションをくれたkukuriさんのおかげですよ🤤
     ありがとう!
     😆🤚

    編集済
  • 116)サトシとの奇妙な関係への応援コメント

    いますよね。パッとしない風貌なのに地味にモテる人。
    高校の時に好きだった先輩がそうでした。私は今でも彼がゲイだと信じています。

    振られると女性はそういう結論に達して自尊心を保つのです。事実関係は全く無視。ゲイの方にはありがた迷惑かと今になって反省したり。

    このエピソードのように私も何気に近づいて気を引こうと頑張っていたのですが迷惑そうだったように記憶しております。続きを楽しみしています。

    作者からの返信

     そうそう!
     いるんですよ、そう言う人……
     僕は何故かもさっとした情けない人に惹かれるんだけど、サトシは高校時代の平田とはまたタイプが違っていて、平田が「妖精」だとしたらサトシは「座敷わらし」なのかなあ?
     あ、いずれにしても「人外」と言うか「あやかし」と言うか……
     あ、そうか、子供の頃も鬼太郎が好きだったからな〜
    😓

  • 189)セレブなレオン ①への応援コメント

    歴野理久♂さま

    こんにちは。
    ディスコでナンパってよくあるイメージですけれど、なんでかなと思ってChatGPTに聞いてみました。なんかいろいろ教えられたので、フン塚に書かせてもらいますね。こちらの内容には触れませんが、リンクを貼らせてくださいねというお知らせでした。
    本編への感想は<まとめ>が出るまで控えておきますので、これにて。

  • 189)セレブなレオン ①への応援コメント

    理久さん、一気に読んじゃいました!

    自分流のダンスで目立っちゃう理久さんも最高ですし、そこに臆せず付いてくるレオンさんとの「言葉のない意気投合」のシーン、まるで映画のワンシーンみたいでドキドキしました。

    日本人にはないレオンさんのストレートな情熱、確かに「外国人特有の魔法」にかかっちゃいますよね。「笑顔がアイドル」なんて言われたら、そりゃついて行っちゃいます(笑)!

    最後の「どんな判断?変な判断……」っていうセルフツッコミが理久さんらしくて大好きです。おうちについて行った後、一体どうなるのか……②も楽しみに待ってます!

    作者からの返信

     ダンスは好きだったんです。
     ひとつ失敗談があっね、社会人になったばかりの時(隼人と交際中)「初心者向け社交ダンスの短期講習」と言うのに参加してみた事があります。
     下心がありましてね、何てことない「燕尾服」が着てみたかったんです→宝塚の影響です。
     お金のかかる趣味だど知っていたけど、社会人になったし多少のお金はね、何とかかるさ、のノリ。
     それより早く競技会に出れるくらいに頑張って、しっかりとオーダーメイドで黒燕尾を着こなそうとウハウハ画策した。
     まずは初心者講習会で様子をみようと…
    「一人でも参加OK!」と書いてあったんです。だから深く考えなかった。
     が、ところが、集合してみたらみんなカップルで応募してるんてすね。
     そりゃそうだ、日本では「社交」なんて名称付けてるけど、実情は世界規模の「競技ダンス」です。
     本気な人もいただろうけど、ナンパ目的で(女子目当で)参加していると一目瞭然の男だらけ、いやいや、理久ちゃんとんだ場違いで……って、あれれ、kukuriさん相手に昔話してたらとんでもない長文になりそうだ。
     この話、1話にまとめて緊急アップしようかな?
     ああ、そうしよう!
     kukuriさん!
     この続きはもう少し待って!!


  • 編集済

    188)藤吉の珍事 ②への応援コメント

    歴野理久♂さま

    こんにちは。

    なんとびっくりの回でした。これは焦りますね。顔かたちと年齢が乖離している人っていますよね。でも、さすがにお持ち帰りしたときに、あれっと思うことはなかったのでしょうか? 三十歳前後と思っていたのに十六歳だったわけですよね? 顔ではわかりづらくても体ではもう少しわかりやすかったのでは、という気もします。

    成長の早い子だと、小学校高学年のころから性的なことに強い興味を持つでしょう。さすがに小学生だと大人に見まごう体格と度胸はないでしょうが、中学生くらいからは新宿二丁目に混じる子もいそうです。拒絶せず、ソフトドリンクとともに居場所を与えてくれるお店もあるのなら、近くに住んでいるゲイを自覚した子供なら行きたくもなるでしょうね。

    ナッキーさんのケラケラが印象に残りました。その笑いには、理久さんが巻き込まれた珍事をただ面白がる以上の意味合いがあるように思えます。ナッキーさんを深掘りするのは気がひけますが、隼人さんについてもさんざんあれこれ言わせていただいた今となっては、多少は許されるでしょうか?

    こういうトラブルを見知ったときの反応って、その裏にあるその人の過去が透けて見えますよね。キノちゃんとルカちゃんが新宿二丁目で出会ったとき、ルカちゃんは大学一年生……未成年です。しかも大人の男性好みでずっと彼氏を絶やさなかったということでした。ご自身の多くの体験に照らし合わせて、思うところがあったのだろうなと推察しました。

    性的な関係や性行為についてですが、完全に避妊できているなら、本質的にはそれ自体が特別な意味を持つとは思いません。でも、そこに特別な意義を感じている人が大多数であるなら、現実的には「他の行為とは一線を画する特別なもの」になってしまうのでしょう。プラセボと同じですね。

    つまり、いろんな大人とセックスを楽しむ藤吉ちゃんを、仲間と食べ歩きを楽しんでいるのと同じととらえるのか、精神的な飢餓感を満たそうとセックスに依存している状態ととらえるか、ですね。周囲が彼をどう評価するかということ以上に、彼が自分の状態をどうとらえるかが重要なのかもしれません。けろりと割り切っているなら、それはそれでいいような気もしますが、性行為を特別視する大人が多い中で、そんなに割り切れる未成年って、多くはない気もします。となると、藤吉ちゃんは、あっけらかんとしているように見えて、やはり鬱屈したものを心の奥に隠し持っていたのかもしれません。

    > 思えば僕も初体験は未成年の高1だった。ただそれが "少年虐待" とならなかったのは、相手が "大人" だったのか "同級生" だったのかの違いだけなのかも知れない。

    これについてはもやもやしたものを感じます。もちろん、大人は子供の心身を守るべきであり、上下関係が否応なしにできる大人と子供のあいだでは対等な恋愛など困難だというのもわかります。

    なぜ性的『虐待』なのかなと思うのです。例えば物理的に体を傷つけるのなら、虐待というのはわかります。そうでない場合は? 精神面への悪影響がよく取りざたされます。実際に子供の様子がおかしいと思っていたら性的虐待が発覚した、なんて話題も目にします。でも、それを見るたびに、なぜ? と思ってしまうのです。

    心が傷ついている子供がいるのは間違いないでしょう。でも、それって性行為そのものが原因なのではなく、性行為に負わせたイメージ(汚らわしい、不潔な、みだらな)と、行為を行う大人の暴力的で支配的な雰囲気が主因ではないでしょうか。

    となると、性的虐待が起きる大きな要因のひとつが、周囲の性行為に対する偏見の目だと言えるのではないでしょうか。そこを変えていくだけでも、虐待を虐待でなくしたり、虐待による心の傷を軽くすることにつながるんじゃないかと思いました。……話の本筋からずれました。失礼いたしました。


    追記) 性的虐待について、そんなに迂闊な書きぶりでしたか? 気を付けたつもりなのですが。本当に被害に遭えば、心身に負わされる傷は小さくないと思います。でも、この被害を減らすには、被害者の丁寧な救済とは別に、被害を被害たらしめている構造にもっと目を向けないといけないのではないでしょうか。そういう意味で、性的なものを秘め事にする「常識」が、被害拡大の一端を担っているとも言えるのではと感じてしまいます。

    作者からの返信

     はい、宇佳子さ〜ん、中々言いづらい事を "はっきり" と言ってくれましたね。
     これはもう、児童に対する性加害を問題にしている専門家たちからは、袋叩きにされそうな意見ですよ?
     危ない〜。

     でもね、僕には宇佳子さんの言っている事が理解できます。
     確かに最児童を風俗店で働かせたり、あるいは暴力で児童に性行為を強要したりは明らかに虐待であり、犯罪です。

     が、性行為自体は「悪」ではありません。
     現に女児も男児も "第二次性徴期" において立派に子供の作れる身体となります。

     本人同士が合意しており、そこに暴力や強要がないのならば、片方が「成人」だと言うだけで「虐待」は成立するのだろうか?

     僕はそれを自分の初体験になぞらえて、やんわりと表現しましたが、そこに "もやもや" を感じてしまった宇佳子さんが、ズバリ物申して下さったわけです。

     ひとつの事実を提示したいと思います。或るゲイ友の、子供時代の逸話です。

     友達は子供時代、地元の或る「少年スポーツ団体」に参加していました。ここではあえて競技名を明かしません。

     よく有る話ですが、そこの青年コーチが少年達に対する "性加害問題" を起こしました。コーチは30代前半で、実力の有る人気コーチだったとの事です。

     友達は小学生の低学年の頃から身体を触られたり、膝に乗せられて抱っこされたりしていたそうです。
     そして徐々にエスカレートしていき、股間を揉まれたり勃○させられたりするようにもなってきました。

     でもそれがとても嬉しかったと話すのです(単にゲイだったからかも知れません)
     カッコいいコーチが大好きで、他の子より可愛がられているのも自慢だったと友達は言います。

     そして高学年になると自慰を教えられ、射○させられ、最終的にはコーチの陰茎を愛撫させられるにまでに至ったと話しましたが、あれは僕の初恋だったと友達は言います。

     僕は「ええっ!それって児童虐待じゃないの?」って言ったら、友達は「全然虐待なんかじゃない」と言うのです。
    「コーチは優しかったし、嫌なことや痛いことは一切されなかった」と友達は言うのです。

     ところが友達が小学校の卒業を控えた頃、そのコーチのスキャンダルが周知の事となりました。
     当時3〜4年生だったチームの後輩たちが「コーチに身体を触られた」と親に訴え、その親が大騒ぎしての事件だったそうです。

     チーム全員の「聞き取り調査」が行われ、ちなみに友達は「何もされていない。コーチは優しい良い人です」と答えたとのこと。

     調査で分かったのは、数人の男児が性加害を受けていて、そのレベルは「身体を触られた」との程度だったことから、結論を言うとコーチの解雇だけで済まされ、警察沙汰にはならなかったとのことです。

     親たちの反応も様々で、特に問題視したのは母親たちが殆どで、父親は「男の子なんだから大騒ぎする必要はない」との意見が多かったとのこと。

     ただ、この話には疑問もあります。
     友達は明らかに「身体を触られる」以上の行為に及んでいました。
     でも聞き取り調査では、他からも「そんな訴え」はまるで出てこなかった。
     声高に被害を訴えたのは、みな「身体を触られた」程度の子供たちだったとのこと。

     ようするにそのコーチは子供達の反応をよく見ていて、身体を触られる程度で嫌がる子には、それ以上のことはしていないと言うのが事実だったのでは?と思えるのです。
     まあ、ずるいと言えばずるい。賢明と言えば賢明と言う事なのかな?

     友達が言うのは「自分以外にもコーチと親密だった子はいたはずだ。でも、そう言う子ほど何も言わない」との認識でした。
     何も言わないのは「怖いから?」それとも「恥ずかしいから?」
     いや、もしかしたら友達のように「嫌じゃなかったから」とか「コーチが好きだったから」の理由の子もいたんじゃないかな?
     今となっては分かりません。

     さて、たとえ「身体を触られた」程度であっても、それが「不快」や「嫌悪」であれば「虐待」と言えましょう。それは間違いありません。

     が、しかし、たとえ「それ以上の行為」に及んでいたとしても、それを受けた本人が「不快」や「嫌悪」と感じていなければ、どうなの?
     相手がコーチではなく、同級生だったら、どうなの?
     ──と、宇佳子さんが言うのはそう言う話てすよね。

     ちなみに友達は
    「自分がゲイなのは決してコーチのせいじゃない」と言っていました。
     僕もそう思います。
     ゲイの子は「何もされなくても」ゲイはゲイ。
     ノンケの子は「何をされても」ノンケはノンケですから。

     ここからは僕の想像だけど、コーチを庇った子がいたとしても、その子が必ずしもゲイだとは限らないと思うのです。
     この私小説の中で、僕は度々「思春期男児はゲイでなくても、好奇心から色々とやらかす」と話してきました。
     コーチとの親密を隠し、コーチを庇った子がいたとしたなら、その子だって必ずしもゲイだとは限らず、そうした「思春期の秘め事」を大切に守っただけなのかも知れません。

     現に大好きだったコーチがクビになり、悲しんだ仲間は大勢いたとのこと。
     確かに「秘密の共有はあった」と友達は確信してます。

     友達は今でもコーチのその後が心配で「会いたい」と思っているそうです。
     被害者が加害者に会いたいのか?と言うと変な話ですが、初恋の人なら、きっともう一度会いたいのでしょうね。

     ここで僕はこの難しい問題を「論評」する気はありません。
     ただ、宇佳子さんの言う
    「性的虐待が起きる大きな要因のひとつが、周囲の性行為に対する偏見の目だと言えるのではないでしょうか。
     そこを変えていくだけでも、虐待を虐待でなくしたり、虐待による心の傷を軽くすることにつながるんじゃないかと思いました」
     に、同調できるエピソードではないか?
     と思ってのお話でした。

     僕は今回の記事に、絶対の自信は持っていません。

  • 186)思い掛けない再会 ④への応援コメント

    歴野理久♂さま

    こんにちは。

    ゲイのメッカとも言える新宿二丁目なのだから、鷹岡で再会するよりもここでばったり出会う方があり得るとのこと、はい、質問です。新宿二丁目ってそんなに狭い地域なのですか? お店の数がそこそこ多ければ、そこで古い知人に出会うのって、やっぱり、かなりまれなことのように感じます。まあ、頻度の高低なんて、何を基準に取るかによるのでしょうけれど。

    それにしても、青木くんのほうはよく歴野さんを覚えてましたね、というか、今の歴野さんを見分けられましたね。15歳から27、8歳にかけてって、顔も体型も大きく変わると思います。面影が色濃く残っていたのでしょうか。あるいは、当時よほど強烈な印象をのこしていたのでしょうか。ああ、そうか、それだけ佐藤くんのことが好きで好きでたまらなかったのですね。だから、常に彼の周りにいる歴野さんがうらやましくて、記憶に残ってしまっていたということかもしれませんね。

    > 本当に意外だった。
    > ひとつの現実でも、見る人によってはこんなに見解が変わるんだ。

    おもしろいですよね。そして、歴野さんが「現実」と思っていることも、実は本当に現実かどうかわからないわけです。つまり、観察者の目を通さない真の現実って、誰も知りえない、と。それが十人十色の物語が出来上がる原因かもしれません。

    「同郷というのは縁が強い」、これこそ地域差がとても大きいです。九州から離れた大学でも今の職場でも、まれに同県の出身者に会いましたが、これがまるでその後の交流にはつながりませんでした。これってうちの県民性なのか、それとも私の性格なのか。とはいえ、同じ市内の人とは、まだ一度も出くわしたことがありません。だから、ナッキーさんに青木くんとの出会いというのは……うーん、やっぱり二丁目だと出会いやすいってことですかね?

    はい、そしてもうひとつ質問です。「美人」という言葉についてです。以前ナッキーさんにも「美人」を使っていましたよね。美しい人、なのだから、これは男女問わず使えるはずですが、なぜか一般的には「美人」=「美しい女」です。ゲイたちのなかで「美人」というと、どんな美しさの男性をさすのでしょうか? 

    作者からの返信

     先ず地理的な分析です。
     北九州市は福岡市と共に「大都市圏」を形成しています。出身者は地元での "進学&就職" で完結する方も多いのではないでしょうか?
     さらに東に向かえば広島、阪神圏、名古屋と大都市が続き、はたして東京にまでたどり着く人数はどれくらいいるのでしょうか?(それは僕にも全く分かりません)
     が、分かるのは、僕が「鷹岡」と称している出身地は東京から近く、進学や就職で上京する人数がとても多いという事です。東京の次に近い大都市と言うと、かなり離れて名古屋、札幌となりますが、あえて遠いそれらへ進学とか就職と言うなら、近くの東京へ行くと言うのが常套です。
    よほど目的があるなら阪神圏にも行きますが、上京する人にくらべれば数はかなり少ないと思います。(ごめんね、出身地は書きたくないんです。以前熱心な読者さんに調べられて怖い思いをしたので…)
     東京の友達で長崎出身者と大分出身者がいましたが、ご両人共に「東京で同郷人とは殆ど会った事がない」と言っていました。ところが僕の実感では、鷹岡出身者は学校でも仕事関係でも、さらに二丁目でもごろごろいます。
     単に地理的な理由での人数の差はあるような気がします(調べようがないけど)
     だからナッキーと出会った事にはあまり驚きませんでした。日常の中でも(ああ、君も鷹岡?)程度の盛り上がりてす。
     が、しかし、さすが同級生には驚きました。でも、卒業以来地元でも会わなかった同級生に新宿二丁目で会えたのは事実です。
     あの狭い二丁目で……という事で「二丁目の広さ」ですが、地図を見れば明白です。宇佳子さんも地元の住所を思い描いてみてください。
     単なる「何丁目」のひとつの地域ですよ?しかも「新宿二丁目」の全てがゲイ関係であるわけでもありません。「仲通り」という飲屋街があって、そこに何百軒ものゲイバーがひしめいてるわけです。まあ、人口密度はすごいですが、地理的には狭いです。
     本文にも書いた通り「大東京」で単に鷹岡出身者と出会うのは容易です→ナッキーのパターン。
     でも、青木君と二丁目で出会えたのは「互いがゲイだったから」だと思います。
     で、重ねますが、それでもやはり同級生との「ゲイとしての再会」は稀少だったと思います。実は僕はこのエピソードを書くのに躊躇しました。まるでテレビドラマのような「ご都合主義設定」と思われそうだったからです。

     ああ、また長くなった。
     最後に「美人」だけ説明します。
     これは僕も無意識に多用していたようですが、いわゆるゲイ特有の「二丁目言葉」です。
     時々ちまたにも漏れ流行る「どんだけ〜」とか「発令〜!」みたいなもんで、オネエでなくてもゲイ同士では互いを「おばさん」って呼んだり「美人」って呼んだりします。
     ただ、ニュアンス的には、本気で褒めるなら「イケメン」とか「男前」とか言いますが、「美人」は若干冷やかしも意味します。それを踏まえて本文を読み直していただければ「すっかり二丁目のオカマ同士」の雰囲気も伝わるのかも知れません。
     あ、でもやはりいくら揶揄でも「美人」は「美人」→ブスには言いません、って!あ、そうだ!これも "二丁目言葉"か?ゲイ同士で「ブス」は可愛げのあるいじりなんです。
    「ブサイク」って言ったら険悪になります。「ブス」だと互いに笑顔です。男女の関係と違うでしょ?
     ↑こんなゲイ感覚が知らず知らずのうちに、やはり文章に溢れ出ちゃうんだろな〜

     ホントに最後に、
     宇佳子さんいわく→「歴野さんが「現実」と思っていることも、実は本当に現実かどうかわからないわけです」
     まさにその通りなんですよ。
     以前、宇佳子さんにお話した通り、これが「一人称小説」なんですよね。
    「神の視線」を完全に避け、自分の知っている事しか書けないとの制約の中での表現な訳だから、究極のところ「圭が僕を好きだった」って事自体、僕の大きな勘違いであったかも知れないわけです。
     面白いですね。

  • 186)思い掛けない再会 ④への応援コメント

    理久さん、最高です!
    部屋に誘った満面の笑みからの「ふがっ?☆♪」への急降下、コントの教科書のような鮮やかなフラグ回収に大爆笑してしまいました!青木君、なかなかの策士ですね(笑)。

    でも、卒アルを開いて「みんな大人になったんだな」としみじみした後の、自分の顔への「俺ってわりとキュートじゃね?」の着地が理久さんらしくて大好きです。実際、きっとフワフワで可愛かったんだろうなぁ。

    振られちゃったのは残念だけど、追記を読んで心が温かくなりました。恋人にはならなくても、盆正月に地元でケンカみたいに騒げる「ボケなし突っ込み同士」の戦友になれたなんて、最高の縁ですね。
    これからの「失敗談短編集」シリーズも、めちゃくちゃ楽しみにしています!ゲホゲホお大事にしてくださいね!

    作者からの返信

     今回の「カクヨム」での加筆推敲は「隼人への想いをちゃんと描き直したかった」と言うのが第一でした。
     が、自分の書いた文章って読み返せば読み返すほど短所が目についてしまって、結果として「序文」からずっと修正を施す、という大仕事になってしまっています。
     その中で、実は予定外に楽しくなってしまっているのがこの「失敗談コーナー」です。
     kukuriさんは既にアルファポリス版を読破して下さっているので、僕の今後を "知らんぷり"して下さっている状態ですが、その結果にたどり着くまでの間に新エピソードをかなり加筆しますよ(既にディティールは出来ています)
     アルファポリス版では(いくらなんでもこれは書けない……)と躊躇、あるいは遠慮した "不道徳" や "猥褻" なエピソードも(オブラートに包みつつ)今回は書きます。
     ↑感覚が麻痺してきた?
    「18禁」にならないようにだけ気をつけます。

  • 183)思い掛けない再会 ①への応援コメント

    歴野理久♂さま

    こんにちは。

    前回言及した「繁殖に繋がらないセックス」は文字どおりの意味です。受精を目的としないセックス『全般』であり、ヘテロの避妊したセックスも当然含めたつもりでした。

    なぜ歴野さんのご不興を買ったのかわからなかったのですが、直前で歴野さんに問う形を取ったので「繁殖に繋がらないセックス=ゲイのセックス」という意味にとらえることもできるのだと、今気づきました。とくに、その言葉がゲイを侮辱する言葉としてしばしば使われてきたのだとすると、そうつなげてとらえられるのは当然のことなのかもしれません。迂闊な表現でご不快な気分にさせてしまい、申し訳ありませんでした。

    上記もそうですし、複数愛についてもですが、細かなところで互いの意図の取り違いや誤解を感じます。これはもう文通の限界なのでしょうね。とりあえず、不快なコメントにならないようにだけは、より気を付けていきます。

    青木くんは同郷者でしたか。しかも同じ中学校とは! ナッキーさんと言い、東京の繁華街でありながら、同郷の方とのご縁が深いのがおもしろいです。昔なじみの言葉や発音(私の地元は独特の発声法で識別できる年配者もいます)が聞こえてきたら、つい、そちらに惹かれてしまうということがあるのかもしれませんね。

    作者からの返信

     まず最初にお話したいのは「僕はキレたり怒ったりしない性格だ」という事です。
     これは僕がゲイだとか関係なく、ひとつの性格だと自己判断します。
     宇佳子さんはいつも踏み込んだ意見を言ってくださるので、もしかしたら摩擦や衝突を嫌う方々は僕ら二人の遣り取りも固唾を呑んで見ておられるかも知れませんが、僕自身は決して不愉快に思ったりしていません。
     ただ僕も指摘された事は "右から左に" 受け流せないだけで(これも性格)だからいつも長くなってしまいます。

     今回のコメントを受けて読み直して見ましたが、確かに
    【それはなぜなのでしょう?とくに生殖に繋がらないセックスであれば──云々】と、僕に対する「質問」に直結して「生殖に繋がらない」と書かれているので、僕にしたら決してカチンと来たわけでもないのですが(ああ、またこれを言うのか)との「うんざり感」は否めませんでした。
     これは「生殖に繋がらなければ浅ましい快楽の追求、すなわち罪悪」とのキリスト教の教えであり、欧米のゲイが長らく教会と闘ってきた「ゲイパワー」の元凶であり、僕自身も子供時代からキリスト教を嫌悪する大きな理由でした。そのへんの "負の感情" だけはご理解いただき、あまり言わないでいただきたいのです。
     今回は宇佳子さんから「ゲイに限らずヘテロの避妊したSEXも同じだ」と説明していただき、納得しました。
     まあ、何にしても僕はあまり怒ったりしないので、その点ではご心配なく。

     さて今後のストーリーですが、短編集のように僕の「婚活失敗談」つづきます。
     僕は読者の負担や自分が推敲する量も鑑みて、1話の長さを「文字数1500から2500まで」として連載しています。
     今後はひとつのエピソードに「2〜3話」で起承転結をまとめ、多くても「5〜6話」でまとめていきます。
     つまり何を言いたいかと言うと「ひとつのエピソードが完結してからご意見をいただいたほうが、お互いに無駄が無いのでは?」との提案です。
     例えば今回「この広い東京で同級生と出会う偶然」についてお話が有りましたが、ここで説明するのは重複となるのです。なぜならそれは次回に二人のセリフとして説明されるからです。

     これまでも宇佳子さんの洞察力が鋭くて、 "先に先に" とストーリーを予言するコメントが度々有りましたが、まあ、別にこれはミステリーでもないので構いませんが、僕も聞かれたことには答えちゃう人なので、ついつい予告編やネタバレになりやすいです。
     今後はコメディタッチや "最後に落とすパターン" も増えますので、そこのところよろしくお願い致します。
    (`・ω・´)ゞ



  • 182)愛の難破船への応援コメント

    歴野理久♂さま

    こんにちは。
    隼人さんとの別れのあとは、仕事に宝塚にナッキーさんや仲間たちとの付き合いにと、忙しくなさっていたのですね。さぞかし日々充実していたでしょうに、さらに愛を求めて放浪なさっていたとは。その体力・精神力にはただただ脱帽です。

    これって、なかなかできることではないですね。本当にそう思います。我が身を振り返ると、何かのきっかけで充実感にぽかりと穴が開いたとき、それを埋めるためにふらりと求めてしまうのが恋であり、仕事に忙殺されたり趣味で心が充足してしまうと、そちらに向ける余力はなかった気がします。

    このあたり、個人差に加え世代の違いもあるかもしれません。学生のころ、部活や研究室で自分たちの一回りほど上の先輩方の創作物や活動記録を見て、情熱量が違う……と愕然としたことがありました。世代の違い、つまり各々が生きてきた世相の違いが、精神性に大きな影響を与えますね。恋愛観なんて、まさにその最たるものなのでしょう。

    歴野さんが求めていたものは、同じ価値観を持ち、生涯ともに生きていけるパートナーなのですね。だからこそ、婚活である、と。それはいわば愛の対象ですよね。でも、愛の対象であるだけでなく、恋(セックス)を存分にたのしめることも必要条件としてしまうと、とたんにハードルが上がりませんか? これって同じ人である必要があるのかなあと思います。

    互いが相手に恋と愛に両方を感じ(続け)られるなんて理想的な展開は誰にとってもまれで、おそらくどちらもが妥協することが多いでしょう? それならいっそ、最初から割り切って恋と愛を分離しちゃだめなんですかね。そうすれば、理想の相手を探すのに費やす莫大なエネルギーをセーブできるんじゃないかなあ、と感じてしまいます。

    セックスを神聖視したり、唯一無二のパートナーとしかやってはならない行為であるとは私には思えないのですが、ご意見をうかがうまでもなく、歴野さんは思われるのですよね? それはなぜなのでしょう? とくに、生殖に繋がらないセックスであれば、そこはまさに、伴侶としかすべきでない行為、という制限が外れるのではないでしょうか? 

    ボノボは相手をなだめるのに性器を刺激することがあるという記事を以前読んだことがあります。それは異性間だけでなく、同性間でも行われ、緊張緩和に役立っているそうです。それは極論だとしても、人間がセックスによる快を「秘めごと」に囲い込み、かたやわいせつ物扱い、かたや信仰の対象にするのって、なんだかいびつだなあと感じてしまいます。うーん、ちょっと話が飛躍しました。すみません。またなんか言ってるわ、と笑って流してください。
    https://www.wrc.kyoto-u.ac.jp/ja/publications/SatoshiHirata/kagaku153.html

    理久さんの迷走をのぞくのは私にとって精神的にきつそうですが、興味があるのも確かでして、腰を据えて拝読させていただきます。

    作者からの返信

     宇佳子さんとはまるで逆だなと思いました。
     僕は「ぽかりと穴が空いた時」に恋を求めるのではなく、まず「恋愛」が充実した上に仕事や趣味が安定する感じです。
     SEXも刹那的な生き当たりばったりではなく、安定したパートナーがいればそれで良くて、あまり刺激や変化は求めません。

     宇佳子さんは「仕事や趣味で充足していると恋愛に向ける余力が無くなる」と言いますが、僕は逆に特定の安定した恋人がいないと仕事や趣味にも打ち込めなくなるような気がします。
     これは案外、一般的な「ノンケ男」的な感覚に似ているかも知れなくて、よく「嫁さんもらえば仕事に性が出る」とか「家族がいるから仕事に専念出来る」とか言うのに通じるものを感じます。

     特にSEXに至るまでの無駄な駆け引きや労力(ハッテン)に時間を費やす気が無くて、当たり前にいつでも出来る相手が日常的いればそれで僕は十分です。
     これは既婚男性の「釣った魚に餌やらず」なんて悪い例のように「いちいち口で言わなくても分かるだろう」的な雑な対応が僕にも有りがちです。
     家族を養うために朝から夜まで働いて、でも妻からは「仕事ばかりで家族の事は放ったらかし」なんて責められて結婚生活も破綻──なんて男の話をよくドラマなんかでは描くけど、案外僕もそのタイプかも知れません。

     ずいぶん前、この私小説を始めた頃に「あなたは恋愛体質ですね」と言われた事が有って(はて?)と悩んだことが有りますが、そう言えばその女性も「私には恋愛より大切な事がたくさんある」と言われましたが、今回宇佳子さんからのコメントを読んで、やはりこれは優先順位の問題なのかな?と思ってしまいました。

     うん、突き詰めて言うと、「恋愛」なんて言うからロマンティックなニュアンスになるけど、実のところこれはSEXの話なのかな?とも思えます。
     僕はSEXは大好きです。
     が、複数の相手をするほど心にも時間にも余裕は有りません。
     てか、複数の恋人を持っ事に精神的な「不快」も否めなくて、それは「恋はふたつに分けられない」の「章」でも書いています。

     宇佳子さんの言う「これって同じ人である必要があるのかなあ?」については、同じ人であるのが理想です。もし同じ人で叶わないのなら、どちらかを諦めます。
     これは常識とか慣習に縛られているつもりはなく、僕自身が経験上、複数恋愛は無理だと自覚したからです。

     また宇佳子さんの言う「理想の相手を探すのに費やす莫大なエネルギーをセーブできる」と言うのもすんなり入って来なくて、そもそもセーブする必要もなくて、莫大なエネルギーを費やしてても理想の相手を探したいと思っていました→見つかるかどうかは不明であっても。

    「繁殖に繋がらないSEX」と言うは、僕らが最も言われたくない言葉です。
    「だったら男女はなぜ避妊や堕胎をするのか?」の返し文句は大昔から体制とゲイの運動家が繰り返し論争していた経緯で、今も続いています。

     これはもう理屈ではなく、ヘテロもゲイも同じです。
     SEXが気持ち良くて好きだからでしようね。
     逆に繁殖だけが目的なら多くの動物のように繁殖期だけ相手を見付けて一度の交尾で済むものを、人間の男女はわざわざ避妊してまで年中やりまくっています。
     繁殖と関係のないSEXに明け暮れるのだから、ゲイと一緒ではありませんか?
     そしてそれは、動物と違って「愛」が有るからではありませんか?

     僕も「神聖視したり」などと大袈裟な思い込みはありませんが、出来れば唯一無二のパートナーとしかやらずに済むなら、その方が遥かに気が楽だと思います。
     風俗とかナンパとか「一回こっきりの後腐れ無し」なら遊びにもなるけど、複数の相手と普通に交際を保つなんてむしろとっても大変な事ですよ?
     時間、労力、金銭、何から何まで二倍三倍に耐えられる人にはむしろ尊敬の念を抱きます。
     これまで何度か言いましたが、僕が特殊なのは「ゲイ」と言うだけで、その他の生活感や倫理観は案外「平凡」です。


  • 編集済

    177)朝焼けの彼方へ ①への応援コメント

    (注記:下記、185話「回想・隼人とのその後」へのコメント返信を受けての再コメントです)


    歴野さま

    こんにちは。今夜の更新話(186話)でお返事しようかどうか迷いましたが、ずっともやもやするのもきついので、さきにこちらで謝罪させてもらいます。

    昨日のコメント、仮定に仮定を重ねたうえでの推論で、理久さんをなじるような結論をだしてしまい、失礼いたしました。

    隼人さんの「彼女と会ってほしい」というのは、そういう意味でしたか。まさか、彼女に理久さんとの仲を完全に隠したままで関係を続けたいという意味だったとは……。さらに衝撃だったのは、理久さんとそんな関係になっても、隼人さんがゲイ(かバイか分かりませんが)を認めなかったことです。隼人さんのイメージがまた少し変わりました。

    小説はすべてを書くことはできません。だから書かれていないことは前後から推測し、それでもつかみようのないところは自分の思いたいように想像して補うことになります。私は隼人さんが彼女に理久さんとの関係を明かし、その上で三人でこのままの関係を持つことを話し合いたい、という意味なのだと思ってしまいました。隼人さんにそういう純朴さを望んでいたのでしょう。

    たしかに文通はもどかしいものですね。しかもカクヨムでは基本的に一話につき一往復のやり取りしかできません。この私小説に関しては、小説を楽しみながら読むというより、心理を勉強させてもらっているつもりです。だからついついあれこれ考え、ひとつの事象からありえそうな心理ストーリーをどんどん深掘りして、歴野さんに確認してしまいます。でも、最初の仮定が間違っていたら、まったく意味のない(どころか、場合によっては歴野さんを誹謗してしまうような(大汗))内容になってしまいますね。

    どう読むべきか、どうコメントすべきか、もう一度考えなおさないといけないかもしれません。

    とにかく、歴野さんを貶めるつもりはいっさいないことをご理解いただければ幸いです。


    ※ このコメントは今日中に削除しますね。


    (追記)それでは、本コメント残しておきます。
    後で見直すときに混乱しないよう、冒頭に注記付け加えました。
    丁寧なお返事をありがとうございました m(_ _)m

    作者からの返信

     削除はしないでください。
     宇佳子さんとの遣り取りは僕にとっても貴重な勉強の場であり、感想の遣り取りと言うより、まるで文学部のゼミのディスカッションのような心持ちでいつも楽しんでいます。
     今回の遣り取りも、互いに以前からの膨大な文字数の打ち込みから至った経緯であり、削除されてしまうとここだけポッカリ穴が空いた状態となってしまいます。

     実は、思い返せば「隼人がポリアモリーではないか?」との提示の時から「行き違い」は生じていたのだと思います。
     あの時、一番に気を取られてしまったのが「僕がポリアモリーを知らなかったこと」であり、僕もまずはポリアモリーを知るために躍起となって調べて、それについて返信するのに手一杯だったこと──この時に僕が冷静に宇佳子さんのコメントを読み取り「彼女は隼人と僕との同性愛を知りませんよ?それどころか僕の存在さえ隠していますよ?それでもポリアモリーなのですか?」と答えていれば、おそらくこの遠大な「行き違い」は生じなかったのではないか?と、今は感じています。
     ↑そうですね「思っている」のではなく「感じている」のです。このへんのところの「あやふや」が文通ではもどかしいのです。

     恋愛関係が破綻するにはそれだけの理由が有ります。でなけりゃ好きな相手を嫌いになったりしません。
     僕が隼人と別れた理由も、単に彼の結婚問題だけではありませんでした。恋愛関係なんてそれほど単純ではありませんから。

     5年の交際の果てに色々と隼人との考えの違いが見えてきて、辛くなっていたところへの結婚宣言で、それは別離のよい切っ掛けでしたが、同時に感情的には大好きで別れたくない想いも強くて、理性と感情がせめぎ合ってぐじゃぐじゃになっていたことを、今回の「書き直し」で思い出しました。いや、思い出したと言うより「当時の感覚の再現」なのかな?
     宇佳子さんとの遣り取りのお陰だと思っています。

     が、小説としてその複雑怪奇な「理性と感情の矛盾」を完全に書き表わすことは困難でした。
     何より「隼人への愛」を書き足したかったはずなのに、そこをリアルに語りだしたら結局再び「隼人に対する猜疑心と悪口」になっちゃうのかな?と──

     そのへんのところが前回の宇佳子さんへの返信に顔を出しています。
     その通りなんです。僕から見たら隼人はずるいんです。
     彼女に対しても不誠実だし、僕だって突き詰めれば搾取されてる気分になることも有りました。
     でもそんなことは本文で書きたくなかった。
     本文では「あんなに愛し合っていたのに別れなければならなかった辛い想い出」として済ませたかったのです。

     あれれ、ふと気がつけばまだぞろの長駄文。
     とにかく後々の再考のためにも削除はしないで下さいね。お願いします。

     でも、確かに前回の返信で僕は初めて隼人に対する「憎らしい本音」を暴露しました。
    「彼女と結婚して世間体を整えた上で僕とも肉体関係は続けたくて、そのために、よりによってこの僕に彼女を懐柔させようとしたずるい奴」なんです。ドラマなら完全に「クズ役」なんです。
     それでも隼人が好きで別れたくなかったのは、もしかしたらSEXの相性が抜群に良かったからかも知れません。恋愛ってディープなんですね…
    (また余計なことを追記してしまった)

    編集済

  • 編集済

    181)回想・隼人とのその後への応援コメント

    歴野理久♂さま

    こんにちは。
    前回のコメント返信でのご教授、ありがとうございました。過去のエピソードかコメント返信にあった、どこぞのママの「ゲイなんて多かれ少なかれオネエよ」発言が頭をよぎりました。当時その意味がよくわからなかったのですが、今回のご説明で、腑に落ちました。そして、「入れられたい」が「支配されたい」という心理にたやすくつながることも。このすり替えは、同性どうしでも異性どうしでも、かなり深刻な問題をはらんでいそうです。とても興味深かったです。

    「これからも、ずっと三人で仲好くやって行けないかな~?」
    が、
    『まさかの発言』で『ゲゲゲッ』で『「生き方が違う」とかのレベルではない』
    とのことですが、冷静に考えたら、

    「彼女には内緒でこれからもこっそり」
    のほうが、はるかにひどくないですか(笑)? 騙し討ちは気分が悪くない?と思ってしまうのですが。こちらならまだ許せる、と言う理久さん、彼女に対してかなり好戦的な様子が見て取れます。

    「彼女には内緒でこれからもこっそり」のほうがまだましと思うのは、彼女を裏切る罪悪感を抱えてでも自分との関係を断ち切れないのは、彼女より自分をずっと深く愛している証拠と思えるからでしょうか。ポリアモリーで三人同等の立場になってしまうと、彼女と自分は公明正大に横並びです。自分は彼女より愛されている、そう思っているのなら、この『同等の立場』には我慢がならないでしょう。陰でこっそりでもいい、自分だけを見て!と思うのは、独占欲と自尊心の表れですね。

    でも、そうは言いながら、隼人さんや私より理久さんのこの考え方のほうが、現在でもより一般的だろうという自覚はあります。

    私がかつて理久さんならポリアモリーについてある程度許容できるのではと思ったのは、ひとつにはゲイというマイノリティであり、もうひとつには恋愛において束縛をひどく嫌っているという話があったからです。でも、これまでのやり取りで、どちらも考えが浅かったと気づきました。

    マイノリティであることは、他のマイノリティを思いやれるのと同時に、自分のマイノリティ部分以外では普通でいたいという気持ちが「普通」の人以上に強いものなのかもしれません。また束縛が嫌いということは独占欲が低いということと同値ではない、ということも理解しました。まあ、考えてみれば、そうですよね…… これは貴重な気付きでした。歴野さまとさんざん貉話をしていなければ、気づけなかったと思います。ありがたいことですし興味深いです。

    子供のころから慣れ親しんだモラルを逸脱せずに生きるのは楽ですし、その遵守は自分の良心を満足させてくれます。ついでに社会の安定性にも貢献できます。でも、それが正しいかには保証がなく、社会が望む姿すら常に変わりゆくものです。受け入れられねえ!というお気持ちはわかりましたが、これも「生きざま」のひとつなのです。

    理久さんに彼女と三人でやっていきたいと明言した隼人さんですが、私はその言葉に、よく言ったね!と拍手したくなりました。ひとつ質問ですが、最初に彼女に会わせようとしたのは、結婚を決意するよりも前ですよね? その当時、それを口にするまでには隼人さんなりの葛藤があったと思います。人の真意をくみ取れなくても、「常識」は学んでいるでしょう。当時なら、ごくごくわずかにいたかもしれない当事者以外、理解してくれる人なんていなかったでしょう。理久さんを日陰者にはしない。彼女とも顔を合わせてもらい、「僕のふたりの恋人たち」としてできうる限りふたりを平等に扱おうとした隼人さんの、無謀で浅はかで、だからこそ打算のない勇気がいとおしく思えます。


    (注記:181話「朝焼けの彼方へ ①」のコメント欄に、このやりとりの続きがあります)

    作者からの返信

    「文通」と言うのは歯がゆいものですね、会話なら瞬時に「あ、それ違う」と言葉を挟める事が出来るのに、文章だと行き違ったままずっと主張が続いてしまいます。
     今回宇佳子さんのコメントを読んでいて(あ、ここが行き違いの原因かな?)と気づくことが有りました。

    ★隼人は「バイセクシャル」たとの自覚は有りませんでした。なぜなら「ゲイ」だとの自覚さえなかったのです。
     有ったのは同性愛に対する罪悪感と否定でした。つまり隼人は、彼女に対して僕との同性愛関係を一切打ち明けてはいないのです。
     彼女は隼人と僕の関係を知りません。その点を踏まえて宇佳子さんには考えて欲しいのです。

     隼人と会った時、彼は自分が同性愛者である事を頑なに拒否し「自分にはそんな趣味は無い」と言いました。同性愛を「趣味」と言われて僕は腹を立てました。
     それなのに、そんな拒否の言葉とは裏腹に僕の誘惑には簡単に乗せられ、直ぐにホテル直行でした。
     自分がゲイであることを認めたくない理性より、持って生まれた性指向の欲求の方が勝ってのことだろうけど、隼人にはずっと「自分がゲイだとは認めたくない言動」が最後まで残っていました。
     彼女の事を持ち出すのも、バイセクシャルを強調するというより、ゲイそのものを拒否していたのかも知れません。

     本文には書きませんでしたが、実は隼人は「僕のゲイ仲間と自分の関わり」を拒否していました。
     5年も付き合ったのですよ?なのに隼人はナッキーと会った事がありません。同じ宝塚ファンなのにタッチとも会った事が有りません。
     理由を聞くと「これ以上ゲイに染まりたくないから」との理由で、もちろんフラッシュにも二丁目にも足を運んでいません。
     特にフラッシュは俺たちが出会えた切っ掛けの店で、ケンちゃんにも随分迷惑を掛けたのにも関わらず「二丁目なんかに出入りしてたら本当にゲイになっちゃうから…」との杞憂からです。
    (そんな人とよく付き合えたね)と言われそうですが、僕がどんなに隼人を愛おしんでいたかは本文の通りです。

     で、ここからが「行き違い」の大きな原因と思われます。
     隼人は彼女に「僕のことを何も話していませんでした」
     もちろんゲイのことも言っていません(だって自分をゲイだと認めたくないのだから)
     隼人はただ、僕の事を大人になってから知り合った友達として彼女に紹介して、時には一緒に食事したり遊びに行ったりして、三人で仲好くしたいだけでした。
     でも実際は、僕と隼人はただの友人ではありません。本文にも書いた通り、僕と隼人はあんな事もこんな事もやってる仲です。
     さらには結婚後も、僕との仲を特別に親しい友人と彼女に紹介しておけば、時には俺の部屋に泊まったり二人で旅行に行ったりも出来るでしょ?って考えでした。

     無理でしょ?!
     今まで僕は彼女と顔を合わせなかったからこそ(彼女は僕の存在なんて知らなかったからこそ)なんとか隼人と僕の肉体関係も隠せたけれど、俺と彼女が知り合いになった上で、どうやって俺と隼人の仲を隠し通せるの?彼女だってバカじゃない、気付かないはずがないじゃない?!
     何より僕は、それほど神経が図太くありません。

     隼人ととしては、結婚したらこれまでのように俺の部屋には通いにくい、だから俺に「彼女と仲良くなって?」の要望でした。
     俺と彼女が知り合っていれば「遅くなったから歴野さんの部屋に泊まる」なんて言い訳しやすくなるから、の理由です。

     ここからさらに重要だよ!
     だったらいっそ「彼女に全く隠して隼人との関係を続けたほうが、よっぽど僕としては気が楽だ」との結論に至ります。
     ようするに普通に愛人ですが、僕としてはかなり心の負荷が少ないです。だって彼女を騙す必要がないのだから。
    「三人仲良く」と言っても、隼人と僕の同性愛はずっと隠し続けなければならないのです。ああ、僕には無理!

     これってポリアモリーてすか?いつも散々僕が言ってる、ずるい偽物バイセクシャルの浮気行為と似てませんか?

     隼人が僕との「同性愛」を正直に彼女に打ち明けて、それを彼女が受け入れて、そして更にそれを僕が受け入れて、それで成立するのがポリアモリーではありませんか?

     隼人は自分が同性愛者である事を彼女に隠した上で、僕と彼女に「外泊しても安心と思える交友」の構築を望んだわけですから、そこを鑑みて宇佳子さんには思案して頂きたいのです。
     確かに僕も言葉足らずでしたが、まさかここまで掘り下げて読み込んで下さるとは思わなかったので、その点はお詫びします。全てをあからさまに書くことを躊躇してしまいました。
     こうして実情を細かく暴露することは大好きな隼人を貶めるようで、本当は不本意なのですが、どうにも宇佳子さんのお話と僕の現実がぶつかるのは、どうやらこの点がうやむやだったのが原因ではないかと思い至りました。
     しつこいけどもう一度シンプルに訴えます。
    「彼女は僕と隼人のゲイ関係を一切知らないし、隼人は自分をゲイだと認める気は有りませんでした。隼人はどうやったら結婚後も僕と会えるかを考えていただけなんです」

  • 181)回想・隼人とのその後への応援コメント

    雪絵さんとの電話では「泣かなかった」と強がっていたのに、あとがきで「本当は書きながら泣いた」と白状する理久さんが愛おしすぎます。

    30歳を前にして「僕の時間は待たされたままなの?」と葛藤する当時の心境は、ゲイの恋愛という枠を超えて、すべての報われない恋を経験した人の胸を刺す言葉だと思いました。

    過去の自分を救うための「思い出のデトックス」、大成功ですね。

    作者からの返信

     ようやく隼人の「章」が終わりました。
     kukuriさんが読んでくれたアルファポリス版から今回「カクヨム」で書き直し始めたのは、「隼人への思いを書き足したい」と言うのが理由のひとつでしたが、その点は満足しました。てか、満足し過ぎて改めて隼人のことが好きになってしまいました。
     俺の脳は、どうやら思い描いてセリフを言わせているうちに、だんだん「創作」ではなく「会話」に移行していくようです。
     よく作家の皆さんがおっしゃるように、「キャラが自分で動き出す」ってやつですかね?
    「隼人ならこう言うだろな?」が、いつの間にか「あ、隼人がこんなこと言い出した!」に変わってきて、いつの間にか俺の心を掴むんです。俺、すっかり頭やられてるな……
     今、隼人に会いたい。
     かなりイカれている理久でした。


  • 編集済

    180)やっぱ反省会?Part4への応援コメント

    歴野理久♂さま

    こんにちは。

    > そんなに結婚って大事?

    これについて私が語り始めると「またかよ~」になってしまうので、語らない程度に書きますが、同感ですね。というか、世間が大事にしているところの結婚の意義って何?なのです(好きな人と将来を誓うという意味の「結婚」ではなく、制度としての「結婚」です)。今でも日本の地域によっては、男は「結婚して」「家を継ぐ」ものとの意識が残っているところも多いです。そういうところは女は数に入らないのでどうでもヨシでして、ありがたいような苛立つような…… (^^;) 

    今回のおふたりのお話ですが、雪絵さん、かなり突っ込んだ議論に持ち込みましたね。男女の差、あたりのお話から、考えさせられることが多いです。

    > 何がどうであれ、男に抱かれるなんて真っ平ごめんだわ!って人が多い気がする。その点レズビアンって限定せずとも、元々女性は潔癖な人が多いのかも知れない

    これはかなり同意します。体の構造上仕方ないかもしれませんが、男女って、入れる側と入れられる側の主従関係にならざるを得ません。そうすると、その関係性はちょっとしたきっかけで、たやすく攻撃する側とされる側というテンプレートにはめ込まれてしまいます。物理的に加虐されなくても、男とのセックスで心理的にそう感じる女性って多いんじゃないでしょうか?って、そんな話を女性としたことがないので、ふつうはどうなのか、よくわかりませんが。

    入れる入れられるの役割分担が可変であれば、レズビアンの人も男性とセックスをすることに対する嫌悪感が少しは薄まるのかもしれません。なんと言っても「抱かれる」のではなく「抱く」わけなので。この主体と客体の違いは大きいです。ノンケ男性にはわかりにくいかもしれませんが。「抱かれる」という言葉、男性に屈するイメージに直結するので、フェミニスト!というわけでなくとも、拒絶反応を示す女性は多いと思います、って、これも自分以外のことは本当はわかりません。

    バイセクシュアルに関しては、真に男も女も愛せる人は存在すると思います。そして本来、そういう人をバイセクシュアルと呼ぶべきであり、そういう人であれば、歴野さんも不快に思うことはないのではないでしょうか? 歴野さんが憤っているのって、基本的に、バイセクシュアルを自称してゲイを隠そうとする不埒なやからに対してではないですか? 

    でも、バイセクシュアルの人が、本当に男女ともに平等に愛し、平等に恋人として扱えるかというと、それもまた嘘ですよね。だって、どうしても、体の構造と社会の受け入れが男女で異なりますから。ヘテロの関係だと妊娠の可能性があり、結婚という権利が与えられる。ホモの関係だと妊娠も結婚もあり得ない。そうなってくると、「責任ある大人は結婚して家庭を築くべき」を叩きこまれた若者は、たとえバイセクシュアルであっても、同性ではなく異性の恋人を作る、あるいは選ぶよう、強いバイアスがかかるのでしょう。私は問題はそこにあるんじゃないかと思います。

    > それよそれ!同じ女性として、一生をゲイの夫に騙されて生きるなんて気の毒過ぎる!

    これ、逆ってどうなんだろうと考えてしまいますね。一生をレズビアンの妻に騙されて生きる男って気の毒過ぎる状況になるのだろうか? いやいや、「妻がやらせてくれない/喜んでくれないから……」とあたりまえのように家庭の外に恋人を作りそうじゃないですか? となると、ここにも男女の不均衡がありますね。これはおそらく男女の体の差というより、社会における男女のステレオタイプの違いなのでしょう。浮気は男の甲斐性、女は貞淑であれ、と。

    何にせよ、こういう話題を包み隠さず議論できるお友達がいるのは素敵だなあと思います。オフレコ部分がとっても気になります (^^;)

    作者からの返信

     僕がこの時に思った
    (結婚ってそんなに大事?)との思いは、もちろん亮や隼人に対しての思いなのです。
     ゲイとして生まれてきて、そして僕と愛し合って良好な関係に至ったのに、もちろん今幸せなのに…
    「それでも結婚しなくちゃダメなの?!」って心境です。
     僕がもし "女" だったら迷わず亮と結婚するし、隼人の彼女とやらも正面切って「奪い合い対決」に臨んだかも知れません。が、でもこれは所詮 "もしも" の話です。
     まあ、つまりですね、僕と宇佳子さんの決定的な違いは→「家同士の儀式としての結婚を(僕は)否定しているわけではない」と言う事ですね。
     僕がもし何の屈托もないノンケに生まれてきたなら、何も思わず考えず、好きな女性と当たり前に結婚していたような気がします。が、これも所詮は "もしも" の話です。
     現に僕はゲイとして生まれてきたのだから、結果として「結婚」については、ずっしり重く思案しなければならない人生となりました→事実婚や同性婚も含めて……
     まあ、この問題は今後もこの私小説で語る事も有りましょう。

     さて、今回宇佳子さんから以下の発言が有りました。これについては、僕は以前から宇佳子さんのモヤモヤとして感じ取っていました。
    《男女って、入れる側と入れられる側の主従関係にならざるを得ません〜略〜攻撃する側とされる側というテンプレートにはめ込まれてしまいます》
     ──と、それに関しては僕らゲイも、実は分からなくもないのです。
     ここから先は、本文ではあえて避けている事象について、宇佳子さんだけにお話します。
     ゲイの性交にも(入れる、入れられる)の行為が有ります。僕はカクヨム規定での「18禁問題」や「一般読者の不快感」を考慮して、本文ではこの事象について忌避しています。
     で、何を言いたいかと言うと、実際のゲイ社会では断然「ウケ」の方が大多数なのです。多くのゲイが「入れられたい」から発展して「犯されたい」→「支配されたい」との願望が強いです。
    「タチ」は、実は圧倒的に少数で貴重です。つまりタチは断然モテるし、どこ行ってもちやほやされます。
     女性目線のBLでは「受け」も「攻め」もまるで男女の比率のように同数で、「複数の "攻め" に襲われる美形の "受け" 」なんてコンセントも多いですが、これは例によって「受け」を女に見立てたある意味「女性願望」であり、実際のゲイ社会では少数の「タチ」を大勢の「ウケ」が奪い合っているような状況です。
     で、男女との大きな違いは、どちらも可能な「リバ」と言う存在です。実はかなり恥ずかしい告白をしますが、僕は「リバ」です→自分がどうしたい、と言うより、相手が何を求めているか?に対応してしまいます。これはむしろ、SEX においてはとても消極的だと言わざるを得ません。
     で、世の中断然「ウケ」が多くて、僕はいつも「タチ」を求められます。
     はい、前置きが長くなりました。ゲイ界では断然、宇佳子さんの言う《入れる側と入れられる側の主従関係〜略〜攻撃する側とされる側》で言う後者、つまり「支配される側」になりたい人の方が多いのです。
     女性などうなんだろう?
     ↑いやこれは男の僕にはわかりませんが、実は「リバ」の僕も(たまには僕もやられたいな)とか(隼人はいつもやってもらえるばかりでずるいな)とか思ってました。
    だから外ではタチの人を探してしまったり?って、おいおい暴露しすぎだぞ!って……
     だからどうだと結論を出せる話ではありません。
     僕の感じる現実の話をしてみました。

     バイセクシュアルに関しては宇佳子さんの言うとおりです。
     今まで何度も本文で語った通り、僕が憤るのはゲイのくせにバイセクシャルを騙る「偽物=自称バイセクシャル」の奴らが頭にくるのです!
     ただ「本物のバイセクシャルなんてこの世に実在するのか?」との大疑問もすっと抱き続けています。
     少なくとも僕は「それらしい本物」をこれまで一人しか知りません。
     ↑その「不思議人物=森山君」についてはこの後いづれ登場しますのでお楽しみに。

     宇佳子さんの言う
    《真に男も女も愛せる人は存在すると思います》
     ↑これを僕は、ずっと疑っています。

    編集済
  • 179)朝焼けの彼方へ ③への応援コメント

    歴野理久♂さま

    こんにちは。

    隼人さんの物分かりのよさげな言葉は、やっぱり理久さんが繰り返し隼人さんに伝えてきた「結婚したら俺たちは終わり」がきれいに刷り込まれた成果だと感じました。

    > 今日は……理久とちゃんとさよならをするためにここに来た。そうするべきだって、理久が教えてくれただろ?

    これが、隼人さんの行動を支配してたすべてですね。

    この言葉を受け入れ、自分の進むべき道を一旦確定させてしまった隼人さんは、それを誰かが曲げさせようとしても、もう、揺るがないのでしょう。たとえ揺るがそうとするのが理久さん本人だとしても。

    > え、いまさら?
    > 理久、今になって……

    この隼人さんのセリフ、本気で驚愕したのでしょうね。きっと、これまで、隼人さんを愛しすぎないようにするために理久さんがあえて隼人さんに言っていた「物わかりの良い言葉」も、隼人さんは「すっかりそのまま」の意味で受け止めていたのでしょう。理久さんの本音は別にあるだなんて、まったく想像もせずに。今となっての理久さんの本心の吐露は、隼人さんには『理久のとんでもない豹変』としか、理解できなかったでしょう。

    五年間のふたりの気持ちの壮絶なすれ違いがみちびきだした悲しい末路だと感じます。私が映画やドラマを見られないのは、過度に感情移入しがちで苦しいからなのですが、この一話は、今まで避けていたもののど真ん中でした。文字だけとはいえかなり辛いです。歴野さんの真に迫る描写ゆえですね。

    ところで、隼人さんのエピソードを通じて、ずっと気になっていたことがあります。もし失礼に当たらないのであれば、教えていただきたいのですが……

    理久さんは、建前とはいえ、なぜ隼人さんの婚約者さんにずっと遠慮していたのでしょう? 以前ケンちゃんさんからも、先に付き合った人とずっと付き合い続けなければならないわけじゃないと助言いただきました。それは自分の恋人にも、同じことがいえるんじゃないでしょうか? 隼人を奪ってやろうとは、まるで思わなかったのですか?

    理久さんの心の奥にも、パートナーは同性よりも異性が望ましいという意識があるのでしょうか?

    つまり、
    パートナーとしては異性・同性を問わず平等でありどちらでもよい。
    パートナー関係は結婚という儀式を持ってより強固になり安定化する。
    日本では今のところ異性同士にしか結婚の道は開かれていない。
    愛する隼人さんには『既婚者』というステータスを手に入れてもらいたい。
     →だから俺は身を引く
    という建前だったのでしょうか?

    どうしても、理久さんが常に負い目を感じているように思えて、それが何より辛く、納得いかないままでした。

    作者からの返信

     いつもながらとても丁寧な感想をありがとうございます。
     正直に言うと、ここまで細かく隼人の言動を読み解いていただいて、書いた僕自身が驚いております。
     アスペルガーという視点については前回の返信にも書きましたが、実は執筆時に明確な設定として考えていたわけではありません。だって、何より当時の僕はそんな言葉さえ知りませんでしたから。
     ただ、「相手の言葉を額面通りに受け取りやすい人」「一度信じたものを真っ直ぐ守ろうとする人」として隼人を書いてきたのは事実ですから、宇佳子さんのアスペルガー考察には「なるほど!」と思わされ、膝を叩かされる部分がたくさんありました。
     また、僕が隼人の彼女の存在に遠慮し続けた理由については、実は「遠慮」と言うのとは違う気がします。
    「遠慮」と言うよりは「拒否」だった気がします。
     物語を紡ぐ流れで「理久」が常に彼女の存在に怯えていたかのような表現があったことは否めません。その方が物語の中の理久の心情を描きやすかったからです。
     が、実際の僕の記憶としては、案外僕は強気で(隼人は俺の方をより好きに決まってる)と思い込んでいるフシも有りました。
    (彼女なんて相手にもならない。隼人は俺のものだ)と奢っていて、むしろ彼女を哀れに思っていたかも知れません。
     人の気持ちはその時々の事情や体調に左右されやすく、不安定なものです。僕の気持ちも常にゆれていましたが、この小説は「理久と隼人の物語」ではなく、隼人の登場する部分は、この小説のほんの一部なのです。そこまで詳細な僕自身の心理描写は描ききれていなかったと反省します。
     僕自身の複雑な心情を詳細に描くにはスペースも時間も取れず、案外隼人を描写した分、自分の心情はステレオタイプに簡略され、端折ってしまったかも知れないと、宇佳子さんに指摘されて気付きました。
     で、一口で言うと、彼女の話や、ましてや彼女と顔を合わすなんて「遠慮」と言うより、甚だ鬱陶しいだけの事でした。もっと言うと、僕は彼女の事なんて鼻にも掛けていなかったのかも知れません。

     で、なのに、突然の結婚宣言です。
    (やられた!)と思いましたね。
     彼女の逆襲です!

     ここで宇佳子さんの提示した話に繋がります。
     確かに「結婚」と言うシステムの圧倒的な勝利でした。
     同性の僕には太刀打ちすら出来ない、重大事項でした。「男同士では子供を持てない」と言うのも大きかった。
     はい、敵いませんでした。

     彼女から奪う?!
     いいえ、隼人を奪われたのは僕の方だった──というのが現実でした。
     僕は彼女にずっと勝っていたつもりだったのに、最後に隼人を奪われたのです。
     宇佳子さんが結婚と言う形式(規式?)に必ずしも肯定的でないのは今までのやり取りで伝わっていますが、普通に男女間のことだから肯定も否定も出来ます。
     が、しかし、同性間では「否定」する以前に結婚の定義にもはずれ、「範疇」でもないのですから手も足も出ません。


  • 編集済

    179)朝焼けの彼方へ ③への応援コメント

    なんて美しい……。そして、あまりにも、あまりにも凄絶な幕引きですね。今、小説を読み終えて、胸が締め付けられるような、そして一本の極上の映画のラストシーンを見届けたかのような、深い余韻のなかにいます。

    隼人さんは、激しく取り乱す理久さんを必死に正面から受け止め、全力で「叱って」いる。
    そして、憑き物が落ちたように静まり返った理久さんを、優しく抱きしめる。

    隼人さんは泣いていた。

    「唇を離して──そのまま
     二人のおでこがくっついた」

    息が止まるほど美しい描写。
    「結婚したからこんな所作を身につけたの?」と理久さんは切なく疑っていますが、違います。これは彼女との生活で得たものではなく、この20年前の朝焼けの部屋で、極限状態の二人が、言葉や世間の枠組み(結婚、同性愛、バイセクシャル)のすべてを超越して、魂をひとつに重ね合わせた瞬間の、奇跡のようなオリジナルな所作ですね。
    お互いの体温と、涙の匂いと、これまでのすべての愛着が、その合わさった額のあいだで静かに循環している。
    「混じり気のない、最高純度の愛」の結晶が、ここに描かれています。

    「身体中に染みた隼人の汗が愛おしかった」
    「街は静寂───
     朝焼けで
    ───東の空が赤かった」

    シャワーも浴びず、隼人さんの生の気配(汗)をその身にまとったまま、寄る辺なく街へと歩き出す。
    目の前に広がるのは、お片付けされた静かな朝ではなく、どこまでも赤く、燃えるような、割り切れない情念の象徴としての「朝焼け」です。

    「僕の人生を永遠に変えてしまった、あの圧倒的な愛とさよならの深淵なんだ」と、自ら進んであの赤く染まる文学の荒野へと飛び出していった。文学の荒野へ──「朝焼けの赤」という情念の余韻。

    あまりにも鮮烈で、あまりにも美しいです。

    作者からの返信

     いつも本文以上に美しい感想を下さり、ありがとうございます。
     あまりにも過分なお言葉の数々に、書いた本人もびっくり仰天⇒とにかく恐縮しております😆✨
     今回は自分でもかなり思い入れの強い場面だったので、ここまで丁寧に読み込んでいただけたことに驚くと同時に、とても嬉しく思いました。
     正直、書いた僕自身の想定を超えるほど美しく読み解いていただいていて、「そんな立派なものだったかな…」と少々恐れおののいております😝
     理久と隼人の別れが、kukuri様の心に何か余韻を残せたのなら、作者としてこれ以上の喜びはありません。
     ところが感動の想い出はここまで、次回からは擦れっ枯らした砂漠のような恋愛悲喜劇が繰り広げられますので、そちらの方もよろしくお願い致しま〜す。
    🥳🎉

    編集済

  • 編集済

    178)朝焼けの彼方へ ②への応援コメント

    無駄を削ぎ落とし、研ぎ澄まされた洗練された言葉に、その奥にある理久さんの凄まじい「肉声」が、より鮮烈に響いてくるようでした。

    かつて理久さんが敷いた「結婚という大人のけじめ(正論)」のレールを、隼人さんが完璧に内面化し、皮肉にも理久さんを「過去」へと置き去りにするための最後の燃料にしてしまう。この完璧なまでの立場の逆転劇に、息が詰まりました。

    あれほど「ポリアモリーは理解できない」と築き上げてきた自尊心の城壁も美学も、すべてをなげうって、ただ「別れたくない」と子供のようにひとつの生を乞う──。

    私は、この理久さんの「駄々」を、そしてこの極上の無様さを、絶対に転落だなんて思いません。

    賢い大人が、知性もプライドもかなぐり捨てて泣きじゃくる。烈しく、剥き出しの、混じり気のない、最高純度の愛。

    「大人だったのは理久の方だ」と言って、静かに腕をほどいた隼人さんのあの悲しげな微笑みは、一生消えない美しい呪い(ひかり)ですね。

    余計なおしゃべりを封印し、身を削るような推敲を経てこの物語を届けてくださった理久さんの「覚悟」に、深く、静かに、圧倒されています。ありがとうございます!

    腕をほどかれてしまったあの日から、20年。
    その止まった時計の針が、いま理久さんの美しい肉声によって、カクヨムの舞台で確かに動き出していますね。

    劇場の特等席で、息をのんで、次回の幕が上がるのをお待ちしています。





    作者からの返信

    「回顧録って恐ろしい…」このセリフをあちこちで、どれくらい吐いていたか数える気にもなりませんが、今現在日常生活の繰り返しのなかで、隼人のことなんてすっかり忘れていたのです。
     こうして記憶を掘り起こし、「ある程度の捏造」と「かなりな美化」をほどこして物語にすると、なんと理久と隼人の若く美しいことでしょう。😍💕
     ああ、もしこれを実写化出来るなら俳優は誰が似つかわしいだろう?などと驕り高ぶった妄想をしてしまいます(とても実物を公表出来んぞ!)
     が、実際は俺がけちょんけちょんに振られただけですけどね、へへっ。

     で、話を戻しますが、おそらくこんな私小説を手がけなければ「隼人」と言う存在自体が過去の記憶として引き出しの奥に仕舞い込まれていただけだろうに、こうして別れのシーンを書きながら(ああ!俺、隼人が好きだわ〜!)って身震いするほど再会したいし、やり直したい!(←今の旦那に聞かせられないが…)
     そして今、隼人の「章」を終わらせながら、記憶は次の様々な男たちを蘇らせています。
     kukuriさんご存知の「アルファポリス版」より更に数人の新たな男どもが登場しますよ。どれもこれも俺とは不発に終わった人ばかりですが、理久がいかにヤリチンだったかの告白となります。
     いゃ〜、kukuriさ〜ん、ほんと俺、ただのスケベ男だから〜!
     kukuriさんから高潔とか純粋とか褒めてもらうたびに穴掘って自分を埋めたくなります〜、大汗
    😝

     

    編集済
  • 178)朝焼けの彼方へ ②への応援コメント

    歴野理久♂さま

    こんにちは。

    これまでに何度かコメント欄で、隼人さんは決してバカではないけれど、人の言動の真意をくみ取ることが苦手とお聞きしてきました。そこに今回のご祝儀へに対するまっすぐな受け止め方。さらには、スイッチを切り替えたかのような、理久さんに対する態度の変化。ずっと感じていたことが、それらでさらに強まりました。隼人さん、アスペルガーなのではないでしょうか。

    物語のこの展開でこんなコメントをすると、「アスペルガーの人ってひどい」に繋がりかねませんが、そういう意図はまったくなく、理久さんと隼人さんそれぞれが相手を深く思う気持ちのすれ違いが、今の展開を招いたと思っていることをご承知おきください。

    ご存知かもしれませんが、発達障害のひとつであるアスペルガー症候群の方は、知能になんら問題はありません。ただ、言葉の真意をくみ取ることがとても苦手で、冗談や皮肉は理解できません。言われたこと、なされたことは、そのままの意味でとらえます。理久さんを強烈に引き寄せ、同時に傷つけた隼人さんの天衣無縫といえるほどの無邪気さ、へんてこりんさは、そのまま当てはまりそうです。
    ご祝儀袋に現金とともに込めた皮肉をまるで理解しなかったのは、物事をそのまま受け止めるアスペルガーの特性の典型的な表出ではないでしょうか。

    隼人さんが出会いの夜の再現が終わったあと、理久さんの涙にも動じなかったことは、これもまた、アスペルガーのルールを厳守する気質が現れているように思います。

    宝塚のチケットを送ってきたのはなぜか? 出会いをなぞり、執着心を掻き立てるような行為をした意図はなんだったのか? これは隼人さんにとって、新ルールを確定させるために欠かせない儀式だったのかもしれません。

    アスペルガーの人は一度決めた決まりごとを頑なに守ります。理久さんの「結婚したら俺たちの関係は終わりだよ」は隼人さんの本来のルールとは異なりました。それなのに、理久さんを信頼し、大事に思っていた隼人さんは、無理やり自分のルールを理久さんのルールで塗り替えようとしていたのでしょう。そして、最後のピースとして必要だったのが、出会いをなぞったあの一夜だったのだと思います。アスペルガーの人はルールと同じように、儀式にもこだわります。出会いの再現が完了したとき、彼の中では、新たな扉が開くように理久さんのルールが発動しはじめました。理久さんの涙にも動じなかったのは、もう彼の中では「結婚したら俺たちの関係は終わりだよ」が守るべき決まりになっていたからですね。

    だから、隼人さんが変わって見えたのは結婚したからというよりも、理久さんをリスペクトし、理久さんのルールを受け入れたからこそだったのだと思います。

    > 「まさか、僕……結婚してるんだよ?」

    この言葉も、彼女に対する貞操を意図するのではなく、「結婚したら俺たちの関係は終わりだよ」という理久のルールを絶対に尊重するからね、という彼の悲痛な宣言だったのだと思うのです。

    作者からの返信

     すごくタイムリーな話なんだけど、昨夜5/31→NHKで「ある日彼女のパンティーが、」と言う単発ドラマが放送されたのを観たんです。
    【あらすじ】漫画家の妻が夫の面白エピソードが愛おしくて漫画にしたらヒットした。
     ところがそのコメント欄が「この夫ってアスペルガーだよね!」の類のコメントが多数寄せられて荒れた。
     ──ってなところから始まるストーリーなのですが、実は僕、ドラマの幕開けからこの夫の言動が可愛くて、愛おしくて、完全に漫画家の妻視点でドラマを観ていたらネット上のコメントに「アスペルガー」のワードが出てきて驚愕しました。
     実はこの「可愛い夫」→(隼人に似てるな〜)なんて思いながら見ていたのです。

     そしたら、な、なんと!
     今朝届いた宇佳子さんからのコメントにも「アスペルガー」の文字がっ!!
     どういう事?
     隼人ってアスペルガーだったの?

     で、頭を冷やして考えてみたんです。
     バイセクシャルに関しては当時から悶々としていました。
     ポリアモリーを最近知ってからも、更に悶々としていました。
     で、今回アスペルガーのドラマ観て「可愛い夫」に共感していたところに宇佳子さんからもアスペルガーとの啓示を受け…
     あれ?これ、案外そこ?
    って思えてしまいました。

     本文には書かなかったのですが、隼人はかなり熱量の多いヅカファンでした。全組全生徒の顔、芸名、愛称、入団年度まで丸暗記しているような人でした(今思うとこれアスペだわ)。
     ところが大好きだったトップが辞めた途端すっぱり宝塚を切りました。確かにそう言う人もいるな〜、との認識でしたが、あの切り替えの激しさは(潔い)を超えていました。
     で、それ程のファンだったら退団後も普通は追っかけるんですよ(現にそのスターさん、大舞台で沢山主役を張ってる)
     ところが隼人は「男役でない○○ちゃんはスターじゃない」と、至って冷淡でした。
    「髪を伸ばしてスカートをはいた姿なんて見るのも嫌だ」とも言っていました。
    (あのへんの強いこだわりも、言われてみればアスペだな)

     日常の会話でも(?)な事が多くて、ああ、それを俺はこの小説でも "ちんぷんかんぷん" って称していたけど、なるほどアスペルガーと思えば、どれもこれも腑に落ちることばかりです。

     僕は「人は多かれ少なかれ皆発達障害を持っている」の説に賛同していて、実は僕も「人の顔」を認識、記憶するのが苦手です。
     実は身内に「思い当たる子」がいて、アスペルガーについても調べたことがあります。一緒くたに言えず、アスペルガーの中でも十人十色だとの話も聞きました。

     当時はアスペルガーなんて言葉も知らなかったから、隼人をそんな風に思ったことは全くないけど…
    隼人のあのきょとんとした顔?
    討論を喧嘩だとして嫌う性格?
    どうしてここでニコニコ笑顔?
     って数々のちんぷんかんぷんは、確かにアスペルガーと言われれば説明がつく気がします。

     不思議です。
     隼人がアスペルガーだったんじゃないか?と思い付いた途端、いま隼人のことが益々愛おしくてたまりません。
    (そうそう、隼人のあの不思議な「精通」の状況も、アスペルガーだとしたら腑に落ちます)

  • 177)朝焼けの彼方へ ①への応援コメント

    理久さん、あまりにも美しく残酷な【文学】をありがとうございます。震えるほどの神回です。

    10万円という非日常の質量に対して、出会ったあの日と同じ「2階席最前列のチケット」という至高の様式美で返してきた隼人さん。彼は理久さんの怨念を、完璧に「愛」として受け止めていたのですね。

    現実の日常(結婚)のオーラを纏って「見知らぬ好青年」になってしまった隼人さんと、日常からはみ出して「何がどうでも構わない」と理性を崩壊させて席に着いた理久さん。

    二人がもう現実の日常では結ばれないからこそ、第一部の芝居のなかで、舞台に顔を向けたまま一途に、無言で手を握り締め合うシーンの純度に胸が締め付けられました。
    宝塚という圧倒的な【虚構の光】のなかでだけ、お二人の情念の肉声が完璧に重なり合っている……。

    緞帳(どんちょう)が下り、容赦なく日常へと引き裂かれていくタイムリミットの足音が聞こえるようです。

    理久さんがかつて仰っていた「建前も恥もかなぐり捨てた、みっともない姿」が、この緞帳が下りたあとにいよいよ幕を開けるのですね。
    美しい虚構の儀式が終わったあと、理久さんの心がどう決壊していくのか。

    覚悟をして、次回の『朝焼けの彼方へ ②』をお待ちしています。

    作者からの返信

    「震えるほどの神回」とは畏れ入ります。
     ここでどんな返信を書こうかと迷いましたが、結果何を書いてもネタバレになりそうで、余計なおしゃべりをするのは控えます。
     なんせ既にご存知の通り、話始めると冗長になりネタバレどころか次回の予告編さえ語ってしまいそうな愚か者ですので……
     現在この続きを推敲しております→くどくなり過ぎぬよう、文章のダイエットに励んでおります。
     もう少しお待ちあれ😆

  • 176)ついに隼人の結婚式への応援コメント

    歴野理久♂さま

    こんにちは。うーん……

    亮ちゃんから身を引いたときには、苦しみながらも、恨みつらみを自分の中に封じ込めていましたよね。その精神力の強さに、これは異世界の人!とむしろ少しおののきながら見ていました。でも、今回の隼人さんとの別れは様子が違いますね。

    理久さんの行動原理を特徴づけるひとつに、強い自尊心があるように感じています。それは恋人との破局に際し、去り際を美しく見せる強がりにもなり、自分の精神を守る鎧にもなります。でも、ひとたびそれが踏みにじられたと感じると、とたんに、鋭いかけらとなって相手を、時に自分をも攻撃し始めるのではないでしょうか。

    理久さんの心の城壁をガラガラと崩し、ときに理久さんの裸の恋心をわしづかみにし、ときに理久さんの自尊心を無邪気に踏みにじる隼人さん。「めらめらと揺れる炎のように沸き起こった不思議な思い」は、上記のジレンマによりもたらされたのではないかと思いました。可愛いからこそ憎いんですよね。

    > 大丈夫だよ!理久ならどこに出しても自慢だよ?うちの親戚達なんて理久を見たらびっくりするよ♪まるで宝塚のスターさんだもん♡

    ここまで読んで隼人さんを知ってきた身としては、隼人さんの言動はすべて正直ベースなんじゃないかと感じます。上記だって「ふざけて」ではなく、本気も本気、大真面目で言ったのではありませんか? そもそも彼はふざけるという概念を持ち合わせないように感じます。常に物事をまっすぐにしかとらえないのでは?

    家庭内でも地域内でも結婚という制度を疑う機会の(少)ない子供時代を過ごしてくると、理久さんのように「結婚は人生の大きな節目であり、それを機に人生を真面目に生き始めねばならぬ」と素直に思うようになるのでしょうか。これは余談ですけれど。

    「可愛い隼人」と「恨めしい隼人」、恋心と怨嗟とがどろどろと渦巻く一話でした。理久さんの筆舌に尽くしがたい苦しみが伝わると同時に、隼人さんの今後も不安に感じます。

    作者からの返信

     確かにそうです。
     隼人への気持ちはとても複雑怪奇なんです。愛憎入り混じった、自分でもよく分からないこの感情は、実は未だに整理整頓で出来ずに引きずっています。
     以前にもどこかで書いたと思いますが、僕は一度別れた恋人と再びやり直そとはしない性格でした。
     もっと言うと、別れた「恋人」と「友達」になる──と言うのも理解できない性格でした。
     こうして改めて整理してみると、やはり僕はとことんポリアモリーには向かない性格ですね。
     もし当時の隼人にポリアモリーの素質が有ったとするなら、考え方が折り合わず何かと悶々とさせられたのも納得出来ます。
     まあ、こちらがこうだったのだから、向こうもそれなりだったのでしょうね、人間関係なんてそんなもんです。
     で、二度と会わないと決めた隼人でしたが、僕もこの歳になると色々考えてしまいます。
    「人間、年月で丸くなる」なんてベタな言い訳をするつもりはありませんが、単純にいま隼人に会いたい。
     何だろうこの感情?
     実はこの私小説を書き始めた時は思いもしなかったのですが、時系列で書き進め、隼人の段になった時…
     もしこの作品が現在の隼人の目にとまったなら、たとえ偽名を使った作品であっても "隼人って自分だ" と気づくはずです。
     だとしたらカクヨムを通して俺に連絡をくれないか?なんて、とんでもない事を期待している自分がいました。
     どう言うこと?
     まさに僕の心情→複雑怪奇ですね。

     ちなみに今のところ彼から連絡はありません。


     

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    176)ついに隼人の結婚式への応援コメント

    理久さん、息をのむような、切なくて烈しい神回をありがとうございます。

    ポリアモリーや結婚という、人間が安心して眠るための「生ぬるいカテゴリー(パターン)」に理久さんを都合よく押し込めようとした隼人さんに対して、理久さんが放った「10万円の現金書留」という復讐──。

    これは、ただの意地悪などでは決してありません。日常のルールをはるかに超越したその大金は、「俺をお前の都合の良い便利枠に収めるな。一生説明のつかない『謎』として、お前の人生の真ん中に居座ってやる」という、理久さんの純粋で、苛烈な精神のテロル(復讐)だったのだと感じます。

    「だって、隼人にあげるんだもん……」という独白に、胸が潰れそうになりました。憎しみと、破壊衝動と、けれど捨てられない最大級の愛情。自分でもコントロールできないその矛盾した熱量こそ、人間が「概念」では生きられない本物の生き物である証拠ですね。

    高潔とはいつも「心」の問題ですから……。
    世俗的な良識(2万円の相場)をかなぐり捨てて、隼人さんの人生に一生モノの暴風雨を巻き起こしてやった27歳の理久さん。私はその姿を「転落」だなんて微塵も思いません。どこまでも一途で、誰よりも高潔で、愛おしい、本物の人間の姿です。

    「もう、部屋には入れない」という最後のけじめの重さに、静かに震えました。

    作者からの返信

     この感想の冒頭を読んで、
    (うわ〜っ!怖いよ〜っ!)って思いました。
     全く意識していなかった、当時の自分の怨念についてです。
    (俺って、そんなに怖い奴だったのか〜っ!)っておののきました。

     kukuriさんはアメブロでいつも深淵なる問題作(特に映画)の考察を発表し、その恐ろしく深い考察で人間の奥底をおどろおどろしい程に鋭くえぐり、観覧者を魅了し止みません→結果、毎回「いいね」が 100を超える人気ブログとなっています。
     そのkukuriさんがまさかこの話に「神回」とまで評価してくださるとは畏れ入ります。
    (俺ってやっぱ、危ない奴なのね?なんか嬉しい…)

     いえね、マジな話あの時は20万にしようか30万にしようか迷ったのです。でも5年も付き合った相手ですから、ぎり許されるのは10万円かな?と判断しました。
     でも、やはり隼人にはピンと来なかったようです。
     隼人がどう感じたかは、次回のお話の冒頭で明かされますが、期待しないで下さいね、あの隼人のことですから…

     あと、それと、前回の返信で「高潔」から「転落」と言ったのは、この回のことではありませんでした、済みません、俺が勇み足でしたね。
     実は次回から、大人ぶっていた筈の歴野理久が恥じも建て前もかなぐり捨てて、結婚式を終えた隼人に対して駄々をこねて追いすがる "みっともない姿" をさらします。
     お恥ずかし……
     アルファポリス版には勿論なかった話ですが(この際、何もか吐き出しちまえ!)と、勢いで書いた新作エピソードです。お楽しみに…

  • 175)別れの経緯 ③への応援コメント

    読んでいて、胸がキリキリするほど切なくなりました。
    「とっとと新居に飛んで行け!」と突き放すことでしか、自分の心を守れなかった当時の理久さんの痛みが、痛いほど伝わってきます。

    男女の間でも本当によくある話ですが、「結婚と恋愛は別だから、このまま都合よく関係を続けよう」なんていう相手の甘え(搾取)に対して、心にもない綺麗事のセリフを並べてでも、物分かりのいい大人のままプライドを保って決別した理久さんは、もの凄く高潔で、そして健気だと思います。

    ひとりぼっちのクリスマスで、ようやく正装を脱いで泣けた夜があって、今の理久さんがあるのですね。素敵な過去の断片を読ませていただき、ありがとうございます。

    作者からの返信

     そうなんてす。男女関係なく、やはり「結婚」は大きな節目であり、けじめだと僕は思います。
     最近ポリアモリーと言う観念を知って「なるほど、それも多様性なのかな」とは思いつつ、僕自身はそのような複数関係は受容できません。
     宇佳子さんがそれをテーマにした作品を書いていて、現在少しずつ読み進めていますが、正直つらいです。
     複数人の恋人と淡々と過ごす茶房のマスターのようには、僕はなれません。
     浩一と隼人と二人がダブっていた短期間でさえ、僕は気が狂いそうでしたからね、笑。
     ただ、不倫と分かっていても「好きだから別れられない」と言う気持ちは理解できます。
     僕も実は「愛人みたいになっちゃうのかな…」と不安定な気持ちも有りました。
     でも、僕はポリアモリーとは違うので、それは何も楽しくありません、辛いだけです。
    「結婚する前と後で何が違うの?同じじゃない?」と、ポリアモリーは考えるのかも知れないけど、結婚と言う形を案外古風にとられている僕にしたら、それは全然違います。
     バイセクシャルの人の中には「女は妻だけ。だから裏切っていない」と、浮気してる(男の数)は考えない人もいますが、僕は嫌だ。だから自称バイセクシャルは嫌い!
     なんて、偉そうに書いているけど、僕も実際は「でも別れたくない!」と結構土壇場で駄々をこねたんですよ、ホントは…
     そのへんのお話も控えていますが、高潔と評価していただいた理久の転落に幻滅しないで下さいね、結果的にはちゃんとしましたから。
     思うほど、自分の気持ちはコントロール出来ない……

    編集済
  • 175)別れの経緯 ③への応援コメント

    歴野理久♂さま

    こんにちは。
    本当に辛いときって、誰かにそばにいてもらいたいなんて気持ちにはなれません。これまで理久さんがしばしばナッキーさんに何でも相談し、泣きついては愚痴を聞いてもらっていましたが、どうしてそんなことできるのかなあと不思議に思っていました。これまではそれなりに心に余裕が残されていたのでしょうね。今回はさすがに、誰とも一緒にいたくない、というところまで追い詰められてしまいましたか。隼人さんに本気になっちゃいけない、と思いつつ、いつしか完全に心を奪われていた証拠ですね。これを無理やり自分で引きはがすのは、きつかったでしょう。

    > 俺と同じ生き方をしてくれる人なんて、いるのか?

    今の歴野さんにだからかけられる言葉ですけれど、ひとりの伴侶を愛し添い遂げようとする理久さんの生き方のほうがマジョリティですから。亮ちゃんはいざ知らず、隼人さんの生き方は、当時はとんでもないと顔をしかめる人がほぼ100パーセントだったでしょう。今でも、そういう生き方があるという事実は理解してもらえても、自分ごととして受け入れてくれる人はほぼいません。

    隼人さんの「わけのわからない」「自分勝手な」「彼ばかりが幸せになる」「彼だけに都合の良い」言動に振り回され続けの理久さんですが、理久さんのことはkukuriさんがきっちりフォローしてくださると思うので、私は隼人さんの気持ちを考えてみます。

    このとき隼人さんも、理久さんと同じくらい戸惑い、傷ついていたのではないでしょうか。だって、隼人さんは彼女のいる状態で理久さんと付き合い始めたわけですが、理久さんも彼氏がいる状態での交際スタートでした。隼人さんからしてみたら、「理久と僕とは同じ恋愛観」と信じて疑わなかったのではないでしょうか。そう考えると、隼人さんのほうこそ、結婚という地点を通過するだけで理久さんが態度を180度変えてしまうのが理解できず、訳も分からぬまま出ていかざるを得なかったのではないでしょうか。

    自分の気持ちすら、上手に解析して、上手に口に出せなかった隼人さんです。言えなかったけれど、言いたいことはあったのかもしれない、そう思ってしまいました。とはいえ、すべて単なる推測です。真実はわかりません。また、女性を愛することができ「ふつう」に結婚もできて子供も持てる隼人さんが、持たざるものの気持ちをまるで理解していなかったことは、残念なことに違いありません。

    > 生き方が違う以上、何を言っても無駄なんだよな……

    そう考えて諦めてしまうというのは端から見ていてめちゃくちゃ苦しいので、考え直してもらいたいなあと思います……

    作者からの返信

     宇佳子さんからのコメントで、今回最初に(ん?)と止まったのがこの部分。
    ↓↓↓
    ───隼人さんからしてみたら、「理久と僕とは同じ恋愛観」と信じて疑わなかったのでは?───
     との部分です。

     確かに言われてみれば、隼人に彼女、僕には浩一と、互いに2番手の「四角関係」から始まった事実を思い出しました。
     これは今まで、実は自分ではあまり重要視していたポイントではなかったのですが、隼人にポリアモリーの素養が見えて来た以上、重要なポイントなのかも知れません。
     僕は隼人と交際を始めるにあたり、少なからず彼女の存在を苦慮していた。が、しかし、隼人は浩一の事なんて初めから気にもしていなかったのかも知れないと、今になって思うようになって来ました。
     で、先程の一文ですが、僕は初めから「隼人と同じ恋愛観」だとは思っていませんでした。でもそれはポリアモリーと言う観念より、むしろバイセクシャルへの不審感によるものです。
     で、隼人は宇佳子さんの言うように、はたして「理久と恋愛観が同じ」なんて思っていたのでしゃうか?いや、全然ピンときません。
     前から何度か言うように、隼人は(決してバカではありませんが)物事を深く考えない人です。
     反論すると「怒ってるの?」
     討論しようとすると「喧嘩はやめよう」と反応する人です。
     例えば僕と宇佳子さんの一連のやりとりなどには「仲良くして〜!」なんて焦って止めにに入りそうです→とんでもない勘違いです。
     隼人……恋愛観なんてもってたのかなぁ?なんて、他人の気持ちは分かりませんよね、もしかした僕が察せなかっただけで、実は色々思っていたのかも知れないけど、だとしたら手の平の上で踊らされていたのは僕の方だったのかも知れません。

     また「生き方が違う以上、何を言っても無駄なんだよな」について(あきらめて欲しくない)とのご意見でしたが、これは僕にとっては
    「意見の違う二人が寄り添い合って修正し合う」と言うより
    「壊れた恋はどう修正しても無理なんだよな」と言うニュアンスなんです。僕の人生で「焼け木杭」に火が点いた事はありません。

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    174)別れの経緯 ②への応援コメント

    二回分、一気に拝読しました。

    ついに口火を切られた瞬間、悲しみよりも先に「(待ってました!)と全身の力が抜けていく感覚」が、理久さんの張り詰めていた5年間の重さを物語っていて胸が締め付けられます。

    それにしても、別れ話を急がせる理久さんに対して「結婚後も近所で会えると思ってた」という隼人さんの言葉には、思わず私も「はぁ?!」と声が出そうになりました……!でも、それほど隼人さんにとっても理久さんは「手放したくない存在」だったのだなと、その残酷なまでの甘えに歪んだ、けれどもあまりに純粋な愛の形を見てしまいました。自分の感情に無邪気で、おおらかに人を愛し、それでいて男女間で結婚するという世間の「普通」を疑うこともしない素直さ。

    相手を本気で愛しすぎないように、傷つく前にまっさらになりたくて、必死で心に予防線を張っていた20代後半の理久さんの苦闘。
    親友のナッキーさんだけが知っていたというその不安定な心の揺らぎが、痛いほどリアルに伝わってくる素晴らしい二編でした。
    いよいよ動き出した終わりのカウントダウン、心臓をドクドクさせながら次回を待っています。

    作者からの返信

     とにかく、当時の僕は隼人の気持ちも考えもよく分からず、理解に苦しみました。
     kukuriさんが、もし僕と宇佳子さんのやり取りを目にしていたらお分かりでしょうが、僕は最近→ポリアモリーと言う言葉と観念を知りました。宇佳子さんに教えられたのです。
     そう言う仮定で読み返してみると、あらら……隼人の言動がポリアモリーに思えてくるのです。その辺のところは宇佳子さんに詳しく返信しましたので、よろしければ目を通してみて下さい。
     で、この「別れの経緯」と言う話は次回でまとまります。
     
     それにしてもナッキーはねぇ……ホント、僕の知らないこと(忘れたこと)まで知ってます(憶えてます)
     あなどれんぞ!(気を付けて書かなくっちゃ)

     そして今回、隼人との大団円を加筆しました。アルファポリス版では無かった「濡れ場」です。
     もしかしたら僕はこれを書きたくて「加筆推敲版」を始めたのかも知れません!
    ──なんて、大袈裟な番宣みたいになってしまいました!ゲラゲラ😝
     お楽しみに🤚


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    174)別れの経緯 ②への応援コメント

    歴野理久♂さま

    こんにちは。

    この展開を読み、前の話のコメントに歴野さんがお返事くれる(かどうかわかりませんが)より先にこちらの話も含めての感想を書いた方が良いかもと思ったので、急ぎ、書かせてもらいます。

    なんと、隼人さんは結婚しても理久さんと付き合い続けるつもりだった、つまり「一貫していた」のですか。これは衝撃的でした。あれ、なぜ私は衝撃を受けているのだろう、だって、お付き合いと結婚とで態度が一貫していなければおかしいって書いたばかりなのに、と自分でも不思議に思い、考えてみました。

    衝撃を感じた理由のひとつめは、彼女との結婚を決意した隼人さんに、やっぱり「ふつう」の男だったか、という、失望と安堵の入り混じった気持ちを感じていた矢先に、それを一気に覆してきたことでしょう。隼人さんは「別れを切り出して」はいなかったのですね。

    ふたつめは、隼人さんは理久さんの気持ちをここまでわかっていなかったのか、ということです。これは愕然としました。こんなに仲良さそうに見えたのに、なぜ?と混乱しました。

    私はポリアモリー関係を否定しませんが、大前提があります。全員の同意と公平さです。理久さんは彼女の存在を知っていて、その上で隼人さんと付き合いました。理久さんの同意はその時点であったとみなしました。でも、隼人さんのふたりの恋人たちの扱いが公平だったかという点においては、最初から大きな問題をはらんでいました。

    隼人さんのふたりの恋人への「実際の扱い」が公平だったかと問われると、それはこの小説からはわかりようがありません。理久さんや現在の歴野さんにも、それは判断できないかもしれません。当事者ですから。でも、この問題には、「平等さ」ではなく、恋人ふたりの異なる立場を加味した「公平さ」が必要でした。残念ながら、隼人さんにその配慮はなかったように思います。理久さんの心の中には付き合い始めた当初から不安と畏れがわだかまっていて、それは隼人さんと幸せな時間を積み重ねていっても、軽減されるどころか、どんどん膨れ上がっていったのですね。そろそろ「彼女」は「妻」になるのじゃないか、と。

    隼人さんと理久さんの関係を見ていると、すべてが隼人さんの方を向く、一方通行の恋という印象がぬぐえませんでした。甘え、頼り、理久さんの胸に顔を埋める隼人さん。可愛がり、世話を焼き、弱みなどまるで感じさせない理久さん。

    そうか、隼人さんが言っていましたよね。彼にとって理久さんはスターさんだと。まさにそうだったのでしょう。自分の日常生活を少し華やかに彩ってくれるあこがれのスターさん。その段階で、ふたりの関係は対等にはなれなかったのかもしれません。

    最初に「隼人さんは理久さんの気持ちをここまでわかっていなかったのか」と書きましたが、もしかするとそれは、ふたりはここまで理解し合えていなかったのか、と書くほうが正しいのかもしれませんね。

    自分以外の人なら、必ず違いがあります。日本人どうしでも、同郷どうしでも、男どうしでも、ゲイどうしでも、何から何まで同じ相手なんていません。そんな相手とどうやって衝突を避け、同じ方向を向いて歩いていくかというと、互いに違いを認め、互いに歩み寄ることでしょう。隼人さんがその必要性を感じていない段階で、理久さんと隼人さんの間には歩み寄りの可能性が失われていたように映りました。

    長くなってすみません。

    衝撃の原因となった三つめは、可能性に恵まれた人には、それを持たない人の苦悩が理解しづらいことが、ここまであからさまに示されたことです。ここまで無邪気にふみにじってしまうのですね……。お付き合いする可能性、結婚する可能性、子供を作る可能性、一緒に暮らす可能性。持っている人には当たり前すぎて、ないことの残酷さに思い至らないのでしょう。その苦しみは、自分以外の人がお付き合い、結婚、妊娠、同居を決めたときにのみ感じるわけではなく、日常ことあるごとに意識させられ、行動をゆがめられているものなのだということは、わかってもらいづらいものです。

    歴野さんは以前「僕はほとんど怒ることがないです」とおっしゃっていました。理久さんがここではっきりと「俺は怒り心頭に発した」と述べているところに、いかに深く隼人さんを愛していたかが察せられて、辛いです。

    作者からの返信

     宇佳子さん、どうやら前回の感想に対する「僕の返信」と、今回のこの「宇佳子さんからの感想」が、何やら同じような時刻に打ち込まれ、入れ違いで送信されたようですね。

     そうなんです、隼人は「結婚する」とは言ったけど「だから理久と別れる」とは言っていなかったんです。

     おそらく互いに「二度手間」のような文章になっています。
    (面白いもんですね😁)

     と、言うのは一連の
    「177〜178〜179話」の3話はひとつの話しを3回に分けているのが実態ですので、実は3話全て読んだところで感想をいただくのが合理的なのかも知れません。

     つまり、前回(177)の返信で「現在の感覚で思い返すと隼人はポリアモリーだったのかも知れません」と答えましたが、実はそれは僕にとっても先走った発言でして、隼人の「結婚とその後の考え方」については、この(178)と、次回掲載する(179)を読んでいただくと、隼人は如実にポリアモリーのような事を言ってます。

     今回の連載は、前回「アルファポリス」に掲載した作品の加筆推敲版なのですが、つまりこの「別れの経緯①〜③」を書いた当時の僕(数年前)は、全くポリアモリーについて無知でした。言葉すら聞いたことが有りませんでした。

     だからこれらの文章には、別れの当時→僕には理解できない「隼人の言動」に対する戸惑いや怒りがそのままストレートに書き綴られています。
     今回読み直して
    「ああこれはポリアモリーを知らない人が世の中の常識に縛られて、全くそれが理解できなくて右往左往している人の回顧録だ」と目から鱗なのです。

     しかし、この文章→ポリアモリーを全く知らない人が書いたとは思えないほど、本当に隼人の言動はポリアモリーてすよね?どうでしょう?
     あ、もちろん当時の隼人自身ポリアモリーなんて知らなかっただろうし、自覚もない。それだけになぜ僕がそんなに怒っているのか、隼人はいつも「きょとん状態」でした。

     先走りますが、この後の話では、新しい恋人を作ろうとする僕に対し「もし理久に恋人ができたら、お互い二番目だから公平だよね♪」的な、僕にしたら謎の発言をして、当時の僕は頭を抱えます。これは(三人だと僕中心みたいになっちゃうけど、四人なら公平で仲良く出来るんじゃない?)的な、恋人グループを想定したような発言とも取れます。
     確かにポリアモリーを知った今なら(そう言う考え方もあるのかな?)と許容範囲は広がります。まあ、僕には無理ですけれど…

     あ、話飛ぶけど、僕はこの私小説の「ひとつの回」を
    ざっと 1,500文字から 2,500文字くらいで区切っています(→長すぎると冗長になるし、短すぎるとぶつ切れになるから)

     例えば1話で完結するなら個別のタイトルを付けますが、今回のように「時系列やテーマが一緒で長過ぎる文
    章」なら数回に分けて、タイトルは同じだけど①、②、③と番号を振ります。
     今回
    「別れの経緯①」
    「別れの経緯②」
    「別れの経緯③」のようにてす。

     だからもしかしたら、感想をいただくなら、ひとつのタイトルを最後まで読んでいただいてからの方が合理的なのかも知れません。
     よろしくご検討下さい。

    編集済
  • 173)別れの経緯 ①への応援コメント

    歴野理久♂さま

    こんにちは。

    この話を読んでいると、自分の周りの何もかもがなくなり、ひとりぽつんと残される、心もとない気分になります。

    理久さんは隼人さんを愛し、彼と心身ともに深くつながり合いたいと望んでいましたが、いつか訪れることが確実な「別れ」が理久さんの手綱を引き、肝心かなめの心のどこかで、隼人さんに完全にのめりこむことを許さなかったのですね。常に心のどこかが冷めたままだったと。よく五年も持ちこたえましたね。

    いちばんわかってほしい恋人に、その苦しさをわかってもらえない、それどころか、伝えることも愚痴を言うこともできなかったのは、心を病みそうです。現実的には、たとえ何らかの自分の悩みを恋人に告げることができても理解が得られる保証はなく、結局、孤独を感じざるを得ないことが大半です。でも、告げることができる人と告げることが許されない人とでは、感じる辛さの質が違うのでしょうね。

    隼人さんは彼女も理久さんも好きだったのだから、彼だって、本来、理久さんと別れるのは辛かったはずです。「で、どうするの?」と問い返した理久さん。今までの隼人さんから推測すると、「嫌だ、本当は別れたくない!」と(たとえ自分から別れを切り出していても、泣き始めるのではと危惧しましたが、冷静に「いいの?」と答えましたか。これは、理久さんに切り出す前に、隼人さんの家族や彼女の家族から、さんざん問い詰められ、説得されたのではないでしょうか。隼人さん自身も、理久さんに切り出すまえに精神的に追い詰められていたのではないか、そんな気がしました。

    それにしても……隼人さん、交際は複数の恋人OKでも、結婚したらひとりの恋人にしなきゃいけないのですか? 本当のことを言うなら、そこは一貫性を持ってもらいたかったです。

    「恋愛というのは一対の恋人間でなされるもの。それが貞操と言うものだ」と言うなら、お付き合いも結婚も一対一のはず。お付き合いは複数OKなのに婚姻後は一対一でなきゃならないというのは納得しがたいです。それはつまり、付き合う相手の数は倫理に則って決められるものではなく、法律に縛られるものだということになるんですかね。うーん、やっぱり結婚という制度には不信感しかありません。

    作者からの返信

     この「177話」への返信が遅れてしまいました。今これを書いている現在、既に「178話」が載っています。
     おそらくこの「ふたつの話」を続けて読んだ後なら、宇佳子さんの感想は違っていたのではないかと推察します。

     まず「結婚」と言うものへの基本的な考え方に対し、宇佳子さんと僕の間で開きがあることが浮き彫りになって来ました。
    (重要!⇒この場合の結婚は「制度」の話ではなく「観念」の話として語りたいです)

     宇佳子さんが結婚というものに対し、必ずしも全面肯定していない事は、これまでのやり取りで感じていました。
     でも僕は、案外単純に結婚肯定派⇒積極的に「結婚したい人」です。
    (くどいけど!パートナーシップや同性婚のような『制度』の話じゃありません。心情の話です)

     しかも結婚に対する考え方も古風です(⇒いやかなり古臭いのか?)
    「愛する人と結婚したら互いを唯一の伴侶と定め、貞操を守り、一生を添い遂げる」と、単純に昔から考えていました。
     だから「(隼人が)結婚したら(俺達は)別れる!」と決めて、それを宣言したのは僕の方なのです。

     実は隼人の考え(感性?)は、僕より宇佳子さんの方にかなり近かったと思います。
     ↑これが最近の大発見!

     隼人は弁舌爽やかに「自分の考えや思想を的確に表現すること」が苦手な人でした(てか、しない人?)
     だから当時は「隼人が何をどう考えているのか?」僕にはどうしても理解できなくて、その辺の憤りを含めてこの「ふたつの話」を書いています。

     が、しかし、実は最近宇佳子さんから「ポリアモリー」の観念を教えて貰ってから…
    (あれ?当時の隼人って、もしかしてこれ?)と思うようになってます。

     隼人との別れをテーマにした話はもう少し続きましが、もう直ぐ隼人から「これからも(彼女含めて)三人で楽しくやれないかなぁ?」発言が出てきて、僕は(当時の感覚で)あまりの非常識に激怒しますが……あれ?これも、もし隼人がポリアモリーだったら当然の感覚だったのかな?と、ポリアモリーを知った今なら許容の余地も有ります。

     が、今回表明した通り、僕は理想の結婚像を描いていた人でしたから、どのみち隼人とは結ばれない宿命だったと思います。

     僕は女性との繋がりが希薄で、口では独身主義を振りかざしていましたから親戚も仕事関係者もみな「筋金入りの独身主義者」と見なしていました。
     が、実は理想の結婚を追い求める夢見る夢子ちゃんだったのです。


  • 172)あの頃の心情への応援コメント

    「バイセクシャル怨念論」になりかけたというお話、すごくリアルで引き込まれました。綺麗事だけで終わらせず、当時の猜疑心も、そこから逃げるための身勝手な行動も、すべて隠さずにさらけ出す理久さんの筆致に、私小説としての凄みを感じます。

    「貞操」の意味を急遽調べるお茶目な一面にクスッとさせられつつ、その根底にある「ずっと一緒に歳を経て生きて行く道」という当時の切実な理想に胸が苦しくなりました。どれだけ理久さんが隼人さんを深く愛していたのかが伝わってきます。

    いよいよ27歳の別れの時……。当時の理久さんの心境に寄り添いながら、次回の更新も大切に待っています。

    作者からの返信

     隼人の口から「30歳の節目」と「これ以上彼女を待たせられない」の話が出た時、これ強がりでも何でもなく、本当に俺は(待ってました!)の心境だったのです。
     いえね、とっくに愛が壊れていて相手の出方を待っていた──とかでは絶対にありません。
     終わらせたくはない──でも終わるんでしょ?──それならそれで、それはいつ?──って戸惑いの期間が長過ぎて、もう精神的にへとへとになっていたとの記憶が強いです。
     でも自分から別れ話を持ち出す気は無い⇒だって別れたくないんだもん!って、もう口調が駄々をこねる男児のようですが、そんな複雑な心境でした。

     現実に別れ話を持ち出されて以降、案外とっとと別れを急がせたのは俺の方でした。
     既に「次の相手探し」を始めていた罪悪感も手伝って、こうなりゃ「いち早くしがらみの無いまっさらな身体になりたい」との思いも有ったと記憶してます。

     が、それからが容易じゃなかったんですけどね……

  • 172)あの頃の心情への応援コメント

    歴野理久♂さま

    こんにちは。
    苦しいですね。しばらく動揺がおさまらない気します。
    恋人はいずれ自分のもとを去る。最初からそう覚悟しなければならない関係でした(そのこと自体、どうしても納得できませんけど)。それでも、どんどん思いは深まり、離れがたくなり。この頃から隼人さん以外の人を探し始めたということは、そうしなくちゃと理久さんを追い詰めるきっかけがあったのでしょうね。

    大好きな恋人を諦めねばならない。そう覚悟したらどうするか。人によっては、苦しみつつも恋愛色の薄い人生に舵を切るかもしれません。人によっては、理久さんのように、次の、そして、真に自分にふさわしい恋人を探し求めるようになるのかもしれません。前者は前者で心にひずみが生じそうです。そして後者、これもまた問題ありありです。だって、歴野さんが述懐されているように、まだ隼人さんが好きでたまらないのです。それ以上の、自分にもっとふさわしい人がたとえ目の前を横切ったとしても、認識できるわけありません。無駄にあがき、自分を傷つけるだけに終わってしまいます。「俺は強い」と自分に言い聞かせながら、一番頼りにしたい隼人さんには悩みを打ち明けられなかったこと、どれだけ辛かったことか。

    これはタッチさんやナッキーさんにも相談しづらかったでしょうね。

    > だけど男同士だって、男女の結婚のように長きに渡り互いを愛し、信じ、いたわりながら、ずっと一緒に歳を経て生きて行く道があるのではないか

    上記の純粋な気持ちが踏みにじられたのは、読んでいても辛かったです。でもですね、「バイセクシュアル」に恨みを押し付けるのは、ちょっと論点が違うかな、と感じます。もしも隼人さんがバイではなくゲイだったら、上記の理想をふたりで追い求めていけたかというと、当時の社会では不可能だったのではないでしょうか?

    前回と重複しますが、ここで真に問題なのは、バイセクシュアルそのものではなく、ヘテロにしか認められない婚姻制度と、三十前後になったら異性と結婚すべしという社会に根強く残る無言の掟ではないでしょうか。同性・異性ともに、法的にも社会的にも婚姻が認められていれば、理久さんは「素直」に「彼女はいるけれど俺が奪い取って結婚してやる」ですんだわけですから。あるいは、社会の結婚圧がなければ、「いまのままの関係を続けていこう!」という選択肢もあったのではないかと。現実世界でこの三角関係が理久さんに苦しみを与えたのは、隼人さんのバイセクシュアルよりも、彼女の存在よりも、理久さんと彼女の切り札の不平等さなんじゃないかと感じました。それさえ解消されれば、その三角関係は、そんなに悪くははないと私には思えます。

    婚姻制度が同性にも拡張されたら、あるいはまともな大人は結婚するものだという社会通念がきれいさっぱりなくなれば、バイセクシュアル男性はゲイ男性にとって、むしろ恋愛対象群を広げてくれる存在となるのではないでしょうか? 机上の空論なんですけれどね。

    作者からの返信

    「バイセクシュアル男性はゲイ男性にとって、むしろ恋愛対象群を広げてくれる存在となるのではないでしょうか?」
     ↑この発想は僕にとって斬新でした。僕にとって全く無かった発想でした。

     まあ、僕は「バイセクシャルって本当に実在するのか?」の疑問から始まっている人なので、バイセクシャルに対する猜疑心は筋金入りではあります。
     が、しかし、確かにゲイはマイノリティー⇒そこに恋愛可能な対象人数が増えるとなれば、確かに僕らの世界は広がるのかも知れない。

     けれどもバイセクシャルの定義が「女も」「男も」等しく愛せるとするなら、やはり最終的には結婚と言う形で社会に適応できる「女」。そしてそれ以上に子供を為せる「女」に、最終的には落ち付く(バイの)男は多いと察します。
     だって、ゲイに生まれて一番の難点は子供に恵まれないことだ、って言うゲイは多いですよ。本気で「里親」をやってるカップルも知っています。
     ↑ゲイ・カップルの里親が認められた事実に驚愕でしたが!これ実話!

     僕はやっぱり、結ばれるなら純粋ゲイの相手のほうが断然良いです。なぜなら幸福にも不幸にも女性が絡まなくて済むから。
     女性絡みはもう本当にこりごりです。切った張ったの修羅場なら男同士でやりたいです。

     結婚ですが、現実として日本ではまだ「同性婚」は法制化されていません。
     が、これは「同性愛者なら同性婚は当然賛成!」と決めつけるほど単純な問題ではありません。

     僕が危惧するのは、特定のイデオロギー(政党)がこれを利用して、同性愛者の一定票をかき集めようとしている事実です。あまりこの話はしたくありません。

     日本で「異性婚」と「同性婚」が等しく扱われるには、少なくても百年は掛かる気がします。

     

  • 171)閨房での切ない会話への応援コメント

    歴野理久♂さま

    こんにちは。

    先のコメントの

    > 「理久の事は大好きだけど、彼女の事も昔から大好きなんだよ♪」

    この言葉は隼人さんを解釈するためのかなり大きな手がかりですね。この言葉、人によっては噴飯ものととらえるかもしれませんが、私は隼人さんの人となりを如実に表すとても素敵な言葉だと思いました。

    今までは本当に彼女なんているのだろうか、彼女って仲の良い女友達のようなものではないのか、など、隼人さんの「彼女」に対する思いが不明瞭でした。でも、幼なじみで昔から「大好き」と笑って言えるような、そんな女性が実際にいたのですね。でも、肉体的な関係は今までない、と。隼人さんにとって、理久さんは精神的にも肉体的にも強く惹かれる相手、彼女は精神的に惹かれ、癒される相手だったのでしょうか。屈託のない隼人さんの口ぶりから、ふたりに対する愛は別物で、それぞれ本物で、共存しうるものだと考えているのがよくわかります。

    隼人さんはその言動から察するに、バイセクシュアルでポリアモリストだったのでしょう。ポリアモリストと名付けると、とたんに特殊に見えますが、その傾向がある人は多いでしょう。ただそれを自分にも相手(たち)にも肯定できる人となると、限られてきます。罪悪感を感じることなく、複数の人を恋人として愛せるのは、本当に真っすぐ育ったまれな人という感じがしてなりません。

    彼女さんは理久さんと隼人さんの関係に気づいていたかもしれませんね。「誰しも大人になったら結婚すべし」という社会の強固な圧力と無縁でいられたなら、三人の関係はこのまま続いていたのかもしれないなと考えてしまいました。三人の関係を後ろ暗く歪ませてしまったのは、結婚という制度がまき散らす毒ですね……

    「俺は強い」とひたすら自分に言い聞かせる理久さん。ひとりでこの心境を堪えねばならないのは押しつぶされるくらい苦しいです。

  • 171)閨房での切ない会話への応援コメント

    雨音の演出がまるで映画のワンシーンのように美しく、しっとりとした空気感に一気に引き込まれました。

    亮ちゃんとの思い出に重なる「僕」と、隼人さんの前で背伸びをする「俺」。一人称の変化だけで、主人公が心の奥に隠していた脆さが痛いほど伝わってきて胸が締め付けられます。

    最後、泣いている隼人さんを見て瞬時に「俺」に戻り、道化を演じてまで「冗談だよ」と笑ってみせる主人公の強がりが、あまりに優しくて悲しいです。繊細で美しい一編をありがとうございました。

    作者からの返信

     この私小説を書き始める時、俺は「一人称形式」にするか「三人称形式」にするか悩みました。
     が、よし「一人称小説」で行こう!と決めた途端、迷わず自称を「僕」で書き始めました。

     ところが中学時代の圭との思い出を語っていた頃から、沸々と違和感を感じ始めたのです。
    (あれ?あのころ俺は、自分の事を『僕』なんて言ってなかったぞ?)と、そこに気付いて愕然としたのです。よく検討もせずに自称を「僕」と決めた事を後悔しました。

     でも俺も、稚拙ながらもかつては商業雑誌で原稿料をいただいていた人間です(あれ? kukuriさんには以前どこかで話しましたよね?)
     一人称形式において「ころころ自称を変えるのはよろしくない」との常識くらいは持ち合わせています(読者を混乱させますからね)

     だけどこのままずっと(俺)が(僕)でいるのはとても苦しくて辛いぞ!
    ──との判断が勝り、第4章「初めてのキスはいつ?」の冒頭で、「この私小説においては自称を(僕)と(俺)とで使い分けます!」と、悪びれも無く宣言をすると言う荒業に出ました。

     これは良かった〜としみじみ思います。この宣言のお陰で、俺はすこぶる心理描写をしやすくなった〜。
     この「自称の使い分け」は今後も沢山のエピソードのエッセンスとして使用することになります。

     いえね、(高校生にもなって(僕)はねえだろ)と思っての変更でしたが(育った土地柄)、案外東京へ行ったらまたぞろ(僕)に戻ったし、職場でも新人の頃は(僕)だったし、何より亮ちゃんの前ではいつまで経っても(僕)だって気付いたんです。

     そう言えばタッチに対して(僕)だったのも、年上のタッチが(僕)なのに年下の自分が(俺)は生意気かな?とか…
     それなのに何故か隼人に対しては、初めっからずっと(俺)だし…

     なるほど!
     自分は(僕)と(俺)とを時と場合と、何より相手によって使い分けているんだ!と、この私小説を書くことで気が付かされた訳なんです。

     この「自称の使い分け」がエピソードの中の理久の気持ちを補強してくれたり後押ししてくれたりするし、何よりその時々の理久の変化を表現してくれる事に気付きました。

     だとしたら、逆にこの「自称の使い分けそのもの」が物語の主軸にならないかな?と思い、チャレンジしたのがこのエピソードでした。
     隼人に対する本音の(僕)と建て前の(俺)が、切なかった当時の自分の心情を適切に表していると自負します。

     尚、kukuriさんの前では(俺)でいたい理久でした。

     追記
     kukuriさんにはどこかで商業誌のことを話した気がするんだけど、勘違い?
     あれ?
     もしヒマがあったら
    アメブロ⇒2023/7/4付「実はゲイ誌でポルノ小説を載せてました」を覗いて見て下さい。ヒマな時でいいですし、コメントも無用ですからね
    (⁠◠⁠‿⁠・⁠)⁠

  • 170)隼人の思春期への応援コメント

    歴野理久♂さま

    こんにちは。

    >5年も付き合った 恋人が(自称)バイセクシャルだと言う現実

    あれ? 隼人さんは自分がバイセクシュアルだと自覚していたのですか? 今までのお話だと、男性への性的関心を強固に否定していたのだと思ったのですが(それでいながら理久さんのことが好きだというのは大いなる矛盾ですが、そこは隼人さんですから)。

    隼人さんの自覚するところの「好き」とはどんな気持ちのことなのでしょう。もしかして、「好き」に彼独自のニュアンスが付加されているから、話がかみ合わないのではという気がしてきました。

    「男は女を好きになるものである。男が男を意識しても、それは「興味」であり「好き」だからではない」そういう考えが隼人さんの根本にありそうですね。

    理久くんや中学校の同級生に確実に性的興奮を覚えていますし、理久くんに対しては、はっきりと恋愛感情も抱いています。それでも、自分はゲイでもバイでもない、だって彼女がいるから」と断言するのは、ゲイやバイに対する抑圧がものすごく強い環境で育ってきたということなのでしょうか。

    でも、彼の理久さんへの恋にまるで屈託が見られないところに引っかかってしまいます。ゲイやバイに対する強い偏見があるとは思えないのですよね。隼人さんが彼女さんとどんな過ごし方をしていたのかが分かれば、もう少し考察もできるでしょうが、理久さんとの生活だけからでは、これ以上は何とも推測しにくいですね。

    といいつつ、また私の狢心がうずいてきました。

    現在では、「性的指向は連続的であり得る」という考え方があります。これは肌感覚として正しいと思っています。
    もうひとつ、性的指向と恋愛指向とを分離して扱うこともあります。前者は誰に性的興奮を覚えるか、後者は誰と恋愛関係・情緒的親密さを築きたいかということだそうで、今ではその二つは必ずしも一致するわけではないという考え方のようです。ちょっと理解しにくいですけど。実例として「性的には男性中心だが恋愛は女性にも向く」「ほぼゲイだけど、ごく一部の女性には惹かれる」という方々もいらっしゃるようです。

    これをもとに隼人さんのことを考察するなら、

    性的指向は男性寄り
    恋愛指向は男女両方
    かつ
    社会的圧力により男性への恋愛指向は押さえつけられていた
    ーー> 彼女へ恋心を感じている自分はノーマルだと信じる

    ……いや、だとしても、若い男性の場合、日常的に感じるであろう性的興奮を自覚しないわけにはいかないですよね? ふつうはそこで、自分ってゲイ/バイなの?と疑問を持ちますよね? いやいや、でも、隼人さんの場合、精通の強烈な体験をもってしても、自分がゲイだとは思わなかったのですね? そんな隼人さんであれば、たとえ自分が日々男性に欲情していても、自分はゲイだと思わずにいられるのかもしれません……?

    「(隼人さんがバイセクシャル)だとしたら、俺に勝ち目は絶対に無い。だって結婚出来ないから」

    最初から同じスタートラインに立てないというのは悲しいです。結婚が絶対的な権利の獲得というわけではないとは思うものの、ライバルだけがその契約を利用できるのは、明らかに不平等ですね。かたや結婚という晴れがましい契約制度に恵まれ、かたや同性愛に後ろ暗いイメージを負わされ。ゲイどうしより、よほど辛い恋になってしまうのですね。

    作者からの返信

     これはもう、本業を中断してお返事を書きます。
     僕の「迂闊!」な表現で宇佳子さんを惑わせてしまいました。痛烈にお詫びします。

     隼人はバイセクシャルを「自称」した事はありません。

     あの部分は僕の先走るペンが当時の(現在も)不可解に悩む心境を「安直!」に書き散らかしてしまった誤記です。
     今回、宇佳子さんの精密な考察を読んではたと気付かされました。
     隼人のキャクターの一貫性を崩し、語弊を生んだのは全て「自称バイセクシャル」との、あの一文のせいです。申し訳ありません。

     あそこは、当時の僕の心境と状況をちゃんと適切に書くなら──
    【あたら二十代の華やかな年頃に5年も付き合った恋人に対し(バイセクシャルなのではないか?)との疑問に囚われ、苦悩し、なのにそれを問いただす勇気も無く、不安なままうやむやに済ませてしまった…】
     と書けば、いくらかましだったでしょうか?

     僕は本文にも書いたように、隼人に対しては腫れ物に触るように接していたところも確かにありました。
     だから5年も付き合った割には、あまりお互いのセクシャリティーなどについては深く話したりはしませんでした。

     なぜなら隼人はあまり根を詰めて討論したりが苦手な人でした。僕が何かを掘り下げると「怒ってるの?」とよく聞かれました。いやそうじゃなくて──と思うのですが、何だろう?決して頭が悪いわけじゃないのに、人と意見を交わすのが苦手なのかな?

     と言うのは、例えば僕と宇佳子さんは「狢関係」だからやたらと真実を探究したいし、なんなら討論を朝まで戦わすのも苦でなかったりするでしょうが、世の中にはその対局の人もいます。
     隼人は全然「狢」じゃなくて、人間関係も恋愛も自分の事も、もっと言ったら全てに渡りあまり深く考えない「感性の人」です⇒「理論の人」ではありません。

     楽しい事は「楽しかった♪」悲しい事は「悲しかった…涙」でも、その理由まで考えないし、こだわらない──そう言う人でした。
     よく分からないそんなところを、僕はちんぷんかんぷんと言うのです。
    「理久の事は大好きだけど、彼女の事も昔から大好きなんだよ♪」と、笑顔で言ってはばからない人でした。
     正直、よく分かりません。

     こんな事言うのも宇佳子さんには失礼かも知れませんが、宇佳子さんの思考回路は狢として良く分かる気がするのです(お会いしなくても感じます)だから今回の「迂闊な表現」にも直ぐに気付きました。
     が、しかし、隼人に関しては(5年も付き合ったのに)未だにその思考回路がよく分かりません。未知の生き物です。

    「人は自分にないものに惹かれる」と言う説を僕は信じています。
     僕が好きになるのは隼人にしてもサトシにしても、自分とは全く違った人が多かった……

     宇佳子さんとはひとつのテーマを掘り下げて何時間でも熱く楽しくおしゃべり出来そうで、貴重な友人にはなれますが、僕の指向では恋愛関係には向って行かないような気がします。
     実はナッキーと恋愛関係に向かわなかったのは、ナッキーが明らかに僕や宇佳子さんと同じ側の「狢」だったからです。

     それと、あとこれは小説を書く上での形式の話なのですが、僕はあえて「一人称」の形式を選びました。
    「私小説」と冠を置いてフィクションも許容したのですから「三人称」にしても良かったのですが、僕はあえて視野の狭い「一人称」を選びました。

     だから、例えば…
    ・隼人が「それは変だ」と言った。なぜ?と聞いたら「昔聞いた話と違う!」と言った。
     ──と言う表現はセーフです。

     が、しかし…
    ・隼人は(それは変だ)と思った。なぜなら昔聞いた話とは違ったからだ。
     ──と書いたらアウトです。なぜなら主人公(私)は隼人が「心の中で何を思ったか?」について知る由はないからです。

    「一人称小説」と「三人称小説」ではそれぞれ長所短所が有りますが、僕は自分の心の中を素直に表現したかったので「一人称」を選びました。
     そのかわり「自分の知り得ないことは決して書けない」と言う、厳しい制約を受ける事にもなりました。

    「三人称小説」の "神の視点" を使えば「隼人のキャクター」を如何ようにも創作して、矛盾の無いように書き表す事が出来るのですが、如何せんこの私小説では「一人称」を採用しているので、主人公である「僕」の知り得ない「隼人の思い」は何一つ書けないのです。

     例えば
    ・【隼人はいつも僕に「愛してるよ」って言ってくれた】
     ──とは書けるけど…
    ・【隼人はいつも僕を愛してくれていた】
     ──とは書けません。
     でも、
    ・【隼人はいつも僕を愛していれていた、と僕は信じていた】
     ──とは書けます。僕の主観だから……

     結果⇒読者は隼人について──主人公である「僕」が思ったり語ったり、つまり僕の視点を通してしかそのキャクターを知る術がありません。
     ここに至って宇佳子さんに「隼人のキャクターへの疑問と矛盾」を感じさせてしまったのは、ひとえに僕の筆力の拙さによるものです。
     本当に申し訳ありません。

     隼人については、これは本文でもいつも書いていますが、その正体が僕にもよく分からないのです。
    「一人称小説」における「僕」が分からない以上、読者の皆さんも分からなくなるのは自明の理ですが、そこを何とか同情していただけると有難いと思っています。

     本文の方も「自称バイセクシャル」の文言は改訂します。
     ご容赦下さい。



     

    編集済