開眼
所謂思春期というのに突入した僕の眉毛の間には、よく赤いニキビができた。全体で見ると、僕の肌はとても綺麗な方だった。それであるから尚更、眉間のニキビは目立ってしまった。まるで第三の目みたい、と何度も言われた。しかしそれはあながち違うとも言いきれなさそうだと、僕の思考は巡った。
それから僕はこの赤みを愛するようになった。美しい容貌に示されたただ一点の赤。それは本当に仏様のような美しさだった。その頃から、僕の運命は他の何よりも幾分も確かなものとして目の前に開かれることになった。僕の眼は、その真実を確かに捉えていた。
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