第7話

そんなこんなですっかり日が落ちてしまい、もう太陽の余韻だけで空が明るい状態。


直ぐに暗くなる。


そんな頃、麓についた。



スーパーに行こうかとも思ったけどすぐに派出所に行けば、泣き崩れた綺麗な女性。




「悠真!!」



「ままぁーー!!」




さっきまでケラケラと笑っていた彼はママを見てまた泣き出した。



丁重にお礼をされて、住所や名前を聞かれたけどあたしは格好よくそれを断った。


もう暗いからとお巡りさんにパトカーに乗せられて家迄送ってもらった。


人生初のパトカー乗車。



出来れば、人生最後だといい。







そうして家に帰ったから大騒ぎされたのは言う迄も無い。




事情をお巡りさんが丁寧に説明してくれたから、寄り道して帰った事にも大して怒られずに済んだ。




ほんと、あたしラッキーじゃない?

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