Recover Brave

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臣が薬を飲んで落ち着いた頃



医務室?らしき場所に人が集まっていた



シュシュ「じゃあ、紹介するね。



この車椅子のお兄さんが

ナック!うちの指揮官兼リーダーってところかな!」


車椅子に乗っている

キリッとした顔立ちによく映える

黒髪に銀色のインナーカラーの入った髪で


両足のない青年



ナック「よろしく。」


シュシュ「そんでこっちのさっき紹介した情報収集担当のハッカー

ホーミーと

そっくりな子が隠密奇襲担当のホーリー!


双子君なんだよ!」


ホーリー「よろしく…お願いします…」

おかっぱ頭で藤色の髪に中性的な顔立ちで右目に眼帯をしている気弱そうな少年


ホーミー「もう一回よろしくな!!」

ホーリーと顔も容姿も全く同じなのに髪を全体的にすっきりまとめて

眼帯が左ある活発そうな少年



シュシュ「んで、こっちのメガネかけてる美女がテルテン!

潜入調査が担当!」


テルテン「うふふ、よろしくぅ〜」

メガネをかけていてもわかるほど美人な女性



シュシュ「このガタイのいいのがシシー。」


シシー「……(ペコリ」

癖のある淡い赤い短髪に黒い瞳のがたいのいい物静かな男


シュシュ「それから彼女はカナリア。

毒物に関する知識ならロクローよりも優れてる毒物使い!!」


カナリア「よろしくね♪」

茶髪のアシメカットのショートボブヘアで

男性的な体つきで両耳のない彼女


シュシュ「あと、ロクロー!!めっちゃ腕のいいお医者さん!!」


ロクロー「ですです。どうぞよろしく」

左手を軽くヒラヒラさせて挨拶する

黒髪に赤い瞳の青年




臣「ど、どうも…」


と訳もわからないまま次々と紹介されて

なんとなくで聞いている臣



ナック「こういう紹介の仕方をするってことは彼を引き入れるんだな?」


とナックはシュシュを見た


シュシュ「うん!いいでしょ?」



ナック「まぁ、ホーミーから聞いたあれの今の境遇を聞けばそれが再現だとは思うが。


君はそれでいいのかい?」


とナックは続いて臣を見てそう言った



臣「いや、いいもなにも。俺…まだ何が何だか。

助けてくれたあんたらには感謝してる…けど。


あんたらが一体なんなのかがわからないし俺を通したいのかも…」



と臣は戸惑う


ナック「……シュシュ…俺たちのこと何も説明してないのに色々すっ飛ばして自己紹介始めたね??」



シュシュ「はっ!」


とシュシュはやってしまったという顔をする。



ナック「はぁ。まぁいい俺から説明しよう。




改めてナック…まぁここで本名を名乗るやつはいないからあだ名だが


よろしく頼む。



まず俺たちが何者か…とういことだが


簡単に言えば君と同じ


同意なく体の一部を奪われた者達の集まりだ。」



臣「体の一部を…奪われた……」



ナック「あぁ。


我々は世間から秘密裏に我々の体を奪った奴らに報復し。

奪われた体を取り戻すために動いている小さな組織だ。



成り行きはどうあれ君は理不尽に体の一部を奪われておまけに狙われている。



ここには俺が見込んだ優秀な人材が揃っている


我々の組織に入り狙っている奴らに報復すればおそらく狙われることは無くなるだろうし


奪われた体の一部もいずれ見つかる。


腕のいい医者もいるから元にもどせる可能性も十分にある」



臣「………報復…体を取り戻す……」



ナック「……今まで、君のように酷い目にあって逃げていた者を助けて


この説明をし組織に入ってみないかと勧誘はしたのだがね。


それでも今組織にいるのは君の目の前にいる者達だけだ。


多くのものはやはりさらなる報復や

体が見つからなかった時、その体の行先を知るのが怖くて断った。


それもまた自由だ。


散々やられ終わったらそれを受け入れ。やり返しさえしなければ

体は戻らずとも普通の生活に戻れる可能性もあるからね。



だがそうなると俺たちは報復も体を取り返す協力もしない。


報復も体の奪取もリスクが大きい。


俺たちは慈善団体じゃないから一方的なお節介はしない。


俺たちが助けられるのは組織に入り

常に互いを助け合い


自分のために動いてくれる組織

のために動ける者だ。


さらなる報復や行末を

恐れず勇敢に奪われた物を取り返す覚悟の

ある者だ。


もちろん、我々の仲間になればもう普通の生活には戻れない。


君はどうしたい??」



査定するように臣を見るナック


ナック「……俺は。正直、俺がこんな目に遭ってるのになんの音沙汰もない先輩に少し腹が立つ。


闇金とは言え人間にここまでするあいつらも許せねぇ。


何よりこんな事態を引き起こした俺自身がムカつく……


だから!全部。ぶっ壊して。俺は奪われた肺を取り戻す。


それが俺がしてが確かことへの償いだ。


俺一人じゃ無理なのは分かりきってるれ

だからあんたらの組織に入ってあんたらの力を借りて必ずやってみせる。


その代わり俺もあんたらに協力する。

助けれくれた分も割増で。


だからその勧誘のる。」


と臣は力強く拳を握った。



ナック「…….よろしい。では、君は今日から正式に我々の組織の一員だ。



…名前は…先ほども言ったがここでは本名を使うことの方が少ない…がまぁ好きにするといい。



教育係は君を助けたシュシュに任せよう。」



シュシュ「りょーかい!!


あらためてシュシュだよ!ロミオ!


私はいわば狙撃手ってところかな?


これからよろしく!



そしてようこそ!!



奪われた物を取り戻すために勇敢に立ち向かう者が集まる組織



【Recover Brave】(リカバーブレイブ)へ!!」


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