憧れ

幾千もの夜空に、ひときわ輝く星があった。

手を伸ばして、まだ足りない。

今度はジャンプしてみて、やっぱり足りない。


悔しいのに、私の口角は上がっていた。心が躍っていた。


どうやったら近づけるだろう。どうやったら届くだろう。


毎日考えて、結局答えはでなくて。でも、そんな日々は楽しかった。


きっと私はいつまでも星を追い続ける。

例えあの星にたどり着いても、またその先の星を目指す。


この胸を焦がす熱を燃料に、飛んでいく。

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