「匂える園」The Perfumed Garden
匂える園の冷酷な女王1
『
登場人物
◯ザイナブ・ベグム (Zaynab Begum)
ハレムの女主人であり第一妃。色白でアーモンド形の瞳が鋭く輝く美貌を持つ。皇帝アクバルの寵愛を一身に受け、ハレムを冷徹に支配する。嫉妬深く残酷な性格で、妃や侍女を辱めることに悦びを見出す。最終的にスルタン(アクバル)の怒りを買い、過酷な罰を受けて四肢を切断され、園の片隅に捨てられる。
◯アクバル帝 (Akbar)
ムガル朝の皇帝であり、ハレムの主(スルタン)。ザイナブを寵愛していたが、シャバナムの美貌にも惹かれる。ザイナブの狂宴が発覚すると激怒し、彼女に残酷な罰を下す。
◯ファティマ (Fatima)
第二妃。かつてアクバルに子を産み一時寵愛を受けたが、現在はザイナブの支配下で怯える。ザイナブに辱められ、カリムに犯される。復讐心からザイナブの罰に加わり、彼女を辱める。
◯ラーニャ (Raniya)
第三妃。ファティマを庇おうとしてザイナブの怒りを買い、カリムに犯される。ザイナブへの復讐に参加し、彼女の罰に加わる。
◯シャバナム (Shabnam)
ペルシャから献上された16歳の奴隷娘。黒髪が滝のようで、肌が月光のように透き通る美貌を持つ。アクバルに「夜露の宝石」と呼ばれ寵愛されるが、ザイナブの嫉妬を買い、秘宴で三人の宦官に犯され、園の片隅に捨てられる。
◯アミナ (Amina)
17歳の侍女。華奢な体に怯えた瞳を持つ。ザイナブの沐浴準備を遅らせ、裸で冷水を浴びせられ、一夜を園の隅で過ごすよう命じられる。
◯ナズリーン (Nazreen)
侍女。詩集を隠し持っていたことがザイナブに発覚し、詩集を燃やされ、手を葡萄酒に浸される屈辱を受ける。
◯サフィア (Safia)
18歳の侍女。可憐な容姿を持つ。ジャスミン油をこぼしたため、ザイナブの命令でカリムに犯され、意識を失う。
◯カリム (Karim)
睾丸を失いながら陰茎を残された宦官。筋肉質な体躯と無機質な瞳を持つ。ザイナブの命令でファティマ、ラーニャ、サフィア、シャバナムを犯し、スルタンの命令でザイナブをも嬲る。
◯ハサン (Hasan)
睾丸を失いながら陰茎を残された宦官。長身で瘦せぎす。ザイナブの命令でシャバナムを後ろから犯し、スルタンの命令でザイナブを嬲る。
◯ジャミール (Jamil)
睾丸を失いながら陰茎を残された宦官。小柄だが筋張った体を持つ。ザイナブの命令でシャバナムの口を穢し、スルタンの命令でザイナブを嬲る。
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匂える園の冷酷な女王
13世紀、ムガル朝のデリー。アクバル帝の宮殿に隣接する「匂える園」は、ハレムの女主人、第一妃ザイナブ・ベグムの支配下にあった。色白で、アーモンド形の瞳が鋭く輝く彼女は、皇帝の寵愛を一身に受け、その権力をハレム内で冷徹に振るった。彼女の美しさは氷の刃のようであり、微笑みの裏には残酷さが潜んでいた。ザイナブにとって、ハレムは楽園ではなく、彼女の意志が全てを支配する戦場であった。
第二妃たちへの屈辱
第二妃ファティマ(Fatima)は、かつてアクバルに子を産んだことで一時寵愛を受けたが、今やザイナブの影に怯える存在となっていた。ある日、ザイナブはハレムの広間で妃たちを集め、ファティマを呼びつけた。絹のサリーを纏ったファティマが現れると、ザイナブは冷ややかに命じた。「皇帝に媚びたその体を、ここで見せなさい」。ファティマが躊躇すると、ザイナブは宦官に目配せし、彼女の腕を掴ませて無理やりサリーを剥ぎ取らせた。薄暗い広間にファティマの白い肌が晒され、妃たちの嘲笑が響き渡った。
「子を産んだだけで皇帝の心を掴めるとでも?見苦しい」とザイナブは言い放ち、葡萄酒の杯をファティマの頭に浴びせた。赤い液体が彼女の髪と顔を濡らし、滴が床に落ちる音が静寂を切り裂いた。だが、ザイナブの残酷さはそれで終わらなかった。彼女は特別な宦官、カリム(Karim)を呼び寄せた。睾丸を失いながらも陰茎を残されたカリムは、筋肉質な体躯と無機質な瞳を持ち、ザイナブの命令を忠実に遂行する道具であった。
「ファティマ、お前は皇帝の妃とやらだが、私の前ではただの牝だ。カリム、この女を穢せ」とザイナブは命じた。ファティマの顔が恐怖で歪み、「やめてください、私は第二妃です!」と叫んだが、その声はザイナブの冷笑にかき消された。カリムは無言で近づき、ファティマの腕をねじり上げ、大理石の床に押し倒した。剥ぎ取られたサリーが足元に散らばり、葡萄酒の染みが彼女の肌に赤い模様を描いた。
カリムの手がファティマの腰を掴み、彼女の太ももを強引に開いた。ファティマの心は屈辱と混乱に支配されていた。私は皇帝の子を産んだ妃だ。それなのに、たかが宦官に…こんな穢らわしい者に犯されるなんて。彼女の瞳から涙が溢れ、かつての誇りが砕け散るのを感じた。カリムの汗ばんだ体が彼女に覆い被さり、陰茎が彼女の中に侵入した瞬間、ファティマは声を上げたが、それは悲鳴とも喘ぎともつかぬ音だった。葡萄酒と汗、そして彼女自身の涙が混じり合い、淫靡な香りが広間に漂った。皇帝に見せたこの体が、こんな下賤な者に穢されるなんて…と、彼女の心は絶望に沈んだ。
ザイナブは玉座に座り、杯を傾けながらその光景を眺めた。「ほら、第二妃ともあろう者が、宦官に喘いでいる。みっともない姿だ」と嘲り、妃たちの笑い声がファティマの耳を刺した。ファティマは目を閉じ、ただ耐えるしかなかった。私がこんな目に遭うなら、他の妃たちも…と、彼女の心に新たな恐怖が芽生えた。
その時、第三妃のラーニャ(Raniya)が止めようと口を開いた。「ザイナブ様、これ以上は…ファティマは妃です、こんな仕打ちは耐えられません!」と訴えた。だが、その声はザイナブの怒りを買っただけだった。彼女の瞳が鋭く光り、「お前も口を出すのか、ラーニャ?ならば、同じ目に遭え」と冷たく言い放った。ザイナブはカリムに目配せし、「次はこの女だ。二人まとめて私の前で穢せ」と命じた。
カリムはファティマを放り出し、今度はラーニャに近づいた。ラーニャは後ずさり、「やめてください、私は…!」と叫んだが、カリムの無表情な手が彼女の肩を掴み、床に引き倒した。彼女の薄緑のサリーが引き裂かれ、柔らかな肌が露わになった。カリムは容赦なく彼女の体を押さえつけ、ファティマの隣でラーニャを犯し始めた。ラーニャの悲鳴とファティマの嗚咽が重なり合い、広間は淫靡さと陰惨さに満ちた。ザイナブは二人の妃が穢される姿を見て、満足げに笑った。「これがハレムの掟だ。お前たちは私の下で喘ぐしかない」と。
ラーニャの心もまた、屈辱に苛まれた。第三妃の私が、こんな目に…皇帝に愛されたはずなのに。彼女の抵抗は弱まり、ただ涙を流しながらカリムの動きに身を任せた。二人の妃の体から漂う汗と涙、そして宦官の荒々しい息遣いが、匂える園の空気を重くした。
侍女への陰惨な辱め
ザイナブの冷酷さは、妃たちだけでなくハレムの侍女にも及んだ。彼女のお気に入りの娯楽は、若い侍女たちを呼び出し、屈辱を与えることであった。ある夕暮れ、侍女のアミナ(Amina)がザイナブの沐浴の準備を遅らせたとして呼び出された。アミナは17歳、華奢な体に怯えた瞳を持つ少女だった。ザイナブは匂える園の噴水脇にアミナを立たせ、宦官に命じて彼女の粗末なチュニックを切り裂かせた。
「沐浴の水が冷めたのはお前の怠慢だ。償え」とザイナブは言い、アミナの裸体に冷水を桶ごと浴びせかけた。水滴が彼女の肌を伝い、震える唇から小さな嗚咽が漏れた。ザイナブはそれを見て薄く笑い、侍女たちに命じた。「この娘を園の隅で跪かせ、夜が明けるまで放置しろ。虫と風が彼女の罪を洗うだろう」。アミナは鎖で噴水の柱に繋がれ、冷たい石の上で一夜を過ごした。彼女の泣き声は薔薇の香りに混じり、ハレムの空気を重くした。
別の日、ザイナブは侍女のナズリーン(Nazreen)を呼び出し、彼女が隠し持っていた小さな詩集を見つけた。「皇帝に詩で媚びるつもりか?」とザイナブは嘲り、その場で詩集を燃やした。炎がナズリーンの指先を焦がし、彼女が悲鳴を上げると、ザイナブは宦官に命じて彼女の手を葡萄酒に浸した壺に突っ込ませた。「これで詩を書く手も穢れたな」と笑い、ナズリーンが泣き崩れるのを眺めた。
さらに陰惨な一幕が繰り広げられたのは、新月の夜であった。侍女のサフィア(Safia)、18歳の可憐な娘が、ザイナブの髪に使うジャスミン油をこぼしてしまった。ザイナブの瞳が凍りつき、彼女はすぐさま特別な宦官、カリムを呼びつけた。「サフィア、この油の香りを体で覚えなさい」とザイナブは命じ、カリムに目をやった。「こいつに彼女を穢せ。私の目の前でな」。サフィアが「お願いです、許してください」と叫ぶ間もなく、カリムは彼女の腕を掴み、園の大理石の床に押し倒した。彼女の薄いチュニックは引き裂かれ、むき出しになった肌にジャスミン油が滴り落ちた。油の甘い香りが、カリムの汗と混じり合い、淫靡な空気を生み出した。
カリムはザイナブの視線を感じながら、サフィアの細い腰を押さえつけ、彼女の叫び声を無視して欲望を満たした。サフィアの白い太ももに油と涙が流れ、彼女の抵抗する手はカリムの力に屈した。ザイナブは葡萄酒の杯を手に、玉座からその光景を見下ろし、唇を歪めて笑った。「これがお前の価値だ。皇帝に仕える前に、私に仕えることを学べ」。サフィアの嗚咽が噴水の水音に溶け込み、他の侍女たちは恐怖で目を伏せた。カリムが立ち上がると、サフィアは動かなくなった。彼女の瞳は空虚に濁り、油の香りだけがその場に残った。
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