辛いカレー
僕はソロキャンプ中、カレーを作った。前にキャンプをしたとき、うまかったのだ。
だが作りすぎた。彼女はもういないと覚えられないらしい。
焚き火がパチッと音を立て火の粉を飛ばした。
「穴あくの嫌だな」
僕はぼやき、見る影もないほどの現実とともにカレーを腹に流し込んだ。
※時空モノガタリ主催の第13回自作小説の一節コンテストに応募しました。
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