第3話
フラフラしながらぼーっと歩いていると、いつの間にか道を外れていたみたいで細い裏路地にいた。
ぼーっとしすぎでしょ、何やってんのあたし。
はぁ、と1人ため息を吐くと角の奥から話し声が聞こえる。
なんだろ?誰かいるのかな?もし良い人だったら道を聞いてみよう。
なんて考えてたあたしは馬鹿ですね。数秒前の自分を殴りたい。
話し声に釣られて足音を立てないように歩き覗いてみると、
「いやっ!はなしてっ!!」
「そう言われて離すヤツはいねえよ?」
「ぶはっ、確かに!!つーかね?こんな上物ひっさびさだからさ〜、何言われても離す気おきないんだわ。」
暗くてよく見えないけど1人の女の子が4人の男に捕まっていた。
女の子は必死に捕まれている腕を振り払おうとしているけど靡く気配もない。
男達の下品な笑い声に虫唾が走る。
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