第13話 R18二人きりの夜
ベッドに横たわる二人。
大きめのベッドを持ってきたため、最初に寝た時はものすごく大きく感じられたものだった。
今、成美と二人で横になると——
『こんなに距離が近かったっけ?』
と思わずにいられない。
いつまでも二人とも子供じゃない、幼い身体は徐々に大人になりつつあるのだろう。
「――」
ふと成美を抱き寄せる。
「私たちって——付き合ってるのかな?」
「わからない」
成美が俺を見つめて、そう問いかける。俺は素直に答えた。
どっちからと告白した覚えはないし、成美が泊まるようになったぐらいから、
なし崩し的にこのような関係が始まったように思える。
「やめとくか?」
成美の手を握り、俺は問いかける。
「――する」
成美がそう答えたため、俺は成美に口づけをしながら、発達の途中にある胸部を揉んだ。
始めて触った時より、大きくなった乳房はハリがあり、しっかりとした形をしている。
「あっ——」
成美が吐息を漏らすと、俺はゆっくり彼女の服を脱がす。
「電気―ー消して」
「わかった」
電気を消して、俺は自分の服も脱いでいく——
もはや二人を隔てるものはない。
「隼人はさ——」
「?」
「私と子供を作れる?」
成美に聞かれて、一瞬だが頭が冷静になる。
「いつも妹分とか、兄妹みたいなものって周りに誤魔化してたけど。隼人はそんな私と子供を作れる?」
「最初に抱いた時から変わらない、作れるよ——いずれ欲しいとも思ってる」
そう答えると、成美は安心したような表情になり——両手を広げた。
「きて」
「ああ」
こんな問答を経ても、避妊具は外したことがない。さすがに今作るのは早すぎるからだ。
彼女の秘部へ俺のプログラムリングをかぶせた竿を押し付ける。
電子世界での行為はプログラムをつけることで、様々なリスクを排除できる。
現実と違い、100%に近い。
「あ」
「うっ」
成美が気持ちよさそうに身体をくねらせる。
お互い、身体の相性はいいようで、成美との行為はついつい嵌りそうになる。
勢いよく俺の竿から放たれた液体は、成美の奥を我先に目指すように彼女の胎へ流れ混んだ。
避妊用のプログラムリングをしてなければ、妊娠しててもおかしくない。
「――ねえ」
「どうした?」
俺の竿を握り、彼女がリングを見つめる。
「これ、外してやってみない——?」
「おいおい……」
成美がこういうのは初めてじゃない。
お互い15歳を超えたあたりから、成美は避妊具なしでやりたがることが増えた。
「そういう時期か?」
以前生理が近くなると、そういう気分になると言ってたのを思い出して、俺は聞いてみた。
「うーん、クラスで数人できた子がいるから」
「あー」
その返事は予想していなかった。
世界を新型脳炎が遅い、成人以後の年齢に無差別で発症するようになった結果。
働き盛りとされる年齢は大きく引き下げられて、結婚適正年齢も引き下がった。
早いケースだと中学校前に新生児を抱えているケースもあるのだとか。
「その子たちは、生活様式はリアルなのか?」
「リアル、旦那がクラブのレスキュー部門にいるんだって」
「それなら、電子空間にはこれないな」
成美が俺のをなめて、後始末する中俺は考え込む。
プロトアウトなんて危険な組織にいる自分が、成美と子供を作って良いものなのだろうか。
「シャワーあびてくる」
「?――珍しいな、もういいのか」
立ち上がった彼女に俺はそう聞く。
いつもならもう何回か、行為に及ぶからだ。
「隼人――なんか疲れてるでしょ?――」
「え?」
「だから今日はもういいの」
そう言って、成美はシャワーへ向かった。
顔に疲れを出しただろうかと、不安になり俺は鏡を見て自分の顔を見た。
『うーん、わからん』
いつもと変わらないように見えるため、考えるのを辞めておれはそのまま仰向けになり眠りについた。
******
*成美
シャワーを浴びながら、成美は考えていた。
「なんでこんなに——赤ちゃんを欲しがったんだろう」
いつも生理時期に性欲が増したり、母性本能が増したりして、興味本位でリング無しでやりたくなることはあった。
ただ、今回は違った。
隼人が遠くへ行ってしまいそうで、彼との何かが欲しかった。
そんな感じがした。
『私……どうしたいのだろう』
成美の答えはすぐには出なかった。
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