第18話、読ませていただきました。
ベンタのデビュー戦は、海斗とはまた違う魅力がしっかり描き分けられていて、とても引き込まれました。
海斗がスピードと冷静な分析力で相手を攻略するタイプなら、ベンタは一発一発の重さと圧力で試合の流れを支配していくタイプ。同じジムで育った同期でありながら、ボクシングの個性がここまで違うことがよく伝わってきて、二人がこれからどんなライバルとして成長していくのかますます楽しみになりました。
特に印象的だったのは、一ラウンド目をあえて慎重に進める展開です。派手な打ち合いではなく、距離を測り、ジャブを積み重ね、お互いの特徴を探り合う様子が描かれていたことで、「試合が動く瞬間」を自然と待ち構えることができました。
そして二ラウンド。
右ストレートをかわしながらレバーを打ち込む一連の流れは、本当にボクシングらしい駆け引きでした。力任せではなく、相手の攻撃に合わせて最大の一撃を返す流れがとても気持ちよく、ベンタのボクシングセンスの高さを感じました。
試合後の新聞記事という形で内容を振り返る構成も面白かったです。実況だけでは見えなかった技術面を整理してくれるので、「なるほど、あの場面にはそんな意味があったのか」と改めて理解を深めることができました。
また、ジョー平仲さんの解説や実況陣の評価によって、読者だけではなくボクシング界全体が二人に期待を寄せ始めている空気が伝わってきます。主人公だけが「すごい」のではなく、周囲のプロたちが認め始める描写が積み重なっているので、二人の存在感に説得力があります。
そして最後の締めがとても良かったです。
「この奇跡のように出会った二人の十七歳が、この数年先にとてつもない事を成し遂げることをまだ誰ひとり知る由もなかった。」
この一文だけで、まだ始まったばかりの物語なのだという期待感が一気に膨らみました。
海斗とベンタ、それぞれが最高のデビュー戦を飾った今、ここから二人が日本王者、東洋太平洋、そして世界へとどう駆け上がっていくのか。
ライバルであり仲間でもある二人だからこそ生まれる成長や刺激、そして数々の名勝負をこれから見届けられるのが今から楽しみです。ボクシングという競技の熱さだけでなく、「二人で頂点を目指す青春」の物語としても非常に続きが気になる一話でした。
第17話 3-5 海斗のプロデビュー戦 一三八ポンド二分の一への応援コメント
少しずつ積み重ねてきた努力や期待が、ついに「デビュー戦」という形で花開く瞬間に立ち会えたような気持ちになりました。
特に印象的だったのは、試合そのものだけではなく、その舞台が整うまでを丁寧に描いていることです。テレビ局が長期取材を決断した理由や、プロテストから半年間積み重ねてきた時間が描かれているからこそ、「この試合はただの一戦ではない」という重みが自然と伝わってきました。
実況と解説を交えた試合描写も臨場感があり、まるで実際にボクシング中継を見ているようでした。実況アナウンサーが試合の流れを説明し、解説者が技術的な視点を補足する構成のおかげで、ボクシングに詳しくない読者でも状況をイメージしやすく、一方で経験者なら細かな駆け引きまで楽しめるバランスになっていると感じます。
海斗の戦い方も印象的でした。デビュー戦だからといって最初から力任せに攻めるのではなく、ジャブで距離を測り、相手の癖を見抜き、冷静に試合を組み立てていく姿に、「練習してきたことがそのままリングで生きている」という説得力がありました。特に右を打つ瞬間の癖を見逃さず、フェイントを挟んでカウンターにつなげる流れは、新人離れした知性を感じさせる場面で、とても見応えがありました。
また、勝利した後に真っ先に相手コーナーへ向かい、「ありがとうございました」と一礼する場面がとても好きです。強さだけではなく、人としての礼儀や謙虚さが描かれているからこそ、海斗という主人公をさらに応援したくなります。観客が拍手を送る描写にも納得しました。
スポーツ新聞の記事という形で試合を振り返る演出も面白く、客観的な視点から海斗の実力や試合内容を再確認できる構成になっていて、読後の余韻をより深いものにしていました。単なる「勝った」という結果ではなく、「なぜ勝てたのか」が分析されているので、読者としても海斗の成長を改めて実感できます。
そして何より、この試合は海斗一人の勝利ではなく、徳川会長、田口さん、村木さん、ジムの仲間たち、故郷から応援に駆け付けた人々など、多くの人の想いを背負ってリングに立っていることが伝わってきました。その積み重ねがあったからこそ、一発のパンチにも、一礼にも、大きな意味が宿っていたように感じます。
ここから海斗がどこまで成長し、ライバルたちとどんな戦いを繰り広げていくのか。デビュー戦は終わりましたが、むしろ本当の物語はここから始まるのだという期待が大きく膨らむ、とても熱い一話でした。
第16話 3-4 ベンタと海斗 練習漬けへの応援コメント
ここまで読んできて改めて感じたのは、この作品は試合だけでなく、「試合に至るまでの積み重ね」を本当に大切に描いているということです。
今回の練習風景は、一見するとトレーニングメニューの紹介にも見えますが、その一つひとつに「なぜこの練習をするのか」という意味が込められていて、読みながら自然と二人が強くなっていく過程を追体験できました。
特に印象に残ったのは、ただ筋力を鍛えるのではなく、「パンチをもらわない技術」「左右どちらでも打てるようになること」「手首や首、足腰の強化」といった細かな部分まで徹底している点です。
派手な必殺技ではなく、地道な基礎の積み重ねこそが本物の強さを生むという考え方が伝わってきて、ボクシングという競技への深い理解と敬意を感じました。
また、田口さんと村木さんの指導も非常に熱かったです。
歴代の名ボクサーの名前を挙げながら技術や考え方を伝えていくので、「こういう選手を目標にしろ」というだけではなく、日本ボクシングの歴史そのものを受け継いでいくような雰囲気がありました。
厳しい言葉ばかりなのに、それが愛情のある指導だと分かるので、読んでいて自然と応援したくなります。
そして後半の矢尾板さんと小島さんの会話も、とても好きな場面でした。
本人たちではなく、周囲のプロ選手が二人の成長を客観的に語ることで、ベンタと海斗がどれほど異質な存在へ成長しているのかが説得力を持って伝わってきます。
特に、
「もっと出来るのに、それを見せないようにしている」
という海斗への評価は、とても印象深かったです。
主人公本人が自分の強さを語るのではなく、周囲が違和感としてその才能を感じ始める描き方だからこそ、これから先への期待が大きく膨らみました。
一方で、ベンタは重く圧倒するパンチ、海斗はしなやかで突き抜けるパンチと、同じジムで育ちながらも対照的な個性がきちんと描き分けられているのも面白かったです。
ライバルであり仲間でもある二人が、違う武器を持ちながら同じ頂点を目指していく構図は、これから試合が始まる前だからこそワクワクさせられます。
最後のマーさんの一言も良かったです。
真剣な議論が続いたあとに、「四人全員みんながチャンピオンになる姿を見せてちょうだいね」という温かい言葉が入ることで、ジム全体が一つの家族のような空気に包まれていることが伝わってきました。
努力の厳しさだけで終わらせず、人と人との温かさで締めくくる構成がとても心地よく、デビュー戦直前の高揚感が一層強く感じられるエピソードでした。
第15話 3-3 二人の戦いのはじまり。=プロテストから半年後=への応援コメント
この話は、単なる「プロデビュー戦が決まった」という展開ではなく、長い時間をかけて積み重ねてきた努力が、ついに本当の勝負の舞台へ向かう瞬間として描かれているところが印象的でした。
特に良かったのは、試合そのものではなく、その前段階にある「覚悟を受け取る場面」にしっかりとページを使っているところです。
海斗とベンタがプロライセンスを手にしてから半年。その半年間があったからこそ、今回のデビュー戦決定の知らせが単なる喜びではなく、「ここから人生を懸けた戦いが始まる」という重みを持って伝わってきました。
また、徳川ジムの応接室という場所の描写も印象的でした。
過去の栄光を示すトロフィーや表彰状、震災ボランティアへの感謝状など、そこに飾られているものが単なる飾りではなく、徳川という人物がどんな人生を歩んできたのかを物語っているように感じます。
ボクシングはリングの上だけが戦いではなく、そこに立つまでの人生そのものが戦いなのだということが、この場面から伝わってきました。
特にベンタの成長描写が素晴らしかったです。
入門当初は遠慮がちだった少年が、一年半の努力によって自分の言葉で「逆にその分練習出来ます」と答える。
この一言に、単なる身体的な成長ではなく、精神的な成長がすべて詰まっているように感じました。
周囲の大人たちが「もう心配はいらない」と思えるほどになったという描写も、本人だけではなく、見守ってきた徳川や田口、村木たちの喜びまで伝わってきます。
そして村木の言葉も、この作品のボクシングへの向き合い方が表れている部分だと思いました。
強さだけを求めるのではなく、危険性や身体への負担、プロとして戦う責任まで語っている。
単なるスポーツの熱血物語ではなく、一人の人間が自分の人生を背負ってリングに立つ物語として描かれているところに深みを感じました。
最後の、
「日本プロボクシング史上一度も実現された事がなかった、夢のような出来事」
という未来への予感も、この二人がこれからどんな道を歩んでいくのか期待を大きく膨らませる締め方でした。
過去を背負った徳川、復帰を決意した権田坂、そして未来を切り開こうとする海斗とベンタ。
世代を超えて受け継がれていくものが、このジムという場所に集まっているようで、とても熱いものを感じました。
リングに上がる前の静かな時間だからこそ、逆にこれから始まる激しい戦いへの緊張感が強く伝わってくる回でした。
第14話 3-2 徳川万世と権田坂実松への応援コメント
今回の話は、試合やトレーニングとは違う形で「ボクシングとは何か」を感じさせられる回でした。
これまでベンタや海斗の成長、プロへの挑戦が中心に描かれていましたが、今回はその裏側で若い選手たちを支える人間の想いや過去に焦点が当たっていて、とても印象に残りました。
特に徳川さんと権田坂さんの関係性が素晴らしかったです。
単なる元選手同士の友情ではなく、若い頃から互いを認め合い、時には自分の人生を変えるほど相手を思いやってきた二人だからこそ出る言葉の重みがありました。
権田坂さんがボクシング界から離れた理由も、ただ「諦めた」というものではなく、自分なりの覚悟や相手への思いやりがあったからこそだったという部分に胸を打たれました。
現役時代の勝敗やタイトルだけでは測れない、その人が背負ってきた人生そのものが描かれている感じがします。
特に徳川さんが、
「権ちゃんの力が必要なんだ」
と伝える場面は、とても心に残りました。
長い年月が経っても、その人が持っている経験や技術、そして人間性を必要としてくれる人がいるということは、とても幸せなことなのだと思います。
また、権田坂さんのおかみさんの存在も素敵でした。
夫が過去の夢を引きずっていることを理解しながら、決して責めるのではなく、背中を押してくれる。
「もう一回ボクシングをやって」という言葉には、単純な応援ではなく、長年一緒に過ごしてきたからこそ分かる夫への愛情が詰まっているように感じました。
スポーツ作品では、どうしても選手の才能や勝敗に目が向きがちですが、この話では「選手を支える人」「過去に戦った人」「夢を諦めた人」たちにも、それぞれの物語があることを丁寧に描いているところが魅力だと思います。
海斗やベンタがこれからプロの世界で戦っていく中で、こうした経験を持つ権田坂さんがどんな言葉をかけ、どんな支えになっていくのか、とても楽しみです。
一度リングを離れた人間が、もう一度誰かのために拳の世界へ戻ってくる。
その展開には、若い選手の成長とはまた違った熱さと感動がありました。
第13話 3-1 二人のプロボクサー誕生 (二〇二四年二月)への応援コメント
プロテスト当日の緊張感が、細かな描写からひしひしと伝わってきました。
特に印象的だったのは、単純に「強い選手が勝つ」という展開ではなく、そこに至るまでの積み重ねが丁寧に描かれているところです。
前話で新人テスト前日の練習風景が描かれていましたが、そこで村木さんや田口さんが何度も「倒すことが目的じゃない」「基本を出せ」と伝えていた意味が、この話でしっかりと繋がっていました。
ボクシングというと、どうしても派手なKOシーンや強烈なパンチに目が行きがちですが、この作品ではそこに至るまでの「準備」「指導する側の想い」「選手自身の精神状態」がしっかり描かれていて、スポーツものとしての厚みを感じます。
また、後楽園ホールという舞台設定も良かったです。
初めて東京の中心に出てきた十六歳の二人が、ボクシングの聖地とも言える場所に立つ。その光景を見た時の高揚感や、地方から夢を追って上京した若者らしい感情が伝わってきました。
プロテストという人生の大きな分岐点でありながら、二人がまだ十六歳の少年であることを忘れさせない描写が、とても温かかったです。
そして後半のスパーリング。
尾崎選手の登場から、会場の空気が変わる感じがありましたね。
経験者としての完成度、余裕、そして相手への配慮まで含めて「強い選手とは何か」が表現されていて、その後に登場する海斗やベンタとの対比が非常に面白かったです。
特に海斗の戦い方は、単なるパワー型ではなく、スピードや技術、無駄のない動きによって相手を圧倒するタイプとして描かれていて魅力があります。
一方でベンタは、体格や圧倒的な破壊力だけではなく、練習で積み重ねた形が本番で出るという部分が良かったです。
村木さんが教えてきた「ジャブ、ストレート、ボディ」という基本が、大舞台で結果として表れる流れには、スポーツ作品ならではの気持ちよさがありました。
また、田口さんや森本さんのような経験者が若い才能を見守る視点も好きです。
選手本人だけではなく、指導者や先輩たちが「この先どんな未来を作っていくのか」と期待している雰囲気があり、単なる試合描写以上に、人から人へ受け継がれていくものを感じました。
二人がこれからプロの世界でどんな壁にぶつかり、どんな成長をしていくのか、とても楽しみになる回でした。
才能だけではなく、周囲の人との出会いや積み重ねによって選手が作られていくところが、この作品の大きな魅力だと思います。
第12話 2-6 新人プロテスト前日 ジムでの練習への応援コメント
この回は、派手な試合描写ではなく「勝負の前夜」にある独特の緊張感と、積み重ねてきた努力が伝わってくる回でした。
特に印象に残ったのは、村木トレーナーの「相手を倒すことが目的じゃない」という言葉です。ボクシングという競技では、どうしても強いパンチやKOのような分かりやすい強さに目が向きがちですが、プロテストで見られるのは技術、冷静さ、基本の徹底なのだと改めて感じました。
ベンタと海斗の二人は、これまで厳しい練習を積み重ね、周囲からも期待される存在になっています。しかし、そこで「自分たちは強い」と慢心するのではなく、最後まで基本を確認する姿勢が描かれているところに、二人のボクサーとしての成長だけでなく、人間としての真面目さが表れているように感じました。
また、徳川会長や田口さん、村木さん、田上さんといった周囲の大人たちが、それぞれ違う視点から二人を見守っているのも良かったです。
徳川会長は長年の経験から二人の才能を信じていて、田口さんは実力を理解しているからこその期待があり、村木さんは才能があるからこそ慎重になっている。その温度差が、それぞれが本気で二人の未来を考えている証のように感じました。
特に「強すぎるからこそテストにならないのではないか」という村木さんの心配は、普通の指導者とは少し違った視点で面白かったです。才能がある選手ほど、力を出し切ることだけではなく、状況に合わせて自分を制御する能力も必要になる。その部分まで描かれていることで、単純な成長物語ではなく、プロの世界へ進む厳しさが伝わってきました。
そして最後の「十六歳」という部分が強く心に残りました。
まだ高校生になるような年齢の二人が、故郷を離れ、仕事をしながら厳しい練習を続け、自分の人生をかけた舞台に立とうとしている。その背景をこれまで丁寧に描いてきたからこそ、明日のプロテストが単なる試験ではなく、二人にとって大きな節目なのだと感じます。
ここまで周囲の人たちとの繋がりや、支えてくれる人々の存在が描かれているので、二人がリングに立つ瞬間には、本人たちだけではなく、関わってきた全員の想いが乗っているように思えました。
静かな前日だからこそ、次に待つ大きな舞台への期待と緊張感がしっかり伝わる回でした。二人がこれまで積み上げてきたものを、どのようにリングで見せるのか、その瞬間が楽しみになる締め方だと思います。
第11話 2-5 新人プロテスト前日 ベンタと海斗 故郷への電話への応援コメント
読んでいて、プロテスト前日の緊張感よりも先に感じたのは、「この二人は決して一人でリングに立つわけではない」ということでした。
海斗とベンタ、それぞれが故郷へ電話をする場面がとても印象的でした。普段は厳しい練習や仕事、己との戦いを続けている二人ですが、電話の向こうには、離れていても変わらず心配してくれる家族や、これまで支えてくれた人たちがいる。その温かさが静かに伝わってくる回でした。
特に海斗の公衆電話からの連絡という描写が、今の便利な時代だからこそ余計に胸に残りました。限られた時間、限られた手段の中で、遠く離れた家族の声を聞く。その一言一言に重みがあり、電話という単なる連絡手段ではなく、故郷と自分を繋ぐ大切な絆として描かれているように感じました。
祖父母や妹との会話では、海斗が背負ってきた過去の重さと、それでも前を向いて進もうとする強さが伝わってきました。特に祖父の言葉には、長い年月をかけて海斗を支えてきた家族の想いが込められていて、プロテストという一つの試験以上に、これまで歩んできた人生そのものがリングに向かっているような感覚になりました。
一方で、ベンタの電話はまた違った温かさがありました。母親との会話からは、離れて暮らす息子を心配する親の気持ちと、それを安心させようとするベンタの優しさが伝わってきます。特に亡き父への思いが自然に会話の中に出てくるところが、とてもリアルでした。過去の悲しみを抱えながらも、それを力に変えて前へ進んでいる姿が胸に響きました。
また、母親や咲さんのように、ベンタの人生には家族以外にも支えてくれる人がいることが、この作品の大きな魅力だと思います。夢を追う物語では本人の努力が中心になりがちですが、この作品では、その努力の裏側にある「誰かの願い」や「誰かの応援」まで丁寧に描かれているところが素敵でした。
明日のプロテストを前に、技術や体力ではなく、最後に二人を支えるものが何なのかを改めて感じる回でした。
リングに上がる瞬間、二人が背負っているものは恐怖や緊張だけではなく、故郷で待っている家族、今まで出会ってきた人たちの想いなのだと思うと、次の場面への期待がさらに高まりました。
第10話 2-4 新人プロテスト前日 ベンタのバイト先の話への応援コメント
ベンタの姿を読んでいて、プロボクサーを目指すという夢が、決して本人だけのものではなく、多くの人の支えや温かい気持ちの上に成り立っているものなのだと感じました。
特に印象に残ったのは、ジムでの厳しい練習だけではなく、リネン工場で働く日々まで丁寧に描かれているところです。夢を追う物語では、どうしても試合や練習など華やかな部分に焦点が当たりがちですが、この作品では、朝から仕事をして、周囲との信頼関係を少しずつ築き、その上でリングを目指している姿が描かれていて、ベンタという人物の芯の強さが伝わってきました。
まだ十五、十六歳という年齢で、故郷を離れ、働きながら厳しい練習を続ける。その姿は単なる「才能のある新人」ではなく、自分の選んだ道に責任を持って向き合っている一人の青年として描かれているように感じます。
また、工場の人たちがベンタを「プロボクサー候補」として特別扱いするのではなく、普段から真面目に働いている一人の仲間として見守っている雰囲気がとても温かかったです。吉田さんや高木さんの何気ない応援の言葉も、本人にとっては大きな力になるんだろうなと思いました。
夢を叶えるためには、本人の努力だけではなく、周囲の理解や応援、そして日々の小さな積み重ねが必要なのだと改めて感じる回でした。
明日のプロテストを前にしたこの静かな日常描写があるからこそ、本番で二人がどんな気持ちでリングに立つのか、その重みがより大きく感じられます。華やかな舞台の裏側にある努力や、人との繋がりを大切に描いているところが、とても心に残りました。
第9話 2-3 新人プロテスト前日 海斗のバイト先の話への応援コメント
今回の話は、プロテスト前日の一日ということで、大きな試合を控えた緊張感がありながら、それ以上に「支えてくれる人の温かさ」が強く伝わってくる回でした。
ボクシング作品というと、どうしてもリングの上で戦う選手本人に焦点が当たりがちですが、この話では、その選手がリングに立つまでにどれだけ多くの人の想いに支えられているのかが丁寧に描かれていて、とても心に残りました。
特に権田坂さんと女将さんの存在が印象的でした。
海斗に対して、ただ「頑張れ」と声をかけるだけではなく、食事や生活面から支えているところに、本当の家族のような愛情を感じます。
しかも権田坂さんは元プロボクサーで、自分なら教えられることもたくさんあるはずなのに、あえて口を出さず、徳川会長やジムの指導方針を尊重して見守っている。
この距離感がとても良かったです。
人を育てるというのは、何でも手を差し伸べることではなく、本人が自分の力で成長するのを信じて待つことでもあるのだと感じました。
海斗がここまで成長できた理由は、本人の努力や才能だけではなく、こうした周囲の大人たちの深い理解があったからなのだと思います。
また、松下さんの登場も物語に温かい雰囲気を加えていました。
一見すると常連のお客さんですが、単なる脇役ではなく、海斗のことを本気で応援している一人の大切な存在として描かれているところが素敵でした。
「地域全体で若者を見守る」という空気があり、徳川ジムだけではなく、その周囲にも海斗を支える人の輪が広がっていることが伝わります。
プロテスト前日なのに、特別な練習や派手な演出ではなく、いつも通りの仕事、いつも通りの会話、いつも通りの食事という日常を描いているところも印象的でした。
大きな舞台の前だからこそ、普段と変わらない時間が選手にとってどれほど大切なのかが分かります。
海斗が最後に、
「必ず答えてみせるぞ」
と心の中で決意する場面は、単純に「合格してやる」という気持ちではなく、自分を支えてくれた人たちへの感謝が込められているように感じました。
夢を追う物語でありながら、その夢は決して一人だけのものではない。
本人の努力、指導者の信念、家族のように支える人たち、そして応援してくれる周囲の人々。
そのすべてが積み重なって、一人のボクサーがリングに立つのだということが伝わってきます。
プロテストという大きな節目を前に、海斗がどんな姿を見せるのか。
そして、ここまで支えてきた人たちの想いがどのような形で報われるのか、とても続きが気になる回でした。
第8話 2-2 何より体力と技術を磨け!徹底的に体を鍛えろ!! への応援コメント
今回の話を読んで、改めてこの作品は「ボクシングの強さ」だけではなく、「強くなるために必要な積み重ね」を丁寧に描いている作品だと感じました。
ボクシング作品というと、試合での激しい攻防や必殺技のような派手な場面に目が向きがちですが、この話ではそこに至るまでの日々の練習、その一つひとつの意味がしっかり描かれていて、とても説得力があります。
特に印象的だったのは、田口さんと村木さんの指導の違いです。
同じ「強くなれ」という言葉でも、田口さんは技術や相手との駆け引きを重視し、村木さんは体力や精神力、最後まで動き続ける力を求めている。
二人の指導方法が違うからこそ、ベンタと海斗が総合的なボクサーへ成長していく過程が見えてくるようでした。
「基本の反復が大切」という部分も、この作品らしい魅力だと思います。
華やかな世界の裏側には、毎日の地道な練習があります。
同じ動きを何度も繰り返し、疲れた状態でも正しいフォームを維持する。
簡単なことのようで、実際には一番難しい部分ですよね。
サンドバッグ、ミット打ち、マスボクシング、スパーリング、そして体力作り。
一つひとつのメニューがただのトレーニングではなく、「リングの上で自分を支える力」につながっていることが伝わってきました。
また、ベンタと海斗の姿勢も素晴らしいと思いました。
まだ若く、経験も少ない二人ですが、苦しい練習から逃げるのではなく、真正面から向き合っている。
特に、周囲の大人たちが本気で厳しく接するのは、二人に期待しているからこそなのだと感じました。
本当に大切に思っているからこそ、簡単な道を与えない。
その厳しさの中に、徳川ジム全体の温かさがあります。
個人的に好きだったのは、練習メニューの細かさです。
ただ「厳しい練習をした」と書くのではなく、どんな目的で何を鍛えているのかが描かれているため、読んでいる側にも二人が少しずつ変化していく過程が伝わってきます。
手首の強化、足腰の強化、体幹、持久力。
ボクシングは腕だけで戦う競技ではなく、全身を使う競技なのだということがよく分かりました。
そして何より、この話から感じるのは「才能だけでは頂点には届かない」というテーマです。
海斗とベンタには可能性があります。
しかし、その可能性を本物の力に変えるためには、毎日の努力と支えてくれる人たちの存在が必要になる。
徳川ジムという場所が、単なる練習場ではなく、夢を持った若者たちが人間として成長していく場所になっているところが、とても魅力的でした。
厳しい練習の日々の先に、二人がどんなボクサーになっていくのか。
そして、これまで支えてきた人たちの思いがどのような形で実を結ぶのか、続きが楽しみになる回でした。
第7話 2-1 簡単にプロテストは受けさせない! への応援コメント
今回の話は、単なるボクシングの成長物語ではなく、「人が人を育てる」という部分が強く描かれていて、とても印象に残りました。
特に徳川会長の、
「ボクサーを育てる前に、人間を育てるんだ」
という言葉が、このジム全体の空気を象徴しているように感じました。
強くなるためには技術や体力が必要ですが、それ以前に人間としての姿勢や周囲への感謝、苦しい時に逃げない心を育てることが大切だという考え方が、物語全体から伝わってきます。
ベンタが途中で練習を離れてしまった場面も、単純に「失敗した新人」という描き方ではなく、そこから本人が向き合い、謝罪し、周囲もまた受け止める流れになっているところが良かったです。
村木さんが厳しい表情から一転して、
「ベンタ、よく帰ってきた」
と言う場面は、叱ることよりも「戻ってくる場所を残しておくこと」の大切さを感じました。
本当に強い指導者というのは、ただ厳しいだけではなく、相手が立ち直ることを信じられる人なのだと思います。
また、海斗とベンタの関係性も非常に魅力的でした。
二人とも若い年齢で大きな決断をして、普通なら経験しなくてもいいような苦労を背負いながら、それでも前を向いて進もうとしている。
ただ「才能があるから成功する」のではなく、日々の生活、勉強、練習、周囲への礼儀、その積み重ねが少しずつ二人を変えていく描写が丁寧でした。
特に後半の寮での会話は、試合や練習シーンとは違う魅力がありますね。
矢尾板さんや小島さんが、後輩である二人を見ながら、自分自身の過去や努力を振り返る場面には、単なる先輩後輩以上の温かさがありました。
「自分より若い人間から学ぶことがある」
という感覚が自然に描かれていて、スポーツ作品でありながら人生ドラマとして読める部分だと思います。
マーさんの言葉も印象的でした。
周囲の大人たちが、二人を「期待の新人」として見るだけではなく、一人の人間として心配し、応援していることが伝わります。
徳川ジムという場所が、ただボクシングを教える場所ではなく、様々な人生を抱えた人たちが集まり、支え合う場所になっているのが素敵ですね。
最後の矢尾板さんと小島さんの掛け合いも、重いテーマが続いた中で良い緩急になっていました。
厳しい世界を描きながらも、そこに笑いや温かさがあることで、「この人たちがいるから頑張れる」と思わせる空気が生まれているように感じます。
夢を追う物語でありながら、実際には「夢を支える人たち」の物語でもあるところが、この作品の大きな魅力だと思いました。
海斗とベンタがこれからどんな壁にぶつかり、周囲の人たちとの絆の中でどう成長していくのか、とても気になる展開でした。
「ベンタ」【前編】完結 に感謝。【特別編】2作品 順次公開。への応援コメント
こんにちは。
この場をお借りして御礼申し上げます。
この度は、作者の意図を汲んでいただいた温かいレビューとコメントをいただき、誠にありがとうございました。心より御礼申し上げます。嬉しくて、近況ノートにてご紹介させていただきました。深謝。
第6話 1-5 海斗の事情と田上瞬への応援コメント
今回のお話は、単なるボクシングへの挑戦ではなく、「人が誰かに支えられて、新しい人生へ踏み出していく物語」だと感じました。
特に海斗くんの過去が明かされることで、彼がなぜプロボクサーを目指すのか、その覚悟の重さが伝わってきました。東日本大震災で家族を失った経験、祖父母への感謝、そして野球という大切な道を諦めてまで選んだボクシングへの決意。その一つ一つが丁寧に描かれていて、単なる「才能ある少年」ではなく、背負っているものがある一人の人間として見ることができました。
また、田上さんとの出会いの場面がとても印象的でした。偶然の出会いから始まった関係が、海斗くんの人生を大きく変えるきっかけになっているところに、人との縁の不思議さを感じます。たった一言の声掛けや、手を差し伸べる勇気が、誰かの未来を変えることもあるのだと思わされました。
徳川会長の存在も本当に温かいですね。厳しい世界に進もうとする若者をただ導くだけではなく、本人や家族の気持ちを大切にしながら向き合っている姿が印象に残りました。「夢を追え」と簡単に言うのではなく、現実や責任まで考えた上で背中を押すところに、長年人を見てきた大人の優しさを感じます。
そして最後の、ベンタと海斗が互いの過去を知り、理解し合う場面がとても良かったです。
最初は同じ十五歳で同じ道を目指す仲間という関係だった二人が、相手の背負ってきた苦労を知ることで、ただのライバルではなく「同じ痛みや覚悟を持った仲間」になっていく。その変化が自然に描かれていて、青春スポーツ作品としてとても大切な部分だと思いました。
華やかな勝負の世界だけではなく、そこに立つまでの人生や、人とのつながりを描いているところに深みを感じます。
これから二人がどんな壁にぶつかり、どのように成長していくのか、とても気になる展開でした。
第5話 1-4 ベンタの新たな船出への応援コメント
今回の話は、単なる「新天地への旅立ち」ではなく、一人の少年が人生の大きな転機を迎える瞬間を丁寧に描いた回だと感じました。
ベンタが和歌山を離れ、東京へ向かう新幹線の中で感じる不安や期待、そして初めて見る東京駅の圧倒的な雰囲気。都会に憧れる気持ちだけではなく、故郷を離れる寂しさや、もう後戻りできない覚悟が混ざっているところが、とてもリアルに伝わってきました。
特に印象に残ったのは、北千住の場面です。
ただ駅を通過するだけではなく、亡くなった父親の記憶と重なることで、単なる移動の描写が「過去とのつながり」に変わっているのが良かったです。ベンタにとって東京は新しい挑戦の場所であると同時に、父親との思い出を背負って進む場所でもあるんだなと感じました。
また、徳川会長の存在が本当に温かいですね。
厳しい世界へ送り出す指導者でありながら、ベンタにとっては親代わりのような存在でもある。その距離感がとても自然で、ただ「才能を見出した師匠」というだけではなく、一人の少年の人生そのものを支えようとしている姿が伝わってきました。
そして選手寮での出会いも印象的でした。
マーさんの優しい迎え入れ方、先輩たちとの食卓、そして同じ十五歳で別の場所から夢を追ってきた海斗との握手。環境が大きく変わった孤独な少年が、少しずつ「ここが自分の居場所になるかもしれない」と感じていく流れが丁寧でした。
特に海斗との関係は、これから二人がどのように成長していくのか楽しみになる出会いでした。境遇は違っていても、それぞれが大切なものを背負って夢へ向かっている。その共通点があるからこそ、単なるライバルではなく、お互いを理解できる存在になっていくのではないかと思いました。
後半の権田坂さんのお店の場面も、とても好きです。
厳しいボクシングの世界の話だけではなく、昔から続く人との縁や、誰かが誰かを支える温かさが描かれていて、物語に厚みを感じました。
徳川会長と権田坂さんの昔話も、ただの過去語りではなく、今の若い二人へ受け継がれていくものとして描かれているのが印象的でした。笑いを交えた二人の掛け合いも、長い年月を共に過ごしてきたからこその信頼関係が感じられて、とても良い雰囲気でした。
夢を追う物語でありながら、強さや勝敗だけではなく、「誰に支えられてここまで来たのか」「新しい場所で誰と出会うのか」という部分を大切に描いているところが魅力的だと思います。
ベンタと海斗がこれからどんな壁にぶつかり、どんな成長を見せてくれるのか、とても気になる回でした。
第4話 1-3 ベンタの事情と徳川万世への応援コメント
ベンタという人物の過去が、ここまで丁寧に描かれるとは思いませんでした。
最初は「バスケットに打ち込む少年」という印象でしたが、読み進めるほどに、彼の人生そのものが一つの大きな戦いなのだと感じました。
特に印象に残ったのは、『ベンタ』という呼び名に込められた意味です。
本人にとっては最初、からかわれているようで嫌だった名前。それが実は周囲の人たちが彼の性格を変えるため、成長を願って考えたものだったという展開は、とても温かく感じました。
人から見れば些細な出来事でも、本人にとっては長く心に残るものがあります。しかし、その経験が後になって「自分を支えてくれていたものだった」と気づく瞬間がある。
この部分は、スポーツだけではなく、人が成長していく過程そのものを描いているように思いました。
また、父親の会社倒産から生活が一変する流れも、とても現実味がありました。
今まで当たり前だった日常が突然失われる怖さ。そして、自分ではどうすることもできない状況の中で、それでも前を向こうとする母親とベンタの姿には胸を打たれました。
特に母親の描写が印象的でした。
苦しい状況でも息子の前では弱さを見せず、子供の未来を第一に考える姿は、派手ではないけれど確かな愛情が伝わってきます。
そして、徳川万世との出会い。
ここから物語の空気が大きく変わったように感じました。
過去に数々の苦難を乗り越えてきた世界王者が、今度は一人の少年の人生に関わっていく。その流れが偶然ではなく、人と人との縁によって繋がっているように描かれていて、とても印象深かったです。
徳川の「決心がついてからでいい」という言葉も、単純に夢を追えと背中を押すのではなく、人生を左右する選択だからこそ本人に考えさせるという大人の優しさを感じました。
また、ベンタと同じような境遇を持つ分銅海斗という存在が示されたことで、これから二人の人生がどこかで交わるのではないかという期待も膨らみました。
好きなスポーツを続けたい気持ち。
家族を支えたいという責任感。
自分の夢と現実の間で悩む葛藤。
十四歳という年齢では抱えるには大きすぎるものを背負いながら、それでも自分で考えて未来を選ぼうとするベンタの姿に、ただのスポーツ物語ではない、人間ドラマとしての深さを感じました。
最後の卒業式の場面も、とても心に残りました。
周囲とは違う道へ進む不安を抱えながらも、先生や仲間たちから送り出されるベンタ。その姿には、これまで積み重ねてきた努力や人との繋がりがすべて表れているようでした。
特に先生たちの言葉には、教師という立場を超えた、一人の大人から少年への願いが込められているように感じます。
人生は選択の連続で、その選択が正解だったかどうかは後にならなければ分からない。
それでも、自分で悩み抜いて決めた道なら歩き続ける意味がある。
そんなメッセージが強く伝わってくる回でした。
ベンタがこれからどんな壁にぶつかり、どんな成長を見せていくのか、とても気になる展開です。
第3話 1-2(2023年 10月その2)への応援コメント
今回の話は、ボクシングという競技の厳しさだけではなく、その道を選んだ少年たちが抱える「心の弱さ」や「生きる理由」が丁寧に描かれていて、とても印象に残りました。
前回では、世界を目指す才能ある若者としてのベンタと海斗が描かれていましたが、今回はまだ十五歳という年齢相応の迷いや不安が前面に出ていて、二人が決して最初から強い人間だったわけではないことが伝わってきます。
特に松戸中央公園での場面が心に残りました。
雨の中、一人でうずくまるベンタの姿は、単純に練習が辛いというだけではなく、故郷を離れ、頼れる人も少ない環境で、自分の選んだ道と向き合う少年の孤独そのものに感じられました。
「才能があるから夢を追える」のではなく、夢を追い続ける過程で何度も自分自身の弱さと向き合わなければならない。その部分がとても現実的に描かれていると思います。
そして、海斗の存在が本当に温かいですね。
ベンタを無理に励ますのではなく、自分自身も同じような苦しみを抱えていることを伝えながら、一緒に歩こうとする姿が印象的でした。強い言葉で引っ張るのではなく、隣に立って支える優しさが、二人の関係性をより深く感じさせます。
特に海斗が語る過去には胸を打たれました。
世界を目指すボクサーという華やかな部分の裏側に、それぞれが背負っている人生や失ったもの、家族への思いがある。リングの上で戦う理由は、単なる勝利や名誉だけではないのだと感じました。
また、村木トレーナーの厳しい指導も、前回とは違った見え方になりました。言葉だけを見ると厳しいですが、その奥には選手を本気で世界へ送り出したいという願いがあり、指導する側にもまた覚悟があることが伝わります。
スポーツ作品では試合の迫力に目が向きがちですが、この作品はリングに上がる前の「心の戦い」をしっかり描いているところが魅力だと思いました。
世界戦という未来を知っているからこそ、今の二人がどれほど悩み、迷い、それでも前へ進んでいくのか。その過程がより大切に感じられる回でした。
第2話 1-1(2023年 10月その1)への応援コメント
第1話の世界戦前日の華やかな舞台から一転して、今回は十五歳だった頃のベンタと海斗の原点が描かれていて、とても引き込まれました。
特に印象に残ったのは、単なるボクシングの練習風景ではなく、「世界チャンピオンになる可能性を秘めた才能」が、まだ未完成な少年として描かれているところです。
現在では世界が注目する二人の選手として紹介されていたベンタと海斗ですが、この時点ではまだ始まったばかりで、ベンタは苦しい練習に弱音を吐いてしまう普通の少年でもある。そのギャップがあるからこそ、「この少年が本当に世界の舞台まで辿り着くのか」という興味が強くなりました。
村木トレーナーの厳しい言葉も、ただ怒鳴っているだけではなく、ベンタの才能を誰よりも信じているからこその不器用な愛情として伝わってきます。期待しているからこそ厳しくなる、育てる側の葛藤が丁寧に描かれていて、スポーツ作品ならではの師弟関係の熱さを感じました。
また、海斗の存在がとても魅力的ですね。
ベンタが心折れそうになった瞬間に、何も言わず追いかけようとする姿から、二人の間にある信頼関係が自然に伝わってきました。才能や身体能力だけではなく、仲間を思いやる精神的な強さが、後の世界戦につながっていくのではないかと感じます。
田口と村木の過去も興味深く、彼ら自身が届かなかった夢を、次の世代へ託している構図が良いですね。単なる「才能ある新人の成長物語」ではなく、先人たちの経験や悔しさ、夢まで受け継いでいく物語になっているところに厚みを感じました。
特に最後の「ベンタには海斗がついている」という部分は、二人の関係性を象徴しているようで印象的でした。
世界戦という未来を先に見せた上で、そこへ向かう過程を丁寧に描いていく構成なので、二人がどんな壁にぶつかり、どのように成長していくのか、続きを読みたくなる序盤でした。
第1話 【ボクシング世界戦前日の記者会見場】への応援コメント
冒頭から大きな舞台の空気感がしっかり伝わってくる作品でした。
有明コロシアム、世界戦前日の記者会見、世界中が注目する二人の若き日本人ボクサーという設定だけで、これから始まる戦いの重みや期待感が一気に高まります。特に、単なる試合の勝敗だけではなく、WBAという大きな組織が未来のスターを作ろうとしている背景まで描かれていて、一つの試合が持つ意味の大きさが感じられました。
印象的だったのは、ベンタと海斗がまだ試合をしていない段階なのに、すでに「歴史的な一戦」として世界から見られているところです。二十歳という若さで世界の舞台に立つ二人のプレッシャーや、それを迎え撃つ経験豊富なチャンピオン側の余裕と警戒心の対比が、とても興味深く描かれていました。
また、記者会見でアルバレスが海斗を挑発する場面も、単なる煽りではなく、これからリング上でぶつかる選手同士の心理戦の始まりのように感じました。試合前の静かな緊張感の中に、それぞれの選手の誇りや自信が見えて、明日の戦いがどうなるのか自然と気になります。
そして最後に「五年以上前、十五歳の頃に遡る」という構成がとても効果的ですね。現在の世界戦という大きな到達点を先に見せることで、そこへ至るまでに二人がどんな経験を積み、どんな壁を乗り越えてきたのかという過程への興味が強くなりました。
スポーツ作品としての迫力だけではなく、若者が夢や才能だけで世界に挑むまでの成長物語としても楽しめそうで、これから二人の過去がどう描かれていくのか期待が膨らむ序章でした。
こんにちは。
この場をお借りして御礼申し上げます。
この度はわたしの初めての短歌に多大なご評価をいただき、ありがとうございました。心より御礼申し上げます。嬉しくて、近況ノートにてご紹介させていただきました。深謝。
作者からの返信
光り輝く未来様
コメント、ありがとうございます。
近況ノートにご紹介もいただき、感謝申し上げます。
「慈雨」という夏の季語がしっかり入っていて、とてもいい作品でした。
短歌や俳句もたくさん作ってください。
楽しみにしております。
のさきひろし
臨場感に手に汗を握りました。
さあ、これからですね。
作者からの返信
光り輝く未来 様
コメント、ありがとうございます。
ここまで読んでいただいて、感謝申し上げます。
本当に嬉しいです。
現在公開中の「序章 特別編」と、
近日公開予定の「第三章 特別編」もあわせて。
どうかお楽しみください。
のさきひろし
第15話 3-3 二人の戦いのはじまり。=プロテストから半年後=への応援コメント
いや~、面白い。ワクワクします。
第13話 3-1 二人のプロボクサー誕生 (二〇二四年二月)への応援コメント
さあー、これからですね。
二人の活躍を楽しみにしています。
第11話 2-5 新人プロテスト前日 ベンタと海斗 故郷への電話への応援コメント
ふるさとへの電話……ジーンとしました。二人とも本当に良い子ですね。
REOスピードワゴン……懐かしかったです。ありがとうございます。
作者からの返信
光り輝く未来様
コメント、ありがとうございます。
二人の「故郷への電話」読んでいただいて、
ありがとうございました。
REOスピードワゴンの「涙のフィーリング」良い曲ですよねぇ。
ベンタのお母さんは、あの当時の洋楽が大好きでした。
お母さんの影響で、ベンタも小さい頃から自然と耳に入ってくる環境で育ちましたので、ベンタもどちらかというと洋楽好きです。
光り輝く未来さんは、どんなジャンルの洋楽がお好きですか?
機会がございましたら、教えてください。
のさきひろし
編集済
分銅海斗。やや、何者か?
彼の見どころが、ボクシングをはるかに超えて、とんでもないレベルの武道の精神を引き継いでいる。話がとてもシュールで、度肝を抜く展開に!
これから先の物語がとてもとても気になって仕方がありません。
この物語は、はたしてどんな結末を迎えるのか。
一読者の想像をはるかに超える途轍もない世界を垣間見ることになるのだろうか。
中重量級の新人ボクサー、ベンタこと、東弁太一。
彼の重いパンチは、ボクサーファンなら誰しもが魅了される必見のパンチ。
さあ、こちらも面白くなって来ましたよ。
目指せ、世界チャンピオン。
栄冠はもう目の前だ。頑張れ、ベンタ!
作者からの返信
霧生かずほ 様
コメント、ありがとうございます。
ここまで読んでいただいて、感謝申し上げます。
本当に嬉しいです。
この物語の重要なポイントこそ、
日本人離れした「重いパンチを打てるボクサー」の登場でした。
近日公開予定の「第三章 特別編」もどうかお楽しみにしてください。
のさきひろし
第17話 3-5 海斗のプロデビュー戦 一三八ポンド二分の一への応援コメント
二分五五秒KO勝ち。
さあ、ここからが分銅海斗の伝説の始まりだ。
読んでるわれわれも、みな彼の活躍を期待しているぞ!
第16話 3-4 ベンタと海斗 練習漬けへの応援コメント
海斗の化け物ぶりが、だんだんと目立ってきましたね。
先輩選手である小島さんたちの目から見ても、彼の不気味さがひしひしと伝わってきます。
――ずば抜けて恐ろしい才能。これが読者にはたまらないエッセンスになります。
今後のベンタと海斗の成長に、益々目が離せません。
第13話 3-1 二人のプロボクサー誕生 (二〇二四年二月)への応援コメント
ベンタと海斗。
ともに、周囲を唖然とさせるほどの印象を残してのプロテストでしたね。
レフェリーの「ボッグス!」という声がかかる緊張の一瞬が、心に響きました。
ところで、アマの逸材尾崎選手は今後、二人のうちどちらかのライバルになるのでしょうか?
意味深な登場でしたよね。
さて、いよいよこの物語も佳境を迎えて、益々目が離せなくなってきました。
お二人のこれからの活躍に期待を込めて、読み進めてまいりたいと思います。
第11話 2-5 新人プロテスト前日 ベンタと海斗 故郷への電話への応援コメント
電話ボックスで電話をかける二人。
なんだか、ここだけは妙に昭和チックで良いですね。
でも、テレフォンカードって、いまどきどこで購入するのでしょうか?
売ってる場所も思いつかないほど、レアですよねw
それでも、節約と集中、視力への配慮などの為に携帯電話を持たない決意をしたお二人は、とてもストイックで、生真面目な性格なんですね。何かを成し遂げる人って、そう、こんな感じなんですかね。私も見習わないと・・・、気持ちだけでも。
第4話 1-3 ベンタの事情と徳川万世への応援コメント
おはようございます。
久々に歴代チャンピオンのことを思い出しました。
特に、絶頂期に急逝した大場政夫のことは印象が深いです。
ところで、この度は拙作2作品に対して多大なご評価をいただき、ありがとうございました。この場をお借りして心より御礼申し上げます。嬉しくて、近況ノートにてご紹介させていただきました。深謝。
第6話 1-5 海斗の事情と田上瞬への応援コメント
ベンタも海斗もそれぞれの家庭の事情で、好きだったバスケや野球を諦めて、やむを得ずボクシングに手を染めた感じなんですね。二人とも、はじめからボクシングに憧れがあったわけではなく、母親のため、祖父母と妹のために、この道で頑張ることを決意したのですね。なんか、泣けますよね~。それだけに、心がしっかりとボクシングに向かったのかもしれませんね。
それにしても、徳川万世氏の千里眼は凄まじいものがありますね。
何も知らないうちから、少々の会話とルックスだけを見て、これはイケると思ったのでしょうか。人の運とは本当に摩訶不思議。才能があるというだけではふつう埋もれてしまうところを、人との出会いによって、道が開ける。物語になってゆくのですね。
第3話 1-2(2023年 10月その2)への応援コメント
ベンタにとって、何よりの幸運は、お互い励まし合って助け合える海斗の存在なんでしょうね。弱気な自分を支えてくれる一番の理解者。こういうめぐり合わせがあってこそ、はじめてその才能が開花するのでしょう。――頑張れ、ベンタ。
第1話 【ボクシング世界戦前日の記者会見場】への応援コメント
はじめまして。霧生かずほ、といいます。
こちらの作品には小田島匠氏のレビューコメントから興味をおぼえて、やって来ました。
ボクシング小説では、百田尚樹さんの「ボッグス!」ですっかり虜になりまして、以来、この手のスポ魂ものに飢えております。
なんだか、わくわくするような一話目のおはなし。
期待と想像で、心が「ボックス!」状態です。
時間が許せば、一気読みしたくなりますね。
続きを楽しみにしております。
作者からの返信
霧生かずほ 様
はじめまして。
コメント、ありがとうございます。
そうでしたか・・、
小田島さんのレビューからお越しいただき、ありがとうございます。
前編だけで、10万字を超える長い作品でございます。
どうかお時間の許す限り、ごゆっくりお楽しみいただければ幸いです。
霧生かずほ様の作品も、少しづつ読ませていただきます。
今後ともどうか宜しくお願い致します。
のさきひろし
第1話 【ボクシング世界戦前日の記者会見場】への応援コメント
おはようございます。
この度は作者フォローをいただき、ありがとうございました。
今日からフォローさせていただきます。
作者からの返信
光り輝く未来 様
はじめまして。
コメント及びフォロー、ありがとうございました。
作品をいろいろ読ませていただきます。
応援しております。
今後ともどうかよろしくお願いいたします。
のさきひろし
おー、海斗もベンタも前評判どおりスケールの大きなボクシングで圧勝。デビュー戦を飾りましたね。試合のシーンも臨場感があって脳内にリアルに再生できましたよ。
読者としても先々期待できる展開です。
また来ます。
作者からの返信
小田島様
コメント、ありがとうございます。
中・重量級ですので、一発一発の魅力をコンパクトに伝えたいと思い、
あのような表現といたしました。
ところで、
小田島さんの、「五つの顔を持つ女」読ませていただきました。
いやぁ・・・、まさか、
福田和子事件を、モチーフにされるとは思いませんでした。
結末の終わり方を含め、最初から最後まで、
緊張感があるとても素晴らしい短編でした。
小田島さんの力量、感心しました。
のさきひろし
第16話 3-4 ベンタと海斗 練習漬けへの応援コメント
ほう、やっぱり海斗とベンタ、才能あるんだ。。まあプロが見たらすぐわかるんでしょうね。その才能を努力して磨き続けるのも大変なんでしょうけれど。鈴木大地さんが引退するときの会見で、「この努力をあと4年間続けると思うと、正直ゾッとするんです」って言ってたのが印象的でした。トップレベルの力量は、大変な犠牲を払って維持しているものであって、その強度が落ちると、あっというまに転げ落ちていくという。
それはそうと、今回は名チャンピオンのオールスターでしたね。ユーリ海老原入ってなかったなw
また来ます。
作者からの返信
小田島様
コメント、ありがとうございます。
プロのアスリートや格闘家というものは、決して長くない現役生活の中で、最高の結果を出すために想像を絶する努力の積み重ねをしながら生きている方々だと思います。本当に尊敬します。
勇利アルバチャコフですか・・・?
小田島さんは、よくご存じですね・・・!。
ロシア人で、フライ級のベルトを9度防衛した名ボクサーでした。
勇利アルバチャコフは、幼い頃からロシアのボクサー養成所で技術を学び、アマチュア時代チャンピオンとなりましたが、その練習メニューの中には日本ではあまりやらない、ロシア独自のものがあります。
小田島さんに読んでいただいた、
「2-2 何より体力と技術を磨け! 徹底的に体を鍛えろ!」のお話のなかに、先程のロシア独特なメニューが一つ取り入れられています。
徳川会長から話を聞いたトレーナーの田口と村木が相談してメニューに加えました。
そんな感じで、プロボクサーやジムの関係者の方が読んでも楽しめるようなものを含んでおりますので、じっくり読んでいただけると嬉しいです。
宜しくお願い致します。
のさきひろし
第13話 3-1 二人のプロボクサー誕生 (二〇二四年二月)への応援コメント
ほう! 面白い!
ディティールがとてもよく書けていますね。野﨑さん、もしかして元ボクサーですか? プロテストが興行前の午前中に行われるなんて知りませんでした。
ベンタも海斗も上出来。ライバルになりそうな尾﨑選手も登場して、先々楽しみですね。
またきます。
作者からの返信
小田島様
コメント、ありがとうございます。
小田島さんから「面白い!」と云って頂けるとは・・!
こんな嬉しいことはありません!!
小田島さんのような本格的なアスリートになりたかったのですが・・・、
(残念ながらボクサーではない)ただのスポーツ大好き人間です。(笑い)
小田島さんの「昭和のテニス物語」も少しづつ読ませていただきます。
のさきひろし
第12話 2-6 新人プロテスト前日 ジムでの練習への応援コメント
ほう、なんか緊張してきました。次の章のタイトルで合格するのは分かってるんですがw
島越、さっき調べましたよ。確かに田舎ですが、自然の多い、いいところですね。あと駅舎が可愛らしかったです。前の駅舎は津波で流されてしまったそうですが、皆さんの努力で再建できたのですね。
また来ます。
作者からの返信
コメント、ありがとうございます。
青森県の八戸市から、宮城県の石巻まで続く三陸のリアス式海岸は、
本当に美しく、世界に誇れる海岸線だと思います。
島越の旧駅舎は残念ながら津波でなくなってしまいましたが、
三陸の電車の中から見える朝日や夕日は、
心が洗われるほどの本当に美しい景観です。
いつか機会がございましたら、
ご家族で旅行を楽しんでいただけると幸いです。
小田島様の描き出す小説を、
少しづつ楽しみながら読ませていただいております。
応援しております。宜しくお願い致します。
のさきひろし
第8話 2-2 何より体力と技術を磨け!徹底的に体を鍛えろ!! への応援コメント
いや、これはハードですね。。
サーキットトレーニングのメニューを見てくらくらしました。これを数セットって、毎日やってたら嫌になりそうw やはりプロを目指すような人は、陰で途方もない努力をしているのですね。
野崎さん、昨日は、「狂気の男」に作品の特質をとらえた素晴らしいレビューコメントをありがとうございました! 近頃あまり読まれていなかったので、嬉しかったです!
ベンタもとても面白いので、拝読後に、レビューさせて頂きますね!
それではまた!
作者からの返信
コメント、ありがとうございます。
ボクサーのトレーニングメニューも、
レベルによって内容は大きく異なると思います。
日本チャンピオン以上を本気で目指すなら、生半可ではないと思います。
本文に掲載されているメニューは、
プロボクサーの基本から、世界チャンピオンを輩出した名門ジムやトレーナーのメニューまで幅広く網羅しておりますので、現役プロボクサーはもちろん、格闘家の方々にも楽しんでいただけると思います。
小田島様の『狂気の男』に出てくる、
ステロイドやプロテイン等の専門用語、
ウエイト・体脂肪の管理、トレーニングメニューも非常にリアルで、
「流石(さすが)だなぁ」と感心しました。
よろしくお願いいたします。
のさきひろし
第7話 2-1 簡単にプロテストは受けさせない! への応援コメント
ほう、ベンタ、ちゃんと謝って、みなに迎え入れて貰えてよかったです。
周りの人たちもみんないい人達ばかりですが、ベンタと海斗もいい若者ですなあ。。人間としてもボクサーとしても、どんどん強くなっていってほしいものです。
2話読もうかと思っていたのですが、一話あたりボリュームがあって、内容もこってりしているので、一気読みは難しいですね。
また来ますね。
作者からの返信
小田島様
コメントありがとうございます。返信が大変遅くなりました。
一話が長くて、読むのが大変だと思います。
Web小説用に、編集し直せばよかったのですが、
味わいが変わってしまうと思い、原作のまま掲載しております。
読むのに疲れると思います。本当に申し訳ございません。
ご存じの通り、世の中というものは、
人の世は、良い人ばかりではございません。
性根の悪い人間も、人を騙す人間も実際におります。
どんな人に出会うかで、変わってしまう事があります。
将来を左右しかねない、良い出会いと、
良くない出会いがあると思います。
特に若い時は、良い出会いに恵まれた方が、
成功への近道でありますし、
努力次第で大成する可能性が高くなります。
小説においては、作者次第で、
どんな種類の人間を登場させることも可能ですが、
この「ベンタ」は、困難に直面する若者の、心の成長の物語でございますので、前を向いて自分を信じて生きていこうとする姿勢が、周りの人との関係性を生み、良い人たちに恵まれることによって、努力が少しづつ形になっていく、という希望を読む人に感じて欲しいと思い描きました。
カクヨムでは、前編+特別編(2編)までの掲載予定です。
作品自体はすでに完成をしております。
原稿用紙700枚以上ほどになっております。
どうか、お忙しい中、読むのが大変だとは思いますが、
お暇なときに、お楽しみください。
宜しくお願い致します。
のさきひろし
第6話 1-5 海斗の事情と田上瞬への応援コメント
野﨑さん。第1章拝読致しました。
人間味あふれる素晴らしいキャラクター達ですね。徳川会長もそうですし、まーさんや、権ちゃん、みっちゃん、みんないい人で、悪人がいないw
それと、登場キャラがそんなに多くないのがいいですね。わたくしキャラを覚えるのが苦手なものですから、助かります。
ここまで読んで、良いお話であることがよく理解できました。
お星様も入れておきますね。
また来ます。
作者からの返信
小田島様
コメント、ありがとうございます。
人はどんな境遇で育つのか、
今どんな逆境に置かれているのか、
スランプや悩み事に苦しんでいるのは何故なのか、
そんな状況から何とか立ち上がろうともがいている時、
人との出会いがその後の人生を左右することがあります。
世の中は良い人間ばかりではないので、なかなか難しいのですが、
やはりその本人の心の在り方がとても重要になってくると考えます。
「人生を左右する良い出会い」とは、どんな出会いなのでしょうか?
その点をこの物語で表現したいと思いました。
この物語のように、良い出会いをしていきたいものです。
のさきひろし
第2話 1-1(2023年 10月その1)への応援コメント
おっと、これは本格派。ナンバーを定期購読しているわたくしでもやっとついていけるレベルですね。
よく松戸のヨーカドーの5階から公園抜けて裁判所に行きましたよw 今は裁判もWEBになっちゃったんで、行く機会もないですけどね。ごはんはいつもどこで食べてたかなあ。。改札出たとこの立ち食いソバが結構美味しかった覚えがありますね。
細かいところまで、全てがリアルです。
ボクシングに対する並々ならぬ愛情が伝わってきて好印象ですよ。
作者からの返信
小田島様
コメント、ありがとうございます。
あれ、松戸に詳しい?
そうでしたか、それはとても嬉しいお話です。
今松戸の駅前周辺は、再開発が進んでいて、
少しづつ新しい街へと変化しております。
何と言っても、駅前には、松戸市が世界に誇るラーメンの名店「とみ田」がございます。伊勢丹はなくなりましたが、駅周辺には他にもおいしいラーメン店が色々ございます。
お暇な時間がございましたら、ぜひ松戸を探索して楽しんでみてください。今後ともどうかよろしくお願いいたします。 のさきひろし
第1話 【ボクシング世界戦前日の記者会見場】への応援コメント
ほう、ウェルターとスーパーミドル。中菱級と重量級なのがいいですね。
ワクワクしてきました。いいつかみですよ。
読み進めます。
作者からの返信
小田島様
コメント、ありがとうございます。
アジア人の体格では、遺伝的な問題もあり、ミドル級以上のクラスで世界チャンピオンになるのは、なかなか難しいと思います。
「いつの日か、日本人の中・重量級、世界チャンピオンを見てみたい」、
そんな願望があり、この小説を描きました。
応援をよろしくお願いいたします。 のさきひろし
野﨑さん
執筆再開おめでとうございます🎉㊗️
それにしても、
> もしこれが戦場なら相手の右腕か命がなくなっている。それ程の技じゃ。
当身でそんな風になっちゃうですか?おっかないっすね。
次の章が楽しみです。
作者からの返信
青山様
青山さん、コメントありがとうございます。
読んでいただいて、大変うれしいです。
武術は、身を守るためと同時に生き残るための手段と考えますと、
それは肉体と精神の凄まじい鍛錬と技術の集大成でありますので、
戦いの時代に生きていた武士や武術家たちは、
現代に生きる私共の想像をはるかに超える感覚で、
神経が研ぎ澄ませれていたと思います。
海斗とトラブルを起こした総合格闘家の場面は、
プロの格闘家が、本来の武道家としての臭覚が押さえられず、
デビューしたての海斗を武道家の目線で試すために右ストレートを放った・・。
のですが、
これをスポーツとしてとらえますと、
避けられて無事でよかったなとなりましたが、
武術としてして捉えますと、
鍛錬されているとはいえ不用意に出した手は、
合気道や柔術なら手首をとられますし、
侍の時代なら、短刀や腰刀で腕が切られていた、
という解説でした。
あの場面、当然海斗は無手でありましたので、
誰にもわからないように自分の動きを隠して、
パンチを繰り出した相手のプロ格闘家だけに理解できるようなレベルのお返しをした、
海斗にはそれを可能するだけの根拠があった、
と思っていただけましたら、
第四章からの後編が面白く感じられるのではないかなと思います。
前編と特別編に散りばめられた様々な疑問や謎は、
後編の第五章と最終第六章で、すべて明らかになる予定です。
お楽しみに・・・ということで。
よろしくお願いいたします。(😊)
のさきひろし
第16話 3-4 ベンタと海斗 練習漬けへの応援コメント
いやぁー、とてもこんなハードな練習はできないなぁ。
作者からの返信
青山様
強くなるためとはいえ、毎日食事制限しながら、
こんな練習、わたしにも出来ません・・(笑い)。
のさきひろし
第14話 3-2 徳川万世と権田坂実松への応援コメント
ボクサーって、そう長くやれる職業じゃないし、誰しもがマイク・タイソンみたいに巨額のマネー💰を稼げるわけじゃないから、引退後の生活って、みなさんどうしてるんでしょうね。
ましてやアマチュアの方だと、あんな、殴り合いをして、キビシイ減量もして、南海キャンディーズのシズちゃんとかもチャレンジしていたけど、なかなか、真の心境は、理解がムズカシイ精神世界ですね。
それだけ、何か大きな体験や辛いことが、ボクシングという世界に誘うんでしょうね。
作者からの返信
青山様
ボクシングという格闘技スポーツは、
単純に痩せたいとか強くなりたいという、
趣味の範囲であれば健康的ですが、
生活の為とか、大金を得るためとか、
相撲同様、生まれも育ちも、ましてや学歴も関係ないという、
過酷な下剋上の世界ですので、
やはり貧しい国とか、恵まれない環境で育つとか、
ハングリー精神が持続できるような状況の選手の方が、
より向いていると思います。
「ベンタ」の中でも書かれておりますが、
パンチを受けすぎて、脳障害や、網膜剥離や失明、内臓疾患、といった後遺症や、その後の再就職の難しさ、
最悪の場合、試合の際の影響で死亡という事実も昔から後を絶ちません。
ボクサーという職業は、大変リスクの高い選択だと思います。
それだけに人を魅了し続ける職業でもあると思います。
のさきひろし
第13話 3-1 二人のプロボクサー誕生 (二〇二四年二月)への応援コメント
野﨑さん
まぁ、読んでほしくない、と言えば、それはウソになるんですけど、『テイク ミィ 〜』は長いから、本音で言えば、最後に読んでいただきたい作品というか、なんと言えば本音になるかな、基本とする1万字弱の短編を読んでもらって、コイツが書くヤツ面白れぇなー!と思った人が読んでくれれば、いいと思っているのがホンネ。
ただ、野﨑さんは、あの重量級エッセイである『人生の感想戦』を読んだ方だから、ついオススメしちゃった感じ😊。
まぁ、筆致も私の真面目サイドとがっぷり四つに組める方だったもんで、ついね。
いきなりエベレストはキビシイので、他の低山の登りやすいものから、しかも、の〜んびりとどうぞ!
久々に筆力 & 読解力のある方との遭遇だったものですから、こちらもいろいろとオススメしすぎてしまいました。
どうか暫くご放念の上、暫く経っても「あぁ、そういえば、あんな人いたなぁ」と覚えててくださったら、ぐらいのタイミングで結構ですので、またお越しくださいませ♪
作者からの返信
青山様
青山さん、コメントありがとうございます。
青山さんが「カクヨム」で書いたものは、すべて読ませていただきます。
短いものから順番に、ゆっくり読んで、最後に『テイク ミィ 〜』にたどり着きたいと思います。
こちらこそ、長いおつきあいをよろしくお願いいたします。
のさきひろし
第12話 2-6 新人プロテスト前日 ジムでの練習への応援コメント
野﨑さん
私はごく平凡な人生しか送ってきてなく、時に、その平凡さを恨めしく思う若かりし時もありました。
でも、最近、ようやっと、歴史に名を残すようなことはできなくとも、誠実に日々生きて、つつがない人生を全うすることの大切さ、そして、大変さを感じるようになって来ました。
天災ばかりは、これは、時と場合によっては、本人の力ではどうしようもないほどに避けがたいもの。
だからこそ、天災は防ぎようがないが、人災は予防し、発生の確率を下げるべきとも思っています。
こうして、今もスマホを使っているわけですが、日本で地震は避けられない。そんな国で、また、原発を使おうとしている。本当に国は教訓としているのか?
実は、そんなテーマが底流に通奏低音として流れているのが、『テイク ミィ 〜』なんです。
大震災でのことは、本当に言葉が見つかりません。ご冥福を心よりお祈り申し上げます。
作者からの返信
青山様
青山さん、コメントありがとうございます。
いえいえ、青山さんの作品は、「カクヨム」という媒体を通して、Web小説・短歌・エッセイの歴史に名を残しています。この作品レベルに到達することは容易ではありません。多岐にわたる大変な教養です。
「テイク ミィ トゥー アナザー スカイ」も読ませていただきます。
よろしくお願いいたします。
のさきひろし
第11話 2-5 新人プロテスト前日 ベンタと海斗 故郷への電話への応援コメント
大震災でご家族を亡くされた方々は、いつまで経っても辛いですよね。
きっとまた、そういう辛く厳しい経験等がボクシングとかに駆り立てる一つの要素になっているんでしょうね。
作者からの返信
青山様
青山さん、コメントありがとうございます。
歴史が証明する通り、日本は何度も大きな自然災害に見舞われる国ですが、そのたびに多くの命が失われるという悲しい現実に心が痛みます。
昨日まで元気だった人が、突然帰らぬ人となる。
人の世は、かくも儚いものなのでしょうか?
生まれてくる子供は、国籍もまたどんな親の元に生まれ育つかも、自ら選択することはできません。持って生まれた運命に従うしかありません。
「ベンタ」の主人公も、運命に翻弄され従うしかありませんでした。
高校進学を目前として、予期していなかった巡り合わせの結果、プロボクサーという職業に人生を懸ける選択を決断します。
ベンタと海斗。
二人の青春を通して、「自己の運命と対峙するとはどういうことなのか」を、皆さんと一緒に考えたいと思いこの物語を書きました。
ご感想ありがとうございました。
よろしくお願いいたします。
のさきひろし
第8話 2-2 何より体力と技術を磨け!徹底的に体を鍛えろ!! への応援コメント
久々に『ロッキー』を観たくなってきました。
先程は過分のお褒めの言葉を頂戴いたしまして、恐悦至極でございます。
まぁ、『スー』もご覧いただいて、「面白かった!🤣」となったら、またお話ししましょう♪
編集済
第5話 1-4 ベンタの新たな船出への応援コメント
野﨑さん
おぉー!先程は私の作品の中でも、最重量級の『人生の感想戦』を読んでいただきまして、星まで頂戴して、ありがとうございました😊♪
あの作品、読むの疲れますよね?
まぁ、ただ、人間の人それぞれの心の懊悩はかくも複雑なわけですが😅。
野﨑さんには、私の真面目サイドの作品を中心にここまでずっと読んでいただいておりまして、それが性に合っていらっしゃるのでしたら、一番嬉しいところでもあるのですが、真面目な作品があまり続いても疲れちゃうかなと思いますので、一度、
『スー』
などで、頭を軽くしていただくのも、バランスが取れて良いのかもしれません。
どちらがお気に召すか?まぁ、どちらも良かった!が一番私としては嬉しいところではございますが😄😊。
また、ご感想などお聞かせいただけましたら、嬉しく思います😊。
作者からの返信
青山様
コメントありがとうございます。今しがた拝見いたしました。
青山さんの『人生の感想戦』。
中身が濃く、重厚で色々考えさせられる内容でした。
ただただ、青山さんの博識に基づいた多様性と表現力に圧倒されました。
短歌も素晴らしかった。
特に、
(1)玉音の 謦咳けいがい聞きし 父の胸
去来せしりは いかな未来か
(2)吾子を抱き 父の情識り 力む腕
これほど重き 存在やなし
この2作は、秀逸だと感じました。
言葉の使い方が、私はとても好きです。
「スー」、読ませていただきます。
今後ともよろしくお願いいたします。
のさきひろし
第4話 1-3 ベンタの事情と徳川万世への応援コメント
野﨑博之さん
先程、ご挨拶を認めた際、「拝読させていただこうと思います」を、今、ご返事いただいて読み返したら、こともあろうに、タップミスで「梅毒させて〜」になっておりました。
たいへん失礼いたしました。訂正しておきましたので、ご確認の上、ご寛恕いただけたらと存じます。
取り急ぎ、お詫び方々ご挨拶まで。
作者からの返信
いえいえ、ご愛嬌ということで・・・(笑い)
私も時々あります。
お気になさらないでください。
今後ともよろしくお願いいたします。
第3話 1-2(2023年 10月その2)への応援コメント
スリランカより日本の夏が暑い。。。マジか!?そりゃ、異常気象というものですねぇ。
作者からの返信
知人のスリランカ人の方が、最近の日本の夏の暑さについて実際に話してくれたことを小説の中で表現させていただきました。
第2話 1-1(2023年 10月その1)への応援コメント
あぁ、そうかぁ。矢切りの渡しは松戸の近くにあるんですねー。「綾瀬」とかいかにも以前は河川による氾濫が頻発していたことを物語っている地名ですもんね。
作者からの返信
東京近郊で、「江戸の風情が感じられる」、いつまでも残っていて欲しい貴重な場所だと思っています。
編集済
第1話 【ボクシング世界戦前日の記者会見場】への応援コメント
野﨑博之さん
先程は私の作品をたくさん読んでくださってありがとうございました😊♪
星まで付けていただいて、嬉しかったです。
こちらの超大作は、ゆっくりになると思いますが、拝読させていただこうと思います。
せっかく、このカクヨムという大会で得た貴重なご縁。今後ともご交誼のほど、よろしくお願いできればと存じます。
作者からの返信
青山 翠雲様
初めまして、野﨑博之(のさきひろし)と申します。
コメントありがとうございます。感謝申し上げます。
青山様の作品を読ませていただきました。
作風と筆力に、心が揺さぶられました。
青山様の他の作品も少しづつ読ませていただきます。
今後ともどうか宜しくお願い致します。
のさきひろし
第19話【ベンタと海斗の前に現れた総合格闘技チャンピオンとの事件勃発】への応援コメント
今回のお話は、単なるボクシング小説では終わらない世界観の広がりに驚かされました。
前話でベンタ選手のデビュー戦という華々しいスタートを描いたかと思えば、今回は一転して日本古武術という伝統の世界へと物語が繋がっていく展開がとても興味深かったです。ボクシングと古武術、一見すると交わることのない二つの世界が自然に結び付けられていて、「この作品はもっと大きな物語を描こうとしているんだな」という期待感が一気に高まりました。
特に藤堂白鷗と宗高の親子が、世界戦の記者会見を見ながら三年前を回想する構成が印象的でした。過去と現在を往復することで、当時は何気ない出来事だったものが、今では大きな意味を持っていることが伝わってきます。読者だけが「なるほど、あの時の出来事がここへ繋がるのか」と理解できる構成になっていて、とても読み応えがありました。
古武術の演武会の描写も丁寧で、日本武道館という舞台にふさわしい荘厳な空気が感じられました。柔術や剣術、薙刀術、槍術など様々な流派が紹介されることで、日本武術の歴史や文化への敬意も伝わってきます。ベンタが純粋に感動し、自分の知らない世界に触れて目を輝かせる姿も好印象でした。強くなることだけではなく、広い視野を持つことの大切さまで描かれているように感じます。
そして物語の空気を一変させたのがミゲル・ヘルナンデスの登場でした。
最初は海外の総合格闘技王者という紹介だけでしたが、海斗を見た瞬間に空気が変わる演出が非常に上手かったです。「同じ匂いがする」という一言だけで、この人物がただ者ではないことが伝わってきますし、その後の突然の右ストレートには思わず息をのみました。
しかも驚きなのは、海斗が慌てることなく対応したことです。
普通なら危険な場面として終わるところですが、その一瞬の攻防を見抜いたのが藤堂親子だけという演出が非常に巧みでした。読者には何が起こったのか完全には見せず、それでも「とんでもない技術が使われた」という事実だけを印象付ける描き方は、とても引き込まれます。
さらに終盤で明かされる秘技【燕落とし】の存在も非常に印象的でした。
単なる回避技術ではなく、歴史ある流派でも限られた者しか扱えない秘技であり、それを海斗が自然に使っていたという事実は鳥肌が立ちました。ここで一気に「海斗とは何者なのか」という最大の謎が浮かび上がり、これまでの印象が大きく変わります。
最後の白鷗の独白もとても良かったです。
「もしこれが戦場なら相手の右腕か命がなくなっている。」
この一文だけで技の恐ろしさが十分伝わってきますし、ボクシングという競技の枠を超えた、本当の意味での武術の世界が存在することを感じさせられました。
締めくくりでは「清巌流よりもさらに古く、不敗の武術が存在していたとしたら」という一文が置かれ、一気に歴史ロマンや伝奇要素まで加わりました。スポーツ、格闘技、伝統武術、そして数百年に及ぶ因縁が一つの物語として繋がっていくスケールの大きさに圧倒されます。
今回は派手な試合ではなく、これから先に待ち受ける壮大な物語への序章という印象でした。ボクシングだけでは終わらない奥深い世界観と、海斗に隠された秘密が少しずつ姿を現していく展開に、続きがますます気になりました。