4月は半分も休んだ。無断欠勤もした。悪いことだと分かっている。みんなに迷惑がかかっているかどうかは不明だが、俺のことが嫌いだと思っている誰かに迷惑をかけているのは確かだろう。悪い事だ。ここまで悪い事をできるのは才能だ。ごめんなさい。職場の人々。


 糞みたいな俺の戯言につきあってくれた50才前のOさんは、俺が休んでいた間に退職した。よく「私とデートする?」「嫌です」という馬鹿みたいな会話をした。おばさんは女として見れないよと直接言った。生活の中でいろいろと不満を抱えていることは分かっていたが、俺はわざとイジっていた。その理由は、ただ遊びたかったからです。ほとんどの会話が無駄だったかもしれない。ただ、20年くらい孤独感に包まれていたから、誰かと遊びたかったんです。卑猥な意味での遊びはお断りします。

 Oさんは去った。俺が賃貸アパートの部屋でくすぶっているとき、いなくなった。なんとなく退職することは分かっていた。最終日に、感謝とこれからの幸福を願う言葉を伝えたかったのに。俺が精神病なんか抱えているせいで、欠勤し、最終日に俺はそこにいないという最悪の状態になった。Oさんありがとう。ありがとうございました。楽しい日々でした。あなたは怖い津軽の女ですが、私は楽しかった。いろいろと鮮明に思い出せる。笑った顔が一番良かった。    さようなら。



 こんなんだ。俺はこんなことを何回も繰り返している。子供の頃から繰り返している。これからも繰り返していくはずだ。知らずのうちに人を傷つけているのだろうか。その代償は病か。明日も休むかもしれない。明後日は休日だ。精神病になるだろう。こんな時に限って人に会いたくなる。でも外へ出たら、全員が俺から遠く離れたところで楽しそうにやってるように見える。結局他人なんだ。その時、俺は人と会いたくなくなる。精神が。


 4月は終わった。4月が悪い。浮かれた奴と緊張した奴が俺に何らかを及ぼしている。だから、明日は4月18日ではなく5月−13日だと決めた。5月を自分だけ先に送っておけばよい。明日は5月だ。


 今日は結局休む。はっ。4月に決まってる。5月じゃない。

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備忘録 障害者から学べる事柄 島尾 @shimaoshimao

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