2#ワイバーンのダンスバトル?!

 「だ、ダンスバトル?!」


 天下無双ワイバーンの突然の発言に、他のワイバーン達は目をパチクリさせて首を傾げた。


 「ダンスバトルって・・・俺を舐めてるの?」


 ワイバーンのメンチは真っ赤な顔をして女神に聞いた。


 「そうです。だって、何時喧嘩バトルじゃだけ一強で強くてつまんないと思って。」


 ワイバーンのメンチもワイバーン達も、女神様の提案に困惑した。


 「しかし、ダンスバトルでリーダーになるだけじゃつまんないと思って・・・

 副賞として、私からダンスバトルの覇者にはこれを授けましょう・・・!!」


 その時、天空がまたパァーーーーっと光ったと思うと、ゆっくりと何かが降りてきた。


 「布団・・・」


 「布団だぁーっ!!」


 天空から降りてきたのは、巨大なワイバーンサイズのフカフカした布団だった。


 「ふとぉーーーーーーーーん!!!!!!!」


 ワイバーンのメンチは思わず目をキラキラさせて叫んだ。


 「俺!!布団欲しい!!俺!!布団で眠りたい!!

 俺!!布団が憧れ!!

 布団!!ふかふか!!布団!!雲に抱かれるみたい!!

 布団!!まるで天国!!

 布団!!欲しい!!布団!!欲しい!!」


 目の前の布団に興奮したワイバーンのメンチの目は爛々と輝き、鼻の穴は大きく孕んだ。


 「ふとーーーーーーん!!」


 ワイバーンのメンチは我慢しきれず、思わず目の前の布団にダイブしようとした。




 ひゅうううん・・・



 「イテッ!!布団が吹っ飛んだ!!」


 メンチがダイブしたとたん布団が上空に浮かんでいき、メンチは大の字で地面に倒れてしまった。


 「布団がそんなに欲しいなら、まずダンスバトルに勝つのです・・・

 それでは、今度の金曜日。ダンスバトルの日に会いましょう。」


 女神様はそう言い残すと、再び天空へ昇っていった。


 「くっそぉ〜〜〜〜〜〜〜!!今度のダンスバトルでもになって布団をゲットやる・・・」


 他のワイバーン仲間が大の字で倒れ込むメンチの醜態に嘲笑われる中、心に誓った。






 



 

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