ぬくもりの星
みぃ
プロローグ〜
プロローグ
夏の始まり、気温のあがる中
ボクはキミをみつけた
クーラーが寒いと 酷く嫌がる
自然の気温のままに
暑いときは そよ風で涼を
寒い時には 毛布にくるまろう
キミは自然の中 生きていたね
前編
キミはすぐにボクに なついて
人懐こくボクを追いかけ回す
ボクは悪い気がしない
モテる男装い 実はてんでモテナイ
それは 周知の事実
でも 夏の始まりに であったキミは 例外中の例外だった
ボクを慕う眼差しに 少なからず
ドキドキしながら・・・
だけど 名前も年も
キミはすべてが ミステリアス
その子は喋れなかったんだ
驚くことに字も知らない
コミュニケーションは 目と目
キミはボクを追いかける
ボクは逃げるふりして
そっと抱きしめる
ボクを必要としてくれる 存在を・・・
キミと出会い
瞬く間に日々は過ぎてゆく
キミはなぜだろうか
汚れを知らぬ 子供のようで
キミとの関係は なにもなかった
でも
誰にも邪魔のできぬ 空気が
ふたりのあいだに 漂う
言葉は話せず 字も書けない
そんな事実
だけど それを受け入れて
それでも尚且つ キミを必要とするんだ
キミがボクを必要なように・・
ぬくもりの星 みぃ @miwa-masa
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