惨禍No.50『偉大なる山脈』チュパチャトゥガー

体高:8m

体重:13t

性別:不明


 約4140年前、ディスティネント島中央にあるビンデーサズの北西部にワキミィナの国王は優秀な者が多く、政策は次々と良い結果を齎した。

 そして、人口がかなり増えた。自給自足が怪しくなるほどに。

 病により床に伏せた王の代わりを務めた者は、優秀とは程遠い人物であった。その者は言う。近くにいる巨大な獣を狩ればよいではないか、と。

 食糧問題を解決するための討伐隊が組まれた。当時の最高戦力であったことは間違いない。

 その討伐隊は、国王代理の命令通り、巨大な獣を狙った。それがチュパチャトゥガー。

 最高硬度の犀トユモバソナさえも噛み砕き、踏み荒らす巨獣を、どうすることもできず、ただ返り討ちにあった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る