惨禍No.32『脂に画き氷に鏤む』バイタブルマルチ

体長:170㎝

体重:55.4kg

性別:雄

特徴:全体的に水色の羽毛をしている。かつてその羽根は幸運のお守りとして使われていた。羽根を採りに行くだけで死が8割を超えるため、採って来れるだけでも勇気と実力があることが保障される。尾は長く、2m近くある。空気中の水分を凍らせ、吹雪や氷塊を造り出せる。

 ディジェリュ地帯のカルポ山に住処を持つ。


 約6759年前、ディスティネント島北西部ディジェリュのカルポ山で穏やかに過ごしていた。そこに現れたのは、失礼な若者達。ディジェリュにかつてあったエチツマゲ出身の若者はバイタブルマルチの羽根を採りに来た。その道中、発生したゴミをポイ捨てした。

 バイタブルマルチは住処を荒らされれば報復する。しかし、バイタブルマルチに人の区別などつかない。若者を追いかけ、国民全員を氷像へと変えていった。

 カルポ山に登れば今でもその氷像を見ることができる。


△▼△▼

『脂に画き氷にちりばむ』

表面だけを飾っても中身が伴っていなければ無駄であるという意味のことわざ

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