第3話 正義のコインロッカー

それからというもの、オレは「正義のコインロッカー」として話題になった。

例えば、犯罪者が証拠を隠そうとすれば、扉が自動的に開き、恋人たちの大事な手紙などは見つけやすい場所に移動。

人々の秘密を守りつつ、時には真実を暴き出す「コインロッカー探偵」として活躍することになった。


「お兄ちゃん、いつもありがとう!」

子どもがコインロッカーに向かって手を振る。

もちろん、オレはコインロッカーなので、喋ることもできないし、声に応えることもできない。…が、心はずっと通じている。


誰も知らないところから、人々の運命を見守る。今日もまた、新たな荷物が預けられる音が「ガチャリ」と響く…

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オレはコインロッカー 小阪ノリタカ @noritaka1103

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