【4/18~6/16募集】MFブックス異世界小説コンテストに向けて

 MFブックスが個別のコンテストを開くのは、多分二回目となると思います。

 一回目は言わずとしれた10周年コンテストですね。


 と前置きはこれくらいにしておきまして本題に入りましょう。


 まず募集要項に書かれていますが、ターゲット層が30代~50代となっています。まずはそれを想定した主人公を用意するといいかもしれません。


 エリーさんも元アラフォーという設定です。

 ただあまり意識する必要はないと思います。むしろ元の世界のことは気にしないで、その反動のように好き勝手やるスタンスがいいかもしれないですね。


 好き勝手するというのはそれはそれで難しいと思います。

 ここで第一稿(web版そのまま出してもいいと言われたのでそのまま出した)後に言われたことが、明確な目的がほしいというものでした。


 そもそもエリーさんの最初のキャッチフレーズが「目的? 特に無いですよ」というものでした。なので本編にも明確な目的を書いてなかったことになります。今公開されているweb版をお読みいただければたびに出る目的は書かれていません。


 この明確な目的がないというところを審査員にも指摘されていたと言われました。ただし、その目的は途中で変わってもいいとも言われております。


 結局改稿作業で旅にでる目的が決定したのが最終稿だったりします。なかなかこれが難しい。募集要項にも書かれていますが、これが一番大事だと思われます。


>なお、こうした日常や生活を描く場合、話の筋道や主人公の目的が見えづらくなることが多くなりそうです。しかし、読者にとって読みやすいものになるよう、うまく目標設定をしてストーリーの道標を立ててあげることは大切だと考えます。


 じゃあエリーさんはどういう目的でたびに出ることにしたの? となります。書籍版を読んでください! と言ってもいいのですが、試し読みで序盤は読めるので書いちゃいます。


 後付なので結構無理矢理感はありますが「自分らしい称号を得る」になります。

 エリーさんの師匠は「願いの魔女」という称号を持っていて、その師匠からぐうたらな生活をしていたそのうち「ぐうたらの魔女」という称号で呼ばれるようになるよと言われ旅立つことにしました。


 こう見ても無理矢理感がひどいかもしれませんが、あくまで初期の目的ですね。作中では新たに目的が増えたりしますが、きっと「自分らしい称号を得る」という目的は変わることはないかもしれません。


 とりあえず、誰が見てもこれとわかる目的を考えましょうということですね。


 さて、次に言われたのは、一つ前の話でも書いた相棒ホクトのことです。どうしても主人公一人だけですと、独り言やモノローグがずーーーーと続くことになります。エリーさんもweb版では街につくまでがそんな感じですね。


 それはあまりよろしくないので、相棒を作るといいかもしれません。別に人である必要も人語で返してくる必要もないです。猫なら「にゃー」という返事だけでもいいですし、一応は意思疎通はできる相棒がいるとスムーズに話が書きやすいと思います。


 募集要項におひとりさまと書かれていますが、相棒的な存在は必須だとお思っていいと思います。ペット的な存在、精霊や古代ゴーレム、ホムンクルスなどなんでも良いでしょう。


 おひとりさまを示すように、主人公は恋愛というものに興味がなく、過去にひどい目にあったので恋愛は懲りごりというスタンスがいいかもしれませんね。なので、相棒も恋愛対象になり得ない存在がいいかもしれません。


 ただし絶対に恋愛対象になりそうなキャラを出してはいけないということではないと思います。

「魔導具師ダリヤはうつむかない」や「永年雇用は可能でしょうか」のように、序盤は恋愛に消極的でも最終的にはというのは良いと思います。


 それではそろそろまとめに入りましょう。

 一番抑えておくべきなのは「主人公の目的」これです。

 別にひねる必要はないですが、物語の軸となる目的を作ると良いと思います。

 

 文章の上手い下手は気にしなくてもいいでしょう。この部分に関してはどうにでもなります(経験者談)。


 あとこれらに関しましては、女性主人公の場合になるかと思います。男性主人公は……正直わかりません! 「異世界放浪メシ」辺りを参考にしたら良い気がします。


 はい。ここまでのことが参考になるかはわかりませんし、見当外れなことを書いているかもしれませんので、話半分でよろしくお願いいたします。


 えーっとこんな感じでしょうか。なにか他に聞いてみたいことなどありましたら、答えれることならお答えはしたいと思います。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ちょっとしたエッセイ的ななにか 三毛猫みゃー @R-ruka

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ