フツウのカンカクの人よ
第2話
道の真ん中にメガネが落ちてたら
あなたはどうするだろう?
誰かが踏んづけて割れちゃうから
とりあえずそれを拾うだろう
拾ったのはいいけれど
交番まで届けるのもめんどくさい
とりあえず道の隅のほう
塀の上にでも置くだろう
いたんだよ そんな人
いてくれたんだよ そんな人
普通の感覚の人よ
普通の感覚の人よ
ありがとう あなたに
普通の感覚の人よ
普通の感覚の人よ
届くかな この祈り
さんざんさんざん探し回ったぜ
芝生の中もドブの中も
もしあなたがそのまま通り過ぎてれば
もっと早く見つけられたかもしれない
でもどうだっていいんだ そんなことは
だって僕はメガネを見つけられたんだもの
もし僕があなたの立場だったら
やっぱり塀の上に置いてたんだから
普通の感覚の人よ
普通の感覚の人よ
ありがとう あなたに
普通の感覚の人よ
普通の感覚の人よ
届くかな この祈り
一度も会うことがなかったけれど
これからも永遠に会わないけれど
あなたと僕はつながってる
“普通の感覚”でつながってる
普通の感覚の人よ
普通の感覚の人よ
ありがとう あなたに
普通の感覚の人よ
普通の感覚の人よ
届くかな この祈り
普通の感覚の人よ
普通の感覚の人よ
ありがとう あなたに
普通の感覚の人よ
普通の感覚の人よ
届け! この祈り!
2009.8.27
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