第93話
「ほんと、あんたの彼氏は人気者で大変ね?」
「葵ぃー!」
「はいはい、泣かないの。」
何でこんなに人気があるのってくらい、湊汰のファンは多くて…
っ、ほんと泣きそうだよ。
それから、しばらく女子たちの歓声は続き…
葵と一緒に体育館から教室へと戻っているときに事件は起きた。
「…でね、それが…」
葵とたわいもない話をしながら渡り廊下の角を曲がろうとしたとき…
『宮越、センパイっ!』
突然聞こえたきた湊汰を呼ぶ声。
センパイって言ってたし、後輩かな?
そう思い、
ゆっくりと角から顔を覗かせると…
「っ、」
湊汰の前に立っていた一人の女の子。後ろ向いているために顔が分からず、こちらを向いている湊汰も、どうやらあたしには気づいていない様子だ。
「あの子…」
「えっ?葵、あの女の子のこと知ってるの?」
「遥香は逆に、あの子のこと知らないの?」
そう言われ…
考えてみるも、全く思い出せない。
誰だろう…あの子。
葵によると…湊汰の前に立っている子は一学年下で、どうやら、男子の間でも可愛いと有名らしい。
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