第67話

しばらくすると、



「あっ、今の…」



「俺も、今の見た。」



「結構、おっきかったね?」



「ああ、」



「ねぇ、湊汰?」



「ん?」



「次、もし流れ星が見えたら、二人で願い事しようよ!」



「願い事…か。お前は欲張りだから願い事がたくさんありそうだな?」



「そんなこと、ないもん…」





頬を膨らましながら怒っているあたしに湊汰は、




「ほら、ちゃんと前見てろよ。星が流れたら見えないだろ?」



「はいはい、前向きますよーだっ!」



「いじけてる?」



「いじけてないもんっ!」



「フッ、はいはい。」




すぐそうやって湊汰はあたしを子供扱いするんだから…




しばらく空を眺めていると、




「あっ!」



「今の凄かったな?」



「うん。」





今までで一番長く空を流れていった星。




その星はまるであたしたちに、“どうぞ、願い事してください”って言ってくれてるみたいで…

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