第59話

「どう、美味しい?」



「凄く、美味しい。」



俺の言葉に嬉しそうにそう返事してくれた遥香。その笑顔に自然と笑みがこぼれる。



「琉生も、ありがとうね?」



「ううん、今日はパパと二人で頑張るんだっ!」



「琉生…」




遥香の嬉しそうな顔に凄く幸せを感じた。

遥香が幸せそうだと、俺も幸せだな…





ご飯を食べたあと、琉生と二人で掃除と洗濯…

色々と済ませると、気づけばお昼になっていて、




お昼ご飯を作ろうと、キッチンへと向かうと…




「遥香、お前…」



「あ、湊汰。ごめん、二人が頑張ってくれてるのになんかじっとしてられなくて…昼ごはん作っちゃった…」



「今日くらいは俺たちに作らせてよ?」



「だって、じっとしてられなかったんだもん…」




頬を膨らませながらそう言った遥香がかわいくて、気づけばその体をギュッと抱きしめていた。



「ち、ちょっと湊汰!琉生が来たら…」



「お前、その顔…」



「えっ?顔?」



「かわいすぎる…」




耳元でそう囁いた俺に頬を赤く染める遥香。




「か、かわいくなんかないよっ!」



「いや、可愛い。俺の中では一番…」



「パパーっ!」




いきなり後ろから聞こえてきた琉生の声に俺の体をグッと押した遥香。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る