第36話

「では、最後はうちの北高でもイケメンだと言われている数学科の笹原先生と体育科の宮越先生の登場です。」



その言葉に、会場内がさらに黄色い歓声に包まれる。



「凄い歓声ですね。まずは笹原先生、お願いします。」



そう言うと、笹原先生は話し始めた。

相変わらず、ウソ臭い笑顔だな…



なんて思いながらも、俺は会場内を見回していた。

もちろん、遥香と琉生を見つけるために…



しばらく見回していると…

フッ……いた。



可愛い奥さんと息子が。



遥香は俺が見ていることに気づいたのか、ニコッと微笑んでくれた。




ヤバっ…

俺、今絶対に顔緩んでた。



そんな遥香にすぐに微笑み返す。




「では最後に、宮越先生お願いします。」




司会者の言葉に続くように、




「パパーっ!頑張ってーっ!」



手を振りながらそう叫ぶ琉生の姿が目に入った。

琉生の笑顔に心が癒される。

ヤバイ、可愛いすぎだろ…




琉生の隣にいた遥香はというと、顔を真っ赤にして琉生に何か言っているみたいで…



そんな琉生に笑顔で手を振り返すと、話し始めた。

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