第28話

「先生、もしかして俺に負けるのが怖いんだー?」



女子たちには聞こえないように俺の耳元でそう囁いた笹原先生。



そんな訳あるかよ…

笹原先生をギロリと睨み付ける。



「宮越先生、出るって。」



「えっ、本当ですかっ!?やったー!」



「ちょっと!笹原先生、何勝手なこと言ってるんですか?」



「えっ、今言ったじゃないですか?先生、出るって。ほら、お前ら宮越先生にちゃんとお礼言えよ?」



「いや、だから…」



「「「宮越先生、本当にありがとうございます!」」」




そう言うと、女子たちは職員室を出ていった。



「ちょっと、先生…」



「宮越先生、俺に勝てます?どちらがモテるか勝負しましょうよ?」



「嫌です。って言うか、俺は好きな女にだけモテればいいんです。」




俺は遥香以外にはモテなくていいんだよ。

遥香にだけモテれば…

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