第13話

「この前、あたしと智輝、湊汰くん、遥香の四人で一緒に買い物に行ったとき…」



「その時どうかしたの?」



「二人でキスしてたじゃんっ!」



「み、見てたのっ!」



「当たり前!智輝と二人でじーっくり拝見させていただきました。」



「……ウソ。恥ずかしい…」



「しかも、かなり深ーいやつだったよねー?」



「もぉ、そんなのいちいち言わないでよっ!恥ずかしいから…」



「また、照れてるー。遥香ちゃん可愛い…」



「もぉ、夏歩。いい加減に…あ、すいません。」




前を見ていなかったあたしは通りすがりの人にぶつかってしまった。



ぶつかってしまった人の顔にゆっくりと視線を向けると…



うわ、最悪っ!

あたしがぶつかっちゃった人、凄く怖そう…




あたしと夏歩の前には、ぶつかってしまった人とは別の男の人がもう一人立っていた。

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