10-20-30-40-50-60-70クラブ設立の野望【AI作品】
ポテトイーターズ
10-20-30-40-50-60-70クラブ設立の野望
メジャーリーグのシーズンが終わり、大谷翔平が15勝、50本塁打、50盗塁という前人未到の大記録を打ち立てた。「フィフティフィフティフィフティーン」――人々はこの偉業に驚嘆し、MLBの歴史に新たなページが刻まれた。
しかし、このニュースを聞いて悔しがる男がいた。
マイケル・ロドリゲス。
彼は大谷の記録を羨み、こうつぶやいた。
「クソッ、俺だって何かで歴史に名を刻みてぇ……!」
ロドリゲスは打撃に関しては特筆すべきものがなかったが、ある種の“特殊記録”を持っていた。彼はその記録を最大限に活かし、MLB史上最も異質なクラブ――**「10-20-30-40-50-60-70クラブ」**を設立しようと決意する。
10-20-30-40-50-60-70クラブとは?
マイケル・ロドリゲスが目指すこのクラブは、以下の7つの数値を基準にしたものである。
①10オブジェクティブ(何を指しているかは不明。とりあえず10回何かを達成すればOK)
②20盗塁死(盗塁は決して成功しない)
③30ウンコ打撃(OPS.300以下の地獄のような打撃成績)
④40マタドガス(「またどこかでガス欠」を40回経験する)
⑤50トーマス(何かしら「トーマス」に関連したプレーを50回行う)
⑥60試合中にトイレ(試合中に60回トイレに行く)
⑦70本塁打(ガチで)(なぜかこれだけは超一流)
「これが達成されれば、俺は大谷の50-50-15に匹敵する伝説の男になれる……!」
彼はそう信じて疑わなかった。
ロドリゲスの挑戦
第一関門:10オブジェクティブ
まずは「10オブジェクティブ」を達成する必要があった。ロドリゲスは「オブジェクティブ」の意味がよく分からなかったため、とりあえず10回試合前のストレッチをし、1つ目の項目をクリアしたことにする。
第二関門:20盗塁死
次に挑んだのは20盗塁死。シーズン序盤から果敢に盗塁を試みるも、驚異の成功率0.000を記録。20回連続でアウトになり、あっさりとこの基準をクリア。
第三関門:30ウンコ打撃
打率は.089、OPSは.289と、「30ウンコ打撃」の基準を軽々と突破。打席に立つたびにため息をつくファンを見て、ロドリゲスは満足げに頷いた。
第四関門:40マタドガス
40試合で「マタドガス」を経験するのは困難だったが、40試合連続で8回裏にスタミナ切れを起こすことで達成。
第五関門:50トーマス
これは一見難しそうに思えたが、ロドリゲスは**「トーマス」という名の選手を意図的に50回敬遠する**ことでカウントを稼ぎ、見事達成。
第六関門:60試合中にトイレ
試合中にトイレへ行くことは普通ない。しかしロドリゲスは水分を大量に摂取し、シーズンを通じて60回試合中にトイレへ行くことでこの基準をクリアした。
最終関門:70本塁打(ガチで)
そして最後にして最大の挑戦、「70本塁打(ガチで)」。
「お前、本当にできるのか?」
誰もがそう思ったが、なぜかロドリゲスはホームランを量産し始めた。スイングはガタガタなのに、なぜか打球はスタンドへ消えていく。「30ウンコ打撃」にも関わらず、ホームランだけは出るという謎の現象が起きた。
最終戦――ついに70号を放つ。
「やった……ついに、俺は10-20-30-40-50-60-70クラブを達成したんだ!」
しかし、伝説にはならなかった
ロドリゲスは満足げにシーズンを終えたが、誰もこの記録を称賛しなかった。
「70本塁打はすごいが、それ以外がひどすぎる……!」
「なんだよ30ウンコ打撃って!」
「トーマスに何の恨みがあるんだ!」
ファンやメディアは呆れ果て、MLB史上最も奇妙な記録として扱われた。
結果:ロドリゲスの10-20-30-40-50-60-70クラブは誰も加入しないまま消滅。
しかし、70本塁打の記録だけはしっかりと殿堂入りしたのだった。
エピローグ:大谷翔平の反応
ロドリゲスがこの偉業(?)を達成した直後、大谷翔平がインタビューでコメントを求められた。
記者:「ロドリゲス選手の10-20-30-40-50-60-70クラブについてどう思いますか?」
大谷:「えっと……すごいですね(困惑)」
こうして、ロドリゲスの名はMLBの歴史に奇妙な形で刻まれたのであった。
10-20-30-40-50-60-70クラブ設立の野望【AI作品】 ポテトイーターズ @potetoeaters
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