「まぁ私のは隕石程の力なのでこんなもんですが、」


そう管理人は言った。


『なんだ隕石って、新星となにがちがうんだ?』

俺はさらに尋ねた


「お子様には少し難しい話なのですが、星の中にも階級がありまして。

下から教えると、

流星体→隕石→彗星→小惑星→惑星→準恒星→恒星→巨星→超巨星→真星→ブラックホール

となっています。

星の階級によって与えられる力や、力の大きさが違ったりするのです。


一般的な男性は彗星の力を貰うことがほとんどであって、彗星より上の星は基本的には重宝される存在であります。

星により力を与えられた人間の事を眷星とよび、各星ひとつにつき1~5人程の眷星を作ることができます。ですが、眷星1人だけでも星に大きな負担になってしまうので、基本一人しかみな作っていません。

超巨星以上の星となると力も大きいので、2~4人ほど作っている星もあります。」


『超巨星とか新星とかブラックホールにはどんな神や悪魔がいるんだ?』



「そうですね。オリンポス12神はわかりますか?

彼らは基本的には超巨星以上の存在となっております。

ですが、ゼウスは12神の中でも別格なので、彼だけはブラックホールの存在となっております。

他に例を挙げるなら、"蝿の王ベルゼブブ"彼は悪魔の中では新星に分類される存在ですね!他にも新星の中には・・・」


管理人の話に火がついてしまったのかかれこれ1時間ほど話を聞かされてしまった、


『ちなみに眷星になるにはどうしたらいいんだ?』


「そうですね、貴方は今おいくつですか?」


『15だ。』


「そうなのですね。でしたら、国が運営しているアカデミーで戦闘実績、筆記実績など、数々の実績をとる事で上位の星(上位星)に気に入られ、眷星に指名されてりしますよ。

他には、入学前になるとアカデミーは入学者特別技能テスト、というのを開催し、そこで実技の才能を評価され、そこで好成績を残すことで最初から上位星に気に入られ、眷星としてスカウトされることもあるよです。」


『なるほど』


実に興味深い、かつての戦友に指名されたりするかも知れないのか。

いや、もしかしたら、俺の弟子にも…。

とはいえ500年ぶりの世界だ、身体がガタをだしているかもしれない、入学者選別技能テストが行われるまで、少しトレーニングするべきだな。


『ちなみに、その入学者特別技能テストとはいつからなんだ?』


「何を言っておられるのですか?

あなたはもう15歳でアカデミーに入学してるでは無いのですか?」

管理人は笑って答えた。


『へ?』

俺ってアカデミー入学してたの?








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