『妖精を食べると不老長寿になれる、というデマを信じた悪徳貴族の「妖精プレス焼きせんべい」を阻止するために立ち上がるおっさん＆少女のバディ』

王国東部、ロドル辺境伯領でおかしな影がうごめく。
「妖精を食べると不老長寿になれる」という迷信を信じた辺境伯のエルドリップ・ダンフレーは、領外の森から妖精を誘拐し、これらを刺身にしたり、プレス焼きにしたり、踊り食ったりする気満々であった。
しかし、妖精の密漁は王国法ではっきりと違法とされている。
王国の運輸監督官であるゼゴルト・ミジャンは、妖精の守護者である魔族のアニカと手を組み、たったふたりで大貴族の闇に立ち向かう。