第12話

ふと、私と目が合った。


私は、立ち上がり男の方に歩きながら

「落ち着いた?」


男「俺の剣をどこにやった」


サラ「ここでは、必要ないから隠してあるわ」


男「ここは?」


サラ「いのちの森よ」


男「いのち…! さっきの女か」


サラ「女って呼び方 失礼ね。助けてあげたのに」


男「すまない。お前が助けてくれたのか。礼を言おう」

「名は?」


(「礼を言おう」って、なんて偉そうなのよ)

サラ「人に名前を聞く時は、まず自分から名乗るのが礼儀じゃないのかしら」


男「確かに…」


男「すまなかった。俺は、ディーンだ。」

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