第8話

男は、声を荒げ「うるさい。来るな!」と横を向いたまま叫んでいる。


私は、とりあえず落ち着かせようとゆっくりとした口調で、

「私以外いないわ」


「近づかないし、何もしない、だから落ち着いて。森をこれ以上傷つけないで、お願い」



すると、男は少し落ち着いてきたようで、剣を振り回すのは止めた。


でも、まだ剣は構えたまま

「ここは、どこだ」


サラ「いのちの森よ」


「いのちの・・・・」

男は、そのまま膝から崩れ落ち、気を失った。

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