マイズナー

ほっと、一息つける常識はもはや

兼ね備えてないな

むしろ、甘えてコーヒー飲み干したら

火傷をした猫だ

きっと、こんなに素敵な舞台ならば

間違いようがないな

そうやって、自分に言い聞かせてる

紅茶をもっとどうですか?


出来損なって本当だって

上手くいかないなら支離滅裂だって

2人して手を結んだ

泣き顔だけが赤い糸なら


後悔しない水没だって

私だけが知ってる神様だから

気づかれないよう宝石にして

大事に鍵も閉まっちゃった


だって、傷ついたタイニー?

触れた無垢な星空が

から回ったって、浮かばなくなったって、

お月様は私を見捨てない

やっぱりダメだ、完全な夢は

形になってくれない


失敗なんてしないって

嘘ばっかついてる文字列で

可哀想だって言って愛してくれなくたって


劣等感に被せた帽子だけが安定剤だ

膝を抱えている花束の擬人化だ

そんな無理しないで、なんて

死神さんが笑ってる


本当の寿命は消えちゃうの

どこに行くんですか


こんな嘘ばかり、タイニー?

世界は無垢の感情で

包み隠されて、忘れ去られて

私だけが知り過ぎている

泣いて捨てるほど辛かった後悔のさじ


痛いからって掻き消して

偽造の芝居に手を打って

良くお似合いの帽子を被っている

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