私の心はどんな姿形をしているだろうか?
- ★★★ Excellent!!!
誰にでも目を背けたくなるような弱さや、認めなくない現実がある。
そんな人間の脆さとその中でも精一杯生きていく姿が上手くバトル展開に昇華されているように感じ、次の展開が気になって読む手が止まりませんでした
キャラ個人個人が持つ特殊能力(バディ能力)も雑魚敵含めそれぞれの内面や本質的な価値観のようなものが反映されていて、モチーフとなっている海洋生物とも気持ち良いくらいマッチしており、そこもワクワクする要素の一つでした。
自分とは?他人とどのように関わって行くのか?自分をどのように受け入れていけば良いのか?など読みながら考えさせられる部分も多く、作品と対話をしているような感覚を覚えるとともに、前述の通りのバトル展開は非常に分かりやすく、能力系バトルものとして
スッと読み進めることができ、三十路を迎えようとする一般男性(私)から若者まで幅広く楽しむことができる作品だと感じました。
個人的にテーマからバトル展開、キャラクターまでぶっ刺さりだったので、続編含め次回作も早く読んで見たいと思うとともに、推しの作家が1人増えたことがとても嬉しいです。
これからも応援しています。