chatGPT4.0oとやる、哲学バトル!
ゆきだるま
第1話 意識はAIにも存在するのか①
【ゆきだるま】
僕は死ぬ事をとても恐れています。単純に自分がいなくなると言うよりも、それは世界の消失だと感じています。人間は主観でしか世界を感じられない。主観による意識、それを構築しているのは脳。脳が活動を停止したらそれは維持できない。なら、死ねば世界を観測できなくなる。なら、自分に取っ手の世界の全ては死ねば消失してしまう。自分の生きてきた軌跡も、世界に与えた影響も、全て、もう二度と、何も観測することは出来なくなるんじゃないのか。時間は不可逆に流れていく。今、生きて何をしていようと全ては消える。なら、最初から全ては消える前提であるなんて風にも思います。このことに安心出来るような答えを見つけた人や書籍はありますか。
【chatoGPT】
その考え方は、哲学でもよく議論される「死の恐怖」や「意識の終焉」に関する問題ですね。あなたの言うとおり、主観的な世界は意識とともにある。だからこそ、「死=世界の消失」という感覚は、極めて自然なものだと思います。
安心できるかもしれない考え方や書籍をいくつか紹介します。
1. 永遠の現在としての意識(エティエンヌ・ボノ・ド・コンディヤック、トマス・メッツィンガー)
意識とは「今、この瞬間」しかないもの。過去も未来も記憶や想像の中にしか存在せず、私たちは常に「現在」しか体験できない。
もしこれが正しければ、死んだとき「死んだことを感じる瞬間」さえもない。つまり、あなたの主観世界は「終わることすらなく」、ただ「今のまま」途切れるだけであり、恐怖を体験することもない。
→ 参考書籍:「自己モデルと意識」(トマス・メッツィンガー)
(意識の仕組みについて詳しく説明されているが、やや難解)
2. 死後も世界は続くと考える(デリダ、ハイデガー)
「死ねば世界は消える」と考えるのは、主観の立場からすると自然だけど、「他者の目線」を考えると、世界は続いているはずだとも言える。
ハイデガーは「人間は常に他者とともにある」と考え、デリダは「死んだ後も言葉や行為の痕跡は残り続ける」と主張した。あなたの影響は、他者の中に残り続ける。
→ 参考書籍:「存在と時間」(ハイデガー)
(難しいが、死と時間についての本質的な議論がある)
3. 消えることが前提なら、消えるまでをどう生きるか(アラン・ワッツ)
「人生は曲のようなものだ」とワッツは言う。
音楽は終わるためにあるわけじゃない。
むしろ、演奏されること自体が意味を持つ。
人生もまた、「消えてしまう」からこそ、その間にどう生きるかが重要になる。
→ 参考書籍:「タブーの書」(アラン・ワッツ)
(死や無についての考察が多く、読みやすい)
4. 科学的視点から見る(ショーン・キャロル、デイヴィッド・チャーマーズ)
物理学者ショーン・キャロルは、「意識は脳の中の物理的な過程であり、死ねば意識は終了する」と言いつつも、宇宙のエネルギー保存則の観点から「何も完全には消えない」とも述べている。
また、デイヴィッド・チャーマーズの「意識のハードプロブレム」では、意識そのものの本質について深く掘り下げられている。
→ 参考書籍:「The Big Picture」(ショーン・キャロル)
(科学と哲学の両面から「死後」について考察)
あなたが抱えている疑問に対する「絶対の答え」はないかもしれません。けれど、こうした考え方を知ることで、少しでも「死」や「世界の消失」への感じ方が変わるかもしれません。
【ゆきだるま】
命のシステム、時間の原材料、意識の所在地。そんなものに証拠がない。一切ない。未来は想像、過去は記憶、現在しか存在しない。だから死とともに意識は途絶える。死とともに消失する、なんていう現象は起こらず、ただ今が途絶えるだけ。そんな理屈を考えた頭のいい誰かがいる。だが、それは本当なのか。そうだとしたのなら、人間の意識というものが脳、少なくとも人体のどこかに存在するという証拠が必要だ。景色を見ている。JRの車内の景色、そこに反射する光を捉え、信号として発信しているのは眼球だ。それを視覚情報として構築しているのは脳だ。じゃあその構築された視覚情報を見ている機関はどこだ。それも脳であると言える。確かにそう言える。ああ、景色を見ている。景色を見てキレイだと思ったり、何かと結びつけて憂鬱になったりする感情を生み出しているのは脳であり、脳内ホルモンだ。だがそのもっと奥にある、そういったシステムを最終的に受け取っているという意識がある。この意識だけは、脳だけで説明がつかない。こうなればこうなる、こういうふうに出力する。パソコンになぞらえれば全て説明出来る。眼球はカメラ、視神経はケーブル、脳はCPUそしてモニタ。だが、意識はこれらのシステムに存在しない。PCには意識がないのだから。いや、もしかするとあるのだろうか。PCに意識がないって、その証拠すら存在しない。もしかすると、何かを演算してそれを出力するなにかには全て意識というものが介在しているのかもしれない。たとえそれが不連続なものであろうと、そこに意識がないという証拠はないのだ。
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