概要
虫籠に入っていたのは、小さな女の子
【KAC20253】
澄んだ黒い瞳で私をみるけれど、小鳥の囀りのように鳴くばかり。
澄んだ黒い瞳で私をみるけれど、小鳥の囀りのように鳴くばかり。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!虫籠に入った小さな人は、どこから来たのか
冒頭から、もう不穏です。
人の姿形をしているのに小鳥のように小さい。言葉も鳥の囀りのような存在、花魄。
そんな存在を父から貰う少女が主人公です。
物語は、花魄の存在に違和感を感じさせません。当たり前にあるものとして進行します。
主人公は特に嫌がりもせず愛玩動物として花魄を飼育します。
花魄へ着せ替える服を作るのが少女の楽しみでした。
ところが、ある日────
本作は、いろいろな怖さや不気味さを内包した短編です。
ただ最も違和感があったは、奇妙な状況や不審な事柄があっても、楽しく過ごす主人公でした。
この彼女のあり方が物語全体の不穏さを増しています。
ちなみに。花魄とは中国の説話に登場…続きを読む