第10話 太ももくすぐり攻撃
「そんなに喜んでくれるなら、もーっとくすぐりの魅力を体に教え込んでやろう」
ティックルンはそう言うと、今度は触手を彼女の太ももの内側に伸ばした。
ルナガールの脚が触手に固定され、少し開いた状態で拘束されている中、羽根の柔らかい先端が太ももの内側の敏感な皮膚をそっと撫で上げた。
「えっ!?やっ…うそっ…」
瞬間、彼女の全身が硬直し、目を見開く。
「ひゃはははっ!だ、だめぇぇぇ!」
太ももの内側は、ルナガールにとって想像を超える敏感ポイントだった。
羽根が最初に触れたのは、太ももの内側の下部、膝から少し上の柔らかい部分。
軽く撫でるように動いた瞬間、くすぐったさが電流のように脚全体を駆け巡り、彼女の足がビクンと跳ねた。
「あはははっ!太もも…やばいぃ…くふふっ!や、やめてぇ!」
羽根が内側を上下にゆっくり這うと、皮膚がピリピリと反応し、くすぐったさが太ももの裏側やお尻の付け根まで広がった。
ルナガールはなんとか脚を閉じようとじたばたしたが、触手が足首をがっちり固定しているため、逃げることができない。
腰をくねらせて逃れようと試みても、すかさず新しい触手が腰に巻きついて身動きを封じられてしまう。
ティックルンはその反応を眺めて楽しみながら、羽根の動きをさらに細かく調整した。羽根を太ももの内側の中央部分に移動させ、小刻みに震わせ始める。
柔らかい羽根が太ももの内側の柔らかい皮膚を細かく撫でるたび、ルナガールの笑い声が一段と高くなった。
「ひゃははっ!そこ、なんかっ、ちがっ…くすぐったいぃ…あはははっ!」
彼女の太ももが勝手に震え、筋肉がピクピクと痙攣する。羽根が内側の中央を円を描くように動くと、くすぐったさが太もも全体に広がり、脚が自然と跳ね上がった。
「あははっ!太もも…動いちゃうぅ…ひゃははっ!助けてぇ!」
「フフフ、ここをくすぐられるのって最高だろう?ほら、もう一本どうだ」
ティックルンはさらに触手を増やし、両方の太ももの内側を同時に攻め始めた。
左右の羽根が対称に動き、時には内側の上部を軽くつつき、時には下部に向かってつう~っとゆっくり這わせる。
ルナガールは両脚を襲う異なるくすぐりの感覚に振り回されて耐えきれず、笑いすぎて息が詰まりそうになった。
「あはははっ!くうっ!ん、両方、だめぇ…くふふっ!ああん…ひゃははっ!」
羽根が太ももの内側の最も敏感な部分——膝に近い下部と、上部の柔らかい境界線——を羽根先で同時に攻められると、彼女の膝はガクガクと震え、笑い声に小さな悲鳴が混じった。
「ひぃんっ!あはっ!そこ、だめっ…ひゃははっ!」
「ん?もっとやってってことかあ?」
ティックルンはさらに触手を追加した。今くすぐっているポイントはそのままに、新たな羽根を太ももの内側全体に沿って滑らせるように動かした。
膝のすぐ上からお尻の付け根に近い部分まで、長いストロークでくすぐると、ルナガールは全身をよじらせ、涙と汗で顔がぐしゃぐしゃになった。
「あはははっ!太ももっ全部だめぇ!すごいくすぐったいぃ!あははっ!」
羽根が内ももの皮膚をなぞるたび、神経を直接撫でられるようなくすぐったさに、彼女の脚が勝手に跳ねたり縮こまったりした。
ティックルンはその反応を楽しむように、羽根を細かく震わせたり、軽く押すように動かしたりして、太ももの内側のあらゆるポイントを徹底的に責めた。
「こちょこちょこちょ~ほれほれ、逃げれるものなら逃げてみな」
羽根が触れるたびにびくんと痙攣して体を捻っても、どこまでも羽根はぴたりと追いかけてくる。
「ひゃあっ!?そこ…何!?ひゃはははっ!や、やめてぇぇぇ!」
羽根が境界線をチロチロと這うたび、くすぐったさの中に微かな甘い感覚が混じって、彼女の拘束された脚はビクンと跳ね上がる。膝が震え、くねくねと悶える姿が月光に映し出され、怪しく輝く。
笑いすぎて声がかすれ、息を吸うたびに「ひゃっ」「くふっ」と短い悲鳴が漏れた。
「あははっ!えっちぃ!ひゃははっ!」
ティックルンは左右の太ももで異なる動きを試し、片方はゆっくり円を描き、もう片方は素早く振動させるという二重攻撃を仕掛ける。
「あはははっ!いやぁっひゃははっ!こんなのっ、おかしくなるぅ!」
ルナガールは太ももの内側への執拗な攻撃に耐えきれず、笑いすぎて力が抜け、全身がぐったりし始めた。足の先は空をかき、膝がガクガク震え、太ももの内側の皮膚が少しの刺激でも過敏に反応する。ティックルンはその様子を見て満足げに笑った。
「太ももの内側だけでこんなに喜んでくれるなんて、お前、最高の玩具だぜ!」
「あははっ!お願い、もう…ひゃははっ!許してぇ…くふふっ!」
「もう限界かあ?それじゃあそろそろ、敗北宣言でも聞かせてもらおうか」
パチン、と指を鳴らすと、拘束している触手以外の全ての触手がルナガールからスッと離れた。
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