せっかく公爵令嬢に転生できたので、贅沢三昧!好き放題やってみた!...やっば、この人の名前なんだっけ?
牡丹のボタン
第1章 21歳フリーター死後、異世界転生する。
あぁ、本当につまんない人生だったな〜。やっと、やっとこの生活から解放される。早く自由になりたい。あわよくばお金持ちに転生して好きなものを好きなだけ買って、毎日散財贅沢三昧、ひたすらだらだら怠ける生活がしたいなぁ...
...さま ...嬢様!!
何の声?これがあの世?っんんうるさい、静かにしてよ!こっちはまだ死にたてほやほやだっつーの!!
「お嬢様!アリシアお嬢様!」
「ん?...え!!?ど、え?ここどこ!?アリシアってだれ、?」
「あぁお嬢様!ついにお目覚めになられたのですね!」
メイド服?綺麗な人だな〜...じゃなくて!!?誰この人!あれ、私って死んだよね確か。もしかしてこの人が助けてくれた可能性も...
「あ、あの、どちら様でしょうか?ここはいったい?」
「まさかお嬢様、き、き、記憶が無いのですか!?誰か早くお医者様を!あと奥様とに連絡を!旦那様にも!早く!!」
お嬢様??私が?そういえば体がなんか軽い気がする、肌も白く...う゛う、頭がかち割れそうな程の痛みが急激に襲いかかる。
「痛い。」
「大丈夫ですか!?大丈夫な訳ないですよね、!お嬢様もう少しでお医者様がいらっしゃいます!すこしばかりの辛抱を!!」
痛みがある、夢じゃない。ふと窓ガラスに反射する自分の姿が見える。そこには、ものすごく整った容姿のとんでも美人がいる。
「きれーだなぁ〜」
「お嬢様!あぁ!お目覚めになったのですね!」
どっからどうみても医者だという格好をした人が駆け寄ってくる。
「アリシア!!あぁ私の愛しい娘、体調はどうなの?痛いところはない?」
おお、これはまさに国も傾くほどの美女では!?とても美しいこの爆乳美人女性は話の内容からして、母親か...いい゛っっっっだいっっっっ!!!
またしても先ほどのような痛みが、今度は身体全体を襲う。
その瞬間に脳内に大量の情報が流れてくる。どうやらこの身体の元の持ち主、アリシア・フェルメールの記憶...?ってまって何コレ?
.......いや情報の半分イケメンの顔やないかい!!!しかもそのうち一人のイケメンの情報だけやけに多いな!誰、?...レイン?この子無類のイケメン好きか、なんだ同類か。
じゃなくて、痛い思いしたけど記憶あるのは助かる。流石になんの情報も無しにこの世界を生きていける気がしない。
そっかそっか〜本当に私転生したのか、そういえば死ぬ前に転生したいって願ったような、ないような???ん〜、転生かぁ、しかもここ異世界っぽいな。
「んんんんんぇぇぇぇぇぇぇぇぇえ゛ええ゛ええ゛え゛え゛!!!!マジか!!!!」
「お、お嬢様...!?(マジか...??)」
「アリシアどうしたの!ど、どこか痛むの!?(マジかって何かしら???)」
やばっ!現実受け止めきれなくて叫んじゃった...!
「あ、あは、ははっ、どどどうやら〜記憶を思い出したみたいで、ですわ〜〜。お母様私まだ頭が痛っくってよ〜もう少し寝ていたいわ、おほほほ」
「あらそうなのね、ママ邪魔しちゃったわね、全員退出しなさい。フレドリック、あなたはアリシアの状態を説明しなさい。」
「はい奥様、今のところ主な異常点はないようです。記憶も戻ったとのことなので、ゆっくり休めば良くなるでしょう。」
「えぇっ!?ちょっ、ちょっとこっちにいらっしゃい!」
そういってお母様が医者(名前はフレドリックっていうのか)を私から少し離れて会話し始めた。
「ねぇ、あの子本当に何ともないの?誤診ではなくって?...も、もう一度検査した方が、」
「で、ですが奥様、本当にどこにも異常点がないのです、。さっき目が覚めたとは思えないほど、ものすごく健康です。」
「そんな、でもあの子明らかにおかしわ...いつもならもっと文句言ったり、暴れたりするのに、それにあの子お母様と呼んでいたわ!いつもならママって呼んでくれるのに...」
うんん、めっちゃ聞こえてるーー。ややややばーい!そんなの記憶になかったじゃん!あれ、あったっけ?
ていうか前のアリシア一体どんだけ凶暴だったのよ...!なるほどね、これが転生系漫画によくある悪役令嬢ってやつかー!!つーかママ呼びかい!!外した!
「ママ!大丈夫だよ!ただ、ほら!起きたばっかで、混乱してるんだよね!」
「あらそうなの?ならいいわ、ゆっくり休んでね。何かあったらすぐ呼んでちょうだい!」
っと、やっと一人になれた〜!!!ちょっと記憶整理するか〜、いや、後でいっか!うん!まずは寝よう、睡眠大事!
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