アイドルにあこがれて

ヤッキムン

ロボットの女の子

うちはロボットの女の子パップちゃん。

うちのお仕事は銀河鉄道の音楽車両でピアノの弾き語り。


うちは、もともと、あやなっちの家にいた。

あやなっちの家で。あやなっちのお世話係。

あやなっちのご飯を作ったり、お掃除したり、お洗濯したり、あやなっちと遊んだり。


あやなっちはちっちゃい頃からアイドルめっちゃ好きで、曲を聴いて、自分でも歌ったり踊ったりしてた。


だから、うちも、そんなあやなっちのこと毎日見てるうちに、うちもアイドル好きになってた。

アイドルをあこがれるように!


あやなっちといっしょに歌って踊ってた。


そして、しだいに、うち、ロボットの女の子だけど、歌ったり踊ったりするお仕事したいな〜って思うようになってた。

アイドルへのあこがれ、どんどん募っていったの。


そのうち、うちは、銀河鉄道でのピアノの弾き語りのお仕事を見つける。

そして、そのお仕事に応募して採用される。


うちは、銀河鉄道でお仕事するため、あやなっちと別れる。

あやなっちは、めっちゃ泣いてくれた。

うちのために涙をながして...

うちみたいなロボットの女の子にも...



うちは今までの家事型ロボットから、音楽ロボットへと、色々な曲とその演奏、そしてきれいな歌声をインプットしてもらえた。


それからは銀河鉄道に乗って、音楽車両で、お客さんの色々なリクエストに応えながら、ピアノの弾き語りをやってるよ。

子どもたちからも、めっちゃ大人気!

子どもたちみんな、うちのまわりで、いっしょに歌って踊ってくれてるよ。



そのうち、キンモク星で、一角獣の女の子とお友達になる。

一角獣のユッコちゃん。

ユッコちゃんも、アイドルにめっちゃあこがれてる。


人間の女の子になってアイドルやりたいな〜って。


ある日。

トリの降臨!

変身洗濯機をユッコちゃんにプレゼント。それに飛び込み、人間の女の子に変身。


人間の女の子に変身したユッコちゃん。

アイドルになってストリートライブを。


でも、変身洗濯機で変身できるのは1日だけ。

1日アイドルやったら、またもとの一角獣の女の子に戻った。


ユッコちゃん

またアイドルになりたいな〜って

あこがれてる。


でも、うちにとっては

一角獣ユッコちゃんの笑顔は宇宙で一番の宝物だよ。


あ、今日はユッコちゃんの誕生日。

ユッコちゃん、一角獣の可愛い女の子として産まれてきてくれてアリガトー!


✩✩✩おわり✩✩✩






  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

アイドルにあこがれて ヤッキムン @yakkimn

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ