第9話

「えっ!?」

「なに!急に大声出さないでよ…。」

「み、見て!これ!」

「えー?………」

「やばいよ!?」


私が取り乱してしまった理由には訳がある。




封筒の中には、一枚の手紙と何枚もの写真と書類が束になったもの。


そして問題は、手紙。


“梓へ

 元気にしてるかな?

 早く会えるのを楽しみにしてるね。

 てことで、週末引っ越すって言ったけど、やっぱりもう少し早く行くことにするよ。

 この封筒を夏輝兄さんに渡してから2日後にはそっちに行くね、

 2日もあれば大丈夫だよね。

 それじゃあまたね^ ^

 大好きだよ。

         音音々より”



「ちょっと!2日後って今日じゃない!」

「ごめんって!痛いって!叩かないでよ!」

「もう!!」


連絡先知ってるんだからそっちでやって欲しいものだわ…!



「音々!」

『あれ…夢?』

「なに言ってんの!夢?ってそれは私が言いたいことよ!」

『わぁ…梓から電話だぁ…』

「ちょ、音々!ねぇ、本当に今日来るの?」

『え?…あぁ、そうだよ?』

「うそでしょうぅ,,,」

『えぇ?でも夏輝兄さんにはもう伝えてたよ?』

「私は今知ったの!もう…!」

『あ、そうなのぉ?サプライズ感アップだねぇ…』

「て、ちょっと!また寝ようとしてない!?」

『まぁ、まだ朝だし…。俺のことを起こすなんて誰かと思ったら梓だったからねぇ、電話に出たけど、もう寝るねぇ』

「あ′′!」


「…なんて?」

「来るわよ!もう…!!電話切られたし!」



最悪すぎる。今日の今日は流石に厳しい。家綺麗だっけ?あれ?大丈夫かな!?


本当に大変…。


「他になに入ってた?」

「え、他?…音々の写真と、私の写真、とか」

「相変わらずだね、音々は」

「本当に困っちゃう…」



とあたふたしていたのはいいけれど、、、

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