うちらズッ友だよ!!(死語)
Unknown
【本編】幾千光年の孤独 ~友達の作り方が分からねえ~
読者の方には絶対に秘密にしておきたかったのだが、彼女が「私のことをネットで公にして!」とうるさいから、衝撃的な事実を公表するわ。
実は俺には今現在、交際している女性がいる。しかも2人の女性と同時に付き合っている。
だが交際相手は人間ではない。
俺は加熱式タバコと付き合っているんだ。しかもアイコスとプルームの2股状態である。いやぁ、モテる男は辛いねぇ……。1度に複数の女性と付き合うなんて言語道断だと分かっているのに、俺の心の中の大谷翔平が「俺は女も二刀流で行きたいんや!」と言ってくるので、仕方なく彼女を2人も同時に作るという愚行に及んだ次第である。つまり俺が2股してるのは全て野球界のスーパースター・大谷翔平のせいであり、俺のせいではない。
という事だけは伝えておきたい……。俺がアイコスとプルームの二刀流なのは、大谷の二刀流の影響だ。それしか考えられねえ。
アイコスの方の名前は「あいりちゃん」でプルームの方の名前は「るぅちゃん」である。俺は2人の事をそう呼んでいる。とても照れくさい話ではあるが……。
今は、るぅちゃんの方がお気に入りかな。るぅちゃんの「キャメル」っていう銘柄のメンソールの香りが優しくてまろやかで好きなんだよね。あとは持続時間がアイコスよりも長いのと値段も安いのが良いなー。加熱式タバコを吸う人にはプルーム(るぅちゃん)おすすめだよ!
あ、こんなこと書いたら、あいりちゃんを嫉妬させちゃうね。ごめんね、あいり。あいりも大好きだよ。
おいおい、あいり、そんなにキレるなって。今度、港区の3875階建てのタワマンを丸ごと買ってやるからさ。機嫌を取り戻してくれよ。
ちなみに俺は28歳の童帝であるが、俺が童貞なのには、マリアナ海溝よりも深い理由がある。なんか俺の恋愛経験があまりにも豊富すぎて逆に童貞をあえて選択してしまっただけなのだ。これは強がりでも何でもない。実際マジで女性との出会いはネット上では無限にあった。お金持ちの人が金を持ちすぎて逆に全く金を必要としない原理と全く同じで、俺はあまりにも女性からモテすぎるが故に結果的に全くモテないという謎の現象が発生している。
(※強がり。ただ俺の人間性と容姿と精神面と金銭面に問題があるからモテないだけ。男として問題しかねえw)
くだらない話はこの辺にしておくか……。
あと俺は高村光太郎という詩人が苦手だ。彼は道程(どうてい)という作品を世の中に大々的に発表して俺をはじめとした世の中の童貞を煽っているからだ。
(というのは冗談です。高村光太郎さんと彼のファンの方ごめんなさい。真に受けないでください。道程の内容は高校の授業で習って僕も好きです)
◆
実は今の俺は機嫌がいい。今日、というか昨日はささやかだが精神が充実した良い1日になったからだ。母親が誕生日だったからサプライズでプレゼントを渡しに実家に帰ったり、その時たまたま偶然、妹と旦那さんが実家に来たから、旦那さんと会話が盛り上がったりした。
ちなみに旦那さんと俺は趣味が結構似ている。どちらかというと内向的なタイプで休日はゲームばかりしてるらしい。まぁあまり個人情報を書くのはよくないから、この辺にしとくけど、人柄も素敵な男性で、俺が女だとしても好きになるような内面を持った人物であるとだけは言っておこう。
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以下の文は、昨日の昼間に書いた文です
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(友達ってどう作るんだろう……)と思いながらさっき寒い外を散歩した。Xには風景の写真付きで投稿したので是非Xの方も見てもらえたらと思う。葉の落ちきった木がなんとも哀愁を感じさせる。あと俺は電信柱が何故か昔から好きで、電信柱と空の写真をよく撮る。
先日投稿したエッセイでも書いたが、俺は心の中の超でかい孤独をかなり若い頃からずっと酒(アルコール)だけで埋める不健全な最低の生き方をしてきた。23歳までに急性膵炎に3回もなって入院した。ちょー強い離脱症状も何度も経験した。酒に関しては俺はプロだ。ちなみに今は28歳。同年代の中での今までの飲酒量なら日本の誰にも負けない自信がある。
今年、精神科に入院した際に採血をして血液検査をした。ガンマという血中アルコール濃度? の基準値が80以下のところ、俺はなんと1337もあった。ちなみにこれは即入院レベルの値であり、俺はアルコール依存症の中でもプロだと言える。(なにも誇れませんけど)
ちなみにマックスのガンマは2500前後だった。それが22歳くらいの時かなあ。血液のほとんどがアルコールだった時期があった。当時は度数25%の安いスーパーのペットボトルの甲類焼酎をストレートで飲んではブラックアウトして眠るというアホな飲み方をしていた。そりゃ膵臓が悲鳴を上げるわな。ちなみに急性膵炎は俺の28年の人生の中でダントツでトップの痛みだった。アル中は覚悟しとけ……! マジで地獄の痛みだぞ。しかも治療法は点滴のみだ。しばらく絶食して、そこから徐々に重湯などの食事が再開できていく感じ。人によっては激やせする。
俺は何度も酒で痛い目を見てきたし、痛い目を遭わせてきた。大好きな人を精神的に傷付けたりした。医師から「このままだとあなたは間違いなく早死にします」と言われて退院しても、その翌日にはドラッグストアでサントリーのストロングゼロを買っていた。
酒は俺の臓器や脳を破壊するだけではなく、俺の命・孤独を救ってくれた、愛憎が入り混じる存在でもあるのだが、やはり手軽に入手可能で超強力な依存性を誇る悪魔のようなドラッグであることに変わりはない。いわゆるメンヘラ、つまりメンタルを病んでいる人は孤独を埋めるために酒に溺れがちになるが、まさに俺がそれだった。孤独+酒は最低最悪のコンボであり、アルコール依存症まっしぐらだ。俺は21歳くらいの頃に医師から正式に「アルコール依存症」と診断名がついた。
唯一の救いは、俺は記憶を無くすレベルまで飲んでも他人に暴言や暴力をしなかったことだ。もし俺がそっち系のタイプなら、前科が15個くらいついててもおかしくない。俺は酒を飲むととにかく陽気になり笑うだけだった。
俺はマジで莫迦すぎた。孤独を酒でしか埋めないのだから、当然人間の友達や恋人なんておらず、俺はただただ実家の遮光カーテンを閉め切った暗い部屋で酒に溺れるだけの20代前半を過ごした。25歳か26歳の時に1人暮らしを始めるまでは、親にも超負担をかけた。あ、そういえば今日は母の誕生日だからサプライズでプレゼントをアマゾンで買った。ギフトの梱包とメッセージ付きのソープフラワーの造花と小さなクマのぬいぐるみのセットだ。
おっと話が逸れたぜ。俺の人生のレールのようにな──。
とりあえず俺は28歳になるまで、色々な経験を積んだ。主に悪い経験を多く積んできた。
今の俺は本気でアルコール依存症を治療している。数か月前に俺の中で人生最大レベルのショックな失恋をして、もう大好きな人を2度と傷付けたくないと強く思えたからだ。
あとは今年に入ってから発症した「躁病」の治療にも本気で取り組んでいる。ちなみにアルコールと躁の相性は最悪だ。酒は躁を増強させる上に躁を抑える気分安定薬も全く効かなくなるはずだ。
俺の主治医も「断酒は今後も絶対に続けましょう。頑張りましょう」と言ってくれた。
酒は誰でもどこでも買える上に健康被害や周囲に与える被害もその辺の違法ドラッグよりも半端ないものがある。実は大麻なんかよりも酒の方が遥かに健康被害は大きいのは有名な話だ。(あ、俺は絶対に警察に捕まるようなことだけはしません。大麻・覚醒剤はNG!!!!!!!)
◆
断酒日数は既に45日は少なくとも超えている。ここまで長く断酒できている事実は嬉しいのだが、その代償として今までの28年の人生で感じた事のないレベルの激しく強烈な孤独感に苛まれている。
この強烈な孤独感はなんとか慣れて受け入れるしかないのだろうか……。それとも人間の友達が増えたりしたら、変わるのだろうか……。アルコールを摂取しない日々が未知の領域すぎて何も分からないのである……。
とにかく今の俺は、寂しくて寂しくて寂しくて寂しくて寂しくて仕方ない。
あと人間が出てくるユーチューブ動画やテレビ番組を見るのが野球以外は苦痛になった。穿った見方だが、(いいな~こいつらは普通に笑顔で喋れる相手がいて……)という捻くれまくった視点で見てしまうのだ。だからユーチューブを見るとしたら複数人が出てくるものはキツイ。(お笑いや音楽の動画は除くが)
俺は……どうやってこの孤独に勝てばいいのか、まるで分からない!
今までは「寂しい!!!!!」と感じたら、すぐに酒を飲んで孤独を全て孤独なまま誤魔化してきた。だが今その手法が絶対に取れない以上、俺は何をどうしたらいいのかが分からない。
人間の友達やリアルでの人との関わりを増やしていけたら嬉しく思う。前述したように、妹の旦那さんと談笑出来たり、そういう何気ない人との関わりで俺の心は少し満たされたような感覚がした。リアルでもっと人と笑い合う時間が必要だ。
とりあえず酒を辞めた分の禁断症状のようなものを鎮めるために、喫煙量は増えまくっている。前述したとおり俺はプルームとアイコスの二刀流。2人の女性を同時に愛する屑男さ。こんな僕の事は即刻で大嫌いになるべきだ。
あと最近の俺は「孤独に寄り添う系の歌詞の音楽」も聴きまくっている。
だが、ここでも俺は穿った見方をしてしまう。(こいつ、孤独を歌ってくれる良い奴だけど結局バンドメンバー集めるだけの社交性はあるじゃん。普通に友達いるじゃん。いいなー。うらやましいなぁ)と少し思ってしまう俺もいる。
俺はリアルで友達を作る方法もネットで友達を作る方法も分からない。5chやエッヂ掲示板という匿名掲示板で名も無き人間たちと戯れるか、Xに独り言を載せるくらいしか孤独の紛らわし方が分からない。
自分から他者に声をかけるのも苦手だから「この人は俺の味方だな」と確信を持った人にしか声をかけることが出来ない。ちなみに今は躁状態の治療をしているから、俺の味方であろう人にも俺から声をかけたりはしていない。でも、向こうから来てくれる分には嬉しいし、常識の範囲内で交友は持つ。
アルコール依存の治療と躁病の治療を同時進行でやっているからか、今までの人生で全く感じた事の無い超強烈な強い孤独を感じている。
「鬱」とまでは行かないが気分も鬱々としている。
俺に出来ることが文章表現しかないから、今日も俺は文を書く。
28歳にもなって、割と本気で友達が欲しいと思うなんてまさか思ってなかったし、まさか本気で断酒に取り組むとも思ってなかった。そして、まさか躁病と診断されて入院するとも思っていなかった。
人生、「まさか」の連続だ。良くも悪くも。
てか友達ってどうやって作ればいいんだマジで。てか友達って「作る」ものなのか? 勝手になってるようなもんじゃねえのか?
あとこないだのエッセイでも書いたが俺は行政ではなく個人でひきこもり支援をしている人との繋がりもある。そこの利用者さんとリアルで繋がれたらいいのかなーという気持ちは少し出てきた。
「仲間や友達が欲しい」と思えるようになっただけでも前進かもなあ。
前述したが、今日はたまたま実家に帰ってたら、妹夫婦が来て、初めて妹の旦那さんに会った。ちなみに身長193センチくらいあるモンスターだが、めっちゃ腰が低くて笑顔が魅力的で控えめで優しくて良い人だ。彼と談笑が出来た。
旦那さんに「メダリスト」ってアニメを超おすすめされたから、暇な時アマプラで見てみるわ。サンキュー旦那!
あと、妹の旦那さんはゲームが大好きで「龍が如く」シリーズを0〜8まで全部遊んでるらしい。それも俺と同じだった。旦那、あんたのセンス最高だぜ!
ちなみに俺は妹と旦那さんの婚姻届の保証人の欄を書いた。それは妹からの依頼だった。まあそんな話はどうでもいいか。
◆
ということで、文字数も5000字に近づいてきたし、そろそろこの辺で終わっておくか。
ちなみに今、「るぅちゃん」ことプルームのキャメルのメンソールを吸っている。メンソールでありながらも、まろやかな風味があり、非常に俺好みの味だ。正直言って最近はアイコス・イルマワンのicy blackのキツイ感じよりも、プルーム・エックスのキャメルのメンソールの方が大好きだ。愛してるよ。結婚しよう。結婚式はその辺のコンビニでやろうか。
あいり「へぇ。Unknownは私よりもプルームの方が好きなんだ……。私に言った『俺は一生あいりだけを愛してる』って言葉は全部嘘だったんだね……」
俺「え、あいり!? いつから俺の後ろに立ってたんだ!?」
あいり「最初からずっと後ろにいたよ……」
俺「嘘だろ……! じゃあ俺の本心は筒抜けだっていうのか!?」
あいり「うん」
俺「ちょ待てよ、あいり!」
あいり「なに?」
俺「右手に持ってるその包丁は何なんだ!?」
あいり「今からUnknownを殺そうと思ってキッチンから持ってきたの」
俺「それだけはやめてくれ! 俺はもうプルームとは関わらないようにするから! あいりだけを愛するから! 包丁をしまってくれ!」
あいり「今更なに言っても遅いんだよ! お前なんか好きになるんじゃなかった! ぶっ殺してやる!
俺「うわあああああああああああ!」
──こうして俺は死んだのであった。享年28。
うちらズッ友だよ!!(死語) Unknown @ots16g
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