「優しい出会い。」

第2話

そう、玲奈はこの橋の上から見える景色がとても好きだった。

今日は嫌な事もあって落ち込んでいた。橋の上で立ち止まり景色を眺めていた。頬に涙がつたう。


しばらくして、ふと誰か人がいるように見えた。

よく目をこらして見ると一人の男が座って何か描いているようだ。玲奈は思わず近付いて行ってしまう。橋の下へ下りると、一人の若い男がいた…


玲奈「何しているの?」


すぐる「あっ、絵を描いてんだ。」


玲奈「こんな暗い中で?」


小さなライト1つで絵を描いている…


すぐる「暗闇の中の光を描いてんだ!」


玲奈「光?」


すぐる「そう。暗い中でもずっ~といると目が慣れて物とか場所とか見えてくるじゃん!その中で街灯や車のライトで一瞬だけ景色が映し出される。その瞬間を画いているんだ。」

玲奈「へ~、すごく興味があるわ~、でもこんな小さなライトじゃ、あなたの作品見れないわね。残念だわ…」


すぐる「今度、明るい時にでも見に来てよ!」


玲奈「きみ?いつもここで描いているの?」

すぐる「だいたいここにいる。ここにいると落ち着くし…」


玲奈「わかる!私もこの橋が好き。この橋の上から見える景色が大好き!」

玲奈は、心が穏やかになった…

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